客先常駐SEが年収300万円から600万円を目指す方法

ネットの転職サイトの広告をみると、「年収600万円以上の求人多数」と書かれています。

SEは専門職なので他の業種よりも、高収入を実現しやすい職種ですね。しかしながら、年収600万円を稼ぐのは簡単ではありません。

現実では、次のことに悩んでいる人の方が多いですよね。

  • 「会社のために、一生懸命頑張っているのに一向に給料が増えない
  • 「毎日遅くまで残業しているのに、年収で400万円すら越えない
  • 「収入を増やすためには、具体的にどうすれば良いのかさえわからない」

ここでは、年収300万円台のSEが、現実的に高収入を目指すために必要なステップを紹介します。なんとなく収入増を目指す人が多いですが、収入を増やすためには段階ごとに何をすれば良いのか変わってきます。

まずは、今の自分に何が必要か考えてみましょう。

高収入を目指すSE向けに
  1. 年収600万円を目指すまでの具体的なステップ
  2. 客先常駐以外の職種や働き方(WEB系、社内SE、受託開発、外資系)
  3. IT業界に潜む400万円の壁について

▼▼社内開発の転職に強い専門サイト3社▼▼

  1. マイナビ×IT客先常駐から、社内開発の転職に強い
  2. 社内SE転職ナビ社内SE専門だが、求人数は673件だけ
  3. リクルート求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い

「客先常駐から、脱出できる事を知っていますか?」

常駐先で働いていた頃、私は将来の不安で夜も満足に眠れませんでした。毎日夜11時まで働くも、残業代は1円も支給されず、銀行口座に振り込まれるのは17万円だけ一生懸命に働くも、時給が700円を下回る月があるほど、過酷な労働環境でした。

心身ともに限界だった時に、知人に転職サイトを勧められ半信半疑で就活を始めます。その2ヶ月後に、現職の社内開発から内定を貰いました。収入は大幅に増え4年後には年収300→520万円、納期がない月は毎日定時に退社しています。

常駐SE時代の賞与は、5万円が支給されれば良い方でした。

転職後の賞与は、最高額で140万円(夏60万円、冬55万円、決算25万円)です。今も1社目で常駐SEを続ける元同期は、8年間の昇給額で30万円(年収330万円)しか増えていません。8年ぶりに彼女に再会しこの話を聞いた時、背中から嫌な汗が止まらなかったです…

客先常駐からの脱出が目的ならば、「マイナビ」が1番お勧めです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです

公式サイト:マイナビエージェント

年収600万円を実現するための戦略とは?

現在自分がどの位置にいるかによって、取るべき戦略は変わってきます。

現在の年収が300万円であれば、600万円を目指すのは現実的ではありません。まずは、400万円を達成するために求められるスキル、その次に500万円を達成するために求められるスキルを考える必要があります。

1〜3年目:開発スキルを習得する(年収300万円〜)

現在の年収が300万円台の人は、確実に開発スキルを習得することを目標にしましょう。

ITエンジニアは専門職ですが、開発スキルが習得できずに年収が増えない人がこの業界にはたくさんいます。その原因は、IT業界の8割を占める多重下請けや客先常駐に問題があるからです。

開発スキルが積めていない人は、システム運用保守、評価、ドキュメント、環境構築などの単純労働から抜け出すことができません。1日に12時間以上作業しても、週末出勤しても昇給はありません。

業務で開発スキルを積めない人は、経験者向けのプログラミングスクールを利用した方が良いです。

スクールでは、実践的なスキルを学ぶことを目的とし、3ヶ月でオリジナルのECサイトを製作します。受講後は自社開発できる企業を紹介してくれるので、転職後に年収400万円を達成できます。

経験者向けのプログラミングスクール

ポテパンキャンプの特徴
  1. オンライン制なので、仕事が忙しい社会人でも利用できる
  2. 受講生はRubyを習得し、3ヶ月でオリジナルのECサイトを製作できる
  3. ECサイトのURLを履歴書に貼り付けて、優良企業にスキルをアピールできる
  4. 転職サポートも無料で受けられ、受講後は自社開発している企業へ転職できる
  5. ポテパン経由の転職は、年収400〜500万円を想定している
  6. 受講料は3ヶ月で10万円と格安な上に、転職に成功すると全額返金される

公式サイト:お仕事決まれば全額キャッシュバック!転職特化型Ruby実践研修【ポテパンキャンプ】

「ポテパンキャンプ」は、経験者向けのプログラミングスクールです。

ポテパンを運営するのは、エンジニアに仕事を紹介する人材紹介会社なので、一般的なITスクールと違い実践的なスキルを習得できます。

受講料が3ヶ月で10万円(他のスクールは20〜40万円)と格安なのは、WEB系企業への転職を前提としているからです。ポテパンに興味がある人は、こちらの記事を参考にしてください。

