SESに不満を持ちながら働いている人は多いです。しかしながら、自社開発や社内開発はハードルが高いので、転職が難しいと言われています。でも、本当にSESを脱出するのは難しいのでしょうか。
- 「朝食も喉を通らないほど辛い、SESはクソ求人しかない…」
- 「開発未経験の1年目SEだけれど、自社開発に転職したい…」
- 「独学でスキルを勉強して、自社開発や社内SEに転職できるのか…」
自社開発や社内開発への転職は、ハードルが高いと言われていますよね。
しかしながら、私たちが想像する以上に、SESから社内開発への転職は難しくありません。なぜならば、現在IT業界は転職有効求人倍率が6.79倍を超えるほど、深刻な人材不足だからです(レポート:2019年1月)。1人の求職者に対して、求人が6つも余っている状態ですね。
競争が激しく人材が資本のIT企業は、新しい人材を採用しなければ生き残れません。経験者だけでは人材を集められず、優良企業もブラックも自社で人材を育てる必要があります。
だからこそ、開発ができなくても実務経験があるSEの需要は高いです。
実務経験があれば未経験で就活した時と違い、「経験者枠」として求人を紹介してもらえます。未経者時代と比較して、選択肢は10倍以上に広がりますね。実際に私自身も、開発経験が1度もない時に、SESから社内開発に転職しています。
転職に対して、過度に不安を感じている常駐SEは多いですよね。
でも、社内開発から内定を得られなければ、無理に転職する必要はありません。そのため、私たちは実質的にリスクゼロで就活できますね。つまり、在職期間中に転職活動すれば、実は失敗する要素は基本的にはないという事です。
ここでは、開発経験がなくても社内開発に就職できる理由を紹介します。また、社内開発に転職する事で得られる具体的なメリットも紹介します。
- SESから、本当に自社開発や社内開発に転職できるのか?
- SESから転職しやすい業種、リスクを避けるには?
- SESを辞めて、社内開発に転職する3つの方法は?
▼▼社内開発の転職に強い専門サイト3社▼▼
- 『マイナビIT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ
』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
- 『リクルート
』求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い
<2021年2月:SE転職の緊急のお知らせ>

コロナによる経済悪化に伴い、SE向けの求人数が日を追うごとに激減しています。
3月以降の米国失業保険申請者数は、1月30日累計で「7,672万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数1/30)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
コロナ第3波の影響で、1月2週の申請件数は再び96万件に激増しています。
経済環境が不安定だからと、転職活動を見送る常駐SEは多いです。しかしながら、転職を考えているならば、今すぐに行動に移すべきです。なぜならば、客先常駐の雇用が急激に悪化するのは21年の春以降だからです。
実体経済と労働環境の悪化にはタイムラグがあります。なぜならば、大手企業は前年度の業績を見て、年度単位で新規開発や採用計画を立てるからです。コロナ不況が予想外に長引き、21年度の見通しを大幅に下方修正する顧客が増えてます。
そうなると、多くの常駐SEは21年春以降に職を失います。このように警告しているのは、私自身も08年夏に金融危機が発生した翌年の春前に職を失ったからです。
20代だった私だけではなく、出向先の常駐SEの半数以上が契約解除されました。春を過ぎる頃には、案件中止で契約解除される常駐SEが大量に労働市場に溢れます。私たちが契約解除を伝えられてから、出向先や転職先を探しても手遅れです。
本来であれば、新規の大型案件が開始する春前は、人材確保でSE求人が最も増える時期ですね。しかしながら、今年は採用計画を大幅に見直す顧客が多く、前年度の半分未満の見通しです。そのため、いま転職市場にある社内開発は、年度が変わる前の最後の案件です。
これら求人がクローズすると、春以降はもうSE求人はほぼ残っていません。
そのため、21年1・2月は常駐SEが転職できる最後の月です。目標から逆算すると、遅くても今月中には採用活動を開始していないと手遅れですね。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から完全に解放されました。
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記事の内容を簡単に知りたい
SESから、自社開発や社内開発に転職できるのか…

