社内SEに転職したい|年収や待遇、入社後のデメリットや失敗談まで

近年、社内SEはエンジニアの中で最も人気な職種のひとつとなっています。

その1番の理由は、「社内SEは仕事が楽、さらに高収入で安定しているから」と考えられているからですね。

確かに私たちSEは、売上げや利益のプレッシャー、タイトなクライアントのスケジュール、日進月歩で進化するIT技術、新興企業との競争など、日々ストレスに晒されることが多いので、社内SEが人気な理由が納得できますね。

しかしながら、次のように疑問を感じている人もたくさんいます。

  • 「本当に社内SEは、楽な仕事なのでしょうか?」
  • 「社内SEにはデメリットやリスクはないのか?」
  • 「社内SEに転職するためには、具体的に何をアピールすれば良いの?」

ここでは、社内SEを目指している人のために、次のポイントを詳しく紹介します。

社内SEに転職したい人向け
  1. 社内SEの仕事内容、年収や待遇
  2. 社内SEの魅力とメリットやデメリット
  3. 社内SEに転職後のリアルな失敗談
  4. 社内SEに好まれる転職理由や志望動機の書き方

▼▼社内開発の転職に強い専門サイト3社▼▼

  1. マイナビIT AGENT客先常駐から、社内開発の転職に強い
  2. 社内SE転職ナビ社内SE専門だが、求人数は673件だけ
  3. リクルート求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い

<2020年11月:SE転職の緊急のお知らせ>

参考:8月の有効求人倍率1.04倍に低下 6年7カ月ぶり低水準

コロナによる経済悪化に伴い、SE向けの求人数が日を追うごとに激減しています

3月以降の米国失業保険申請者数は、10月末の累計で「6,620万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数10/31)。ピークの664万人を超えたが、現在も週当たり100万人が職を失い続けています。

リーマンショック時の3月の失業者数は80万人だけだが、求人倍率は0.45倍に急落しました。その頃には、客先にいた20〜30代の常駐SEの半数が契約を解除されています。

契約解除後もSEを雇用できる会社は稀で、多くが所属先からも首を切られています。当時20代前半だった私も同僚も、契約解除後の翌月に自主退職に追い込まれました。求人倍率が1倍を下回る頃には、本格的に常駐SEの契約解除や派遣切りが急増します。

通常の11月は、来年度開始の開発案件に向けて経験者向けの求人が最も増える時期です

しかしながら、コロナの影響で今年秋のIT求人数は昨年度の半分未満です。いま転職市場に出ているIT求人を逃せば、来年以降はもう転職できない確率は高いです。なぜならば、来年以降に求人倍率が1倍を下回るのは確実で、求人自体が転職市場に出てこなくなるからです。

そのため、11月は私たち常駐SEが客先常駐を脱出する最後の月です。

目標から逆算すると、遅くても今月中には企業から内定を得る必要があります人材不足の過去8年間は、業界経験さえあれば、誰でも社内開発に転職できる幸運な時期でしたね。これからは、客先から突然契約解除されるか、もしくは4〜5人でひとつの採用枠を奪い合います。

客先常駐からの脱出が目的ならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。

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「社内SE」の仕事内容や年収は?

社内SEの仕事内容は?

社内SEとは、異業種(製造業、医療業界、金融系、製造業)の情報システム部門で働くエンジニアのことを指します。

社内SEの仕事内容は、業種によっても異なるため定義するのは難しいですが、一般的には次のような業務が中心になります。

社内SEの業務内容
  • 社内システムの構築や運用
  • 社内製品に関連したシステムの開発(外注することが多い)
  • 社内製品の開発、品質管理、社内やカスタマサポート、セキュリティ対策
  • 社内のIT業務に関する全般的な管理

社内SEの年収や待遇は?

社内SEの年収は、業種によって大きく異なるので平均を出すことはできません。

ただし、一般的なIT企業のエンジニアよりも給料は高くなります。なぜならば、社内に情報システム部門を設立する企業は大手優良企業が多く、大手の社員と同等の給与テーブル、福利厚生が適用されるからです。

そのため、30代でも年収は600万円以上、住宅手当やボーナスも充実し、定年まで安心して働くことができます。残業代も全額支給され、客先常駐のように長時間労働を強いられることもありません。

入社後の平均年収が気になる方は、その業種の平均値を参考にしましょう。

「社内SE」のメリットやデメリットとは?

