客先常駐(SES契約)は法的にも違法|2年目以降はあなたも加害者

IT業界には、クライアント先に出向する「客先常駐」という働き方が一般化しています。客先常駐で働いた経験がある人であれば、次の疑問は誰もが感じることですよね。

  1. 「なぜ、自社ではない他社に、毎日出社しなければならないのか…?
  2. 「客先のシステムを使い、客先の指示で働くのは法的に違法性はない…?」
  3. 「業務委託でも業務請負でもない、業務支援て一体何なの…?」
  4. 「正社員で入社したのに、派遣社員と何が違うのだろうか…?」

現在のIT業界の8割は、客先常駐で成り立っています。

結論から伝えると、客先常駐自体には違法性はありません。クライアント先で業務を行うことは、法律で禁止されていないからです。

しかしながら、客先常駐をしている9割以上の会社は、偽装請負という違法行為を犯しています。なぜならば、常駐先で他社の管理下で作業しているからです。そもそもの話ですが、システム開発は自社でもできます。

わざわざ、社員を外部に出向させる理由は、出向先の管理下で働かせるためですね。

はっきり言ってしまうと、客先常駐は「都合の良い奴隷」です。また、違法行為と知りながらも働き続けるのであれば、被害者ではなくあなたも加害者ですよね。

この働き方に違和感を感じている人は、1日でも早く抜け出すことを強くお勧めします。ここでは、客先常駐の違法性について詳しく紹介します。

客先常駐の違法性を知りたい人向け
  1. 客先に常駐して働くSEは、都合の良い奴隷だった?
  2. 客先常駐(請負、SES契約、特定派遣)は違法なの?
  3. 客先常駐を抜け出して、普通に働く方法とは?

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私たちSEが好条件で転職できるのは今だけです。1度不景気に陥ると、企業は採用をストップするため、特別に優秀な人材以外は転職できなくなりますね。

初めて客先に常駐した時の体験談

客先常駐という働き方に疑問を感じない人はいないですね。私がこの業界で初めて働いたのは10年前です。数十年も前から、この働き方は一般化しています。

客先常駐は都合の良い奴隷だった?

客先に常駐し、客先のシステムを使って、客先の仕事のお手伝いをする業務について違法性があるかどうか教えてください。責任者はいるが、客先から直接仕事の指示をされるのは当然で、支援業務」という名目上、客と仕事の境目が曖昧で、正直言って都合のいい奴隷状態です。

「客先」の取引先と電話対応する時も、客先の会社名を名乗り、対応します。何かを開発・または達成するということもなく、ただ客先で、客先の仕事を客先の人間と同じ部屋で一緒に仕事をするだけです。

ただ、仕事を貰っている?という認識なのかやはり立場が非常に弱いです。

定義上、業務委託でも業務請負でもない謎の仕事に思えてきます。

客先にとっては、自社の社員を極力減らして、末端の作業を責任ごと全て丸投げできるという夢の様な下請け会社にも思えます。また、契約社員・派遣を雇って同様の作業をさせているので、派遣にとっては二重派遣にならないのかな、とも思います。

正式に客先とどのような契約を結んでこのような状況になっているのかは不明。これ以上の詳細を書けないので、この状況だけを見て法律上問題があるかどうか分かりますでしょうか。

というか、この仕事ってなんなんでしょうか

私は正社員ですが、友人に何の仕事してるの?って聞かれたときに、さぁ・・としか言い様がないです。

参考:Yahoo知恵袋

同じような疑問を持つ人はたくさんいますよね。

私たちSEは、契約内容すら知らされずに常駐先に出向します。違法性がない真っ当なビジネスであれば、自社から詳細な説明を受けるはずですよね。しかし現実は、具体的に何をするのかも知らされずに出向し、常駐先の社員のお手伝いをします。

客先常駐で働く問題点とは?

