受託開発や客先常駐よりも、自社開発できる会社で働きたい人が増えています。では、自社開発への就職はどれくらい難しいでしょうか?
- 「開発経験が1年もないけれど、自社開発に入社できますか…」
- 「SIer系から、WEB系の自社開発へは入社できますか…」
- 「受託開発やSESと比較して、自社開発への転職は難しいですか…」
結論から伝えると、自社開発への転職は難しいです。なぜならば、自社開発系はより即戦力を求める傾向があるからです。最近だと、オリジナルアプリやソースコードの開示を求める会社も少なくありません。
ソースコードを見せるだけでも、引け目を感じる人は少なくないですよね。私はいつも躊躇していました。難易度を比較すると、次のようになります。
「メガベンチャー>>自社開発=社内SE>受託開発>SES」
客先常駐だけのSESは、業界経験がない未経験者でも簡単に入社できますね。対して、受託開発、社内SE、自社開発は、より入社の難易度が上がります。入社難易度が高くなると、ブラックに当たる可能性も低くなりますね。
ここでは、受託開発やSESと比較した自社開発の難易度、それから自社開発の入社が難しい3つの理由を紹介します。
- 受託開発やSESから、自社開発への転職は難しい?
- 受託開発やSESと比較した、自社開発の難易度は?
- 自社開発への転職が難しい3つの理由は?
▼▼社内開発の転職に強い専門サイト3社▼▼
- 『マイナビIT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ
』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
- 『リクルート
』求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い
<2021年2月:SE転職の緊急のお知らせ>

コロナによる経済悪化に伴い、SE向けの求人数が日を追うごとに激減しています。
3月以降の米国失業保険申請者数は、1月30日累計で「7,672万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数1/30)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
コロナ第3波の影響で、1月2週の申請件数は再び96万件に激増しています。
経済環境が不安定だからと、転職活動を見送る常駐SEは多いです。しかしながら、転職を考えているならば、今すぐに行動に移すべきです。なぜならば、客先常駐の雇用が急激に悪化するのは21年の春以降だからです。
実体経済と労働環境の悪化にはタイムラグがあります。なぜならば、大手企業は前年度の業績を見て、年度単位で新規開発や採用計画を立てるからです。コロナ不況が予想外に長引き、21年度の見通しを大幅に下方修正する顧客が増えてます。
そうなると、多くの常駐SEは21年春以降に職を失います。このように警告しているのは、私自身も08年夏に金融危機が発生した翌年の春前に職を失ったからです。
20代だった私だけではなく、出向先の常駐SEの半数以上が契約解除されました。春を過ぎる頃には、案件中止で契約解除される常駐SEが大量に労働市場に溢れます。私たちが契約解除を伝えられてから、出向先や転職先を探しても手遅れです。
本来であれば、新規の大型案件が開始する春前は、人材確保でSE求人が最も増える時期ですね。しかしながら、今年は採用計画を大幅に見直す顧客が多く、前年度の半分未満の見通しです。そのため、いま転職市場にある社内開発は、年度が変わる前の最後の案件です。
これら求人がクローズすると、春以降はもうSE求人はほぼ残っていません。
そのため、21年1・2月は常駐SEが転職できる最後の月です。目標から逆算すると、遅くても今月中には採用活動を開始していないと手遅れですね。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から完全に解放されました。
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記事の内容を簡単に知りたい
受託開発やSESから自社開発への転職は難しい?

