客先常駐にはたくさんの問題がありますね。
- 「労働力を外部に提供する客先常駐は、今後も残り続けるだろうか…」
- 「グローバル化が急速に進み、日本人SEは生き残れるのだろうか…」
- 「最先端技術の人工知能やクラウドは、IT業界を変えるだろうか…」
客先常駐の将来性に対して、漠然と大きな不安を抱えている人は多いですよね。私自身も常駐時代は、将来が不安で夜も眠れないほど精神的に辛かったです。
現時点で不安を感じている人は、IT業界が抱える課題や流れを把握しましょう。
IT業界にある大きな課題を知る事で、私たちは客観的に物事を考えることができ、自身が進みたい方向性を示せますね。ここでは、現在の客先常駐が抱える大きな課題4つ、それから今後のIT業界の流れを紹介します。
- 客先常駐が抱えている大きな課題4つとは?
- IT業界の今後の大きな流れとは?
- 常駐SEに、開発スキルが必須である理由は?
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- 『マイナビIT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ
』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
- 『リクルート
』求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い
<2021年1月:SE転職の緊急のお知らせ>

コロナによる経済悪化に伴い、SE向けの求人数が日を追うごとに激減しています。
3月以降の米国失業保険申請者数は、12月5日累計で「6,989万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数12/05)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
経済環境が不安定だからと、転職活動を見送る常駐SEは多いです。
しかしながら、私たち常駐SEは今すぐに転職する必要があります。なぜならば、21年度に予定していた新規案件などの計画を、大幅に見直す出向先が増えているからです。21年の計画は前年度の業績を見て判断するが、昨年はコロナで急速に業績が悪化しましたね。
そうなると、雇用調整に使われている派遣や客先常駐は職を失います。
米国と日本経済、実体経済と労働環境はタイムラグがあるため、客先常駐の雇用が急激に悪化するのは21年以降です。このように警告しているのは、私自身も金融危機が発生した半年後、冬の寒さが厳しいちょうど今の時期に職を失ったからです。
当時20代前半だった私だけではなく、当時の同僚や出向先の常駐SEの半数以上が契約解除されました。そして、コロナによる不況は、2008年の金融危機よりも深刻です。年度が変わる春前には、案件の中止や延期で契約解除される常駐SEが大量に労働市場に溢れます。
契約解除を伝えられてから、出向先や転職先を探しても手遅れです。その頃には、すでにたくさんの派遣や常駐SEが次の派遣先を探すため、案件自体が市場に出なくなるからです。ようやく出向先を見つけても、月単価20万円のテスターやデータ入力ばかりです。
本来であれば、新規プロジェクトが開始する春前は、人材確保でSE求人が最も増える時期ですね。しかしながら、今年は採用計画を大幅に見直す企業が多く、前年度の半分未満の見通しです。実際に、昨年度の夏秋の求人数は半分だけでした。
いま転職市場にある社内開発の案件は、年度が変わる前にある最後の案件です。これを逃すと、もう春以降は転職できない可能性が高いです。
そのため、21年1月は常駐SEが転職できる最後の月ですね。目標から逆算すると、遅くても今年中には採用活動を開始していないともう手遅れです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から完全に解放されました。
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記事の内容を簡単に知りたい
客先常駐が現在抱えている課題とは?