客先常駐は、私たちSEに様々な問題を生じさせます。

客先常駐の問題点とは...
  1. 他社に毎日出社し、常駐先の管理下で労働を行う(帰属意識の低下
  2. 常駐先では、常駐先の社員として振る舞う(モラルや社会的意識の低下
  3. 業務委託でもなく、業務請負でもない(偽装請負
  4. 多重派遣で働いている、外部社員もいる(多重派遣は違法
  5. 常駐先で、自社社員ひとりで出向する(自尊心の欠如
  6. 雑用業務も多く、開発経験を積むのが難しい(給与が増えない
  7. 他社の管理下で働くため、際限なく労働時間が増える(長時間労働の問題
  8. プロジェクトが終了する度に、常駐先を転々とする(派遣社員と変わらない
  9. 不景気で予算が削れたら、真っ先に契約を切られる(雇用が不安定

ほとんどのSEが3年も経たずにこの業界を去ります。常駐SEの年齢構成を見ればわかりますが、30歳を超えて働き続ける社員は、全体の2割もいないですね。

初めて客先常駐を体験した時の感想は?

私が客先常駐を初めて体験したのは、IT企業に入社してから3ヶ月後のことです。

3ヶ月間の社員研修がようやく終わり、初めてのプロジェクトに就けるとワクワクしていました。しかしながら、このタイミングで初めて社外に出向することを知ります。上司からは詳しい説明を受けることはなかったです。

事前の面接や説明会はなく、実は入社した時点で、同期数名と契約先の企業で働くことが決まっていました

私が初めて就いた業務は、大手通信系システムの保守運用です。特にやることはなく、毎日常駐先の椅子に座り帰宅する生活が始まります。

自分の言葉では何が悪いのか説明できないけれど、毎日満員電車に揺られながら、心の中にはいつも違和感と葛藤がありました

  • 「なぜ、毎日他社に出向しなければならないのか…?」
  • 「なぜ、他社の名刺を使わなければならないのか…?」
  • 「他社社員の指示の下で働いているけれど、給与体系はどうなっているのだろうか…?」
  • 「同じ仕事でも、他社と自社の新入社員の間には、大きな給与格差がある…」

客先常駐が違法であることは、ネットを調べればすぐにわかりました。IT業界の8割以上のSEが、常駐先で働いていることも知ります。そして、同時に客先常駐の問題があることすらも知らずに、安易にSEを目指した自分自身を責めました

高い学費を支払い大学を卒業させてくれた両親に申し訳ない気持ちで一杯になります。「まさか… ブラック企業に入社するどころか… 法律に反した違法行為に手を染めるなんて…

しかし、違法行為と知りながらも、その後も客先常駐で働き続けます。転職したくても経験がないため、今よりももっと状況が悪くなる。また、大卒で入社した会社を3年未満で辞めるのは、恥だと思っていたからです。

最終的にこの会社を去る決断をしたのは、入社してから2年後です。

新入社員が入社するようになり、後輩社員にもこの働き方を強制させている自分が嫌になったからです。将来家族が出来た時に子供に勧められない仕事ならば、他人にも強要すべきでないと思いました。

では、客先常駐の何が違法なのか、その中身を具体的に見ていきましょう。

客先常駐(請負、SES、特定派遣)は違法なの?

常駐先に出向して働くことを、IT業界では「客先常駐」と呼びます。しかしながら、実際にはこの言葉は存在しません。goo辞典で「客先常駐」と入力すると、「偽装請負」に転送されます…

偽装請負(ぎそううけおい)とは、日本において、契約が業務請負、業務委託、委任契約もしくは個人事業主であるのに、実態が労働者供給あるいは供給された労働者の使役、または労働者派遣として適正に管理すべきである状況のことである。

出典:偽装請負とは

偽装請負を理解するためには、客先常駐で結ばれる4つの雇用形態の違いを理解しなければなりません。

契約名称 雇用形態 作業指示者 契約形態 提供
請負契約 正社員 自社社員 請負契約 成果物に対する報酬
準委任契約(SES) 正社員 自社社員 請負契約 成果物(一部)に対する報酬
特定派遣 正社員 客先社員 派遣契約 労働力に対する報酬
一般派遣 派遣 客先社員 派遣契約 労働力に対する報酬

IT業界で偽装請負に当たるのは、次の2つのケースです。

  1. 他社の管理下で、作業を行い業務を遂行する
  2. 成果物ではなく、労働力に対して報酬が支払われる

その1:請負契約とは?

