IT業界では、自社開発、受託開発、社内SE、客先常駐など様々な働き方があります。そして、それぞれの働き方によって、年収が大きく異なります。そのため、私たちSEの適正年収を知るのは難しいですよね。
- 「転職活動中の26歳、希望年収450万円は妥当なのか…」
- 「SIer業界の年収は何次請で決まるけど、自社開発は何が基準になる…」
- 「自社開発で、平均年収が高い企業を見分ける方法は?」
自社開発系は、平均年収の適性値を予測するのが難しいです。
なぜならば、1人あたりの売上を計算できるSIerと違い、判断する基準がないからです。SIer系の場合は、SEの単価を見れば、適正月給が得られます。SEの単価は、何次で請けているかに依存しますね。
メーカーと直請案件ならば、SEの単価は80万円です。
しかしながら、WEB系には単価の基準がありません。会社の売上は、自社製品やサービスの質、普及度で大きく変わります。また、多種多様な自社開発があるため、社員を評価する基準も会社次第ですね。
統計や具体的な根拠はないが、3年開発経験があるSEが転職したら、年収は350〜450万円が妥当と考えるべきです。適正に評価する会社に就職すれば、実力次第ではすぐに年収が増えますね。
ここでは、自社開発系の平均年収の事情や特徴、それから自社開発で給与が高い企業を見分ける方法を紹介します。
- 自社開発の適正年収を、知りたいSEの声は?
- 自社開発の平均年収事情や3つの特徴は?
- 自社開発で、給与が高い会社の見分け方は?
▼▼社内開発の転職に強い専門サイト3社▼▼
- 『マイナビIT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ
』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
- 『リクルート
』求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い
<2021年2月:SE転職の緊急のお知らせ>

コロナによる経済悪化に伴い、SE向けの求人数が日を追うごとに激減しています。
3月以降の米国失業保険申請者数は、1月30日累計で「7,672万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数1/30)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人でしたが、コロナは1週間で70万人以上が職を失い続けています。
コロナ第3波の影響で、1月2週の申請件数は再び96万件に激増しています。
経済環境が不安定だからと、転職活動を見送る常駐SEは多いです。しかしながら、転職を考えているならば、今すぐに行動に移すべきです。なぜならば、客先常駐の雇用が急激に悪化するのは21年の春以降だからです。
実体経済と労働環境の悪化にはタイムラグがあります。なぜならば、大手企業は前年度の業績を見て、年度単位で新規開発や採用計画を立てるからです。コロナ不況が予想外に長引き、21年度の見通しを大幅に下方修正する顧客が増えてます。
そうなると、多くの常駐SEは21年春以降に職を失います。このように警告しているのは、私自身も08年夏に金融危機が発生した翌年の春前に職を失ったからです。
20代だった私だけではなく、出向先の常駐SEの半数以上が契約解除されました。春を過ぎる頃には、案件中止で契約解除される常駐SEが大量に労働市場に溢れます。私たちが契約解除を伝えられてから、出向先や転職先を探しても手遅れです。
本来であれば、新規の大型案件が開始する春前は、人材確保でSE求人が最も増える時期ですね。しかしながら、今年は採用計画を大幅に見直す顧客が多く、前年度の半分未満の見通しです。そのため、いま転職市場にある社内開発は、年度が変わる前の最後の案件です。
これら求人がクローズすると、春以降はもうSE求人はほぼ残っていません。
そのため、21年1・2月は常駐SEが転職できる最後の月です。目標から逆算すると、遅くても今月中には採用活動を開始していないと手遅れですね。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から完全に解放されました。
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記事の内容を簡単に知りたい
自社開発系の適正年収はどれくらい?