私たちが働いている客先常駐には、今後どのような課題があるのでしょうか。
課題1:人材不足で労働者が足りない

参考:IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果(経済産業省)
IT業界はかつてないほど深刻な人材不足に陥っています。経済産業省の調査結果によると、2030年には57万人のSEが不足します。
人工知能やクラウド、IoT、ブロックチェーンなど、新たな分野が日々誕生していますが、技術者は育っていません。IT業界では常に人材が足りていないですね。
これは、日本に限らず先進国に共通した問題です。アメリカでも100万人が不足すると言われています。IT市場の成長が早過ぎて、人材の育成が追いついていかないからです。
さらに、2020年のIT技術者求人数の見込みが140万人に上っているのに対して、学生数は40万人程度にしか増加しないと考えられており、今後さらなるIT技術者不足となることが予測されています。
深刻な人材不足が私たちSEに与える影響を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
参考:SEは過去最大の売り手市場|派遣でも年収は576万円を狙える
課題2:スキルがある人材が育たない
客先常駐では、スキルがある人材を育成するのが難しいです。
仕事を覚えても短期間で職場が変わるため、知識が蓄積されないからですね。また、開発案件に就ける可能性も低く、経験が積めない単純労働で働くSEも多いですね。
低賃金な上に長時間労働を強いられ、新しい技術を学ぶ時間もありません。ITに強い関心がある学生や中途が入社しても、プログラミング経験が積めずに3年以内で会社を辞めるSEは多いですね。
参考:常駐SEがプログラミングができない理由|20代で3度も転職した…
課題3:外国人の労働者が劇的に増える
グローバル化が進み、ここ数年で外国人労働者が急速に増えています。以前は中国人やインド人が多かったが、現在ではベトナム人、フィリピン人、ミャンマー人の労働者が増えていますね。
私のチームの開発メンバーは、8割が外国人プログラマーです。
海外の開発拠点や外国人労働者に開発工程が流れるため、日本人SEが経験を積む場が減っています。日本の労働市場の人材不足を考えると、今後も外国人労働者は増え続けます。
課題4:不景気で大量に首を切られる
人材不足が進むIT業界ですが、近いタイミングで1度新陳代謝が行われます。
2008年の金融危機では、客先常駐で働くたくさんのSEが首を切られました。年齢が若い20代は、条件を下げれば働き先を見つけられます。しかし、30代で常駐SEしか経験がない人は、強制退場に追い込まれましたね。
彼らの多くは、過去の経歴を活かせず、介護職や飲食店に転職しました。当時新人社員だった私は、おじさんSEが首を切られる現場を目の前で見ていました。
景気サイクルは8年周期で発生します。前回の金融危機から10年が経ち、2019年にも不景気に陥る可能性が高いですね。次の金融危機が発生すれば、現在常駐先で働いている30代の大半が、再び首を切られます。
参考:客先常駐SEに将来はない|35歳おじさんエンジニアの末路とは?
客先常駐には現在もこのような問題がありますね。では、IT業界は今後どのように進んでいくのでしょうか?
IT業界や客先常駐の今後の流れとは?