請負契約とは、クライアント企業が開発会社がシステムの製作を依頼して、納品してもらう契約ですね。請負契約を結んで、社員がクライアント先で作業することは違法ではありません。

常駐先で作業するのは、クライアントの資源(共有サーバー、ツール等)やセキュリティの理由があります。しかしながら、顧客の管理下で作業すると違法行為になります。

そして、多くの常駐SEが他社の管理下で日々作業しています。

その2:準委任契約(SES)とは?

請負契約には、準委任契約という別の形態があります。準委任契約は、システムエンジニアリングサービス (SES)と呼ばれています。

特定派遣が2018年に廃止されたこともあり、SES契約が最も多い客先常駐の雇用形態となりました。請負契約と準委任契約の違いは、納品物にあります

請負契約は仕事の完成に対して報酬が支払われますが(民法632条)、準委任契約では、納品物が想定どおりに完成しなくとも、事務処理自体が適切に実施されれば対価を請求できます(民法648条2項)

参考:請負契約と準委任契約の相違点

請負契約は成果物の完成品に対して報酬を支払うけれど、SESは一部の作業(業務支援)だけでも報酬が支払われます。

SES契約が客先常駐で好んで使われる理由は、成果物単位だと労働力を提供する名目上都合が悪いが、業務支援だと外から見てバレにくいからですね。

SES契約も請負契約なので、他社の管理下で作業したら違法です。

その3:特定派遣と一般派遣の違いは?

偽装請負を複雑化させているのは、請負契約の他に特定派遣があるからです。派遣形態には、特定派遣と一般派遣の2つがあります。

特定派遣というのは、聞き慣れない言葉ですよね。

特定派遣とは?

一般派遣は派遣会社で派遣社員として登録をして派遣社員となります。その後派遣先の紹介をしてらもい派遣先との合意があれば派遣社員として働けました。とにかく仕事先を紹介してもらわなくては働けないのです。

そんな一般派遣とはちょっと違うのが特定派遣です。特定派遣は派遣会社と労働契約を結び、派遣業務があれば派遣先にも派遣社員として派遣される事もあるのです。

特定派遣は一般派遣と正社員のどちらの特性も持ち合わせているのです。

参考:特定派遣・正社員・一般派遣の違いとは

IT業界の特定派遣は、正社員としてIT企業に採用されます。

そして、常駐先に出向する時に、クライアントと派遣契約を結びます。一般派遣と違い、正社員で雇用されているので、名目上は派遣ではありませんはっきり言って、よくわからないシステムですよね…

このような複雑なシステムは、利用する側(大手企業)の都合で作られています。

客先常駐させるブラックは正社員で人材を雇用し、クライアントに労働力を提供します。そして、クライアントは労働力に対して報酬を支払います。外から見ると、ただの派遣と変わらないが、特定派遣という契約を結んだ正社員ですね。

労働力を提供するため、常駐先の管理下で働いても違法ではありません。しかしながら、特定派遣には「多重派遣」の問題があります。この問題を避けるために、ブラックの経営者やクライアント先は、状況に応じて請負契約や、特定派遣を使い分けます。

外から見ると複雑に見える仕組みは、すべて法律違反を避けるためですね

うちは違法行為はしていない」と語る、経営者や管理職は多いが、グレーゾーンであることを知った上で、都合の良いように解釈していますよね。法律が制定された意図や、現場で働く労働者の事は1ミリも考えていません。

はっきり言って、客先常駐で働くSEには百害あって一利もありません

特定派遣は2018年で廃止されるため、現在はSES契約に切り替えました。SES契約は業務支援に当たるため、労働力を提供する客先常駐と相性が良いですね。

特定派遣廃止後も、IT業界の客先常駐が解消されていないことに注意してくださいね。大事なことなので2度言いますが、2018年に特定派遣はなくなりましたが、偽装請負、多重下請け、多重派遣の問題は解消されていません。

