客先常駐や人売りビジネスの見分け方や特徴は、多くのネット記事に紹介されていますね。しかしながら、それでも私たちが確実に客先常駐を避けるのは難しいです。なぜ、事前に対策しているにも関わらず、私たち常駐SEは何度も騙されてしまうのでしょうか?
- 「本当に、ブラックを避けて働くのは可能なのだろうか…」
- 「せっかく転職したのに、なぜまた人売りに騙されるのだろうか…」
- 「人売りを正確に見分ける基準は、あるのだろうか…」
客先常駐を避けられない最大の理由は、意図的に派遣である実態を隠すからです。
私たちが客先常駐を避けたいと対策を取る以上に、ブラック企業は騙すことに必死ですよね。なぜならば、彼らは新しい人材を採用できなければ、会社が潰れるしかないからです。ブラックが故意に情報を隠したら、私たちが事前に対策を講じても打つ手がありません。
そして、ブラック度が高い悪質な会社ほど、背水の陣で私たちを騙します。
なぜならば、赤字や資金繰りに苦しんでいる企業は、自転車操業で来年に生き残れるかもわからないからです。売上げを安定させるには、とにかく人材を採用して客先に放り込むしか道はありません。中途半端な人売り対策や知識では、逆に騙されるリスクを高くします。
実際に私は過去に2度、ブラックに騙されました。
「残業代を全額支給している」「社員の大半は社内開発している」「SEの要望を聞いています」と言われたら、こちらから内定を辞退するのは難しいですよね。本当かどうかは、その会社に入社するまで確かめる術はありません。
だからこそ、私たちは正しい知識を身につけて、自分たちの身を守る必要がありますね。ここでは、一般的に人売りビジネスを見分ける方法を紹介します。また、一般的な対策方法だけではなくて、確実にブラックを見破る方法も紹介します。
- 人売りビジネスの「見分け方」、面接で見破るには?
- なぜ、私たちSEは何度もブラックに騙されるのか?
- 客先常駐を避けられる可能性は「39.3%」もある?
▼▼社内開発の転職に強い専門サイト3社▼▼
- 『マイナビ IT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
- 『リクルート』求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)
いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。
どうすれば、客先常駐を見分けられるのだろうか…
IT業界の経験があっても、客先常駐を見分けるのが難しいです。
Aさん)客先常駐ではない会社の見分け方を知りたい…
就活、情報系で常駐先でなく自社で働く仕事は?就職活動まっただなかの大学3年生です。とりあえず気になったところはエントリーしているのですが、気がつけば常駐先で働くSEばかり…。
今現在、情報系の学科におり、プログラミングや情報という世界には興味があるのですが、できれば常駐先で働く仕事ではなく、自社で働くような仕事がいいなぁと思っています…。しかし就活サイトなどで検索してみても、どのような企業がそのような会社なのかまったく分かりません。
知り合いには、メーカーがいいよと言われたのですが、メーカーだと自社で開発などが出来るのでしょうか。常駐先ではなく、自社で情報の知識を使えるような仕事にはどんなものがありますか?また、そのような会社と普通のSEを募集している会社の見分け方を教えてください。無知で本当にすみません。未だにうまく自己分析が出来ておらず、焦っています。ご回答よろしくお願いします。
参考:Yahoo知恵袋
IT業界を志望すると、必然的に客先常駐に応募します。なぜならば、IT業界では9割以上が、客先常駐をしているからです。客先常駐を避けるための明確な戦略がなければ、高い確率で客先常駐に就職します。
メーカー系(大手企業の子会社、〇〇富士通など)に就職しても、客先常駐を避けられません。高い確率でグループ会社や、グループ会社以外のお客さん先へ出向します。客先常駐を見分けるには、HPにある勤務先や勤務時間、業務内容を確認する必要があります。
それだけでは不十分で、面接対策も必要になります。
Bさん)実態は派遣なのにHPに記載していない…
新卒でIT系に就職したい。底辺私立大で2017卒で就職活動中の者です。最近IT業界の仕事に興味が出てきたので調べているのですが、主に人材派遣についての疑問点が出てきたのでお尋ねします。
①特定人材派遣業務を行っているかの見分け方
優良特定派遣事業者番号を記載している所や自社事業として人材派遣を挙げている所は良いのですが、企業HPに一切の記載が無いにも関わらずクチコミサイトなどでは自社の派遣事業について言及されている企業が多くあります。また、自社パッケージソフトを開発している企業でも同様に行っているようなので判断の仕方が分かりません。個人的に調べた中では独立系に多い印象を受けたのですが、ユーザー子会社、メーカー子会社ならば比較的少ないのでしょうか?