メリットとデメリットのまとめ

社内SEには次のようなメリットとデメリットがあります。

メリット デメリット
  • 納期を管理する側に回るため、IT業界の納期地獄から解放される
  • IT以外で本業の収入があるため、売上げや利益のプレッシャーから解放される
  • 大手企業と同等の給与水準になり、福利厚生が充実している
  • 定年まで安心して働くことができる
  • 外注が多く管理業務が中心となり、技術面でスキルアップできない
  • 開発環境や開発言語が限定されるため、狭い世界の技術者になる
  • 最新技術に触れる機会が減る
  • 他部署の社員からの相談やトラブルの迅速な対応が求められる
  • 部署内の人間関係が固定されるので、合わない人はストレスを感じる

社内SEのメリットとは?

社内SEを目指す最大のメリットは、残業する必要が全くないことです。

私たちSEが、家族やプライベートな時間を犠牲にして夜遅くまで働く理由は、クライアントとの納期を守るためですよね。社内SEはスケジュールを管理する側に回るため、納期地獄から解放されます。

また、IT業界の過当競争からも逃れられ、大手企業の給与水準になることも大きな魅力です。ビジネスモデルが安定した企業で、給与テーブルがしっかりと決まっているので、経験年数とともに毎年順調に昇給していきます。

社内SEのデメリットとは?

メリットばかりではなくデメリットについても着目しましょう。

社内SEに転職すると、開発現場から遠ざかることになります。そのため、最新技術に触れる機会が減り、技術者としてキャリアを積むのが難しくなります。

社内SEの利点を活かしたまま、技術者としてもキャリアを積みたい人は、内製化を進めている楽天やユニクロへ転職することを考えましょう。

社内SE転職後のリアルな失敗談とは?

私の知人で社内SEに転職したSEが何人かいますが、リアルな失敗談を語ってくれました。

失敗談1:社内SE後のキャリアがない

社内SEへ転職するために注意しなければならないのは、社内SE後のキャリア形成が難しくなることです。

私の知人は20代後半で銀行系の社内SEに転職しました。

システム開発には携わることができていますが、セキュリティが厳しい銀行で使用する言語はその企業だけの特殊な言語を利用しています。そのため、汎用的なスキルが積めないので、その後の転職が難しいと言っていました。

前職と比較して収入は100万円以上増えましたが、その企業で定年まで働き続ける必要があります。

失敗談2:経営不振に陥ったときに打つ手がない

社内SEに転職すると、コスト削減や人員削減の対象を受けやすいというデメリットもあります。

社内情報システム部門のSEは、本業で利益を得ているため売上げを立てるプレッシャーがありません。これは社内SEのメリットでもあるが、本業が経営不振に陥ったときには、真っ先にコスト削減の対象になります。

例えば、東芝のような不祥事が発生すると、情報システム部門の社員はリストラ対象になります。年齢次第では次の就職先が見つからない可能性もあります。

製造業の社内SEに転職した友人は、大手企業は簡単にリストラされないし、給与カットにも限度額があるので、過度に心配する必要はないと言っていましたが、有事の際には打つ手がないことも考慮しなければなりません。

ここから先は社内SEに転職する方法についてみていきましょう。デメリットや失敗例もありますが、それでもIT業界のSEよりも安定しているのは間違いないですよね。

▼▼日本市場は深刻な人材不足で短期雇用の時給が高騰しています▼▼

参考:アルバイトの時給動向をグラフ化してみる

深刻な人材不足は、ITエンジニアも例外ではありません。

  1. 「17万人」のSEが不足しているが、2030年には「57万人」になる(経済産業省)
  2. 全業界の転職求人倍率は「2.36倍」、IT業界は「6.15倍」(DODA)
  3. 派遣SEの月給が「48万円」を超えるほど、給与が高騰している(派遣会社)

参考:IT業界のSEは過去最大の売り手市場|簡単に年収アップが実現できる

私たちSEは好条件で企業に転職できます。

ただし、この状況はいつまで続くかは誰にもわかりません。IT企業は人材不足を解消するために、外国人SEを大量に採用しています。日本政府は労働者不足を理由に、移民を受け入れる準備を進めています。

社内SEで好まれる転職理由、志望動機とは?

