SES、受託開発、自社開発の違いとは|それぞれ求められるスキルは?

IT業界には大きく分けて、「SES」「受託開発」「自社開発」の働き方があります。しかしながら、現役で働くSEでも、違いをはっきりと説明できる人は少ないです

  • 「SESと受託開発と自社開発は、具体的に何が違うの…」
  • 「3つの働き方には、それぞれどんな特徴があるの…」
  • 「どの働き方が自分に向いているか、それぞれ求められるスキルは…」

IT業界には、大きく分けて3つの働き方があります。「SES」はお客さん先に出向して働き、「受託開発」と「自社開発」は社内でシステム開発を行います。

この3つの働き方は、それぞれ特徴が大きく異なります。それぞれの優劣を問う問題ではなく、私たちSEは自分自身の特性をよく知り、自分たちに会う働き方を選択する必要がありますね

個人的には、受託開発が1番お勧めです。

なぜならば、SES勤務後に受託開発に転職し、待遇が大きく変わったからです。SES時代はほぼ昇給はなかったが、転職後は順調に昇給し、納期がない月は定時に帰宅します。4年後には年収500万円を超えました。

ここでは、3つの働き方の大きな違いや、それぞれの分野で求められるスキルを紹介します。また、受託開発や自社開発に転職する方法も紹介します。

社内開発で働きたい人向け
  1. 客先常駐や受託開発の違いがわからない…?
  2. SES、受託開発、自社開発の3つの違いとは?
  3. SES、受託開発、自社開発で求められるスキルは?

▼▼客先常駐からの転職に強い大手2社▼▼

  1. マイナビ×IT受託・社内開発の案件に強い
  2. 社内SE転職ナビ異業種の社内SEを専門に扱う

1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。なぜならば、過去にマイナビを利用して客先常駐から社内開発に転職できたからです。長時間労働から逃れた上に、年収は4年間で300→520万円まで増えました。

業界経験が浅い常駐SEは、早めに行動した方が良いですね。

なぜならば、転職サイトの良案件は開発経験があるSEから順に埋まるからです。転職の開始時期が遅れると、必然的に売れ残りのブラックを引かされますこのタイミングを逃すと、次の半期に良い案件が市場に出る、4ヶ月後まで待つ必要があります。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

常駐SEが社内開発に転職できるのは人材不足の今だけです。2019年以降は、人材不足が解消される可能性は高いです。金融危機が再び発生する、日本政府が移民を受け入れる、外国人PGで人材不足を解消すると、常駐SEの需要は減りますね。

IT業界の転職有効求人は6.79倍ですが、2009年と同様に1倍を下回ると開発経験がある優秀なSE以外は転職できませんレポート:2019年1月)。

客先常駐や受託開発の違いがわからない

IT業界には様々な働き方があります。そのため、業界で働くSEの中にも、SESや受託開発の違いを理解していない人は多いです。

Aさん)受託開発とSESの違いは…

受託開発とSESの違いってなんですか?大手企業の社員でも他の企業の手伝い(協力)に行ったりしてますよね。これもSESとよばれるものなのでしょうか?

補足:では、何故SESは非難されてるのでしょうか?大企業も行っているのに。それは単に給料が低かったり職場の環境がわるいケースが多いからで、中小企業に多い。母数で言えば中小企業が多いから、多い分わるいイメージがついてしまってる。大企業ならSESでもしっかりした制度なのに。という感じでしょうか?それとも大手は元請けだが、中小企業だと三次請けなど安い賃金で働かされるから?

参考:Yahoo知恵袋

受託開発は、システム開発を受託して社内で開発することを指します。広い意味では、お客さん先で開発することも含まれますが。SESはお客さん先に毎日出向して働きます。

IT業界では、大手企業でもSESは行われています。労働環境が劣悪な中小や零細と比較したら、大手の方が待遇は良いですね。ただし、大手でもホワイトとは限りません。

Bさん)未経験は客先常駐で働く…

現在22歳の男。離職中でプログラマーになりたいと思い求人サイトを見ても条件に合うのがありません。条件は↓

①全くの未経験からプログラマー (研修あり)
②自社開発または受託開発 (常駐はダメ)

やはり全くの未経験からプログラマーになるには常駐がある会社じゃないと無理なのでしょうか…

参考:Yahoo知恵袋

現実問題として、未経験で自社開発や受託開発で働くのは難しいです。なぜならば、社内開発は経験者にも人気があり競争倍率が高いからです。結果的に、未経験者の大半は客先常駐がある企業に入社します。

Cさん)1番待遇が良いのは自社開発なのか…

転職サイトでITエンジニアの求人をよく見かけるのですが、そういったところでは就業形態が待遇の明暗を分けるのでしょうか?