②特定人材派遣という形態はIT業界では珍しいのか
元々は所謂ブラックと呼ばれる人売り中小IT企業が行っている事という印象だったのですが、調べているとそういった事に関係なく行われているような気がします。この会社なら頑張れるといった帰属意識を重視している場合、IT系への就職は避けた方が無難でしょうか?
参考:Yahoo知恵袋
客先常駐していても、公式HPや募集要項に派遣ビジネスの実態を載せません。なぜならば、ただの派遣ビジネスだとバレたら、応募する人がいなくなるからですね。客先常駐は、独立系だけではなく、メーカー系やユーザー系(大手企業の子会社)でも多く存在します。
IT業界では、9割以上の事業主が客先常駐しています。帰属意識を重視する企業は、社員の離職率が高い事の現れなので避けた方が良いですね。
Cさん)騙されて客先常駐に入社させられた…
正社員だけど特定派遣なんて聞いてない!35歳、女、独身、実家暮らし、長文で失礼します。母親の体調不良などもあり休みなど取りやすく都合がいい一般派遣として働いてましたが安定を求めて、正社員の仕事を探していました。
1ヶ月まえに転職エージェントから「こんなにいい待遇の仕事ないですよ!」と紹介されたのがエンジニアの正社員。面接の際に職場は家から車で45分ほどのところで別会社の中に席を置かせてもらっている。と言われ「出向ですか?」と聞いたら「その会社の仕事が多く都合がいいのでそこでやらせてもらってる。」と言われました。
この時点でこれが客先常駐の特定派遣だと気づかなかったことに後悔しています。客先は大手のメーカーの1次子会社でそこで働いている特定派遣の方たちは「ずっと働けるから安定してるよ」と言いますが、普通の正社員として働くつもりだった私は騙された気がして毎日モヤモヤが晴れません。仕事内容も3DCADが使えてスキルアップになりますよ!(これを言ったのは転職エージェントです)と言われたのにCADなんて使わない。やはり騙された感が拭えません。
騙された!悔しい!だから我慢して稼げるだけ稼いで辞めてやる!とか思いつつも、正社員として転職活動を再開するなら年齢的にも早い方が良いかと悩む毎日で、辞めるタイミングばかり考えています。乱文すいませんが、もし自分だったらどうしますか?回答をお願いします。
補足です。契約書には正社員と書かれていて就業時間、場所は派遣先に準ずるとなっています。エンジニアという仕事は客先で常駐するのが当たり前ということを知りませんでした。あまりにも無知で情けない…。正社員という仕事は自社でするものという考えがあるためこの働き方に疑問が湧いていました。
参考:Yahoo知恵袋
IT業界では、客先常駐に騙されて出向する人は少なくありません。
採用面接では、自分たちに都合が悪い情報は伏せて、都合が良いことを述べますね。「入社後はお客さん先に毎日出向して働きますよ」とか、「業務内容が客先に依存するため、キャリアを築くのは難しいですよ」という事は教えてくれないですね。
悪質な客先常駐になると、故意的に応募者を騙して入社させる企業も多いです。そのため、私たちSEは事前に対策方法を知らなければ、確実に客先常駐に就職します。
人売り「見分け方」と、面接で見破るための質問は?
人売りビジネスを避けるには、まずは基本的な見分け方を知る必要があります。
基準①:「客先常駐」の割合が高いほど危ない
- 勤務時間が、「客先に準ずる」となっていないか?
- 勤務場所が、「東京23区」と曖昧な表現でないか?
- HPにある社員数と、オフィスの広さが一致するか?
人売りを避ける最大のポイントは、客先常駐の割合に着目する事です。
客先常駐の比率が高い企業ほど、ブラック度は高いですね。なぜならば、外部に労働力を提供する以外で、報酬を得る手段が他にないからです。社員の過半数が客先常駐なら、派遣ビジネスに依存しています。
しかしながら、客先常駐の割合を見分けるのは難しくないですね。
面接で訪れる際に、HPに記載されている社員数と実際のオフィスの広さを確認しましょう。例えば、私が入社した客先常駐は、社員数が100名近いと記載されています。しかしながら、実際に訪れてみると、小さな応接室と社員10名を収容できるスペースしかありません。
オフィスの広さが分からなければ「全社員〇〇名のうち、本社勤務で働いている社員はどれくらいですか?」と質問する事でも答えを得られます。
基準②:「労働時間」が長く残業代を固定にする
- キャリアコンサルタントに確認し、残業時間が多くないか?
- みなし残業や年棒制など、残業代を固定にしていないか?
- 定時に退社する社員の割合が、極端に低くないか?
