IT業界の客先常駐とは?|メリットやデメリット、違法性や注意点まで

IT業界には、客先常駐という働き方が一般化していますよね。しかしながら、現役SEでも客先常駐の中身を詳しく理解し、働いている人は少ないですよね。

  1. 「なぜ、常駐先に毎日出向する必要があるの…?」
  2. 「客先常駐という働き方に、違法性はないの…?」
  3. 「客先常駐には、どんなメリットやデメリットがあるの…?」

客先常駐とは名前の通り、SEがクライアントであるお客様先に常駐(出向)する働き方を指します。出向する際の契約形態は、請負契約、SES契約(準委任)、派遣契約があります。契約形態は、クライアントや自社の都合によって決まりますね。

客先常駐はSEの8割が該当するほど、広く浸透した働き方です。しかしながらクライアント先との契約内容を詳しく把握しているSEは少ないですよね。

客先常駐という働き方には、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。また、派遣社員のように客先に常駐する働き方には、違法性はないのでしょうか。

客先常駐を知りたい人向け
  1. 客先常駐のメリットとデメリットとは?
  2. 客先常駐の何が問題行為に当たる?
  3. 客先常駐で働く上での注意点とは?

▼▼客先常駐からの転職に強い大手2社▼▼

  1. マイナビ×IT受託・社内開発の案件に強い
  2. 社内SE転職ナビ異業種の社内SEを専門に扱う

1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。なぜならば、過去にマイナビを利用して客先常駐から社内開発に転職できたからです。長時間労働から逃れた上に、年収は4年間で300→520万円まで増えました。

業界経験が浅い常駐SEは、早めに行動した方が良いですね。

なぜならば、転職サイトの良案件は開発経験があるSEから順に埋まるからです。転職の開始時期が遅れると、必然的に売れ残りのブラックを引かされますこのタイミングを逃すと、次の半期に良い案件が市場に出る、4ヶ月後まで待つ必要があります。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

常駐SEが社内開発に転職できるのは人材不足の今だけです。2019年以降は、人材不足が解消される可能性は高いです。金融危機が再び発生する、日本政府が移民を受け入れる、外国人PGで人材不足を解消すると、常駐SEの需要は減りますね。

IT業界の転職有効求人は6.79倍ですが、2009年と同様に1倍を下回ると開発経験がある優秀なSE以外は転職できませんレポート:2019年1月)。

そもそも、客先常駐とは一体なに?

客先常駐とは、システムエンジニアリングサービス(SES)と呼ばれます。

システムエンジニアリングサービスとは、システムやソフトウェアの開発・運用などで行われる委託契約の一種で、対象物の完成などを目的とせずに特定の業務への技術者の労働の提供を行う契約。提供元企業の従業員が客先のオフィスに常駐して技術的なサービスを提供するもの。

参考:システムエンジニアリングサービス 【 SES 】 とは?

客先常駐のメリットとデメリットを紹介します。

客先常駐のメリットとは?

客先常駐のメリットは...
  1. 経験がないIT未経験者でも、簡単に入社できる
  2. 大手クライアント先で、幅広く業務経験を積める
  3. 自社以外の多くのSEと、一緒に働く機会がある
  4. 運や実力がある人材ならば、好条件で大手から引き抜きがある

客先常駐の利点は、業界未経験者でもIT業界に入社しやすいことです。

基本的には専門職には経験者以外が入社するのは難しいですよね。IT業界で未経験者を積極的に採用している理由は、常駐先に出向すれば報酬が得られるからです。出向した社員は、給料を貰いながら常駐先で様々な経験を積めます。

客先常駐の仕組みがなければ、未経験者を採用する企業は少ないですね

出向先は大手クライアントが多く、私たち常駐SEは大規模プロジェクトに携わることができます。実力がある人材であれば、責任ある仕事を任され、上流工程やマネジメントも経験できます。

客先常駐のデメリットとは?

客先常駐のデメリットは...
  1. 開発経験が積めるとは限らず、雑用しかできないSEも多い
  2. 開発経験が積めないと、年齢とともに市場価値が下がる
  3. 人月商売のため、仕事内容ではなく労働時間でしか評価されない
  4. 35歳を過ぎると、受け入れ先が激減し失業のリスクが高まる
  5. 法律厳守でない企業にいくと、偽装請負や多重派遣を強要される

客先常駐には良い面もありますが、実はデメリットの方が多いです。

常駐先では、SEが期待するような開発案件に就けるとは限りません。システム運用保守、ヘルプデスク、保守、手順書通りのオペ作業など、経験が積めない業務もたくさんあります。

自社の仕事を外部の労働者に委託する都合上、常駐先の社員に都合良く使われてしまうからですね。雑業業務にしか就けないと、年齢とともに市場価値は下がり、35歳になると受け入れ先が激減します。

このようなリスクは、客先常駐を続ける限りは避けられないことです。

参考:客先常駐SEに将来はない|35歳おじさんエンジニアの末路とは?