参考:ポテパンキャンプの悪い評判|年収500万円のRubyエンジニアを目指せる

3〜5年目:キャリアの方向性を定める(年収400万円〜)

開発スキルを習得し年収400万円を越えたら、次に考えなければいけないのはキャリアの方向性です。

なぜかというと、IT業界には年収500万円を超えない職種がたくさんあるからです。今働いている仕事の延長線上に、年収500万円以上を実現できる可能性があるか、見極めてみましょう。

もしもその答えがYesではないなら、具体的な対策が必要になります。具体的には次のような企業で働いていると、年収が増えないですよね。

  1. 社員を客先に常駐させるだけで報酬を得ている企業
  2. 特定の企業の下請け、2次や3次請けで受注している企業
  3. 社員が30人未満の零細企業や、法律を犯しているブラック企業

反対に年収500万円を実現できる働き方とは、「実力主義で技術力重視のWEB系」、「大手企業で安定して働ける異業種の社内SE」、「能力主義で年功序列がない外資系IT企業」、「1次請けで社内で受託開発するSIer系」があります。

それぞれの働き方によって、メリットやデメリットがあります。まずは自分が何に向いているか確認しましょう。

参考:自社開発に転職したい|WEB系、社内SE、受託開発の違いとメリット

5年目以降:上流工程へシフトする(年収500万円〜)

年収500万円を越えたら、企業から求められるスキルは目に見えて変わり始めます。

自分や周囲の生産性だけではなく、組織に対してどれだけ利益を出しているかという視点で見られるからです。

年収600万円を狙うのであれば、SIer系に多いマネジメント志向を目指すのか、WEB系に多い技術志向を目指すのか決める必要があります。

前者ならば、クライアントの要件定義や設計を担当し、社内ではチームのアウトプットと若手の育成に責任が求められます。

後者ならば、小さいプロジェクトをひとりでも回せる人材にならなければなりません。要件定義や設計、コーディングや評価、サービスインまで一貫してできること。その他にも、ユーザービリティ(操作性)やパフォーマンス(チューニング)、サイトの運営や解析も求められます。

具体的にどのような仕事で年収600万円を超えられるか知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

参考:高収入でSE転職したい|年収600万円に求められるスキルや求人は?

▼▼日本市場は深刻な人材不足で短期雇用の時給が高騰しています▼▼

参考:アルバイトの時給動向をグラフ化してみる

深刻な人材不足は、ITエンジニアも例外ではありません。

  1. 「17万人」のSEが不足しているが、2030年には「57万人」になる(経済産業省)
  2. 全業界の転職求人倍率は「2.36倍」、IT業界は「6.15倍」(DODA)
  3. 派遣SEの月給が「48万円」を超えるほど、給与が高騰している(派遣会社)

参考:IT業界のSEは過去最大の売り手市場|簡単に年収アップが実現できる

私たちSEは好条件で企業に転職できます。

ただし、この状況はいつまで続くかは誰にもわかりません。IT企業は人材不足を解消するために、外国人SEを大量に採用しています。日本政府は労働者不足を理由に、移民を受け入れる準備を進めています。

IT業界で年収300万円台が1番多い理由

年収400万円を超えるのが、1番難しいと考えている人が多いのではないでしょうか?

その理由は、人材をアウトソース(客先常駐)するだけのブラック企業が、IT業界にはたくさん存在しているからです。これは、能力やスキルではなくどの現場に配属されるかという問題なので、個人の努力だけでは乗り越えることが難しいですよね。

客先常駐だと給料は増えない

私自身も過去に2社で客先常駐を経験していますが、この環境から脱出するのに1番苦労しました。

なぜならば、

  1. 常駐先では、開発スキルが習得できないから転職できない
  2. 開発スキルが積めないから、単純労働の現場ばかり配属される
  3. 無理に転職しても、客先常駐している企業しか紹介されない
  4. 単純労働だけど立場が弱いので、長時間労働で勉強する時間が取れない

このような負のスパイラルに陥るからです。1ヶ月の残業時間は100時間を超え頑張っても、重力が働いているように身体が重く給料は増えていきません。

現在は人材不足もあり、注意深く転職すれば客先常駐を抜け出せます。自信がない人は、実践的なスキルが学べるプログラミングスクールで技術を習得してから転職した方が良いですね。

年収400万円を超えると、順調に収入は増える

私は客先常駐を3年間経験しましたが、転職をきっかけに社内開発できる企業で働くことができました。

その後すぐに年収400万円を越えます。年収400万円を超えると、その後も不思議と年収は順調に増えていきます。

客先常駐させるブラック企業から解放されたのも大きいですが、年収400万円を超えると、自己投資や趣味にお金を回す余裕が生まれるからです。週末に気持ちよくリフレッシュできると、翌週には働く意欲が湧いてきます。

