転職を成功させるために、自分に適したエージェントを選択する必要があります。しかしながら、数が多過ぎてどれを選べばいいのかわからないですよね。
- 「どのエージェントを選択すれば、転職に失敗しないだろうか…」
- 「希望する条件(仕事内容、給与、労働時間)の企業に就職したい…」
- 「絶対にブラック以外から、内定を獲得したい…」
IT系の専門サイトは、数百社以上あります。しかしながら、知名度が高く信頼して利用できるエージェントは、実は10社もありません。
選択する際には、大手数社の中から自分に最適なものを選択する必要がありますね。適したエージェントを選択すると、スムーズに転職活動を勧められ、条件が良い企業からも内定を得やすくなりますね。
ここでは、転職エージェントの特徴や目的別の選び方を紹介します。
- 経験者向けのIT特化型で、おすすめのエージェントは?
- 目的別のエージェントの選び方は?
- 私たちSEが、エージェントを利用するメリットは?
IT特化型のおすすめ転職エージェント3選
転職エージェントは百社以上あります。ここでは主要なサイトに絞って紹介します。
IT特化 | 求人量 | 求人質 | SIer系 | WEB系 | |
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リクナビ | △ | ◎ | ○ | ○ | △ |
DODA | △ | ◎ | △ | ○ | △ |
マイナビxIT | ◯ | ◯ | ○ | ○ | △ |
レバテックキャリア | ◎ | △ | ◎ | △ | ◎ |
社内SE転職ナビ | ◎ | △ | ◯ | ○ | △ |
リクナビやDODAよりも、ITに特化した専門エージェントがお勧めです。
なぜならば、大手転職サイトは未経験者向けにも広く求人を扱うため、社員を外部に派遣させるだけの客先常駐も多く含まれているからです。経験者向けに特化したサイトを利用した方が、ブラックを避けられる可能性が高くなります。
1位:WEB系に強い「レバテックキャリア」
求人数 |
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デメリット |
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特徴・対象者 |
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事業所 |
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公式サイト | IT・Web業界での転職なら【レバテックキャリア】 |
レバテックキャリア は、WEB系に強いIT専門の転職エージェントです。レバテックの最大の強みは、優良企業を多く扱い、大幅な年収アップが実現できます。
ただし、レバテックキャリア は、一般大衆向けの転職エージェントではありません。
優良企業に案件を絞っているため、業界未経験者は利用できません。また、扱う案件の数も業界大手のリクナビやDODAと比較して少ないですね。豊富な求人数から案件を選択したい人は、業界大手を利用した方が良いです。
- 客先常駐から高い確率で、WEB系の自社開発に転職できる
- 過去最高で320万円アップ、大幅な年収増が狙える
- 内定獲得後に、無料でプログラミングのオンライン学習できる
レバテックキャリア の詳細が知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
参考:【レバテックキャリアの評価 】本当にWEB系の自社開発に転職できる?
2位:社内開発や社内SE専門の「社内SE転職ナビ」
求人数 |
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デメリット |
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特徴・対象者 |
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事業所 |
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転職成功例 | 「自宅待機から社内開発へ」「客先常駐から受託開発へ」 |
公式サイト | 顧客常駐はもう嫌だ!社内SEへ転職するなら【社内SE転職ナビ】 |
社内SE転職ナビは、「社内SE」「社内開発」を専門に扱う唯一の転職エージェントです。そのため、客先常駐を確実に抜け出し、社内開発できる企業へ転職できることが最大の強みです。
通常の転職サイトを利用すると、8割の求人が客先常駐です。
客先常駐を省いて応募するだけでも、私たちは多くの時間を消費しますよね。客先常駐を外したつもりが、面接で訪れてみたら客先常駐だった事は、1度や2度だけではありません
- 業界唯一の社内SE、社内開発を専門に扱うエージェント
- 客先常駐から、確実に社内開発に転職できる
- WEB系よりも、安定した対企業向けの求人が多い
社内SE転職ナビ の詳細が知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
参考:【社内SE転職ナビの評価】|本当に客先常駐がない企業に転職できる?