労働時間が長い企業ほど、人売り度は高くなります。なぜならば、労働力で報酬を得ている人売り企業は、総じて労働時間が長くなるからです。IT業界では、純粋に労働時間が短い企業ほど、社員1人あたり利益も大きいです。
ただし、面接先の労働時間を正しく把握するには難しいですよね。
なぜならば、ブラックほど面接で嘘の数値を教えたり、HPの数値を誤魔化しているからです。「弊社の労働時間は月に100時間を超えています」なんて教えてくれないですよね。ブラック度が高いほど過少報告するため、逆にブラックに就職するリスクは高くなります。
面接で訪れた際には「定時退社している社員は全体の何割くらいですか?」と聞きましょう。もしも時間に余裕があれば、実際にどれくらいの社員が定時退社しているか簡単すべきです。全ての面接先で確認するのは無理だが、2次面接以降の会社なら確認する価値はありますね。
基準③:「業務内容」が曖昧だと実態が派遣である
- HPを見ただけで、事業内容が明確に分かるか?
- 事業な内容はシンプルで、誰が聞いても理解できるか?
- 社員に質問したら、誰に聞いても答えが得られるか?
事業内容が分からない会社も人売りです。なぜならば、実態が派遣ビジネスなので、自社を特徴付ける製品やサービスがないからです。会社説明会や採用面接に参加して、何をしてる会社なのか良くわらないと思ったら避けましょう。
事前に会社のHPで、事業内容について下調べしましょう。そして、採用面接で訪れた際には「御社の主力商品やサービス、もしくは御社の1番の強みはなんですか?」と聞いてみましょう。具体的な事業内容や技術ではなく、取引先の関係など人にフォーカスしていたら人売りです。
基準④:離職率が高く「20代社員」の割合が高い
- 採用の段階で、計画的に人材を採用しているか?
- SE経験者と比較して、未経験者の採用が偏っていないか?
- 求人広告や転職サイトで、人材を常に募集してないか?
- 離職率が高く、20代の社員だけで過半数を占めないか?
未経験者の割合が多く、無計画に新しい人材を採用している会社も危ないです。
なぜならば、人売りビジネスは離職率が高く、人材を採用しても直ぐに退職するからです。その結果、1年中新しい人材を採用します。さらに、経験者はブラックや人売りを避けるため、新しく入社する人材の大半がIT未経験者です。
ブラック以外のIT企業は、新規プロジェクトによる増員など計画的に人材を採用します。
採用面接で訪れた際には「今回の募集では、何名ほど新しい人材を採用するつもりですか?また、今回の採用でのSE経験者と未経験者の割合を教えてください」と聞いてみましょう。この質問をすることで、採用の計画性の有無が分かります。
ブラックほど経験者や未経験者を問わず、できる限り人材を採用します。なぜならば、離職率が高いため、常に人材を採用しないと社員数が減り続けるからです。
基準⑤:「帰社日」が多く飲み会やイベントが多い
- 外部の社員向けに、定期的に行われる帰社日がないか?
- 飲み会や社員旅行など、本業と関係ない写真が多くないか?
- 飲み会でも、スーツ・ネクタイを着用していないか?
- 働いている風景が、不自然に見えないか?(写真撮影のために集合)
- 勉強会がスキル習得が、ただの外部宣伝に見えないか?
月に1回以上の帰社日があり、飲み会が多い会社も人売りです。
なぜならば、社員同士の交流が少ない客先常駐では、帰属意識を持てずに会社を去る人が多いからです。会社の意図は、飲み会やイベントを増やす事で横のつながりを強くし、離職率を減らす事を目的にしています。
そして、社員同士が仲が良い会社を外部に宣伝する事で、採用活動に役立つと考えていますね。実際に、社内イベントの社員をアップしていると「先輩社員の面倒見が良く楽しそうな会社だと思ったから」と入社する人は多いです。
客先常駐からしたら、社内イベントや飲み会以外でアピール材料がないだけです。
採用面接で訪れる際には「御社では月に何回ほど帰社日がありますか?また、どれくらいの頻度で社内イベントや飲み会がありますか?」と聞いてみましょう。帰社日がある時点で、この会社は客先常駐だと分かりますね。また、社内イベントに力の入れようで、ブラック度合いも分かります。
以上のように、人売りビジネスを見分ける方法はたくさんあります。
しかしながら、客先常駐を避ける対策方法が分かっていたとしても、実際には多くのSEが客先常駐に就職していますよね。ではなぜ、私たちが客先常駐を避けるのが難しいのでしょうか?
人売りビジネスを「完全に」見破るのは難しい?