SEは働き方によって年収幅が大きいです。そのため、適正年収がわからずに悩むSEがたくさんいます。
Aさん)妥当な希望年収は…
転職活動中の26歳SEです(6年目)。これまで派遣(偽装)で他社に常駐していた為、自社開発を行っている会社への転職を希望しています。私の経歴から見て、希望年収は妥当でしょうか?みなさまのご意見よろしくお願いします。
現在の年収:300万(残業手当抜き)
[業務経歴]
希望年収:450万[資格] 基本情報・ソフ開・SJC-P・SJC-WC・XMLマスタープロフェッショナル
- JavaによるWEBシステム開発(業務系)を10プロジェクトほど経験。
- これまでに担当した工程は基本設計~システムテスト。
- 孫受けというポジションもあり顧客との直接の会話経験がほとんど無し。
- リーダー経験無し(サブリーダー経験は有り)
- 火消し役として投入されることが多かった(生産性を評価?)
- 2ヶ月程度の新人研修(Java)の講師を担当。
参考:教えて!Goo
1回の転職でプラス150万円は現実的に厳しいですね。採用する企業からしたら、150万円アップする合理的な理由が必要だからです。中規模の自社開発に進むのであれば、年収400万円が妥当だと思います。
もちろん、応募する企業が求めるスキルに合致するかが重要なので、一概には言えないですね。
質問者さんは、開発経験やチームをまとめた経験があるので、必ず好条件で採用してくれる会社があります。適切に仕事内容を評価する企業に就職すれば、年収450万円はすぐに超えますね。
Bさん)給与面で将来の不安がある…
26歳転職先の給与について。給与面、客先常駐の面で将来的に不安があり迷っています。基本的に客先常駐で働きます。自社開発も行なっている会社です。
- 基本給16万
- 手当6万
- 月給22万
- 賞与3ヶ月分
- みなし残業無し
- 住宅手当(単身者のみ)6万円まで会社が6割負担
月給だけみれば前職より1.5万しか下がってないのでいいのですが基本給が低いことが気になります。また、昇給もあがっても3千円程度とのことでした。手当に職務手当がありそれも上がるらしいです。
個人的には客先常駐という働き方が好きではないのですが、自社開発もしているということで内勤もできるんではないかと期待してしまいます。希望は可能な限り聞くということでした。業務内容は魅力に感じます。が客先常駐という点と基本給の低さ昇給の低さが引っかかります。皆様ならどうしますか。よろしくお願い致します。
参考:Yahoo知恵袋
月給22万円、住宅手当3.6万円、賞与48万円なので、年収は307万円です。年収が毎年5万円ずつ増えても、30歳でも327万円しかありません。IT業界は売り手市場なので、この年収はかなり少ないですね。
また、客先常駐だとキャリアを積めないリスクもあります。
そのため、自社開発だけを行っている会社に転職した方が良いですね。なぜならば、客先常駐をメインでしている会社の方が多いからです。社内開発に携われるのは少数だけです。内勤で働ける可能性は限りなく低いと思います。
また、客先常駐で得た利益を自社開発へ投資するため、社員の給料は低くなります。将来性があり、本当に技術力がある会社であれば、自社開発だけをしていますね。
では、自社開発系ではどれくらいの年収が妥当なのでしょうか?
自社開発の平均年収事情は?

SIer業界と比較した自社開発系の平均年収を紹介します。
その1:自社開発の年収ランキングは?
自社開発系は知名度がある企業ほど、平均年収は高いです。また、自社開発が多いWEB系は平均年齢も低く、20代でも高収入を得られるチャンスがあります。WEB系で平均年収が高い会社は次の通りです。
- リクルートホールディングス:958万円
- グリー:810万円
- ヤフー:767万円
- DeNA:757万円
- ライン:716万円
- 楽天:708万円
- サイバーエージェント:703万円
- ミクシィ:666万円
- GMOインターネット:540万円
- メルカリ:502万円
DeNAの平均年齢は33.8歳、サイバーエージェントは31.9歳です。富士通やNECなど大手SIerの平均年齢は40代なので、若くても高収入を得られるのがWEB系の特徴です。
WEB系に人材が流れる理由は、年功序列や終身雇用に縛られない若いSEが増えているからです。
参考:自社開発の大手(メガベンチャー)で働きたい|平均年収やメリットは?