SESを辞めて、できれば社内開発で働きたいと考える常駐SEは多いです。
Aさん)SESはクソ求人しかないですか…
SES企業ってどこも同じですか?お世話になります。職場のことで悩んでます。現在SES派遣でとある企業に常駐している者です。最近、文系未経験で入社しました。求人には、まずは社内で研修、基礎を身につけて、その後レベルに合った現場に配属。と書いてありました。
しかし、実際は入社してすぐなんの研修もなしにいきなり現場へ。しかも、詳しくは書けませんが、そのプロジェクトは業界10年以上の方でも、付いていけません(難易度的に)と辞めていくような、さらに、死人がでるようなプロジェクトでした。当然自分なんか付いていけるはずもなく、少しして担当に異動をお願いしました。
担当は、わかりました。ただ、契約期間があるので、それが終わるまでは何とか耐えてほしい、と言ったので、朝食もろくに喉を通らないような状態でなんとか耐えてきました。しかし、契約期間がもうすぐ終わるころ、再度担当と話をする機会があり、そこでは、もう少し続けてみよう。人間時には辛抱が大切だみたいな説教を受け、契約更新に持っていかれそうでした。
本当に汚いと思いました。直前までは、アメ(異動)をチラつかせ、まるでそんな話なかったかのように正反対のことを言い出す。そもそも求人も嘘だし。明らかに未経験者が入るような現場じゃない。日本のIT業ってこんなもんですか?あるあるですか?それとも私のわがままですか?入社したこと本当に後悔しています。最近は、誰も自分のことなんか知らない、どこか違う世界で生きていきたいと感じますし、信号を待っていると、トラック突っ込んでこないかなぁとか考えてしまいます。
参考:Yahoo知恵袋
残念ですが、人売りビジネスのSESではこのような会社ばかりです。
外部に労働力を提供すれば報酬が入るため、現場に入れさえすればそれでOKと考えます。契約期間があるうちは社員に甘い言葉を掛けるが、常駐がなければクビを切って終わりです。IT業界は技術職なので、スキルがない人材ほどSESなどのブラックに就職します。
この業界でキャリア積むには、開発スキルを習得し質の高い設計や製造へシフトするしか道はありません。そのためにも、SESではなくて社内開発、自社開発、請負開発ができるSEを目指す必要があります。
Bさん)SES1年目で自社開発は難しいですか…
ほぼ開発未経験一年目SierのSEが、web系自社開発企業に転職することについてです。本日某IT特化エージェントに転職について話を聞いていただいたところ、web系自社開発への転職についてかなり厳しいと言われました。理由としては、
- 新卒文系社会人一年目でスキルがない
- 開発経験がほぼない(弊社は一年スパンのウォーターフォール型開発のため、配属された後、去年11月に新規案件が始まるまで開発に携われなく、自社システムの勉強、雑作業を主にしていた)
- 業務系→web系という転職
- 今の職場の使用言語がCOBOL
ということを言われました。
受託でも少し厳しく、常駐なら求人もたくさんあります!と言われましたが、正直常駐には良いイメージを抱いていません。帰属意識も持てなさそうです。できれば常駐は避けたいという想いがあるのですが、やはり新卒文系Sier一年目スキルなしだと無理なんでしょうか。最近ようやく、先輩方を半年見ていて、自身の所属している会社では自社システムにのみ強いSEにしかなれないことがわかり、焦って転職活動をしているためポートフォリオに上げるような物もなく、現在の状態ではかなり厳しいと思っています。
やはり難しいのでしょうか…
参考:Yahoo知恵袋
即戦力を求められるWEB業界で、スキルがない状態で転職するのはハードルが高いです。
なぜならば、BtoC向けのWEB業界と、客先常駐が多いBtoB向けのSIer業界では、求められるSE像が大きく異なるからです。SESから転職するならば、現在のキャリアを活かしやすいSIer業界内を目指すべきです。SIer業界でも受託や社内開発など、客先常駐以外の求人もあります。
現職のキャリアを活かせるため、現在よりも好条件の企業を見つけやすいです。2〜3年間で開発経験を身につけられたら、自社開発が多いWEB業界に転職するのも難しくありません。
Cさん)独学で勉強して自社開発を目指すべきか…
質問:IT業界に転職したいんですが独学で勉強し、自社開発や社内SEになるか、未経験でSESになりスキルを身につけて転職するかどちらの方がいいでしょうか?
回答:自社開発や社内SEに入れるならそっちの方がいいでしょうが、かなりの狭き門です。独学でどれだけ勉強しても所詮独学です。実務経験には遠く及びません。ただ、未経験でもポテンシャルに期待して自社開発や社内SEに入ることは可能です。かなりの狭き門ですが。
運悪く自社開発や社内SEに入れなければ、SESに入って後ほど転職になるでしょうね。未経験を採用するのは企業からすれば大変リスクがあります。IT業界はやっぱりあってないや、などスキルアンマッチで辞めていく未経験者は多いからです。その点、SESでも入っていれば、スキルアンマッチで辞められるリスクは減ります。そのため、独学で長くやるよりかはSESに入ってから転職した方がいい企業には入りやすいのではないか、と思います。
もちろん、未経験でも入れてくれる自社開発企業があれば、そっちの方がいいですが。
参考:Yahoo知恵袋
独学で勉強しても、社内開発で働ける可能性は低いです。なぜならば、技術職のIT業界では実務経験がなければ、転職市場で評価されないからです。独学はただのお勉強なので、就職活動では一切考慮されません。IT業界では実務や専門スキルが高い人材ほど、優良企業に就職します。
実務経験がない未経験者は、高い確率でSESのブラックに就職しますね。
ただし逆説的にいうと、1度でも実務経験があれば、SESを避けられる可能性は高くなります。実務経験がない未経験者と違い、経験者枠で就職活動ができるからです。応募できる企業の選択肢が10倍以上に増えるため、SES以外の選択肢も増えます。
社内開発はハードルが高いのは事実ですが、2社目以降は十分に狙えます。
以上のように、SESから社内開発に転職したいと考えているSEは多いです。そもそも、本当にSESから自社開発に転職できるのでしょうか。
そもそも、SESから自社開発に転職できる?

