受託開発は本当にオワコンなのか?|未来がないと言われる3つの理由

近年勢いがあるWEB業界やクラウド技術を背景に、SIer業界の受託開発は衰退すると耳にする機会が増えました。

  • 「人月をベースにした、受託開発には限界がある…」
  • 「SIer業界のエンジニアは、企業の奴隷と変わらない…」
  • 「SIer業界には、偽装請負、多重下請や派遣など問題がたくさんある…」

結論から伝えると、受託開発が衰退する事はありません。

なぜならば、社会のIT化が進む限りは、企業の需要が減る事はないからです。現実的に考えたときに、システム開発を社内で内製化するのはハードルが高すぎます。また、WEB系の自社開発は競争相手が多く、常に利益を出し続けるのは難しいですよね

むしろ、IT技術が高度化し細分化する事で、受託開発の重要度は増しています。WEB業界は、華やかな職場を演じる一方で、熾烈な競争社会に飲まれています。

私はSIer系の受託開発に勤めているが、自社の売上は毎年増え続けています。売上に連動して社員の年収も順調に増えています。受託開発に転職してから4年後に、年収は500万円を超えました。

SIer業界が衰退すると言われる理由は、悪い受託開発がたくさんあるからです。ここでは、受託開発がオワコンと言われる3つの理由、それから今後も残り続けると考える理由を紹介します。

受託開発で働きたいSE向け
  1. SIer系の受託開発が、オワコンと言われる理由は?
  2. 良い受託開発と、悪い受託開発の違いは?
  3. 受託開発が、今後も残り続ける3つの理由は?

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  3. 『リクルート求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い

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<24年4月:求人数は下落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年2月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。

私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました

契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったですコロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。

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受託開発が限界だと言われる3つの理由とは?

WEB業界の躍進やクラウド技術を理由に、SIer業界や受託開発はオワコンと言われる事が増えましたね。ネット記事を見ていると、次の3つの理由が多いように思います。

オワコンと言われる理由は...
  1. 受託開発の需要が、以前よりも縮小している
  2. クラウド技術の進化で、大規模プロジェクトが縮小している
  3. グローバル化で、SIerのSEの単価が値崩れしている

理由1:受託開発の需要が縮小している

衰退する理由のひとつに挙げられるのが、SIerの需要が縮小するからです。システム開発を外部に委託する企業が減り、社内で内製化を図る企業が増えていますね。楽天やユニクロは、SEを採用して自社のシステムを自社社員で開発していますね。

しかしながら、現実的に考えたときに、普通の企業が内製化に手を出すのは一般的ではありません。資金力がある大手だけができる事ですね。

IT技術は今後もより細分化され、より高度化します。専門性がより一層深くなる領域で、社内のリソースだけでIT化を進めるのは現実的ではありません。外部委託の本質を考えたときに、受託開発がなくなる可能性はないです。

なぜならば、専門のプロ集団に委託した方が、スピーディに事業が進むからです。IT技術が高度化するほど、受託開発の需要は高くなります。

理由2:クラウドの進化で大規模PJが縮小する

クラウド技術が、SIer業界のあり方を大きく変えると言われています。

クラウド以前では、大手SIerが案件を受注し、自社の大型サーバ上で動く大規模システムを開発していました。大手SIerの富士通やNECは、自社のサーバやハードウェアを販売し、ソフトウェアを開発する事で、大きな利益を上げていましたね。

現在はクラウド技術のおかげで、実機を揃えてゼロから環境構築する必要はありません。クラウド上にある仮想環境に構築し、利用した分だけ利用料を支払います

そのおかげで、大型のプロジェクト案件よりも、中小企業やベンチャーが得意なスピーディな開発が増えました。実際に大手SIer企業の売上は減少していますね。

2017年の国内ITサービス市場規模は5兆5,389億円、前年比成長率は1.4%だった。ベンダー売上の上位5社は、1位から順に、富士通、NEC、日立製作所、NTTデータ、IBMとなった。2013年以降この順位に変動はないが、直近の3年間で7社の占めるシェア、特にトップ5の占める比率は徐々に減少している