その2:SIer業界よりも平均年収は低い?
WEB系の自社開発は、20代でも高収入を得られる会社が多いです。しかしながら、平均年収で比較したら、SIer業界よりも全体的に低いです。
- Webデザイナー:28万円(月24〜32万円)
- Webディレクター:31万円(月25〜40万円)
- Webプログラマー:34万円(月24〜45万円)
- Webアナリスト:36万円(月23〜49万円)
- ネットワークエンジニア:36万円(月29〜45万円)
- システムエンジニア:41万円(月30〜49万円)
参考:給料Bank
SIer系よりも平均年収が低い理由は、設立間もないスタートアップが多く、赤字経営から脱却できない会社も多いからです。また、設立間もない会社は、労働組合や36協定もないですね。
WEB系は次から次に新興企業が生まれる一方で、毎年たくさんの会社が潰れています。メガベンチャーと呼ばれる大手は、一部の成功したベンチャーでけの話です。
人月で安定して売上げるSIerと比較して、リスクが高いのは避けられません。
その3:WEB系の平均年収の適正値は?
自社開発系では、平均年収の適性値を予想するのは難しいです。なぜならば、1人あたりの売上を計算できるSIerと違い、判断する材料がないからです。会社の売上は自社製品やサービスの質、知名度で変わります。
また、多種多様な自社開発があるため、SEを評価する基準も大きく違いますね。
客先常駐で開発経験があるSEが転職したら、年収は350〜450万円前後が妥当と考えた方が良いですね。SEを適正に評価する会社に就職すれば、実力次第ではすぐに年収が大きく増えます。
以上の自社開発の事情から、平均年収の特徴が見えてきますね。
自社開発の平均年収の3つの特徴は?

自社開発系では、平均年収に次の3つの特徴があります。
特徴1:実力主義で20代でも稼ぎやすい
実力主義の会社が多いため、20代で高収入を得られるチャンスがあります。なぜならば、プロジェクト単位でお金が動くSIer系と違い、WEB系はSEのスキルや知識が会社の売上に直結するからです。
ただし、実力がないSEの給料は増えないので注意が必要ですね。スキルに自信がある人は、積極的に自社開発を検討してみましょう。
特徴2:知名度が高い会社ほど給与も高い
知名度が高いベンチャーほど、顕著に給料も高いですね。なぜならば、知名度が高い会社は、自社製品やサービスを拡散するために、積極的に広告費にお金を回しているからです。
テレビCMなど、広告費用は莫大な費用を必要としますね。
つまり、広告費用に投資できるほど、本業で高収益を上げている事がわかります。競争相手が多いWEB系で名前が知られている会社は、それだけで他社よりも1歩も2歩も前進している証拠ですね。
特徴3:自社開発系はブラックも多い
WEB系は年齢が若くても高収入が得られると、メディアやブログで紹介される事が多いです。しかしながら、ブラックが多いことはあまり取り上げられません。
自社開発系のIT企業は、赤字経営からスタートしますね。
そして、多くのベンチャーが赤字系を脱却できずに潰れていきます。設立間もないスタートアップは、労働組合や36協定がないため、過酷な労働環境になりやすいです。
例えば、年収300万円以下で、残業代がつかず100時間残業することも少なくありません。立ち上げ時期から携われるのは貴重な経験だが、株式など譲渡されていない一般社員にとっては、精神的な負担が大きいですね。
SIer系のブラックよりも、劣悪な会社も少なくないと思います。
では、自社開発で給与が高い会社を見分けるにはどうすれば良いでしょうか?
自社開発で給与が高い会社の見分け方は?