自社開発や社内開発は、SESと比べてハードルが高いですね。
その1:本当に開発経験がなくてもOK?
- 深刻な人材不足を理由に、社内開発でも人材を募集している
- SESに不満を言うけれども、実際に行動に移す人は少ない
- 未経験でも運が良ければ、社内開発に就職できる
- 社内開発から内定を得られなければ、転職しなければ良い
- SESからでも、社内開発に転職しやすい働き方がある
開発経験がなくても、IT業界で働いた実務があれば社内開発に就職できます。
なぜならば、現在IT業界は転職有効求人倍率が6.79倍を超えるほど、深刻な人材不足だからです(レポート:2019年1月)。1人の求職者に対して、求人が6つも余っている状態ですね。競争が激しく人材が資本のIT企業は、新しい人材を採用しなければ生き残ることはできません。
経験者だけでは人材を集められず、優良企業もブラックも自社で人材を育てる必要があります。
実務で1度も開発経験がないにも関わらず、私は社内開発する企業に転職できました。高いポテンシャルがあるからではなく、開発経験者を採用できない業界の事情があるからです。私以外にも新卒の文系出身者や、中途の未経験者を毎年採用しています。
転職することに対して、過度に不安を感じている常駐SEは多いですよね。
しかし、社内開発から内定を得られなければ、無理に転職する必要はありません。在職期間中に転職活動すれば、実は失敗する要素は基本的にはないですね。急いで就職先を決めようとすると、高い確率でブラックに就職します。
その2:SESから転職しやすい業種は?
- SESと同じSIer業界で、受託開発が中心の企業
- 流通業、医療業界、商社など、異業種の社内SEで働く
- 自社開発が多いインターネットWEB業界で働く
- 企業向けにパッケージ開発、販売しカスタマイズする
- クラウド主体で、インフラに関連したサービスを提供する
SESから社内開発を目指す場合に、狙いやすい業種や働き方があります。
最も転職しやすい業種は、同じSIer業界の受託開発メインのIT企業です。なぜならば、現職のキャリアを活かして転職ができるからです。基本的には、同じSIer業界なので開発手法や技術は同じです。例えば、製造業で客先常駐の経験があれば、同じ製造業の受託開発にも転職しやすいですよね。
受託開発や社内開発は、常駐先で行う設計や開発を社内に移動し、社内のリソースを使い開発納品します。社内で行う請負開発は、技術力やマネジメントを求められるが、基本的には客先に求められる事と同じです。そのため、転職後も少ないストレスで業務に入れます。
対して、WEB業界や異業種の社内SEは、SESからのハードルがとても高いです。
なぜならば、経験と知識ゼロで全く新しい業種に挑戦するからです。SESは雑務が多く開発できる人は少ないです。同じIT技術を使う分野でも、業界経験がない未経験として評価されます。WEB業界や異業種の社内SEを目指すならば、SIerで開発経験を積んでからでも遅くはないですね。
開発やマネジメント経験があれば、どこの業種に転職しても採用してくれます。
私は客先常駐から、同じ製造業で受託でシステムを開発する社内開発に転職できました。運用保守や評価の経験しかなくても、BtoBのビジネスモデルや開発手法は同じなので、採用面接でもアピールしやすかったです。
その3:再びSESを選ぶリスクを避けるには?
- 客先常駐の比率が、過半数を超える企業は危ない
- 労働時間が長い企業ほど、ブラックの確率が高い
- 自社製品やビジネスモデルなど、具体的な業務内容に着目する
- 求人サイトで、未経験者を常に募集している企業を避ける
- 社員同士仲が良い(馴れ合いが多い)企業は避ける
SESから脱出する上で大事なのは、確実に人売りを避けて就職する事ですよね。
SESを避けて就職するのは、私たちが思う以上に難しくありません。なぜならば、人売りSESのブラック度合いは、その会社の客先常駐を見れば読み取れるからです。私は過去に2度も、人売りSESに就職しました。その結果、その会社のHPを見るだけでも、ブラックを見分けられます。
「客先常駐の比率」「労働時間」「業務内容」「未経験者採用」「社内イベント」から、ブラック度を測れます。ブラックを見分けられたら、転職活動が怖いと思う事はなくなります。
では、社内開発に転職する事で、具体的にはどんなメリットが得られるのでしょうか。
社内開発に転職して得られるメリットは?