元プログラマのサイトを見たのですが、待遇が一番良い求人(企業や案件にもよる)は自社開発、二番目は受託開発、三番目は特定派遣(客先常駐)、四番目は一般派遣となっていました。しかし、そういった求人の就業形態のほとんどは、三番目の様な気がします。一番目二番目の求人も結局、客先常駐の案件もかなり請け負っているようです。

こういう仕事は、一番目二番目の形態で仕事できるのは恵まれている方で、基本、客先常駐だと思っていた方が良いのでしょうか?安い給料でプロジェクト先をたらい回しにされ、何年経ってもスキルやキャリアが身につかないというネットの書き込みをよく見ます。もちろん、本人次第というところもかなり大きいですが。

参考:Yahoo知恵袋

待遇が良いのは、自社開発か受託開発になります。特定派遣(客先常駐)は劣悪な労働環境が多く、都内のコンビニバイト並みに給与は低いです。一般派遣は高時給で残業もありません。正社員ではないので安定していないが、特定派遣よりも待遇は良いですね。

同じ特定派遣でも、何次請で出向するかによって待遇は大きく異なります。

以上のように、IT業界の働き方を大きく分けると、SES、受託開発、自社開発の3つがあります。それぞれの違いについて見ていきましょう。

SES、受託開発、自社開発の違いは?

SES、受託開発、自社開発の違いを紹介します。

その1:SESとは?

SESは準委任契約とも呼ばれます。英語で「System Engineering Service」の略です。ソフトウェアやシステムの開発・保守・運用における委託契約の一種であり、特定の業務に対して技術者の労働を提供する契約です。(参考:System Engineering Serviceとは?

客先のオフィスにSEを派遣して、技術的なサービスを提供します。お客さん先に常駐するので、客先常駐と呼ばれていますね。

客先常駐は、「偽装請負」や「多重派遣」に発展しやすく、限りなくグレーに近い違法行為と認識されています。

参考:SESが違法(グレーゾーン)と言われる3つの理由は?

その2:受託開発とは?

受託開発とは、クライアントからシステム開発の依頼を受けて開発します。クライアントは、大手通信系、銀行系、商社、官公庁など、様々な顧客から依頼を受けます。

企業向けにシステムを開発するため、受託開発はシステムインテグレーターと呼ばれるSIer系が多いです。つまり、私たち常駐SEが出向先で受注しているシステム開発を自社で行います。

受託開発は、メーカーから直接案件を請け負います。

参考:受託開発のメリットとデメリットは?|注意点や向いているSEは

その3:自社開発とは?

自社開発とは、製品やサービスを社内で自社開発することです。

会計など基幹システム(ERP)をパッケージ化して企業に販売したり、WEB業界ではエンドユーザー向けにプラットフォームやWEBサイトを開発しますね。

自社パッケージは、対企業向けなので収益は安定します。WEB系は特定のクライアントを持たないため、自由度が高い開発ができますね。

その4:3つの働き方の特徴は?

種類 概要
SES
  1. SES(準委任契約)と呼ばれ、毎日お客さん先に出向して働く
  2. 偽装請負や多重派遣など、違法行為に発展しやすい
  3. 大手IT企業でも、お客さん先に出向して働く
  4. 大手であれば、仕事は忙しいが収入は高く安定する
  5. 下請構造の下に位置するほど、劣悪な労働環境になる
  6. 長時間労働、サービス残業、36協定など課題がたくさんある
受託開発
  1. クライアントから依頼を受けて、システムの受託開発を行う
  2. 社内でシステム開発するため、常駐先に出向しなくて良い
  3. 要件定義、設計、開発、運用まで一貫して携われる
  4. 取引先は大手が多く、収益が安定している
  5. 1次請けが多く、単価は80万円以上と高額になる
  6. スケジュールを自社で管理するため、定時退社や有給が取りやすい
  7. 案件次第で広く業務に携わり、様々な専門スキルが磨ける
  8. 上流工程やマネジメントを幅広く経験できる
自社開発
  1. 自社製品や自社サービスを、社内で開発し販売する
  2. WEB系の場合、特定のクライアントを持たず自由度が高い
  3. 積極性が求められるが、新しい技術に触れられる
  4. 高いスキルが求められるため、短期間で成長できる
  5. 年功序列ではなく実力主義のため、20代でも高収入を得やすい
  6. SIerに多い無駄な会議や資料作成が少ない
  7. ライバルが多く、常に競争が求められる
  8. ベンチャーも多く、労働環境が悪い企業もある