自社開発系でホワイトを見分ける1番の基準は、自社製品やサービスの売上げを見ることです。売上に対するSE1人当の売上を見れば、妥当な給料も見えてきますね。
例えば、10億円売り上げる会社に100人の従業員がいれば、SE1人当の売上は1000万円です。会社は税金や運営費、仕事がないリスクを負担するため、一般的に売上の3分の1が社員の適性値と言われます。
つまり、1人当のSEの平均年収が読み取れますね。この会社に入社した場合、社員の平均年収は333万円だと分かります。
ただし、レベルが高い会社に行くほど、当然ですが入社難易度も高くなります。特に、自社開発系は社員の能力が売上に直結するため、かなりシビアに見られますね。そのため、スキルが低いSEは、必然的にブラックに当たる確率も高くなります。
ブラックを避けて入社するためにも、企業を見分けるスキルは必ず必要です。
- 自社製品の売上が安定している
- 本業以外に、複数の収入源がある
- 月額制やライセンス料など、安定した固定収入がある
- 自社開発とは別に、平行して受託開発もしている
- 競争が激しいIT業界で、5年以上生き延びている
- 独自性が高く、他社と差別化できるサービスがある
企業を見分ける知識があれば、ブラックを避けることは難しくありません。逆に、基準や考えなしに会社を選ぶと、高い確率でブラックに入社します。
参考:自社開発のホワイト企業の見分け方は?|実はブラック率は6〜8割
ここでは、客先常駐で働くSE向けに、自社開発で働く具体的な方法を紹介します。
▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼
IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。
離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。
だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。
- 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
- 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
- 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
- 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
- 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる
在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。
離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします。
常駐SEを辞めて自社開発で働く方法は?

自社開発系に就職するには、企業の見分け方、志望動機など、正しい戦略を持って就職活動する必要がありますね。なんとなくで企業選びをすると、客先常駐以上のブラックな会社に就職します。
方法1:自社開発でホワイト企業の見分け方
- 社員1人当たりに対する、自社製品の売上が安定している
- メインのサービス以外に、複数の収入源がある
- 月額制やライセンス料など、安定した固定収入がある
- 自社開発とは別に、平行して受託開発もしている
- 競争が激しいIT業界で、5年以上生き延びている
- 独自性が高く、他社と差別化できるサービスがある
自社開発系は、会社を見分けるのが難しいです。なぜならば、会社の規模や下請構造の序列で単価が決まるSIer系と違い、様々な事業が多くSEの給与を決める基準がないからです。競合他社が少なく大きく稼ぐ会社もあれば、消耗戦で赤字経営に苦しむ会社もありますね。
自社開発を見分けるには、売上高と従業員数に着目しましょう。1人当たりの売上高が高い企業は優良企業と言えます。例えば、100人で10億円の売上があれば、SE1人当たり1千万円ですね。そうすると、SEの適性年収も333〜500万円と逆算できます。
自社開発系は、SEの能力が企業の売上に直結しますね。
方法2:自社開発の志望動機の書き方
- 言葉だけではなく、具体的な行動で意欲を説明できる
- IT技術やプログラミングに、関心が高い事をアピールする
- オリジナルアプリの開発経験を、志望動機に記載する
- 自己PRと志望動機は、必ず一貫性を伝える
志望動機を書く上で1番大切なことは、具体的な行動で意欲を示すことです。未経験者でも採用するSIer系と違い、自社開発系は具体的に行動できる人材しか採用しません。
「プログラミングやIT技術に高い関心があります。そのため、プログラミングを学ぶ気持ちは人一倍強いです。御社に入社したら、積極的に新しい技術を学んで優秀なエンジニアになりたいです。」
この書き方は、好ましくありません。なぜならば、具体的な行動が見えず、他人本位にしか見えないからです。
「私はプログラミングやIT技術に高い関心があり、業務時間以外にもネットの動画や参考書を購入して自ら勉強しています。しかしながら、独学だけで学ぶのは限界があると思い、先月からオンラインで学べるスクールを利用してます。スクールでは、オリジナルのWEBサイトやECサイトを短期間で制作します。客先常駐で開発経験を積むのは難しいですが、スクールではチームで開発でき楽しく参加しています。」
応募者の熱意が伝わる理由は、願望だけではなく実際に行動に移しているからです。独学レベルでも良いので、実際に行動に移せる人は自社開発系で高い評価を得られますね。
方法3:自社開発に就職はエージェントが有利