3位:求人数が多く充実したサポートを得られる「マイナビIT」
求人数 | 3万件以上 |
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希望勤務地 | 全国、海外 |
事業所 | 東京、大阪、名古屋、福岡 |
特徴 |
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デメリット |
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ターゲット層 |
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公式サイト | SE・プログラマーの転職『マイナビIT AGENT』 |
業界最大手のマイナビが運営する、IT業界に特化した転職エージェントです。
個人的には、大手転職サイトの中では1番のオススメです。なぜならば、過去にマイナビを利用して海外勤務と海外出張を実現できたからです。海外に事業展開する日系企業も多く扱うので、海外に興味がある人も利用してみてください。
参考:【マイナビIT AGENTの評価】第二新卒、20代向けで海外案件も多数
目的別に転職エージェントを選択する
転職エージェントは、目的に合わせて選択する必要があります。
- WEB系の自社開発を目指したい→「レバテックキャリア 」
- SIer系の社内開発、社内SEを目指したい→「社内転職ナビ」
- 初めての転職で不安が多い→「マイナビIT AGENT」
- 豊富な求人から選択したい→「リクナビ」、「DODA」
- 外資系や海外に強い日系企業を目指すなら→「JAC」、「マイナビIT AGENT」
目的1:SIer系からWEB系に転職したい
WEB系に転職したいならば、レバテックキャリア がお勧めです。
レバテックキャリア は、WEB系の転職を強みがあります。なぜならば、レバテックの運営元は、WEB系の優良企業向けにシステム開発するIT企業だからです。WEB系の内部事情にも詳しく、書類や面接は企業ごとに対策を行います。
その結果、書類通過率や内定獲得率が高く、大幅な年収アップを実現できます。100〜200万円の年収アップを実現する人も少なくありません。
目的2:SIer系の社内開発、異業種の社内SEで働きたい
WEB系以外の社内開発、異業種の社内SEを目指したいなら社内SE転職ナビがお勧めです。社内SE転職ナビは、社内開発専門の転職エージェントだからです。
常駐先で働くSEであれば、まずはSIer系の受託開発に転職することをお勧めします。
常駐先の開発案件を社内に持ち込むだけなので、現職の経験を引き継げるからです。SIer系からWEB系に転職するのは、少しハードルが高いですね。
私はこの方法で、客先常駐から脱出できました。転職先はメーカから直請けで受託開発し、海外に開発拠点がある企業です。社内で経験を積んだ後は、海外勤務や海外出張も経験できました。
目的3:外資系やグローバル日系企業に転職したい
将来的に語学を活かして働きたいなら、外資系や海外展開している日系企業に就職しましょう。外資系を目指すならJACリクルートメント、グローバル日系企業を目指すならマイナビ×ITがお勧めですね。
現時点で語学力がなくても、内定を得るのは難しくありません。
なぜならば、語学力は入社後にいくらでも伸ばすことができるからです。実務経験を積みながら英語の勉強をすることで伸ばせますね。私自身も海外に開発拠点がある企業に転職できたのは、英語が話せない時です。
目的4:第二新卒、転職活動が初めて
進みたい方向性が定まっていない人は、大手転職サイトのリクナビ、DODA、マイナビ×ITを利用した方がいいですね。
ただし、リクナビやDODAは総合転職サイトなので、IT経験者向きではありません。担当者がITに詳しいとは限らず、社外に出向させるだけの客先常駐を紹介されますね。そのため、IT特化型のマイナビ×ITを利用しましょう。
マイナビの担当者は、丁寧で親切なサポートと評判が高く第二新卒向け(22〜26歳)です。
- 第二新卒者向けの求人も多く、20代からの評価が高い
- 親切な担当者が多く、転職活動が初めての人に向いている
- 職務経歴書・履歴書を丁寧に添削してくれる
- 第二新卒者や20代向けに、優良の中小企業を多数扱う
- グローバルに展開する日系企業を多数扱う
- 関東圏、関西圏以外の地方都市にも対応している
次に、私たちがエージェントを利用するメリットを紹介します。
転職エージェントを利用するメリットとは?
転職活動は、エージェントを利用する方が成功率は高くなります。なぜならば、社内開発案件に絞って求人を紹介してくれたり、面倒な面接の調整などを全て代行してくれるからです。
私たちSEは普段の業務が忙しいので、サポートなしに内定を得るのは難しいです。
- 転職サービスを、全て無料で利用できる
- 仕事がどれだけ忙しくても、転職活動と両立できる
- カウンセリングで、キャリアのアドバイスしてくれる
- 社内開発案件に絞り、求人を紹介してくれる
- 私たちの特性を知り、企業に推薦状を書いてくれる
- 履歴書や経歴書、面接対策をアドバイスしてくれる
- 面倒な面接の日程を調整してくれる
- 面接後に失敗や伝えきれなかった事を、フォローしてくれる
- 内定獲得後に、入社日や給与交渉を柔軟に対応してくれる
求人を自分で選んで応募する転職サイトだけを利用する人も多いですよね。
転職サイトは、企業の応募、面接日程から、入社日や給与交渉など、すべて自分で行う必要があります。また、私たちSEを企業に推薦してくれる人もいません。書類選考や面接の通過率は、エージェントを利用した方が高いですね。
私は過去に2回転職していますが、どちらもエージェントを利用しています。プロの担当者を就けた方が、少ない労力で希望する企業から内定を得やすいからです。
スキルに自信がない人は、プログラミングスクール 経由での転職を考えてみましょう。無料で開発スキルを習得できて、転職支援が付くスクールもあります。
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。
私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)
まとめ:SE専門の転職サイト・エージェントの比較
- WEB系の自社開発を目指したい⇨「レバテックキャリア 」
- SIer系の社内開発、社内SEを目指したい⇨「社内転職ナビ」
- 初めての転職で不安が多い⇨「マイナビIT AGENT」
- 豊富な求人から選択したい⇨「リクナビ」、「DODA」
- 外資系や海外に強い日系企業を目指すなら⇨「JAC」、「マイナビIT AGENT」
IT系の専門サイトは、数百社以上ありますよね。
最適なエージェントを選択するコツは、目的に合わせて選択することです。なぜならば、エージェントの数ほど、それぞれに得意な分野があるからですね。
まずは、転職で何を実現したいのか、じっくりと考える必要がありますね。
参考:失敗しない転職先の選び方|常駐辞めて年収アップ(300→520万円)
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。
それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。
キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています。
秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)
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