では、具体的には客先常駐の何が問題になるのでしょうか?

客先常駐の何が問題行為に当たる?

客先常駐自体には、問題があるわけではありません。しかしながら、客先に常駐することによって様々な問題を引き起こします。

Goo辞書で「客先常駐」と検索すると、「偽装請負」に転送されます。

偽装請負(ぎそううけおい)とは、日本において、契約が業務請負、業務委託、委任契約もしくは個人事業主であるのに実態が労働者供給あるいは供給された労働者の使役、または労働者派遣として適正に管理すべきである状況のことである。

出典:偽装請負とは(wiki)

問題点1:偽装請負に発展しやすい

客先常駐の9割は、実は偽装請負に当たると言われています。

本来であれば請負契約は、たとえ常駐先でも自社の管理下で行う必要があります。しかしながら、実際には常駐先(派遣先)の管理下で作業が行われているからです。有給、遅刻、早退など、常駐先の上司に報告していますね。

また、労働者が所属する企業と常駐先の企業が直接契約する事は少なく、実際には2社、3社が間に入って契約していますよね。これも多重派遣という違法行為に当たります。

偽装請負も多重派遣も、IT業界ではグレーゾーンで扱われ続けています。法律違反かどうか識別が難しく、限りなく黒に近いけれど違法ではないという認識ですね。

法律の話になると、違法行為ではないと主張する人(仲介業者)もたくさんいますどちらにしても、働いている私たち自身が、道徳的に納得がいかない、不当な契約を結ばれると感じているならば、無理に働く必要はないですね。

参考:客先常駐(SES契約)は法的にも違法|2年目以降はあなたも加害者ですよ

問題点2:働き方は派遣と変わらない

客先に常駐している社員は、正社員として企業に雇用されています。しかしながら実際には、派遣社員と変わらない働き方を強いられています。

派遣社員との違いは、常駐先がなくても給料が支払われる事ですしかしながら、給与カットによる自宅待機や、仕事が見つからなければ解雇されている現場を見ると、実質的に派遣と変わらないですよね。

むしろ、派遣よりも待遇は悪いかもしれません。

一般派遣は労働力を提供している前提で、時給2〜3千円で働きます。しかしながら、法規制が守られていないブラック企業では、長時間労働でも残業代が支払われず、時給1000円以下で働きますね

参考:客先常駐の自宅待機で給与40%カットは違法?手取りは8万円以下?

問題点3:人材が使い捨てにされている

客先常駐では、人材が企業に都合の良いように使われています。

業務経験が積めない仕事で、雑用業務しか経験できないからです常駐先には、運用保守、ドキュメント作成、評価、手順書通りのオペ作業など、誰が作業しても変わらない仕事がたくさんあります。

キャリアを形成が現実的に難しく、2008年のような金融危機が発生すると、大量に契約を切られますね。実際に首を切られて行き場所をなくすSEがたくさんいましたね。

以上のように、客先常駐には問題が起こりやすい働き方です。では、客先常駐で働いているSEは、何を感じているのでしょうか?

客先常駐で働くSEの不満とは?

私は客先常駐で、3年間働いた事があります。客先常駐に不満を感じている人は、似たような事を挙げるのではないでしょうか。

  1. 通勤時間を含めると会社の拘束時間は「15時間」以上
  2. 睡眠時間は毎日5時間、寝不足で日中は頭が働かない
  3. 偽装請負という「違法行為」を強要されていることに対する嫌悪感
  4. 職場は超激務か、運用保守で全く仕事がないかどちらかだ
  5. 社員の「9割」は客先常駐、社内開発は「1割」もない(しかも赤字)
  6. 評価制度がなく1年の昇給額は一律「3000円」だけ
  7. 残業代は支払われない、賞与は1ヶ月分(10万円)貰えれば良い方だ
  8. 「残業=頑張っている」という評価しか受けない
  9. 社長や役員は技術に関する知識が一切ない
  10. 本人の特性や思考は一切考慮されない
  11. 「1人」で客先に配属されることが何度もある
  12. 保守運用、オペレーションなどコマンド入力するだけの単純労働
  13. 自社の名刺ではなく他社の名刺を渡される
  14. 客先を「3ヶ月〜半年」単位で転々とさせられる
  15. 常駐先が変わるので職場に合わせて部屋を借りられない(通勤時間は1時間以上
  16. 有給申請しても1年目だと却下されることもある