受託開発や客先常駐から、自社開発に就職したいと考えているSEはたくさんいます。
Aさん)WEB系の自社開発に転職したい…
ほぼ開発未経験一年目SierのSEが、web系自社開発企業に転職することについてです。本日某IT特化エージェントに転職について話を聞いていただいたところ、web系自社開発への転職についてかなり厳しいと言われました。
理由としては、
・新卒文系社会人一年目でスキルがない
・開発経験がほぼない(弊社は一年スパンのウォーターフォール型開発のため、配属された後、去年11月に新規案件が始まるまで開発に携われなく、自社システムの勉強、雑作業を主にしていた)
・業務系→web系という転職
・今の職場の使用言語がCOBOLということを言われました。受託でも少し厳しく、常駐なら求人もたくさんあります!と言われましたが、正直常駐には良いイメージを抱いていません。帰属意識も持てなさそうです。
できれば常駐は避けたいという想いがあるのですが、やはり新卒文系Sier一年目スキルなしだと無理なんでしょうか。最近ようやく、先輩方を半年見ていて、自身の所属している会社では自社システムにのみ強いSEにしかなれないことがわかり、焦って転職活動をしているためポートフォリオに上げるような物もなく、現在の状態ではかなり厳しいと思っています。
やはり難しいのでしょうか…
参考:Yahoo知恵袋
現実的に考えて、開発経験がない状態でWEB系の自社開発に転職するのは難しいですね。なぜならば、WEB系の自社開発は、即戦力を求めるからです。現在のステータスで内定を得られたとしても、ブラックに入社する可能性もあります。
開発経験なしでWEB系の自社開発を目指すのであれば、最低でもオリジナルアプリやWEBサイトを製作しましょう。見せられる成果物があることで、相手の印象がガラリと変わるからです。
Bさん)SESで経験を積んでから自社開発へ…
質問:IT業界に転職したいんですが独学で勉強し、自社開発や社内SEになるか、未経験でSESになりスキルを身につけて転職するかどちらの方がいいでしょうか?
回答:自社開発や社内SEに入れるならそっちの方がいいでしょうが、かなりの狭き門です。独学でどれだけ勉強しても所詮独学です。実務経験には遠く及びません。
ただ、未経験でもポテンシャルに期待して自社開発や社内SEに入ることは可能です。かなりの狭き門ですが。運悪く自社開発や社内SEに入れなければ、SESに入って後ほど転職になるでしょうね。未経験を採用するのは企業からすれば大変リスクがあります。IT業界はやっぱりあってないや、などスキルアンマッチで辞めていく未経験者は多いからです。
その点、SESでも入っていれば、スキルアンマッチで辞められるリスクは減ります。そのため、独学で長くやるよりかはSESに入ってから転職した方がいい企業には入りやすいのではないか、と思います。もちろん、未経験でも入れてくれる自社開発企業があれば、そっちの方がいいですが。
参考:Yahoo知恵袋
現実問題として、自社開発で未経験者を採用する企業は稀です。入社できる企業がなければ、しばらく客先常駐で働くことも視野に入れる必要があります。独学で学ぶよりも、現場で経験を積んだ方が市場価値は高まります。
ただし、客先常駐は長く続けるほどリスクがあります。また、必ずしも開発経験が積めるとも限らないですね。1番の理想はオリジナルアプリを制作して、自社開発にスキルをアピールすることです。
1人で制作するのが難しければ、スクールに通学するとサポートしてくれます。卒業後はWEB系の自社開発を、就職先に紹介してくれます。
参考:【経験者向け】客先常駐にお勧めのプログラミングスクールは?
では、自社開発への転職はどれくらい難しいのでしょうか。
受託開発やSESと比較して、自社開発の転職難易度は?

ここでは、受託開発やSESと比較した自社開発の難易度を紹介します。
- 客先常駐:IT未経験者でも楽に就職できる
- 受託開発:IT経験があれば、比較的楽に入社できる
- 自社開発:即戦力を求められるため、入社が難しい
- メガベンチャー:高いスキルや実績が認められないと、就職できない
客先常駐は、IT経験がない未経験者でも入社できます。なぜならば、自社で研修を受けたら、営業のコネで他社へ出向できるからです。未経験者でも出向さえできれば、自社の売上になりますね。
SIer系の受託開発も難易度は高くありません。
基本はIT経験者を採用するが、未経験者の中途でも採用する会社は多いです。私が入社した受託系の社内開発は、未経験者で入社する人がたくさんいました。客先常駐や受託開発で簡単に入社できる理由は、人月計算だからです。
スキルが浅い人材でもすぐに売上が発生するため、企業は少ないリスクで人材を採用できます。
対して、自社開発系は難易度が高くなります。
採用担当者は次のように考えています。「できるだけ高いスキルや実績がある人材を採用したい。スキルがなくても、ポテンシャルがある人材ならば積極的に取りたい」です。
メガベンチャー(知名度が高い大手ベンチャー)になると、さらに難易度は高いですね。開発実績があり、優秀な人材以外は採用しません。例えば、サイバーエージェントは社員の平均年齢が31.9歳だが、平均年収は703万円もあります。
入社難易度が高いことは、簡単に想像できますよね。
では、なぜ自社開発系は入社難易度が高いのでしょうか?
自社開発の入社難易度が高い3つの理由は?

