WEB・インターネット業界が盛り上がる中で、SIer系の受託開発は衰退すると言われる事が多いですね。「受託開発はオワコン」と耳にする機会が増えました。
- 「受託開発はもうオワコンだ、早くWEB系に転職した方が良い…」
- 「人月計算しかない受託開発は、今後も衰退していくだけなの…」
- 「SIer業界で長く働きたいけれど、どうすれば良いのかわからない…」
受託開発が時代遅れと言われる理由は、華やかなWEB業界が賑わい、工数概算や人月計算が非効率だと思われているからです。
しかしながら、これから先も受託開発がなくなる事はありません。むしろ、IT需要の合わせて、受託開発も右肩上がりで成長を続けています。2012年の情報サービス業の売上高は13兆9,985億円、受託開発ソフトウェアは前年比7.9%で成長しています。
しかしながら、グローバル化社会、コードレス開発、クラウドサービスの普及により、業界のあり方は大きく変わりますね。従来型の請負開発や、派遣ビジネスではこの先も道が細くなるばかりです。
ここでは、将来性がない受託開発の特徴や、受託開発で生き残るために必要なSEの課題を紹介します。
- 受託開発の今後の将来性や市場規模は?
- 将来性や未来がない、確実に衰退する受託開発は?
- 受託開発で、生き残るために必要なSEの課題とは?
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<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。
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なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
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いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。
受託開発の今後の将来性や市場規模は?
客先常駐の今後の将来性や市場規模について紹介します。
将来性1:IT市場は常に拡大を続けている
WEB・インターネット業界が盛り上がる中で、SIer業界の受託開発はオワコンだと主張するSEも多いですよね。しかしながら、実際には受託開発の市場は年々増加しています。
情報サービス業の2012年の売上高は13兆9,985億円でした。ゲームソフトウェア企業(前年度比61.8%増)、パッケージソフトウェア企業(前年度比8.4%増)、受託開発ソフトウェア企業(前年度比7.9%増)と、全ての業種で大きく成長しています。
現代社会はITなしではビジネスが成り立たない時代ですね。どこまで伸びるかわかりませんが、今現在もIT業界は毎年順調に成長しています。
参考:受託開発は本当にオワコンなのか?|未来がないと言われる3つの理由
将来性2:オフショア開発の割合は増える
受託開発の市場は順調に成長しています。しかしながら、グローバル化により、国内の仕事は海外に流れやすくなっていますね。現在では、大手と比較して資金に余裕がない中小企業やベンチャーでも、海外投資が当たり前になりました。
そのため、国内で開発をするのであれば付加価値が高い仕事をする必要があります。グローバル化が進み外国人労働者が日本に移入すれば、付加価値が常駐SEの給料は限界値まで下がります。
付加価値をつけるためにオフショア開発に転職して、外国人PGをマネジメントする道もありますね。
参考:受託開発のオフショア(海外)に転職したい|メリットやデメリットは?
将来性3:システム開発はより簡素化する
開発環境やツールの進化により、システム開発はよりコードレスに簡素化されてきましたね。開発規模や開発工数を大きく短縮化するのは、ここ数十年続いてきた大きなトレンドでした。
近年最も人気が高いRubyやPythonも、直感で操作でき記述量が少ない言語で有名です。現時点でも、手軽にアイテムやパーツをドラッグするだけで、簡単なスマホアプリを開発できるサービスがあります。
参考:プログラミング不要。スマホアプリを無料で開発できる便利なサービス5選
コードレス開発の仕組みが普及すると、プログラミングが必要ない時代が来ますね。
私たちSEに求められる仕事は、IT技術とビジネスを結び付ける役割に変わります。ビジネスを提案できないSEは、生き残るのが難しいですね。
受託開発の将来性を考えたときに、今後生き残れない会社もあります。では、実際にどのような会社は生き残れないのでしょうか。
将来性や未来がない受託開発の特徴は?