自社開発系への転職は、エージェントを利用した方が良いです。なぜならば、エージェントを利用することで企業の質を担保できるからです。
自社開発系は、設立間もないスタートアップが多く、ブラックに当たる可能性も高いです。しかしながら、資金に余裕がないベンチャーは、採用コスト(90〜120万円)が掛かるエージェントを利用できません。
そのため、結果的に質が悪いブラックも避けられます。また、自社開発系は多種多様な事業があるため、自分の力だけで企業研究は難しいですよね。エージェントに応募する企業を絞ってもらう必要があります。
自社開発系の中では、「レバテックキャリア」が1番お勧めです。なぜならば、WEB業界で実績があるIT企業が運営しているからです。そのため、企業の内部事情に詳しいなど、リクナビやDODAにはない強みがあります。
- 客先常駐から、WEB系の自社開発に転職できる
- 大幅な年収アップが狙える、唯一の転職サービス
- 技術レベルで話が通じる、キャリアエージェントが担当してくれる
- 企業ごとに経歴書・面接対策してくれるため、通過率が高い
- 優良企業にレバテックの社員がいるため、WEB系の内部事情に詳しい
- 最大で、年収320万円アップの転職実績がある
- 内定獲得後に、無料でプログラミングのオンライン学習できる
レバテックキャリア を利用すれば、高い確率で自社開発系のIT企業に就職できます。レバテックの評価を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼
IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。
離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。
だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。
- 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
- 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
- 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
- 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
- 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる
在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。
離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします。
まとめ:自社開発で働くSEの平均年収は?

自社開発系は、平均年収の適性値を予測するのが難しいです。なぜならば、1人あたりの売上を計算できるSIerと違い、判断する基準がないからです。SIer系の場合は、SEの単価を見れば、適正月給が得られますね。
しかしながら、WEB系には単価の基準がありません。会社の売上は、自社製品やサービスの質、普及度で大きく変わります。また、多種多様な自社開発があるため、社員を評価する基準も会社次第ですね。
統計や具体的な根拠はないが、3年開発経験があるSEが転職したら、年収は350〜450万円が妥当と考えるべきです。適正に評価する会社に就職すれば、実力次第ではすぐに年収が増えますね。
平均年収が高い企業に就職したいならば、会社の売上と従業員数から判断できますね。ただし、レベルが高い企業だと、SEのスキルもシビアに見られます。実力主義の自社開発で高収入を得るには、まずは自分のスキルを伸ばす必要があります。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
3月以降の米国失業保険申請者数は、1月30日累計で「7,672万人」を超えました(参考:新規失業保険申請件数1/30)。リーマンショックが起きた3月の合計でさえ、失業者は80万人だけでした。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」事に自信を持てますね。
それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。
もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。
ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私は新しい道を歩み始めた事で、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、私たちに与えられている時間は多くはありません。客先常駐を脱出するならば、今月がもう最後の月かもしれません。
本来であれば、年度予算が決まり新規プロジェクトが開始する前の春は、社内開発のSE案件が最も増える時期です。しかしながら、コロナの影響で1年間の採用計画を大幅に見直すIT企業が増えていますね。
春以降は契約解除されるSEが市場に溢れ、求人数も半分未満になるかもしれません。
そのため、目標から逆算すると、遅くても今月中には企業から内定を得る必要があります。今すぐに行動に移せなくても、すぐに転職活動を開始できる形だけは作っておきましょう。
登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。


会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
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