SESに切り替えるための、猶予期間が十分にありました。

その4:客先常駐の問題をまとめると…

客先常駐の問題は非常に複雑ですよね。

業界で働くSEでも、良く理解しないまま10年以上働き続ける人も大勢います。客先常駐の問題を理解するためには、3つの契約内容と一般派遣との違いを知る必要があるからです。

ただ、問題意識を持たない人ほど、この業界で長く働き続けます。私が入社した当時仲が良かった先輩社員は、32歳で常駐SEでした。彼の年収は、1年目社員と大きく変わらず300万円台です。

客先常駐の重要なポイントだけまとめると次の通りです。

  1. 客先常駐という言葉は、IT業界で生まれた造語である
  2. 客先常駐の雇用形態は、請負契約、準請負契約、特定派遣である
  3. 偽装請負は、請負契約で社外の管理下で働くときに該当する
  4. 請負契約は、労働力に対する報酬が支払われても違法である
  5. 準委任契約(SES)は、成果物の一部を業務支援する
  6. 特定派遣は労働力を提供するが、多重派遣の問題がある
  7. IT業界は多重下請け構造なので、偽装請負と多重派遣はセットである

客先常駐=違法ではないが、客先常駐している企業の大半は違法行為をしています。

では、客先常駐はどのような実害を、SEにもたらすのでしょうか。

客先常駐の何が、SEに問題なの?

IT業界で働いているSEの中には、「多少の違法行為くらいどこの業界でもしている、ビジネスとはそういうものだ」と考える人もいます。私もこの業界で働き始めた当初は、同じように思っていました。

しかしながら、客先常駐の本質的な問題を考えれば、見え方は変わりますね。客先常駐は、私たち労働者を摂取する仕組みです。そして、法律は私たち労働者を守るためにあります。

客先常駐で働き続けると、具体的にはどのような実害があるのでしょうか。

客先常駐で働き続けると...
  1. 保守運用、評価、ドキュメント作成など雑用が多い
  2. 常駐先の社員に都合よく使われるため、開発経験が積めない
  3. 開発経験が積めないと、市場価値が上がらないため給与は安い
  4. 10年間働いても、年収は300万円台で働き続ける
  5. 35歳を過ぎると、受け入れ先がなくなり失業する
  6. 不景気が発生すると、真っ先に契約を切られる
  7. 派遣と違い、残業代が1円も支払われないこともある
  8. 1年間の昇給額は、月3000円だけ
  9. ボーナスが支給されない企業が多い、10万円あれば良い方
  10. 次の常駐先が見つからないと、社内待機や自宅待機がある
  11. 自宅待機は、合法で給与を40%カットされる
  12. 2ヶ月以上次の常駐先が見つからないと、自主退職を勧められる

これは、私が勤めていた客先常駐の例です。

客先常駐している企業は、外部に労働力を提供しているだけです。労働力を提供するだけならば、他社と差別化できる要素はありません。そのため、最終的には薄利多売しか道はないですね。

現代社会は急速にグローバル化が進んでいます。人件費の安い外国人労働者が来日している事からも分かる通り、価格競争に走ると日本人SEには不利です。

派遣だけれど形式上は正社員である常駐SEは、クライアントやブラックの経営者から見たら都合の良い存在ですね。私たち常駐SEは、世間では「名ばかり正社員」と言われています。

客先常駐の最大の問題点は、経験を積めないまま35歳で仕事を失うことです。この働き方には、タイムリミットがありますね。

参考:客先常駐SEに将来はない|35歳おじさんエンジニアの末路とは?

では、客先常駐から脱出して働くためには、具体的にどうすれば良いのでしょうか?

▼▼客先常駐は必ず脱出できる▼▼

現在私は、海外に開発拠点があり社内開発ができるIT企業で働いています。目標だった海外勤務も実現でき、年収は30歳手前で500万円を超えました。

しかしながら、最初から順調なキャリアだったわけではありません。

1社目に入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。夜の11時過ぎまで働くも、残業代は1円も支給されず、時給に換算すると千円を下回る月もあります。

身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。終電間際、ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。苦労して育ててくれた母親のことを思い、自然と目から涙が溢れました。

転職したくても、行動に移す勇気がなく2年が経ちます。働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。