客先常駐がある事を知った上で、就職活動に臨むSEは多いですよね。しかしながら、客先常駐や人売りビジネスを知っていても、騙されて就職する人は多いです。なぜ、私たちは騙されてしまうのでしょうか?
その1:なぜ、常駐SEは「何度も」騙されるのか?
- 十分な業界知識がないまま、転職活動している
- 「偽装請負」「多重派遣」が違法だと理解していない
- 離職期間中で、直ぐに就職先を決める必要がある
- 人売りの自覚がなく、騙す側が悪意を持っていない
客先常駐を避けたくても、常駐SEの大半が人売りに騙されている現実があります。
私たちが客先常駐に騙される最大の理由は、十分な業界知識がないまま転職活動を始めるからです。客先常駐には、「偽装請負」「多重派遣」の問題がある事すら知らずに就職する人が多いですよね。未経験者の9割が人売りに就職するのは、純粋に何も知らないからです。
また、離職期間中など、直ぐに就職先を見つける必要がある人も危ないですね。生活費に余裕がないため、たとえブラックだと分かっていても選択肢はありません。失業した状態で就活すると、その業界の最底辺で働くことになります。
さらに、騙す側に悪意がないことも、私たちが人売りに騙される原因になります。
客先常駐の経営者や役員は、自分が常駐先に出向して働くわけではありません。そのため、「偽装請負」や「多重派遣」しているという罪の意識がありません。法厳守に対する意識が低く、社員の家族を守るためならば、純粋に何をしていも良いと考える経営者も実際にいます。
彼らに罪の意識がないと、私たちは純粋に彼らが話す内容に耳を傾けてしまいます。ワタミの経営者を思い浮かべると分かりやすいですよね。
その2:悪質な人売りだと「面接だけ」では見破れない?
- 「うちの会社なら、残業代は全額支給しているよ!」
- 「入社後は、確実に社内開発の案件に就けるよ!」
- 「客先常駐してる部署もあるけど、1次請けだけだよ!」
- 「うちは、SEの要望を出来る限り聞いているよ!」
本当に悪質な人売り会社だと、私たちが面接だけで見破るのは難しいですね。
なぜならば、相手に悪意があれば、どこまでも応募者を騙すことができるからです。そして、ブラック度が高い悪質な人売りほど、私たちを騙して入社させようと画策します。なぜならば、新しい人材を採用できなければ潰れるため、私たち以上に必死だからです。
ある客先常駐では「残業代の全額支給」「社内開発ができる」「1次請だけ」と面接で言われました。この時に面談してくれた方は、入社後に上司になる人です。
しかし、その会社では定時になると、社員が自らタイムカードを切る事を知ります。その3ヶ月後には、残業代が廃止され「みなし残業」に変わりました。さらに、社内案件も最初の3ヶ月しか経験できず、その後は客先に出向します。
出向先は1次請ではなく、4次請で単独常駐でした。毎日夜の22時まで働くも残業代は1円も支給されず、手取りは17万円だけです。このような状況でも、申し訳ない気持ちは上司には微塵もありません。
以上のように、相手に騙す意図があれば、私たちは面接の場で見破る術はありません。また、求人票や転職サイトに嘘の情報を上げても、罰則されるルールもありません。最終的に泣き寝入りするのは、私たち労働者ですね。
だからこそ、私たちは正しい知識を身につけて、ブラックを見破る必要があります。
その3:悪質なブラックを避ける「確実な方法」は?
- 定時退社する社員が少ないほど、ブラック度合いが高い
- 定時退社する社員がいれば、努力次第で定時に帰れる
- 採用担当者の回答を確認する事で、信憑性を測れる
- 事前に回答を用意していない質問は、担当者の本音を探れる
悪質なブラックを確実に見破る方法は、定時に帰宅する社員の割合を聞く事です。そして、時間に余裕があれば、実際にどれくらい定時退社しているか確認するのが理想です。
SE歴9年の経験上、ブラックほど定時に帰宅する社員は少ないと断言できます。
1社目のブラックは、会社の業績が悪くなるほど空気が悪くなり、定時に退社する社員は1人もいなかったです。常駐先に出向する社員も、上司の指示で定時に帰るなと言われていました。対照的に、現在勤めている会社では、過半数近い社員が定時に帰宅しています。
つまりは、早く仕事を終わらせれば、自分も定時に帰宅できる確証を得られます。
また、定時退社の割合を聞く事で、その担当者の信憑性も測れますね。特に顕著に分かるのが、東京郊外や地方都市など、車がないと通勤できない地域です。定時前と後で車の台数を確認すると、どれだけの社員が定時退社しているか直ぐに分かります。
私が3社目で優良企業に就職できたのは、この方法を使ったからです。全ての面接先で試すのは現実的ではないけど、最終面接で残った数社から搾る際には有効ですよね。
では、客先常駐を見分ける知識を身につけたら、どれくらいの確率で避けられるでしょうか?