すると、ブラックに勤めていた頃と違い万全の状態で働けます。働ける時間は決まっているので、短い時間で高いパフォーマンスを発揮することに頭を使います。その2〜3年後には、年収500万円も越えてきます。

年収300万円台で停滞している人は多いですが、客先常駐から脱出するだけで400〜500万円は意外と楽に突破できます。

年収500万円を超えるとある程度のスキルがあることを市場で評価されているので、あとは転職のタイミングだったり、携わるプロジェクト、周囲の環境によって変わってきますね。

客先常駐で働いている人は、まずは現在の状況から脱出することを現実的に考えましょう。

参考:客先常駐をすぐに辞めたい|年収アップへの近道がある(300→520万円)

まとめ:客先常駐から年収600万円を目指す戦略

どうでしょうか、年収300万円から600万円を目指す道筋が見えたのではないでしょうか。

年収600万円を目指すのであれば、段階を経て徐々に収入を増やす必要があります。現在の年収や経験年数によって求められることは大きく変わります。

段階ごとに求められるスキル
  1. 1〜3年目:開発スキルを習得する(年収300万円〜)
  2. 3〜5年目:キャリアの方向性を定める(年収400万円〜)
  3. 5年目以降:上流工程へシフトする(年収500万円〜)

私たちSEの収入を増やすためには、目的や戦略を持って働き方を考える必要があります。なんとなくで働いていると、いつまで経っても収入は増えていかないですね。

参考:

  1. SE転職先の選び方|失敗する人、年収アップ(300→520万円)の体験談
  2. SEが年収アップを実現する方法5つ|低収入は働く環境に問題がある
  3. SEの転職に有利な4つの勉強|年収アップに直結するもの

転職するなら早い方が良い理由

現在IT業界は、書類を送付すれば誰でも企業から内定を得られます。なぜならば、転職倍率が6.79倍を超え、過去に30年にないほど売り手市場が続いているからです。全業種の倍率は2.49倍なので、他業種として比較して3倍も求人が余っています

参考:転職求人倍率レポート(2018年4月)

しかしながら、この状況が続くのは長くても2020年4月までです

なぜならば、オリンピック特需が終わり、日本経済の景気が再び落ち込む可能性が高いからですIT業界は、建築業界の次にオリンピック特需を受けています。オリンピック開催が決まった2013年以降、官公庁からの大規模システム開発案件が右肩上がりに増えていました。

オリンピック開始前に特需も終わり始め、現在は新規の開発案件が急激に減り始めています

2020年は、これまでよりも慎重に景気動向を注視する必要があります。なぜならば、オリンピック特需の終わりに加えて、前回の金融危機からすでに12年が経過したからです8年周期に景気サイクルは来るが、もう4年もオーバーしていますね。

アメリカと中国の緊張が高まり、いつ米ダウ平均が暴落してもおかしくありません。

次に金融危機が発生した時に最も影響を受けるのはシリコンバレーです。2008年以降投資が加熱し続け、スタートアップ企業だけでも1兆2500億円の資金調達に成功しています(参考:「多くのスタートアップがくだらない」ーーシリコンバレーの有名投資家)。

2008年の金融危機のように求人倍率が1倍を下回ると、常駐SEを受け入れる社内開発はなくなりますさらに、常駐先に出向しているSEの大半が契約解除されますね。実際に2008年の金融危機では、大手企業にある常駐SEの作業デスク3分の2が空席になりました

2020年の4月入社を逃すと、社内開発に転職するチャンスは永遠に来ないかもしれません。

有効求人倍率が1倍を下回ると...
  1. プロジェクトの予算が縮小され、労働者が市場に溢れる
  2. 客先常駐の半数以上は、翌月以降の契約を更新できない
  3. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  4. 不景気になると、優秀なSE以外は内定を獲得できない
  5. 転職エージェントに連絡しても、求人の紹介を断られる
  6. 少ない労働者で現場を回すため、今より労働時間が増える
  7. 失業を避けられても、転職の機会を失い次の5年間も同じ現場で働く
  8. 人件費が安い外国人を採用し、日本国内の開発が激減する
  9. 常駐先には、中国人、インド人、ベトナム人、フィリピン人が増える
  10. 都内で仕事が見つからず、地元に戻りアルバイトで生計を立てる

次の不景気に備えて、1日も早く社内開発に転職し経験を積む必要があります。

専門スキルを身につけ、必要な人材に成長さえできればリストラされる心配は消えます単純労働しかできない常駐SEと違い、専門知識やスキルがあれば会社が倒産しても生き残れます。

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