半ば強制的に登録させられ就職活動が始まります。そして、その2ヶ月後に今の会社から内定を貰い、人生が大きく変わり始めました

私たちSEが、客先常駐を避けて働くのは難しくありません。なぜならば、多くの人は最初から諦めているので、具体的な行動に移さないからです。自分を信じて行動すれば、必ず物事は良い方向に進み始めます。

なぜならば、未来は自分が思い描くことしか実現されないからです。

私がたくさんのSEに客先常駐を避けて欲しい理由は、新人SE時代に自分を苦しめたブラックが心から嫌いだからです。ブラックで働く人がいなくなれば、潰れるしか道はありません。

将来家族ができた時に、自分の子供に勧められない仕事ならば、あなた自身もそこで働くのは辞めましょう。客先常駐は、私たちSEを苦しめるだけです。

転職して得られたことは...
  1. 社内で携わるプロジェクトは、すべて開発案件に就ける
  2. 給料が右肩上がりに増える(4年で300→520万円
  3. 年3回の賞与で、年120〜140万円得られる
  4. 転職市場で評価されるスキルが積める+50〜100万円で掲示
  5. 納期がない月は、毎日定時に帰宅できる(月の残業は20時間
  6. 海外に開発拠点があり、「海外勤務」と「海外出張」を経験できる

客先常駐から脱出する方法とは?

客先常駐を避けて働く事自体は、それほど難しくはありません。IT未経験からの就職であれば選択肢は限られるが、業界経験があれば応募できるIT企業がたくさんあるからです。

IT業界は人材不足なので、SEに選ばれる労働環境を用意する企業が増えています。

方法1:社内開発できる企業を目指す

客先常駐を避けるためには、社内開発できるIT企業を目指しましょう。

社内開発が多い業種とは...
  1. 自社製品やサービスを開発するWEB業界
  2. メーカーから1次請けで受託開発する企業
  3. 対企業向けに、自社パッケージを開発・販売する企業
  4. 海外に開発拠点がある日系・外資系企業

市場が急速に拡大している「インターネット・WEB業界」は、企業向けに常駐してシステム開発するSIer系と違い、自社製品やサービスを社内で開発します。WEB業界とは、ECサイト、広告事業、SNS、スマホ、コンテンツを開発する企業ですね。

個人的には、受託開発できるIT企業が1番のお勧めです。

私自身が、海外に開発拠点がある受託開発に転職する事で、ブラックから脱出できたからです。この企業は、社員が100人未満のどこにでもある普通の中小企業です。

SIer系出身のSEには、WEB業界や外資系は少しハードルが高いですよね。SIer系の受託開発であれば、常駐先の仕事を社内に持ち込むだけなので、大きな違いはありません。1次請けなのでSEの単価は80万円以上、仕事内容が同じでも得られる給与は倍違います。

また、前職の経験をそのまま次の会社に持ち込む事もできるので、今より好条件で転職できる可能性が高いです。

参考:SESから社内開発に転職する方法4つ|私は客先常駐から脱出した

方法2:異業種の社内SEを目指す

IT業界以外の企業で働く事で、客先常駐を避ける事もできます。異業種(小売業、商社、医療など)の情報システム部門で働くSEです。社内SEを大きく2つに分けると、システム開発を内製化するか、外部に委託する部署のどちらかに分かれます。

社内SEのメリットは...
  1. 大手企業で働くため、給与、退職金、手当など福利厚生が充実している
  2. 客先常駐の価格競争や、WEB業界の競争社会から逃れられる
  3. IT以外で本業の利益を得ているため、IT部門のプレッシャーは少ない
  4. システム開発を外部に委託するため、納期やスケジュールは厳しくない
  5. システム開発を内製化するため、自社で全て管理できる
  6. 労働基準法を厳守する大手が多く、定年まで安心して働ける

業種によりますが、基本的に社内SEは給与が高いです。

楽天の平均年収は666万円、ユニクロは550〜1500万円のレンジでSEを募集しています。また、医療系、金融系、商社系など、本業で確固とした利益を上げていますね。IT化社会の流れを受けて、自社にIT部門を設ける業種は今後も増えます

ただし、社内SEにもデメリットがあります。外部に委託する部署で働くのは楽ですが、最新技術に触れる機会が少なくなります。また、扱う技術は限定的になるため、キャリア形成も限られます。

社内SEを目指すのであれば、社内SEを専門に扱う「社内SE転職ナビ」がお勧めです。

参考:【社内SE転職ナビの評価】|本当に客先常駐がない企業に転職できる?