- 社内で携わるプロジェクトは、すべて開発案件に就ける
- 給料が右肩上がりに増える(4年で300→520万円)
- 年3回の賞与で、年120〜140万円得られる
- 月給与は30万円、毎年1〜2万円ペースで昇給する
- 転職市場で評価されるスキルが積める(+50〜100万円で掲示)
- 納期がない月は、定時に帰宅できる(月の残業は20時間)
- 海外に開発拠点があり、「海外勤務」と「海外出張」を経験できる
- 将来に対する不安がなくなり、定年まで安心して働ける
- 高性能のデスクトップPC、2台のモニター、広いデスクで作業できる
- 定時に帰宅できるため、副業でお金を稼ぐ時間がある(月10万円稼ぐ)
- 定期的に面談があり、将来のキャリアパスを上司に相談できる
- 勤務地が変わらないため、引っ越しする心配がなくなった
- 会社から徒歩10分の場所に部屋を借りられる
- 労働時間ではなく、能力やスキルで公正に評価される
- 自社でスケジュール管理するため、有給が取りやすい
- スケジュールの線を引く事ができ、後輩社員の管理も任される
- SEとして成長できれば、責任ある仕事を任せてもらえる
- 開発の他に、設計やマネジメント経験を積むことができる
- 開発チームの半数は外国人スタッフ、グローバルな視点が身につく
SESから社内開発に転職した事で、たくさんのメリットがありました。
1番良かったと思う事は、純粋に心から仕事が楽しいと思えた事です。SES時代は、自発的に行える業務がなく、常駐先に言われる通りに手を動かしていました。誰でにでもる仕事で、夜12時まで働くもやりがいを感じる事はなかったです。手取りは17万円、時給換算すると700円を下回るほど薄給でした。
今は自社の仲間と共に責任を持って、プロジェクトを成功に導く事にやりがいを感じています。
スケジュールは社内で管理するため、納期月以外は毎日定時に帰宅します。仕事内容が評価され順調に昇給し、4年後には520万円まで年収が増えました。常駐時代の元同期は現在も常駐SEを続けているが、彼女の給与は30万円(年収300→330万円)しか増えていません。
IT業界では中小企業でも、自社開発や社内開発している会社がたくさんあります。私が転職した先も社員数が100名未満のどこにでもある普通の中小企業です。社内開発で働くのは、大手SIerやWEB業界に就職するよりも難しくないです。
では、SESを辞めて社内開発で働くために、具体的には何をすればいいのでしょうか。
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。

私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
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客先常駐から脱出できる3つの方法は?

客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。
方法1:IT業界を辞めて別の業種へ

客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね。
経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。
仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。
1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できます。キャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。
現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。
方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です。
最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事です。なぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。
1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。
また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。
競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね。
方法3:経験を活かして自社や社内開発へ

IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。
社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。
開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます。
また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません。
では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?
客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?

客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。
転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」

- IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
- 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
- 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
- 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
- スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
- 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない
公式サイト:社内SE転職ナビ
社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね。
しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません。「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります。
確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります。「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。
転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」

- 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
- 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
- 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
- ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
- 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
- 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
- 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い
公式サイト:マイナビIT AGENT
「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です。親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。
個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。
私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。
「次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。
2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。
入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます。開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。
IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。
私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。
これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?