将来性がなく今後も生き残れない受託開発の特徴は次の通りです。
特徴1:労働力を外部に提供するだけの派遣
今後も労働力を外部に提供するだけの請負やSESは残り続けます。しかしながら、彼らが利益を得るのは難しいですよね。グローバル化やコードレス化、クラウドサービスの影響を受けて、先細りするのは間違いありません。
受託開発で利益を得るためには、「持ち帰り型」に移行するしかありません。社内開発することで、次のメリットがありますね。
- オフショアなど、遠隔地の人件費が安い労働力を活用できる
- 優秀なSEであれば、社内で複数のプロジェクトを兼務できる
- 開発手法やツールを再利用して、他のプロジェクトに有効活用できる
- システム開発に一貫性が生まれ、得意な専門領域を見い出せる
受託開発で利益を得るためには、SE1人あたりの生産性を向上させる必要があります。外部に社員を出向させると、労働力を安売りする以外で道がないですよね。
特徴2:クライアントに技術的な提案ができない
顧客に技術的な提案ができなければ、私たちの存在価値はありません。
例えば、クラウドサービスに移行することで、開発環境や運用保守などの仕事がなくなりますね。必要なインプットを入力するだけで、AWSを管理する会社が仮想環境を全て運用してくれるからです。
私たちSEに求められる役割は、クラウドサービスを導入することで、いかにビジネスに役立てるか提案することです。ハードウェアやサーバー、システムを管理する事ではないですね。
特徴3:人月計算で、価格競争に巻き込まれている
1人当たりの単価でしか、SEを見れない会社も生き残れないですね。なぜならば、付加価値の低い仕事は値崩れするため、価格競争に巻き込まれる以外で道はないからです。
新しいテクノロジーや開発手法により、クライアントに提供するビジネスモデルが大きく変わりますね。私たちSEは、どれだけ価値を提供できるかが重要な指標になります。
工数積算でしか収益構造がないのであれば、利益を得るのは難しいですよね。
では、私たちSEはこれからの社会を生き残るために、どのように変わる必要があるでしょうか。
受託開発で生き残るために必要なSEの課題とは?
ここでは、SIer業界の受託開発で生き残るために、必要な私たちSEの課題を紹介します。
課題1:受け身では生き残れない
受託開発で働いているSEは、受け身な人が多いですよね。なぜならば、クライアントの仕様や設計書通りにシステムを開発するのが、私たちの主な仕事だからです。直接顧客に提案し要件定義を積めるのは自社のPM、もしくは他社の仕事です。
そのため、顧客の要求に応えることだけが、私たちの仕事だと思い込んでいます。クライアントのビジネス上の課題を考える機会はないですよね。
新しいテクノロジーや開発手法が次々に生まれるい時代では、能動的に行動しないと時代遅れのSEになります。
課題2:得意な専門分野にチャレンジする
IT業界は、専門性が深く幅広い技術領域があります。最新技術だけでも様々な業界のトレンド、IoT、クラウド、人工知能、ARとVR、ブロックチェーンがあります。どれだけ優秀なSEでも、すべてをバランス良くカバーするのは現実的に不可能です。
この業界で生き残り続けるためには、得意な専門領域をひとつ作る事です。
興味が持てる分野でスペシャリストになれば、自然と周りのSEと差別化できますよね。興味が持てる分野であれば、業務時間外でも自発的に学ぶからです。
課題3:ハイブリッドな人材を目指す
近い将来にコードレス開発が訪れます。そのため、ITの技術や知識があるだけでは生き残るのは難しいですよね。私たちSEに求められる役割は、IT技術をビジネスに結び付ける能力です。
IT技術に詳しくても、ビジネスに役立てる方法を知らなければ意味がないですね。
例えば、ビックデータと人工知能を活用して、潜在顧客を可視化する方法を提案する能力ですね。そのためには、ビジネスとITに詳しいハイブリッドな人材が求められます。
以上のように、受託開発で生き残るためには、私たち自身が成長する必要があります。いま現在客先常駐で働いている人は、まずは1日も早く社内開発に転職することです。なぜならば、常駐SEでは専門スキルを学ぶことができないからです。
ここでは、客先常駐で働いているSE向けに、社内開発で働く方法を紹介します。
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。
私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
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常駐SEを辞めて受託開発で働く方法は?
客先常駐を避けて受託開発に転職するには、企業の見分け方、求められるスキルを把握した上で企業を選ぶ必要がありますね。なんとなくで会社選びをすると、また同じような客先常駐のブラックに入社しますね。
方法1:受託開発のホワイト企業の見分け方は?