方法3:フリーランスSEを目指す

常駐先で働く事になりますが、フリーランスを目指す事で客先常駐の摂取から逃れられます。フリーランスは、余計なマージン料を取られないため、大幅な年収アップが期待できるからです。

ソフトウェア開発の派遣の平均マージン率は40%です(株式会社リツアン)。

対して、フリーランスSEのマージン率は8%未満です。単価80万円で仕事内容が同じでも、常駐SEの給与は48万円(会社員だと30万円以下)、フリーランスSEならば73万円貰えます。

フリーランスSEは、雇用が安定しない、社会的信用が低下するなどのデメリットがあります。それでも、大幅に収入を増やすチャンスがあります

フリーランスを目指すのは簡単ではないが、独立志向が強い人には大きなチャンスですね。常駐しないフリーランスもいますが、優秀なSEでないと現実的に実現するのは難しいます。

まずは、常駐SE経由でクライアントと信頼関係を築く必要があります。レバテックフリーランス は、フリーランス専門の紹介会社です。興味がある人は参考にしてみてください。

参考:レバテックフリーランス評価|他社と比較した手数料、求人質、年収

▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼

IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。

離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。

だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。

ブラックに就職する理由は...
  1. 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
  2. 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
  3. 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
  4. 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
  5. 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる

在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。

離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします

まとめ:客先常駐(SES契約)は法的にも違法

客先常駐の違法性は...
  1. 客先常駐という言葉は、IT業界で生まれた造語である
  2. 客先常駐の雇用形態は、請負契約、準請負契約、特定派遣である
  3. 偽装請負は、請負契約で社外の管理下で働くときに該当する
  4. 請負契約は、労働力に対する報酬が支払われても違法である
  5. 準委任契約(SES)は、成果物の一部を業務支援する
  6. 特定派遣は労働力を提供するが、多重派遣の問題がある
  7. IT業界は多重下請け構造なので、偽装請負と多重派遣はセットである

客先常駐自体には、違法性はありません。しかしながら、客先常駐をしている9割の会社は、偽装請負、多重派遣など、法律を犯した違反行為をしています。

そもそも、客先常駐という言葉は、IT業界だけに使われる特別な用語ですね。Goo辞書が示す通り、社会的には認められていない、偽装請負の隠語だとわかります。

今後も、この違法行為が摘発され、私たちの状況が好転することは絶対にありませんなぜならば、客先常駐はクライアントである大手企業や、ブラック経営者に都合の良い仕組みだからですね。

その証拠に、2018年に特定派遣は廃止されるが、すべての企業がSES契約に乗り越えましたね。

この業界に入社して1年目は、私たち労働者は被害者です。でも、新入社員が入社し、後輩社員にこの働き方を強要させるのであれば、あなたも加害者になります。

将来家族が出来た時に、自分の子供に勧められない仕事ならば、他人にも強要すべきではありません。客先常駐が成り立つ原因は、私たちSEにも責任があります。ブラック企業が潰れないのは、ブラックで働く社員がいるからですね。

常駐先で摂取されるSEがいなければ、悪質な企業は潰れるしか道はありません。客先常駐以外で働く選択肢を、真剣に考えましょう。

1日でも早く行動に移した方が良い理由

現在IT業界は、書類を送付すれば誰でも選考を突破できるほど景気が良い時期です。DODAによると、IT業界の転職倍率は6.79倍を超えます。業界全体の倍率は2.49倍なので、他業種の3倍も求人が余っています

参考:転職求人倍率レポート(2018年4月)

しかしながら、この状況が続くのは長くても2019年までと言われています。その理由は、8年周期で発生する不景気が引き金になり、再び金融危機が発生するからです。

金融危機の影響で2008年10月28日に6,994円を付けた株価は、2018年12月に最高値の24,270円まで回復しました。現在は一時19,155円(12月25日)まで落ち込みましたね。