客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です。
常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます。
IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。
私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました。30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。
対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。
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』異業種への転職は、キャリアを活かせない
<2021年2月:SE転職の緊急のお知らせ>

コロナによる経済悪化に伴い、SE向けの求人数が日を追うごとに激減しています。
3月以降の米国失業保険申請者数は、1月30日累計で「7,672万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数1/30)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
コロナ第3波の影響で、1月2週の申請件数は再び96万件に激増しています。
経済環境が不安定だからと、転職活動を見送る常駐SEは多いです。しかしながら、転職を考えているならば、今すぐに行動に移すべきです。なぜならば、客先常駐の雇用が急激に悪化するのは21年の春以降だからです。
実体経済と労働環境の悪化にはタイムラグがあります。なぜならば、大手企業は前年度の業績を見て、年度単位で新規開発や採用計画を立てるからです。コロナ不況が予想外に長引き、21年度の見通しを大幅に下方修正する顧客が増えてます。
そうなると、多くの常駐SEは21年春以降に職を失います。このように警告しているのは、私自身も08年夏に金融危機が発生した翌年の春前に職を失ったからです。
20代だった私だけではなく、出向先の常駐SEの半数以上が契約解除されました。春を過ぎる頃には、案件中止で契約解除される常駐SEが大量に労働市場に溢れます。私たちが契約解除を伝えられてから、出向先や転職先を探しても手遅れです。
本来であれば、新規の大型案件が開始する春前は、人材確保でSE求人が最も増える時期ですね。しかしながら、今年は採用計画を大幅に見直す顧客が多く、前年度の半分未満の見通しです。そのため、いま転職市場にある社内開発は、年度が変わる前の最後の案件です。
これら求人がクローズすると、春以降はもうSE求人はほぼ残っていません。
そのため、21年1・2月は常駐SEが転職できる最後の月です。目標から逆算すると、遅くても今月中には採用活動を開始していないと手遅れですね。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から完全に解放されました。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
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まとめ:SESから自社開発や社内開発に転職したい

- 深刻な人材不足を理由に、社内開発でも人材を募集している
- SESに不満を言うけれども、実際に行動に移す人は少ない
- 未経験でも運が良ければ、社内開発に就職できる
- 社内開発から内定を得られなければ、転職しなければ良い
- SESからでも、社内開発に転職しやすい働き方がある
SESから社内開発に転職するのは難しくありません。なぜならば、現在IT業界は転職有効求人倍率が6.79倍を超えるほど、深刻な人材不足だからです(レポート:2019年1月)。1人の求職者に対して、求人が6つも余っている状態ですね。競争が激しく人材が資本のIT企業は、新しい人材を採用しなければ生き残れません。
経験者だけでは人材を集められず、優良企業もブラックも自社で人材を育てる必要があります。
また、1度でも実務経験があれば割と簡単にSESを脱せられます。なぜならば、未経験で就活した時と違い、「経験者枠」として求人を紹介してもらえるからです。未経者時代と比較して、選択肢は10倍以上に広がります。実際に私も開発経験ゼロで、社内開発に転職しています。
転職に対して、過度に不安を感じている常駐SEは多いですよね。
でも、社内開発から内定を得られなければ、無理に転職する必要はありません。そのため、私たちは実質的にリスクゼロで就活できますね。つまり、在職期間中に転職活動すれば、実は失敗する要素は基本的にはありません。
SESに不満を感じているならば、まずは具体的に行動に移してみましょう。実際に行動に移さなければ未来が変わる事はないからです。私は開発経験がないときに、社内開発に転職できました。順調に昇給し転職してから4年後には、年収が520万円まで増えました。
客先常駐で苦しんでいた時に、勇気を持って行動に移せたからだと思います。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
3月以降の米国失業保険申請者数は、1月30日累計で「7,672万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数1/30)。リーマンショックが起きた3月の合計でさえ、失業者は80万人だけでした。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」事に自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めた事で、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、私たちに与えられている時間は多くはありません。客先常駐を脱出するならば、今月がもう最後の月かもしれません。
本来であれば、年度予算が決まり新規プロジェクトが開始する前の春は、社内開発のSE案件が最も増える時期です。しかしながら、コロナの影響で1年間の採用計画を大幅に見直すIT企業が増えていますね。
春以降は契約解除されるSEが市場に溢れ、求人数も半分未満になるかもしれません。
そのため、目標から逆算すると、遅くても今月中には企業から内定を得る必要があります。今すぐに行動に移せなくても、すぐに転職活動を開始できる形だけは作っておきましょう。
登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。


会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
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