このような不満がありながらも、会社を辞める決断ができませんでした。

なぜならば、転職するのが怖かったからです。次も同じような会社に入るかもしれない、もしかしたらもっと劣悪な労働環境かもしれないと考えていたからです。

しかしながら、客先常駐から脱出できたことで、その心配はなくなりました。

転職先では納期月以外は定時に帰宅でき、毎年順調に年収も増えました。4年後には220万円(年収300→520万円)も増えます。かつて感じていた将来の不安も解消され、夜もぐっすりと眠れています。

客先常駐をしている全ての会社が悪だとは思いませんが、現場で働くSEには優しい働き方とは言えないですね。

では、私たちSEが常駐先で働くには、何を注意すれば良いでしょうか?

客先常駐で働く場合の注意点とは?

客先常駐のデメリットを考えると、長く続けられる働き方ではありません。なぜならば、スキルアップが難しく、キャリアを形成しにくいからですね。スキルがなくても20代であれば常駐先から必要とされるが、30歳になると状況が変わりますね。

年齢を重ねるごとに需要が下がるのは、絶対に避けられません。

いま現在客先常駐で働いている人は、転職市場で評価されるスキルを経験できているか冷静に見極めしょう。もしも、市場で評価されない単純労働であれば、出来るだけすぐに転職を考えなければならないですね。

また、いますぐに転職を考えていない人でも、常日頃から実用的なスキルアップを意識しましょう業務が忙しいからと目の前の仕事に追われていると、いざ転職したくてもできなくなりますね。

まずは基本的な開発スキルを積む事、それから人工知能やクラウドなど最先端技術も勉強した方が良いですね。キャリア形成やスキルアップを他社に頼っていると、時代遅れのエンジニアになりますね。

そして、1日も早く客先常駐を抜け出して、社内開発に転職する事をお勧めします

▼▼客先常駐は必ず脱出できる▼▼

私はこの業界で働く1人でも多くの人に、客先常駐を避けて働いて欲しいと思っています。なぜならば、私自身が客先常駐に何年も苦しめられたからです常駐先で働くSEがいなくなれば、客先常駐の仕組みは成り立たないですね。

私の常駐時代の辛い3年間は、他の人にも決して味わって欲しくありません。

1社目に入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。夜の11時過ぎまで働くも、残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円を下回る月もあります。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

一生懸命に働いても給料が増えないのは、過剰に中間摂取されているからです。

終電間際、ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

その2ヶ月後に、私の人生は大きく生まれ変わりました。

現在私は、海外に開発拠点があり社内開発ができるIT企業で働いています。目標だった海外勤務も実現でき、年収は30歳手前で500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は朝が訪れる度に毎日幸せを感じています

私たちSEが、客先常駐を避けて働くのは難しくありません。

なぜならば、社内開発で働く事を最初から諦め、行動に移さないSEが多いからです。現状の仕組みや制度に不満を言うばかりで、具体的な行動に移すのは全体の1割もいないですよね。だからこそ、行動すれば確実に未来は変わります

私は実務の開発経験がゼロの時に、現在の会社に転職できました。現在も客先常駐で働き続ける元同僚と私の違いは、行動に移しかどうかだけですよね。将来家族ができた時に、自分の子供に勧められない働き方ならば、あなた自身も常駐先で働くのは辞めましょう。

客先常駐を辞めて変わった事は....
  1. 年収300万円 → 転職して4年後に520万円に増える
  2. 賞与は10万円未満 → 年3回の賞与で140〜160万円
  3. 昇給額は年3千円 → 賞与も含めて年40〜60万円
  4. 1人で常駐先に出向 → プロジェクトは全て社内開発
  5. 実務経験に乏しく転職先がない → 面談で+50〜80万円で掲示
  6. 毎日11時まで残業 → 納期月以外は定時に帰宅できる
  7. 運用保守、評価、資料作成 → 開発経験を積み小リーダーもできる
  8. 35歳で職を失う → マネジメントを経験し定年まで働ける
  9. 生涯孤独かもしれない → 家族が出来て毎日幸せを感じる

個人的に1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐から脱出できるの?

常駐SEを辞めて、社内開発で働く方法とは?