アメリカと中国の緊張が高まり、年明けからはいつ米ダウ平均が暴落してもおかしくない状況が続いています。アップル株はiPhoneの販売不振で一時大暴落(232→142ドル)しました。

再び金融危機が発生すると、求人倍率は1倍を下回ります。落ちるときは、徐々に落ちるのではなく2〜3ヶ月の間で急激に落ちますね。そうなると、2008年の金融危機と同じ事が再び起こりますね。

有効求人倍率が1倍を下回ると...
  1. 求人数が激減し、転職したくてもできない
  2. 社内開発ができる良案件は、優秀なSEだけが獲得できる
  3. プロジェクトの延期や縮小が相次ぎ、労働者が市場に溢れる
  4. スキルがない人材は、リストラや派遣切りにあう
  5. 人員削減で少ない作業者で現場を回すため、労働時間が増える
  6. 転職の機会を失い、次の5年間も同じ会社で働く
  7. 人件費が安い外国人を採用する企業が増え、海外でシステムを開発する
  8. クライアント先には、中国人、インド人、ベトナム人、フィリピン人が増える
  9. 日本人SEは、国内で開発経験を積めない

業界が深刻な人材不足に陥っているいま現在は、確実に好条件で転職できる時期です。この時期を逃したら、優秀なSE以外は転職したくてもできなくなります。

2019年度までに内定を獲得するためにも、いますぐに行動に移す必要があります。労働条件が良い企業ほど、すぐに応募枠が埋まります。

転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても、罰金なども一切ありません。

履歴書や職務経歴書の準備は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後で必要になります。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないですね。

社内SE転職ナビを利用すると、確実に客先常駐から脱出できます社内SEと社内開発の案件だけを扱うのは、社内SE転職ナビだけの特徴です。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など1分程度)
  2. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末可)
  3. 40分のキャリア面談は電話でも対応してる(面談場所は千代田区の麹町駅)

キャリア面談後には、希望する条件の企業を20社紹介してくれます。紹介される案件の応募条件をじっくりと読むと、好条件の案件が多くて驚きます。

もちろん、働きたい企業がなければ、無理に応募する必要はありません売り手市場の現在は、私たちSEが企業を選ぶ立場にありますね。

キャリア面談は、私たちに新しい出会いの場を提供してくれます。就職活動を始める事で、たくさんの企業と出会う機会がありますね。また、転職活動は私たちの内面と向き合い、本当にやりたい仕事を見出すためでもあります。

そして、新しい人生の再スタート切る事ができますね。

私は客先常駐を辞めて、新しい道を歩み始めた事で、大きく生涯収入を増やすことに成功しました。そして、夢だった海外就職も実現できました。単なるキャリアチェンジと考えるのではなく、人生を大きく変えるための最初の一歩と考えましょう

このまま客先常駐を続けても、状況が良くなることは絶対にありません。なぜならば、今後付加価値が低い仕事は、外国人か人工知能に代替されるからです。

常駐SEを続けていると、1年の昇給額は10万円にも満たないですね。昇給がある普通の企業に就職すると、賞与も含めて1年間で30〜50万円の昇給があります。5年経過すると、200万円(300→500万円)の年収格差が生まれます。

10年経過すれば、生涯収入は2000万円ですね。

今は景気が良い時期なので、好条件で転職しやすい時期です。将来動く予定があるならば、景気が上向いている今行動した方が良いですね2019年以降では、手遅れになる可能性の方が高いです。

登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

会員登録と面談の日程調整、それから面談が完了するまでの工程は、全部で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、今のうちに登録だけでも済ませましょう。

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2 件のコメント

  • あの、嘘を日記に書くのは控えたほうがいいかと思います。
    せめて契約内容や法律についてもう少し勉強されてから記事を書き直したほうが良いと思いますよ?
    Twitterで論破されてます。

    • 通り過ぎのSEださん
      コメントありがとうございます。過去に客先常駐で働いていた事があるので、大きくはズレていないと思います。

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