客先常駐を避けられる可能性は「39.3%」もある?
- IT業界で、客先常駐は「92.3%」の会社がしている
- しかし、客先比率が30%未満は、全体の「39.3%」もある
- 客先比率が低い会社(4割)を目指せば、客先常駐を避けられる
- 客先比率70%以上だと、社員の「72%が長時間労働」してる
完全に客先常駐や人売りを避けるのは難しいです。なぜならば、IT業界では「92.3%」の会社が客先常駐をしているからです。私たちが目指すべきは、客先比率が30%未満のIT企業です。自社開発や社内開発をメインにしている企業は、人売りビジネスではありません。
客先比率が30%未満のIT企業は、全体の「39.3%」も占めます。現実的に考えた時に、私たちがこの4割の会社を目指して就活するのは難しくないですよね。
実際に、客先常駐から社内開発に就職するのは難しくありません。なぜならば、私自身も実務で開発経験が1度もない時に、社内開発から内定を得られたからです。深刻な人材不足の現在では、社内開発でも経験豊富なSEを採用するのが難しいですよね。
ブラックに就職するのが怖いからと、行動に移せない人は多いです。
でも、客先常駐や人売りビジネスを見分ける正しい知識があれば、ブラックを避けて就職するのは難しくないですよね。私たちが具体的に行動できなければ、私たちの未来は絶対に変わりません。ここでは、客先常駐を辞めて社内開発で働く方法を紹介します。
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。
私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)
客先常駐から脱出できる3つの方法は?
客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。
方法1:IT業界を辞めて別の業種へ
客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね。
経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。
仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。
1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できます。キャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。
現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。
方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ
異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です。
最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事です。なぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。
1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。
また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。
競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね。
方法3:経験を活かして自社や社内開発へ
IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。
社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。
開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます。
また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません。
では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?
客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?
客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。
転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」
- IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
- 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
- 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
- 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
- スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
- 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない
公式サイト:『社内SE転職ナビ』
社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね。
しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません。「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります。
確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります。「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。
転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」
- 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
- 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
- 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
- ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
- 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
- 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
- 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い
公式サイト:マイナビ IT AGENT
「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です。親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。
個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。
私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。
「次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。
2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。
入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます。開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。
IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。
私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。
これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?
客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です。
常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます。
IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。
私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました。30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。
対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。
▼▼客先常駐からの転職に強い専門サイト3社は▼▼
- 『マイナビ IT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ』求人数は673件と、ブラック率も高い
- 『リクルート』異業種への転職は、キャリアを活かせない
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)
いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。
まとめ:ブラック・人売りの見分け方は?
- 基準①:「客先常駐」の割合が高いほど危ない
- 基準②:「労働時間」が長く残業代を固定にする
- 基準③:「業務内容」が曖昧だと実態は派遣である
- 基準④:離職率が高く「20代社員」の割合が高い
- 基準⑤:「帰社日」が多く飲み会やイベントが多い
客先常駐を避けられない最大の理由は、意図的に派遣である実態を隠すからです。私たちが客先常駐を避けたいと対策を取る以上に、ブラック企業は騙すことに必死ですよね。なぜならば、彼らは新しい人材を採用できなければ、会社が潰れるしかないからです。ブラックが故意に情報を隠したら、私たちが事前に対策を講じても打つ手がありません。
そして、ブラック度が高い悪質な会社ほど、背水の陣で私たちを騙します。
なぜならば、赤字や資金繰りに苦しんでいる企業は、自転車操業で来年に生き残れるかもわからないからです。売上げを安定させるには、とにかく人材を採用して客先に放り込むしか道はありません。中途半端な人売り対策や知識では、逆に騙されるリスクを高くします。
実際に私は過去に2度、ブラックに騙されました。
「残業代を全額支給している」「社員の大半は社内開発している」「SEの要望を聞いています」と言われたら、こちらから内定を辞退するのは難しいですよね。本当かどうかは、その会社に入社するまで確かめる術はありません。
だからこそ、私たちは正しい知識を身につけて、自分たちの身を守る必要がありますね。ここでは、一般的に人売りビジネスを見分ける方法を紹介します。また、一般的な対策方法だけではなくて、確実にブラックを見破る方法も紹介します。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。
それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。
キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています。
秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)
コメントを残す