ここでは、社内SEへの転職を成功させるコツを紹介します。

社内SEはIT企業でバリバリ働く現役のSEとは事情が大きく異なるので、転職理由や自己PRなど少しひねる必要があります。

通常のIT企業では「IT技術に高い関心があります、チャレンジするのが好きです」は好まれますが、社内SEでは逆効果ですよね。

その1:採用する側のポイントを知る

社内SEを採用する側が、最も重視しているのは次の4つです。

社内SEで重視されること
  1. 「コミュニュケーションスキルがあること」
  2. 「転職先の業界に関する、学習意欲があること」
  3. 「定年まで長く働き続けたい意思があること」
  4. 「個人主義的な考えよりも、組織のために働きたい人」

通常のIT企業であれば、チャレンジ精神が強く、変化の波に柔軟に対応できる人材が求められます。しかし、社内SEでは、基本的には大手企業に好まれる人材と同じです。

社内SEは全部署のIT を管理するので、技術志向が強い人材よりもコミュニュケーション能力が高い人にお願いしたいですよね。

リストラも退職もなく、定年まで働き続けることを前提に人材を採用しているので、専門職にありがちな個人主義よりも、組織全体を優先して考える人材が好まれますよね。

その2:社内SEに好まれる転職理由の考え方

社内SEの転職理由を考えるのは難しいです。

なぜならば、

私たちSEの本音は、「IT業界の客先常駐に嫌気が指して、安定した社内SEでゆっくりと働きたいと思っているから」ですが、この転職理由では確実に嫌われますよね。

IT業界のSEではなくて、なぜその業種の社内SEでないとダメなのか」この点が明確にならないと、最終面接まで進むのは難しいです。

例えば、

  • 「御社の製品に愛着を感じているから」
  • 「人に直接感謝されるのが好きで、組織やチームをサポートするのが好きだ」
  • 「〇〇の製品を広く普及させるために、ITの観点で〇〇をサポートしたい」

など、相手の軸に合わせてアピールする必要があります。

その3:社内SEに好まれる志望動機の考え方

社内SEの志望動機はとてもシンプルです。

その業種のことをどれだけ熱心に研究できているかによって、相手の好感度は目に見えて変わります。

採用する側は、SEが直接業務に携わらなくても、自分たちのビジネスモデルを深く理解してもらいたいと思っているからです。そのため、より深くその業界のことを研究すればするほど、内定をもらいやすくなります。

理想は、

  1. その業界の動向を念入りに調べる
  2. 入社したい企業の問題点を探り自分なりの解決策を考える(間違っていても良い)
  3. その問題を解決する能力が自分にある(実際にはなくても良い)ことを、面接場で売り込む

複数の業界の動向を把握することは、現実的ではないので、

どの業種の社内SEを目指すかは予め方向性を決めておく必要がありますね。

社内SE専門の転職エージェント「社内転職ナビ」

転職理由や志望動機は、必ずプロの転職エージェントにチェックしてもらいましょう。

なぜならば、試行錯誤しながらひとりで書いたものは、客観的な視点が抜けているので相手に魅力が伝わらないことが多いからです。転職エージェントを利用すると、自己 PRや志望動機など必ずチェックしてくれるので、自信を持って企業に提出することができます。

社内SEへ転職するのであれば、社内SE専門の「社内転職ナビ」を利用しましょう。社内SEを目指すSEのために座談会を行うなど、社内SEの事情を知り尽くしたプロが具体的なアドバイスをしてくれます。

私自身も過去に利用したことがありますが、

社内SEだけではなく社内開発を含めた案件を、15社ほど紹介してくれました。知名度は低いですが、その分大手転職サイトにはない手厚いサポートが期待できます。

▼▼確実に社内SEへ転職できるエージェント▼▼

>>>顧客常駐はもう嫌だ!社内SEへ転職するなら【社内SE転職ナビ】

>>>【社内SE転職ナビ】の評判や体験談|社内開発の案件を15社も紹介してくれた

オススメの「社内SE」の転職先とは?