自社開発系の入社難易度が高い理由を紹介します。
理由1:自社開発は即戦力が求められる
自社開発系は、より即戦力が重視されます。なぜならば、人月単位で売上が発生するSIer系と違い、SEの能力が自社の売上に直結するからです。また、自社開発が多いベンチャー系は資金力が豊富にあるわけではありません。
そのため、採用や教育にコストを掛ける予算は限られます。
その結果、すでに開発経験がある人材を好む傾向があります。しかしながら、自社開発系は深刻な人材不足に陥っているため、未経験者を採用する企業も増えています。特にプログラミングスクール経由での採用が増えています。
理由2:オリジナルアプリやソースコードを求められる
自社開発系は、SIer系よりも採用がシビアです。応募者のITスキルを見るために、独自アプリやソースコードの開示を求める会社も少なくありません。
自社開発系の会社に面接に行くと、数社から独自アプリの有無を聞かれます。
オリジナルアプリはクラウド環境に置けるし、Githubを利用すればソースコードも簡単に公開できます。そのため、採用する側から見たら、簡単にスキルをチェックする仕組みがあります。
厳しい言い方をすると、私たちSEはゴマカシが効きません。客先常駐ではスキルがなくても、チームに紛れて仕事できるが、自社開発は個の力も重視されますね。
理由3:知名度が高い企業ほど難易度が高い
自社開発系は、知名度が高い企業ほど入社難易度も高いです。富士通や日立などの大手SIerよりも高い会社も少なくありません。スタートアップから急成長したメガベンチャーは、平均年収もかなり高いです。
- リクルートホールディングス:958万円
- グリー:810万円
- ヤフー:767万円
- DeNA:757万円
- ライン:716万円
- 楽天:708万円
- サイバーエージェント:703万円
- ミクシィ:666万円
- GMOインターネット:540万円
- メルカリ:502万円
社員の平均年齢も低く、20代でも高収入を得られる環境があります。ただし、入社難易は高く、実績がなければ入社するのは難しいですね。
自社開発系でも、簡単に入社できる企業はあります。しかしながら、ブラックに入社する可能性も高くなるため、注意が必要です。
簡単に入社できる会社はブラックが多い

自社開発系でも、簡単に入社できる会社もあります。
しかしながら、ITスキルがない人材でも入社できる会社は、ブラックである可能性が高いですね。なぜならば、自社開発が多いWEB系は、設立間もなく赤字経営の会社も多いからです。
そのため、スタートアップ企業は、SIer系の零細企業並みにブラックも多いです。年収300万円以下で、月の残業が80時間を超える企業ですね。
SEのような専門職では、スキルの有無が唯一ブラックを避ける確実な方法です。スキルが高い人材は簡単にブラックを避けられます。一方で、スキルがない人材は高い確率でブラックに入社しますね。
スキルや実力がない未経験者を積極的に採用するホワイトはありません。
ブラックを避けるためには、高いスキルを習得しましょう。独学レベルでもオリジナルアプリを制作できる人材の需要は高いです。独学で難しい人は、無料スクールも検討しましょう。
ここでは、客先常駐を辞めて自社開発で働く具体的な方法を紹介します。
▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼
IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。
離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。
だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。
- 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
- 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
- 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
- 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
- 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる
在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。
離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします。
常駐SEを辞めて自社開発で働く方法は?