技術の移り変わりが早いIT業界では、物凄いスピードで変化しますね。では、IT業界は今後どのように変わっていくのでしょうか。
その1:開発SEと常駐SEで2極化が進む
専門スキルがある開発SEと、スキルがない常駐SEで2極化が進みます。
私がIT業界で働き始めた10年前は、今ほど格差はなかったです。5〜10年上の先輩社員は、開発経験を積めたSEも多かったです。長時間労働は深刻でしたが、深夜や休日手当で全額支給され、月40万円近く貰っていました。
しかしながら、2008年の金融危機を背景に状況は大きく変わりましたね。
海外の開発拠点に仕事が流れ、客先常駐の売上が大きく落ち込みます。大手プロパーに出向したら、フロアの半分が空席だったこともあります。2008年以降は、多くのIT企業で残業代が廃止されました(年棒制やみなし残業制)。
また、外部社員にアウトソースする仕組み上、コスト削減が進むほど現場は最適化されます。その結果、付加価値が低い仕事は、全て常駐SEに丸投げされます。運が良ければ開発案件に就けても、8割以上の常駐SEは雑務しかできません。
私の元同僚は常駐SEを8年続けていますが、年収は30万円(年収300→330万円)しか増えていません。
今の20代はもっと悲惨ですよね。
専門職を選択したにも関わらず、手取り16万円以下で働く常駐SEも少なくありません。客先常駐の実態は既に社会に認知されています。そのため、若い世代はWEB系の自社開発やフリーランスを目指します。
失礼な言い方をすると、常駐SEに集まるのは情報弱者だけですね。能動的に行動できるSEは給料が増え、受身のSEは劣悪な労働環境で働きます。
参考:客先常駐の給料はなぜこんなに低いの?|30歳で年収330万円だった
その2:勤務地・単価・労働時間を選択するSEが増える
労働条件を自分で選択するSEが増えます。なぜならば、深刻な人材不足を背景に、働きやすい労働環境を提供する企業が増えているからです。労働環境を改善する企業には、優秀なSEが集まるため、より付加価値が高い仕事ができます。
週休3日制、在宅ワーク、残業ゼロ、マージン率の公開など、過去にない労働条件や企業が増えています。
近い将来私たちSEは、勤務地・単価、労働時間を自身で選択できます。実際にこの条件で提案する人材紹介会社も増えていますね(なかには広告も多いが)。冷静に考えて、客先常駐ほどリスクが高い働き方はありません。
- プロジェクト毎に勤務地が変わり、通勤が2時間を超える
- 単価70万円でも、3重、4重と仲介業者挟み、手取りは18万円だけ
- 開発できるとは限らず、職場はガチャガチャを引くのと同じで運次第
- 炎上案件に投入されたら最後、毎日帰宅は夜の12時を過ぎる
- 深夜や週末に常駐先の上司から、電話で急遽呼び出される
- 自社のシステムではなく、他社のシステム開発をお手伝いする
- 設計や開発を経験できず、35歳を過ぎて働けない
今後は、理不尽な労働条件を受け入れるSEは減ります。
その3:社内開発やフリーランスを目指すSEが増える
常駐SEを離れて、社内開発やフリーランスを目指すSEが増えます。私たち常駐SEの選択肢は年々増えています。
- 急成長のインターネット・WEB業界は、自社開発が多い
- 異業種(楽天、ユニクロ、病院)でも、ITを内製化する企業が増えている
- マージン率を公開するフリーランスは、ブラックに摂取されない
常駐以外で働く選択肢は、以前よりも確実に増えています。
なぜならば、現代社会ではIT技術なしにビジネスが成り立たないからです。IT業界に限らず多くの企業は、画像や簡単な機能を差し替えるために、数10万円のコストで外注に依頼するのはウンザリしています。
楽天やユニクロは、社内のシステムを内製化するために大量にSEを採用しています。ユニクロの年収レンジは550〜1500万円、楽天の平均年収は666万円ですね。病院などの医療系でも、システムエンジニアを採用する企業は増えていますね。
将来の事を真剣に考えているのであれば、私たちSEは早い段階で開発経験を積む必要があります。
今後も、開発経験は必須スキルである

私たちSEは、年齢が若い20代のうちに開発経験を積む必要があります。なぜならば、開発経験がなければ、その次のステップに進めないからです。
- 専門スキルを深く磨いて、スペシャリスト人材を目指す
- 開発から上流工程にシフトし、マネジメントやコンサルを目指す
- 開発の基礎を習得した後に、最先端分野のSEを目指す
- 開発経験と語学を活かして、外資系IT企業や海外勤務を目指す
いま現在常駐先で開発できない人は、危機感を持った方が良いですね。
運用保守の経験しかないのに、突然WEB系の開発案件に配属されることはありません。開発できないまま30歳を過ぎると、受け入れ先が減り始め35歳で職を失いますね。
できるだけ早い段階で、常駐SEを卒業して将来のキャリアを考える必要があります。では、IT業界で確実に開発経験を積むためにはどうすれば良いでしょうか。
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。

私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
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客先常駐から脱出できる3つの方法は?

客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。
方法1:IT業界を辞めて別の業種へ

客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね。
経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。
仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。
1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できます。キャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。
現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。
方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です。
最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事です。なぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。
1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。
また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。
競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね。
方法3:経験を活かして自社や社内開発へ

IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。
社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。
開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます。
また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません。
では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?
客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?

客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。
転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」

- IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
- 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
- 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
- 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
- スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
- 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない
公式サイト:社内SE転職ナビ
社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね。
しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません。「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります。
確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります。「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。
転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」

- 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
- 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
- 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
- ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
- 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
- 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
- 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い
公式サイト:マイナビIT AGENT
「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です。親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。
個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。
私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。
「次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。
2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。
入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます。開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。
IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。
私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。
これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?