ITテクノロジーの普及により、大手企業で情報システム部門を社内に設立し、内製化を進める企業が増えています。「楽天」や「ユニクロ」がその代表例ですね。

社内SEのデメリット、転職市場で評価されずにキャリアが積めないことを考えると、

社内の情報システム部門を内製化している、「ユニクロ」と「楽天」がオススメです。

両社ともに高いスキルを求められますが、ユニクロの募集要項を見ると、年収レンジは550〜1500万円。楽天の平均年収は666万円です。両社ともに他のIT業界よりも給与水準は高いし、国際色豊かな環境で高いレベルの技術力を磨くことができますね。

毎年、百人単位で大量にSEを募集しています。

システム開発を行うので残業は少なからずありますが、クライアントとの納期がないので、SIerのように残業地獄に放り込まれることはありません。

内製化を進める企業が増えている理由

システムの仕様変更やバージョンアップ、最新技術の導入などが頻繁に発生するため、社内でエンジニアを採用した方が、外注するよりもコストが安くなると判断したからです。社内にノウハウを溜められるので、得をする方が多いです。

システム開発を外注に出すと、3次、4次請けと下に流れていき、開発費用が高くなる上に社内にノウハウが蓄積しないデメリットがあります。

社内SEを目指すのであれば、是非トライしてみましょう。「社内転職ナビ」を利用すると、案件を紹介してくれます。

まとめ:異業種の「社内SE」になりたい!

どうでしょうか、異業種の社内SEに転職するイメージを持つことはできましたか?

内容をまとめると、近年多くのエンジニアが異業種の社内SEへ転職しています。その理由は、IT業界の過当競争や納期で日々消耗しているSEがたくさんいるからですね。

社内SEを目指すメリット
  1. 納期を管理する側に回るため、IT業界の納期地獄から解放される
  2. IT以外で本業の収入があるため、売上げや利益のプレッシャーから解放される
  3. 大手企業と同等の給与水準になり、福利厚生が充実している
  4. 定年まで安心して働くことができる

ただし、社内SEを目指すことのデメリットもあります。社内SE後のキャリア形成ができないこと、それから、業績不振に陥ると人員削減やコスト削減の対象になることですね。

デメリットやリスクを理解した上で、社内SEを目指しましょう。

IT業界のSEではなくて、なぜ異業種の社内SEでないとダメなのか」という点が、明確に説明できないと内定を獲得するのは難しいです。

社内開発している企業へ転職する

もしも、「客先常駐」が社内SEへの転職を考える動機なのであれば、社内開発できる企業へ転職することも考えてみましょう。

なぜならば、社内SEは定年まで働くことが前提になるので、キャリアの選択肢が狭くなるからです。一通りIT技術のことを理解した後で転職するでも遅くはないですよね。

年齢が若い20代であれば、今後のためにも専門スキルを身につけておきたいですよね。社内SEで定年まで働き続けるにしても、スキルがある人材の方が採用されやすいのは間違いありません。

わたしは客先常駐から脱出することで、労働条件を大きく改善することができました。

具体的には、

  1. 給料が右肩上がりで増えた(4年後に300→520万円
  2. 自分の仕事が終わったら定時に帰れる(拘束時間15時間→9時間
  3. 開発スキルが向上して転職先に困らなくなった(+50〜100万円で掲示

また、海外に開発拠点がある企業だったので、社内開発の他にも「海外勤務」や「海外出張」も体験させてもらいました。社内SEの他にも、業界内の社内開発も検討してみてください。

参考:客先常駐をすぐに辞めたい|年収アップへの近道がある(300→520万円)

転職するなら早い方が良い理由

参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!

2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね

しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。

米国失業保険申請者数は、9月末の累計で「5859万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数リーマンショックが起きた3月の合計でさえ、失業者は80万人だけでした。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています

自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。

2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。

常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからですIT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。

有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?

有効求人倍率が0.45倍に陥ると...
  1. 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
  2. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  3. 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
  4. 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
  5. 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
  6. その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
  7. 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる

私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。

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