客先常駐以外で働く選択肢はたくさんありますね。

社内開発が多い業種は...
  1. 自社製品やサービスを開発するWEB業界
  2. メーカーから1次請けで受託開発する企業
  3. 異業種(小売業、医療、商社)の情報システム部門で社内SE
  4. 対企業向けに、自社パッケージを開発・販売する企業
  5. 海外に開発拠点がある日系・外資系企業

それぞれ、メリットやデメリットがありますね。そのため、私たちは自分に合う働き方を見い出す必要がありますね。

方法1:自社開発が多いWEB系を目指す

WEB業界を目指す利点は...
  1. エンドユーザ向けのWEB業界は、自社開発が多い
  2. SNS、スマホ、広告業など、急成長する分野で働ける
  3. 実力主義のため、年齢を問わず高収入を得やすい
  4. 労働時間や服装など、自由なライフスタイルで働ける
  5. SIerに多いドキュメントや会議が少ない

自社開発が多いWEB業界は、高い確率で客先常駐から逃れられます。

しかしながら、WEB業界で働くデメリットは、競争相手が多過ぎて収益が安定しない事です。技術進歩やトレンドの移り変わりが早く、5年後の未来でさえ想像できません定年まで働き続けるのは難しく、2〜3年単位で会社を変えます。

またWEB業界は、SIer以上にブラックも多いので注意が必要ですね

スタートアップが多く、赤字経営のベンチャーが大半を占めます労働組合や36協定がなく、SIerの零細以上に劣悪な労働環境に陥りやすいですね。また、SIerと企業文化が大きく異なるため、過去の経験を引き継げない点も難点です。

WEB業界は、技術志向が強くリスクを恐れないSEが目指す場所ですね。

参考:【レバテックキャリアの評価 】本当にWEB系の自社開発に転職できる?

方法2:SIer系の受託開発を目指す

受託・社内開発を目指す利点は...
  1. 同業種のSIerなので、キャリアを活かして転職できる
  2. 仕事内容は常駐SEと同じ、開発案件を社内に持ち込むだけ
  3. 常駐SEと違い、上流工程から携われることができる
  4. 元請けが多く、SEの単価は80万円以上と高い
  5. 社内開発は、チームリーダやマネジメントも経験できる
  6. 市場価値を高められると、いつでも転職できる

客先常駐を避ける方法で、1番のお勧めは受託や社内開発です。

なぜならば、同業種内の転職なので、過去のキャリアを活かして転職できるからです。WEB業界や異業種の転職と比較して、少ないハードルで転職できますよね常駐SEと大きく違うのは、社内に開発案件を持ち込み、社内のリソースを使い開発するだけです。

私自身が社内開発に転職する事で、3年間の客先常駐から脱出しました。

社内開発に転職した時は、業務で開発経験が1度もない時です。それでも社内開発に転職できた理由は、企業が深刻な人材不足に陥っているからですWEB業界や異業種よりも安定しているSIer業界は、SEを育てる社風の会社が多いです。

社内で開発経験を積んだ後は、海外の開発拠点も働かせてもらいます。経験がない当時の私に、プログラミング研修から始まり、システム開発、上流工程や外国人PGの管理など、様々な経験を積ませてくれた事に心から感謝しています。

しかしながら、社内開発にもデメリットはありますね。

異業種やWEB業界と比較して、客先駐のリスクをゼロにできないことです客先常駐の割合が30%未満の企業は39.3%あるため、私たちはこの4割の会社を目指す必要があります。

SIer業界で開発経験を積めたなら、その後に異業種の社内SE、WEB業界、フリーランスを目指すのは難しくありません。まずは、実務経験を積む事を1番の目標にしましょう。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

方法3:異業種の社内SEを目指す

社内SEを目指す利点は...
  1. 大手が多く給与、退職金、手当など福利厚生が充実している
  2. 客先常駐の価格競争や、WEB業界の競争社会から逃れられる
  3. IT以外の別部門が利益を上げるため、プレッシャーが少ない
  4. 開発は外部に委託するため、納期やスケジュールは厳しくない
  5. 転職には向いてないが、定年まで働きやすい

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐を避けられますね。

しかしながら、社内SEのデメリットは、キャリアの形成ができない事です。入社した業種の特殊なスキルに依存しますね。また、外部のIT企業にシステム開発を外注するため経験を積めず、他社のスケジュール管理がメイン業務になります

キャリアが積めないのは、専門職にとっては致命的ですね。

社内SEは定年まで働く事を前提に就職します。しかし、経営が傾いた時に、1番最初に予算削減を検討される危険な部署でもあります。なぜならば、本業の利益に直接結びつかず、コスト部門だと考えられるからですね。

会社の経営が傾いた時に、人生設計を大きく狂わせるリスクがある点には注意しましょう。社内SEは、業種や会社選びが重要になります。

参考:【社内SE転職ナビの評価】|本当に客先常駐がない企業に転職できる?

▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼

IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。

離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。

だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。

ブラックに就職する理由は...
  1. 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
  2. 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
  3. 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
  4. 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
  5. 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる

在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。

離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします

まとめ:IT業界の客先常駐とは?

客先常駐のデメリットとは...
  1. 開発経験が積めるとは限らず、雑用しかできないSEも多い
  2. 開発経験が積めないと、年齢とともに市場価値が下がる
  3. 人月商売のため、仕事内容ではなく労働時間でしか評価されない
  4. 35歳を過ぎると、受け入れ先が激減し失業のリスクが高まる
  5. 法律厳守でない企業にいくと、偽装請負や多重派遣を強要される

客先常駐にはメリットもありますね。しかしながら、デメリットに目を向けると、リスクの方が明らかに高い事がわかります

現実問題として、未経験でIT業界に入社するのであれば、客先常駐は避けられません。しかしながら、長く働き続けられる働き方ではないですね。年齢を重ねれば重ねるほど、不幸になる可能性が高いです。

ネットの情報を見ると、客先常駐は違法行為かどうかという議論を良く目にします。

正直なところ、現場で働く私たちSEにとって、違法かグレーかはどうでも良いですよね。あなたの判断基準で、道徳的に正しくないと思うのであれば、今すぐに転職を考えましょう。

客先常駐以外にも、働き方はたくさんありますね。

1日でも早く行動に移した方が良い理由

現在IT業界は、書類を送付すれば誰でも企業から内定を得られます。なぜならば、転職倍率が6.79倍を超え、過去に30年にないほど売り手市場が続いているからです。全業種の倍率は2.49倍なので、他業種として比較して3倍も求人が余っています

参考:転職求人倍率レポート(2018年4月)

しかしながら、この状況が続くのは長くても2019年までです。

なぜならば、景気サイクルは8年周期で周り、再び金融危機が発生するからです。2008年10月28日に6,994円を付けた株価は、2018年12月に最高値の24,270円まで回復しました。現在は一時20,418円(8月15日)まで落ち込みましたね

アメリカと中国の緊張が高まり、いつ米ダウ平均が暴落してもおかしくありません。アップル株はiPhoneの販売不振で暴落していました(232→142ドル)。一度不景気が発生したら、1週間も経たない内に株価は半値以下まで暴落します。

求人倍率が1倍を下回ると、客先常駐で働くSEの大半が首を切られます2008年の金融危機では、常駐先のフロアの空席が3分の1まで増え、半数以上の常駐社員が自社に帰らされました。

そうなる前に、私たち常駐SEは具体的な行動に移す必要があります。

有効求人倍率が1倍を下回ると...
  1. プロジェクトの予算が縮小され、労働者が市場に溢れる
  2. 客先常駐の半数以上は、翌月以降の契約を更新できない
  3. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  4. 不景気になると、優秀なSE以外は内定を獲得できない
  5. 転職エージェントに連絡しても、求人の紹介を断られる
  6. 少ない労働者で現場を回すため、今より労働時間が増える
  7. 失業を避けられても、転職の機会を失い次の5年間も同じ現場で働く
  8. 人件費が安い外国人を採用し、日本国内の開発が激減する
  9. 常駐先には、中国人、インド人、ベトナム人、フィリピン人が増える
  10. 都内で仕事が見つからず、地元に戻りアルバイトで生計を立てる

客先常駐の最大の問題は、開発経験が積めない事です。開発経験が積めないと、手を動かすだけの労働者と変わらないため、転職もできないですね。

専門スキルを身につけ必要な人材に成長できれば、リストラされる心配もなくなります。まずは、客先常駐を抜け出して1日も早く、専門スキルが磨ける社内開発に転職しましょう。専門スキルを身につけらば、将来の漠然とした不安もなくなります。

転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」事に自信を持てますね。

それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。

もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。

ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私は新しい道を歩み始めた事で、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

30歳時点で年収に200万円も差があると、残りの生涯年収で6000万円も違いますねブラックで働いている劣等感で家族を持つこともできず、一生涯孤独で生きていたと思います。

未経験者の市場価値は年齢とともに減少するため、将来動く予定があるならば景気が上向いている今行動した方が良いです2019年以降では、金融危機が発生しもう手遅れである可能性が高いです。

登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

 

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。

マイナビは、社内開発や社内SE向けの求人を多数扱います。

公式サイト:SE・プログラマーの転職『マイナビエージェント×IT』

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