それぞれ働き方に大きな特徴があります。

どれが良いか悪いかではなく、私たちSEは自分に合う働き方を選択する必要がありますねSESは評判が悪いですが、元請けや1次請けであれば、待遇も良く収入は安定します。

ただし、3次や4次請けのSESは絶対に避けましょう。偽装請負や多重派遣など、私たち労働者も違法行為に手を染めるからです。

参考:客先常駐(SES契約)は法的にも違法|2年目以降はあなたも加害者

ここでは、それぞれの働き方で求められるスキルを紹介します。

SES、受託開発、自社開発で求められるスキルは?

SES、受託開発、自社開発では、どのようなスキルが求められるでしょうか。

その1:SESに必要なスキルは?

SESのスキルは...
  1. 労働力を提供するため、効率重視でスピーディに働ける人
  2. クライアントに近い場所で働き、業務改善を提案できる人
  3. 対人能力が高く、一緒に働きたいと思える人

SESは、クライアントに労働力を提供します。そのため、少ない労働時間でアウトプット量が多い人材が好まれますねまた、お客さんと一緒にシステムを開発するため、業務改善を提案できたり、対人能力が高い人の方が向いています。

ただし、元請けや1次請けであれば、設計や開発を担当できます。2次請け以降になると、雑用ばかりで実務経験を積めない職場も多いです。そのため、ある程度経験を積んだら、受託開発か自社開発にシフトすることを考えましょう。

その2:受託開発に必要なスキルは?

受託開発のスキルは...
  1. 顧客の要望に合わせて開発するため、総合的な知識やスキル
  2. スケジュールの作成や工程管理など、チームマネジメント力
  3. 要件定義、設計、それから開発や運用など、適度なバランス感覚

受託開発では、上流から下流まで工程通りに作業するウォーターフォールが採用されますね。顧客の要望に合わせて開発を行うため、総合的な知識やスキルが求められます

また、必ず受託開発を依頼する顧客がいるため、スケジュール通りの作業が期待されますね。開発経験を積んだら、チームをマネジメントする役割に就きます。

その3:自社開発に必要なスキルは?

自社開発のスキルは...
  1. 自社製品やサービスを開発するため、専門性の高い知識やスキル
  2. プログラミング以外にも、市場調査、マーケティング、分析などの知識
  3. IT技術のスピードが早く、変化に柔軟に対応できる能力

自社開発では、工程に拘らずにスピードな開発が求められるアジャイルが採用されます。

そのため、仕様変更や軌道修正に対応でき、スピーディな開発ができるSEが求められますね。また、開発スキル以外にも、市場調査、マーケティング、分析ができる能力も求められます。

特に自社開発で多いWEB系は、技術が早く常に変化が求められます。自由度が高く裁量権が与えられるのはSEとして大きな喜びですが、その反面に技術志向が強いSEでないと難しいですよね。

以上がそれぞれの現場で求められる好きです。

受託開発が向いているか、それとも自社開発が向いているかは、私たちSEの特性に大きく依存します。そのため、どちらに向いているかは冷静に見極める必要がありますね

では、受託開発や自社開発に転職するための具体的な方法を紹介します。

▼▼客先常駐は必ず脱出できる▼▼

私はこの業界で働く1人でも多くの人に、客先常駐を避けて働いて欲しいと思っています。なぜならば、私自身が客先常駐に何年も苦しめられたからです常駐先で働くSEがいなくなれば、客先常駐の仕組みは成り立たないですね。

私の常駐時代の辛い3年間は、他の人にも決して味わって欲しくありません。

1社目に入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。夜の11時過ぎまで働くも、残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円を下回る月もあります。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

一生懸命に働いても給料が増えないのは、過剰に中間摂取されているからです。

終電間際、ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

その2ヶ月後に、私の人生は大きく生まれ変わりました。

現在私は、海外に開発拠点があり社内開発ができるIT企業で働いています。目標だった海外勤務も実現でき、年収は30歳手前で500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は朝が訪れる度に毎日幸せを感じています

私たちSEが、客先常駐を避けて働くのは難しくありません。

なぜならば、社内開発で働く事を最初から諦め、行動に移さないSEが多いからです。現状の仕組みや制度に不満を言うばかりで、具体的な行動に移すのは全体の1割もいないですよね。だからこそ、行動すれば確実に未来は変わります