客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です。
常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます。
IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。
私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました。30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。
対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。
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コロナによる経済悪化に伴い、SE向けの求人数が日を追うごとに激減しています。
3月以降の米国失業保険申請者数は、12月5日累計で「6,989万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数12/05)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
経済環境が不安定だからと、転職活動を見送る常駐SEは多いです。
しかしながら、私たち常駐SEは今すぐに転職する必要があります。なぜならば、21年度に予定していた新規案件などの計画を、大幅に見直す出向先が増えているからです。21年の計画は前年度の業績を見て判断するが、昨年はコロナで急速に業績が悪化しましたね。
そうなると、雇用調整に使われている派遣や客先常駐は職を失います。
米国と日本経済、実体経済と労働環境はタイムラグがあるため、客先常駐の雇用が急激に悪化するのは21年以降です。このように警告しているのは、私自身も金融危機が発生した半年後、冬の寒さが厳しいちょうど今の時期に職を失ったからです。
当時20代前半だった私だけではなく、当時の同僚や出向先の常駐SEの半数以上が契約解除されました。そして、コロナによる不況は、2008年の金融危機よりも深刻です。年度が変わる春前には、案件の中止や延期で契約解除される常駐SEが大量に労働市場に溢れます。
契約解除を伝えられてから、出向先や転職先を探しても手遅れです。その頃には、すでにたくさんの派遣や常駐SEが次の派遣先を探すため、案件自体が市場に出なくなるからです。ようやく出向先を見つけても、月単価20万円のテスターやデータ入力ばかりです。
本来であれば、新規プロジェクトが開始する春前は、人材確保でSE求人が最も増える時期ですね。しかしながら、今年は採用計画を大幅に見直す企業が多く、前年度の半分未満の見通しです。実際に、昨年度の夏秋の求人数は半分だけでした。
いま転職市場にある社内開発の案件は、年度が変わる前にある最後の案件です。これを逃すと、もう春以降は転職できない可能性が高いです。
そのため、21年1月は常駐SEが転職できる最後の月ですね。目標から逆算すると、遅くても今年中には採用活動を開始していないともう手遅れです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から完全に解放されました。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
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まとめ:常駐SEが抱える課題と今後の流れは?

- 専門スキルがある開発SEと、スキルがない常駐SEで2極化する
- 勤務地・単価・労働時間を、自身で選択するSEが増える
- 社内開発やフリーランスを目指すSEが増える
客先常駐の将来性に対して、漠然と大きな不安を抱えている人は多いですよね。私自身も常駐時代は、将来が不安で夜も眠れないほど精神的に辛かったです。現時点で不安を感じている人は、IT業界が抱える課題や流れを把握しましょう。
そうする事で、私たちは客観的に物事を考えることができ、冷静に判断ができます。
今後は専門スキルが低い常駐SEは、今よりも生きづらい業界になりますね。能動的に行動できる人材は、WEB業界や異業種の社内SE、中間業者の摂取がないフリーランスで働くからです。
能動的に行動できない人は、今後も出向先に良いように使われます。30歳以降もこの業界で働き続けたいのであれば、なるべく早い段階で常駐SEを卒業しましょう。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
米国失業保険申請者数は、9月末の累計で「5859万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数リーマンショックが起きた3月の合計でさえ、失業者は80万人だけでした。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」事に自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めた事で、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、私たちに与えられている時間は多くはありません。客先常駐を脱出するならば、今月がもう最後の月かもしれません。
本来であれば、年度予算が決まり新規プロジェクトが開始する前の春は、社内開発のSE案件が最も増える時期です。しかしながら、コロナの影響で1年間の採用計画を大幅に見直すIT企業が増えていますね。
春以降は契約解除されるSEが市場に溢れ、求人数も半分未満になるかもしれません。
そのため、目標から逆算すると、遅くても今月中には企業から内定を得る必要があります。今すぐに行動に移せなくても、すぐに転職活動を開始できる形だけは作っておきましょう。
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