- 客先常駐の比率が低く、社内開発が中心である
- 大手メーカーと直請けで直接取引している
- 要件定義から、設計、開発、運用まで一貫して請負う
- 受託開発の他にも、自社製品やサービスを開発している
- 特定の取引先に依存していない
- 事業部のトップが技術者出身である
- 積極的に、海外事業に投資している
受託開発を見分ける時に最も重要なのは、客先常駐の割合を見ることです。なぜならば、客先常駐の割合が少ない企業ほど、純粋に優良企業だからです。しかしながら、現実問題として客先常駐の割合がゼロの会社は、全体の7.7%しかありません。
私たちは、客先常駐の割合が30%未満の39.3%の会社を選ぶ必要がありますね。
客先常駐の割合が低い会社に入社すれば、結果的に労働時間が短い、直案件で単価が高い、設計や開発を経験できるなどのメリットがあります。
受託開発で働くのであれば、客先常駐が少ない会社を見分ける必要があります。
方法2:受託開発で求められるスキルは?
- クライアントの要望を聞き、設計書に落とし込める能力
- 納期を守るために、スケジュールの作成や管理ができる能力
- 上流工程にシフトし、後輩や部下をマネジメントする能力
自社開発では高いプログラミング能力が求められるが、受託開発で求められるスキルは次の3つです。「要件定義や設計書」「スケジュール管理」「マネジメント管理」。プログラミングもできれば良いが、実は必須スキルではありません。
開発経験がなくても、順調に昇進しているSEはたくさんいます。
そのため、客先常駐から受託開発への転職も難しくありません。私は業務で開発経験が1度もない時に、社内で受託開発できるIT企業に転職できました。社員が100人もいない中小企業ですが、海外に開発拠点があるため、開発経験を積んだ後に海外勤務も体験できました。
受託開発は、社外の仕事を社内に持ち込むだけなので、客先常駐からも転職しやすいですよね。
方法3:受託開発の転職はエージェントが有利
自社開発系への転職は、エージェントを利用した方が良いです。なぜならば、エージェントを利用することで客先常駐を避けられるからです。エージェントに入社の条件を伝えると、リストアップしてくれますね。
例えば、SIer業界で社内開発ができる会社と伝えると、数社に絞って紹介してくれます。ゼロから客先常駐がない会社を自分で探すよりも、大幅に手間を省けますね。もちろん、客先常駐がない会社は人気が高いので、実際に入社できるかは全て私たち次第です。
また、エージェントを利用することで質が悪いブラックを排除できます。なぜならば、資金に余裕がないブラックや零細企業は、採用コスト(90〜120万円)が掛かるエージェントを利用できないからです。
受託開発を目指すのであれば、「社内SE転職ナビ」が1番お勧めです。なぜならば、転職サイトで唯一、社内開発を専門にしているエージェントだからです。
- 業界唯一の社内SE、社内開発専門の転職サイトである
- 客先常駐から、社内開発に確実に転職できる
- WEB系よりも、安定した対企業向けの求人が多い
- ノルマがないため、無理に転職を勧められない
- 気軽に相談できるカジュアル面談がある
社内SE転職ナビを利用すれば、高い確率で社内開発に転職できます。社内SE転職ナビを実際に利用した評価を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼
IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。
離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。
だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。
- 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
- 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
- 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
- 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
- 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる
在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。
離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします。
まとめ:受託開発の将来性や今後の課題は?
- 受託開発でも受け身ではなく、自発的に行動する必要がある
- 他者と差別化するために、得意な専門領域を1日も早く見つける
- ITだけではなくビジネスに精通し、ハイブリッドな人材を目指す
受託開発が時代遅れと言われる理由は、華やかなWEB業界が賑わい、工数概算や人月計算が非効率だと思われているからです。
しかしながら、これから先も受託開発がなくなる事はありません。むしろ、IT需要の合わせて、受託開発も右肩上がりで成長を続けています。2012年の情報サービス業の売上高は13兆9,985億円、受託開発ソフトウェアは前年比7.9%で成長しています。
しかしながら、従来型の請負や派遣ではこの先も道が細くなるばかりです。
受託開発で生き残るためには、ITスキルとビジネスを結び付けられる能力が求められています。そのためにも、専門領域を見つけて特化する必要がありますね。客先常駐で働いていると、専門知識を学べないため1日も早く脱出しましょう。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。
それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。
キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています。
秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
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