自社開発系に就職するには、企業の見分け方、志望動機など、正しい戦略を持って就職活動する必要がありますね。なんとなくで企業選びをすると、客先常駐以上のブラックな会社に就職します。
方法1:自社開発でホワイト企業の見分け方
- 社員1人当たりに対する、自社製品の売上が安定している
- メインのサービス以外に、複数の収入源がある
- 月額制やライセンス料など、安定した固定収入がある
- 自社開発とは別に、平行して受託開発もしている
- 競争が激しいIT業界で、5年以上生き延びている
- 独自性が高く、他社と差別化できるサービスがある
自社開発系は、会社を見分けるのが難しいです。なぜならば、会社の規模や下請構造の序列で単価が決まるSIer系と違い、様々な事業が多くSEの給与を決める基準がないからです。競合他社が少なく大きく稼ぐ会社もあれば、消耗戦で赤字経営に苦しむ会社もありますね。
自社開発を見分けるには、売上高と従業員数に着目しましょう。1人当たりの売上高が高い企業は優良企業と言えます。例えば、100人で10億円の売上があれば、SE1人当たり1千万円ですね。そうすると、SEの適性年収も333〜500万円と逆算できます。
自社開発系は、SEの能力が企業の売上に直結しますね。
方法2:自社開発の志望動機の書き方
- 言葉だけではなく、具体的な行動で意欲を説明できる
- IT技術やプログラミングに、関心が高い事をアピールする
- オリジナルアプリの開発経験を、志望動機に記載する
- 自己PRと志望動機は、必ず一貫性を伝える
志望動機を書く上で1番大切なことは、具体的な行動で意欲を示すことです。未経験者でも採用するSIer系と違い、自社開発系は具体的に行動できる人材しか採用しません。
「プログラミングやIT技術に高い関心があります。そのため、プログラミングを学ぶ気持ちは人一倍強いです。御社に入社したら、積極的に新しい技術を学んで優秀なエンジニアになりたいです。」
この書き方は、好ましくありません。なぜならば、具体的な行動が見えず、他人本位にしか見えないからです。
「私はプログラミングやIT技術に高い関心があり、業務時間以外にもネットの動画や参考書を購入して自ら勉強しています。しかしながら、独学だけで学ぶのは限界があると思い、先月からオンラインで学べるスクールを利用してます。スクールでは、オリジナルのWEBサイトやECサイトを短期間で制作します。客先常駐で開発経験を積むのは難しいですが、スクールではチームで開発でき楽しく参加しています。」
応募者の熱意が伝わる理由は、願望だけではなく実際に行動に移しているからです。独学レベルでも良いので、実際に行動に移せる人は自社開発系で高い評価を得られますね。
方法3:自社開発に就職はエージェントが有利
自社開発系への転職は、エージェントを利用した方が良いです。なぜならば、エージェントを利用することで企業の質を担保できるからです。
自社開発系は、設立間もないスタートアップが多く、ブラックに当たる可能性も高いです。しかしながら、資金に余裕がないベンチャーは、採用コスト(90〜120万円)が掛かるエージェントを利用できません。
そのため、結果的に質が悪いブラックも避けられます。また、自社開発系は多種多様な事業があるため、自分の力だけで企業研究は難しいですよね。エージェントに応募する企業を絞ってもらう必要があります。
自社開発系の中では、「レバテックキャリア」が1番お勧めです。なぜならば、WEB業界で実績があるIT企業が運営しているからです。そのため、企業の内部事情に詳しいなど、リクナビやDODAにはない強みがあります。
- 客先常駐から、WEB系の自社開発に転職できる
- 大幅な年収アップが狙える、唯一の転職サービス
- 技術レベルで話が通じる、キャリアエージェントが担当してくれる
- 企業ごとに経歴書・面接対策してくれるため、通過率が高い
- 優良企業にレバテックの社員がいるため、WEB系の内部事情に詳しい
- 最大で、年収320万円アップの転職実績がある
- 内定獲得後に、無料でプログラミングのオンライン学習できる
レバテックキャリア を利用すれば、高い確率で自社開発系のIT企業に就職できます。レバテックの評価を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
方法4:プログラミングスクール経由で就職する
自社開発系に就職するには、プログラミングスキルが必須です。また、最近では目に見える形で、成果物やソースコードの公開を求める企業が増えていますね。
開発スキルに自信がない人は、スクール経由で就職するのもひとつの手です。スクールは、オリジナルアプリの製作もサポートするため、それを武器に優良企業にアピールできるからです。
- 短期間でスキルを習得でき、3ヶ月でオリジナルアプリを製作できる
- アプリやWEBサイトのURLを履歴書に貼り、優良企業にアピールできる
- 現役講師から、質が高いプライベートレッスンを受けられる
- 本業が忙しくても、仕事とスクールを両立できる
- オンライン制のため、地方や海外からでも利用できる
- エンジニア転向コースを利用すると、授業料が無料になる
自社開発に就職しやすいスクールを紹介します。
▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼
IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。
離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。
だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。
- 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
- 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
- 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
- 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
- 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる
在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。
離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします。
まとめ:SESから自社開発への転職は難しい?

受託やSESと比較して、自社開発への転職は難しいです。なぜならば、自社開発系はより即戦力を求める傾向があるからです。最近だと、オリジナルアプリやソースコードの開示を求める会社も少なくありません。
ソースコードを見せるだけでも、引け目を感じる人は少なくないですよね。私はいつも躊躇していたので、提出を求められない企業ばかり選んでいました。難易度を比較すると、次のようになります。
「メガベンチャー>>自社開発=社内SE>受託開発>SES」
しかしながら、自社開発系は常に深刻な人材不足に陥っているため、必ずしも高い実績やスキルが求められる訳ではありません。現実問題として、人材を採用できなければ企業は潰れるしかないですね。
自社開発系に就職するのであれば、プログラミングスクール経由の転職がおすすめです。
参考:【経験者向け】客先常駐にお勧めのプログラミングスクールは?
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
3月以降の米国失業保険申請者数は、1月30日累計で「7,672万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数1/30)。リーマンショックが起きた3月の合計でさえ、失業者は80万人だけでした。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」事に自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めた事で、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、私たちに与えられている時間は多くはありません。客先常駐を脱出するならば、今月がもう最後の月かもしれません。
本来であれば、年度予算が決まり新規プロジェクトが開始する前の春は、社内開発のSE案件が最も増える時期です。しかしながら、コロナの影響で1年間の採用計画を大幅に見直すIT企業が増えていますね。
春以降は契約解除されるSEが市場に溢れ、求人数も半分未満になるかもしれません。
そのため、目標から逆算すると、遅くても今月中には企業から内定を得る必要があります。今すぐに行動に移せなくても、すぐに転職活動を開始できる形だけは作っておきましょう。
登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。


会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビIT AGENT
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