私は実務の開発経験がゼロの時に、現在の会社に転職できました。現在も客先常駐で働き続ける元同僚と私の違いは、行動に移しかどうかだけですよね。将来家族ができた時に、自分の子供に勧められない働き方ならば、あなた自身も常駐先で働くのは辞めましょう。

客先常駐を辞めて変わった事は....
  1. 年収300万円 → 転職して4年後に520万円に増える
  2. 賞与は10万円未満 → 年3回の賞与で140〜160万円
  3. 昇給額は年3千円 → 賞与も含めて年40〜60万円
  4. 1人で常駐先に出向 → プロジェクトは全て社内開発
  5. 実務経験に乏しく転職先がない → 面談で+50〜80万円で掲示
  6. 毎日11時まで残業 → 納期月以外は定時に帰宅できる
  7. 運用保守、評価、資料作成 → 開発経験を積み小リーダーもできる
  8. 35歳で職を失う → マネジメントを経験し定年まで働ける
  9. 生涯孤独かもしれない → 家族が出来て毎日幸せを感じる

個人的に1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐から脱出できるの?

常駐SEを辞めて、社内開発に転職するには?

受託開発、自社開発、それぞれに適したエージェントを利用します。

SIer系の受託開発に進むならば「社内SE転職ナビ」、WEB系の自社開発を目指すのであれば「レバテックキャリア 」が向いています。

受託開発に転職する方法

受託・社内開発を目指す利点は...
  1. 同業種のSIerなので、キャリアを活かして転職できる
  2. 仕事内容は常駐SEと同じ、開発案件を社内に持ち込むだけ
  3. 常駐SEと違い、上流工程から携われることができる
  4. 元請けが多く、SEの単価は80万円以上と高い
  5. 社内開発は、チームリーダやマネジメントも経験できる
  6. 市場価値を高められると、いつでも転職できる

客先常駐を避ける方法で、1番のお勧めは受託や社内開発です。

なぜならば、同業種内の転職なので、過去のキャリアを活かして転職できるからです。WEB業界や異業種の転職と比較して、少ないハードルで転職できますよね常駐SEと大きく違うのは、社内に開発案件を持ち込み、社内のリソースを使い開発するだけです。

私自身が社内開発に転職する事で、3年間の客先常駐から脱出しました。

社内開発に転職した時は、業務で開発経験が1度もない時です。それでも社内開発に転職できた理由は、企業が深刻な人材不足に陥っているからですWEB業界や異業種よりも安定しているSIer業界は、SEを育てる社風の会社が多いです。

社内で開発経験を積んだ後は、海外の開発拠点も働かせてもらいます。経験がない当時の私に、プログラミング研修から始まり、システム開発、上流工程や外国人PGの管理など、様々な経験を積ませてくれた事に心から感謝しています。

しかしながら、社内開発にもデメリットはありますね。

異業種やWEB業界と比較して、客先駐のリスクをゼロにできないことです客先常駐の割合が30%未満の企業は39.3%あるため、私たちはこの4割の会社を目指す必要があります。

SIer業界で開発経験を積めたなら、その後に異業種の社内SE、WEB業界、フリーランスを目指すのは難しくありません。まずは、実務経験を積む事を1番の目標にしましょう。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

自社開発に転職する方法

WEB業界を目指す利点は...
  1. エンドユーザ向けのWEB業界は、自社開発が多い
  2. SNS、スマホ、広告業など、急成長する分野で働ける
  3. 実力主義のため、年齢を問わず高収入を得やすい
  4. 労働時間や服装など、自由なライフスタイルで働ける
  5. SIerに多いドキュメントや会議が少ない

自社開発が多いWEB業界は、高い確率で客先常駐から逃れられます。

しかしながら、WEB業界で働くデメリットは、競争相手が多過ぎて収益が安定しない事です。技術進歩やトレンドの移り変わりが早く、5年後の未来でさえ想像できません定年まで働き続けるのは難しく、2〜3年単位で会社を変えます。

またWEB業界は、SIer以上にブラックも多いので注意が必要ですね

スタートアップが多く、赤字経営のベンチャーが大半を占めます労働組合や36協定がなく、SIerの零細以上に劣悪な労働環境に陥りやすいですね。また、SIerと企業文化が大きく異なるため、過去の経験を引き継げない点も難点です。

WEB業界は、技術志向が強くリスクを恐れないSEが目指す場所ですね。

参考:【レバテックキャリアの評価 】本当にWEB系の自社開発に転職できる?

▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼

IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。

離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。

だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。

ブラックに就職する理由は...
  1. 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
  2. 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
  3. 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
  4. 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
  5. 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる

在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。

離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします

まとめ:SES、受託開発、自社開発の違いとは?

受託開発や自社開発のメリットは...
  1. SESは、準委任契約と呼ばれ、常駐先に出向して働く
  2. SESは、偽装請負や多重派遣に発展しやすい
  3. 受託開発は、システム開発の依頼を受けて、社内で受託開発する
  4. 受託開発は、クライアントと1次請けで働き、収益が安定している
  5. 自社開発は、自社製品や自社サービスを、社内で開発する
  6. 自社開発は、特定のクライアントを持たず、自由度が高い

IT業界には、大きく分けて3つの働き方があります。「SES」はお客さん先に出向して働き、「受託開発」と「自社開発」は社内でシステム開発を行いますね。

この3つの働き方は、それぞれ特徴が大きく異なります。それぞれの優劣を問う問題ではなく、私たちSEは自分自身の特性をよく知り、自分たちに会う働き方を選択する必要がありますね

個人的には、受託開発が1番お勧めです。なぜならば、SES勤務後に受託開発に転職し、待遇が大きく変わったからです。SES時代はほぼ昇給はなかったが、転職後は順調に昇給し、納期がない月は定時に帰宅します。4年後には年収500万円を超えました。

まずは、客先常駐以外の働き方を検討してみましょう。

1日でも早く行動に移した方が良い理由

現在IT業界は、書類を送付すれば誰でも企業から内定を得られます。なぜならば、転職倍率が6.79倍を超え、過去に30年にないほど売り手市場が続いているからです。全業種の倍率は2.49倍なので、他業種として比較して3倍も求人が余っています

参考:転職求人倍率レポート(2018年4月)

しかしながら、この状況が続くのは長くても2019年までです。

なぜならば、景気サイクルは8年周期で周り、再び金融危機が発生するからです。2008年10月28日に6,994円を付けた株価は、2018年12月に最高値の24,270円まで回復しました。現在は一時20,418円(8月15日)まで落ち込みましたね

アメリカと中国の緊張が高まり、いつ米ダウ平均が暴落してもおかしくありません。アップル株はiPhoneの販売不振で暴落していました(232→142ドル)。一度不景気が発生したら、1週間も経たない内に株価は半値以下まで暴落します。

求人倍率が1倍を下回ると、客先常駐で働くSEの大半が首を切られます2008年の金融危機では、常駐先のフロアの空席が3分の1まで増え、半数以上の常駐社員が自社に帰らされました。

そうなる前に、私たち常駐SEは具体的な行動に移す必要があります。

有効求人倍率が1倍を下回ると...
  1. プロジェクトの予算が縮小され、労働者が市場に溢れる
  2. 客先常駐の半数以上は、翌月以降の契約を更新できない
  3. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  4. 不景気になると、優秀なSE以外は内定を獲得できない
  5. 転職エージェントに連絡しても、求人の紹介を断られる
  6. 少ない労働者で現場を回すため、今より労働時間が増える
  7. 失業を避けられても、転職の機会を失い次の5年間も同じ現場で働く
  8. 人件費が安い外国人を採用し、日本国内の開発が激減する
  9. 常駐先には、中国人、インド人、ベトナム人、フィリピン人が増える
  10. 都内で仕事が見つからず、地元に戻りアルバイトで生計を立てる

客先常駐の最大の問題は、開発経験が積めない事です。開発経験が積めないと、手を動かすだけの労働者と変わらないため、転職もできないですね。

専門スキルを身につけ必要な人材に成長できれば、リストラされる心配もなくなります。まずは、客先常駐を抜け出して1日も早く、専門スキルが磨ける社内開発に転職しましょう。専門スキルを身につけらば、将来の漠然とした不安もなくなります。

転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」事に自信を持てますね。

それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。

もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。

ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私は新しい道を歩み始めた事で、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

30歳時点で年収に200万円も差があると、残りの生涯年収で6000万円も違いますねブラックで働いている劣等感で家族を持つこともできず、一生涯孤独で生きていたと思います。

未経験者の市場価値は年齢とともに減少するため、将来動く予定があるならば景気が上向いている今行動した方が良いです2019年以降では、金融危機が発生しもう手遅れである可能性が高いです。

登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

 

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。

マイナビは、社内開発や社内SE向けの求人を多数扱います。

公式サイト:SE・プログラマーの転職『マイナビエージェント×IT』

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