参考:2017年 国内ITサービス市場、上位7社の占めるシェアが徐々に縮小

大規模プロジェクトの需要が減っているのは間違いありません。

ただし、SIerの市場が縮小しているわけではないですね。ITサービスの国内市場は今現在も拡大を続けています。

理由3:グローバル化で単価が値崩れ

SIer業界が衰退する理由に、グローバル化が進みSE単価が値崩れしていると言います。

確かに客先常駐の最下層で働くSEの労働条件は劣悪です。月に80時間残業しても、手取りで18万円にも届かない常駐SEがたくさんいます。彼らが悪条件で働く理由は、グローバル化が進み、外国人労働者に仕事が流れているからです。

確かに、今の流れが進めば単価は値崩れ、SIerで働く常駐SEはいなくなりますね。

しかしながら、これは本来の正しい在り方ですよね。付加価値が低い仕事は、単純労働者に流れるべきだし、私たちは単純労働を減らす事でより付加価値が高い仕事に就けます

付加価値が高い仕事は、社会に大きな意義を与えます。

以前は、人月単価のせいで優秀なSEも、そうでないSEも一律に単価が決められていました。今ははっきりと棲み分けされているのは良い事です。

グローバル化で国内の常駐SEの給料が減るが、受託開発が崩壊する事はありません

以上が、受託開発がオワコンだと言われる理由です。

しかしながら、オワコンと言われる最大の原因は、良い受託開発と悪い受託開発がはっきりと区別されていない事に原因があります。IT業界では、SIer(システムインテグレーター)の役割をしていない会社が多いです。

外部に労働力を派遣するだけ(客先常駐)で、SIerと呼ばれていますね。労働力を外部に委託するだけのレベルが低い会社は衰退するが、社会から必要とされる良い受託開発は今後も残り続けます。

では、良い受託開発と悪い受託開発の違いはなんでしょうか。

良い受託開発と悪い受託開発の違いとは?

SIer業界や受託開発の衰退を考える前に、私たちは良い受託開発と悪い受託開発の違いを知る必要があります。

その1:良い受託開発とは?

良い受託開発とは...
  1. クライアントから要件定義を聞き出し、システム開発ができる
  2. 設計、開発、評価、運用とシステム開発を一貫して受託している
  3. クライアントやメーカーと、直接契約し仕事を請負う
  4. システム開発だけではなく、クライアントの課題を解決できる
  5. 特定の取引先に依存せず、複数社と契約している

SIerとは、システムを構築する際に、ユーザーの業務を把握・分析し、ユーザーの課題を解決するシステムの開発、構築、運用サポートの業務を請け負います。

しかしながら、この定義を守れていない業者も多いですよね。

その2:悪い受託開発とは?

悪い受託開発とは...
  1. 外部に労働力を提供するのが、自分たちの仕事だと思っている
  2. IT技術に関する専門スキルがなく、人月計算でしかSEを見れない
  3. 顧客が抱えるビジネス上の課題を、解決できる知識がない
  4. 社内開発の経験が乏しく、開発力、品質、スピードなど全てが劣る
  5. 付加価値を提供する事ができず、常に価格競争に巻き込まれる

SIer業界で多い客先常駐は、そもそもSIerの役割を果たしていません。SIer業界が衰退すると言われる理由は、多重下請け構造で働くSEの未来が暗いからですね。

SIerの本質的な意味を考えると、受託開発がこれからもなくなる事はありません。企業向けにシステムを開発する受託開発も、エンドユーザ向けにサービスを開発する自社開発も本質的には変わりません。

両者とも、利用するユーザが使いたいシステムを開発しますね。SIerとしての役割を続ける限りは、受託開発は今後も残り続けます。

受託開発が今後も残り続ける3つの理由は?

受託開発が今後も残り続ける理由は、次の3つの通りです。

理由1:アウトソースする方が利便性が高い

楽天やユニクロのように、システム開発を内製化する企業が増えています。しかしながら、現実的に考えたら、専門性が高いプロにアウトソースする方が利便性は高いですよね。

企業があれこれ不得意な分野に手を出しても、大抵はすぐに撤退します。景気が良い時はリスク分散を理由に事業を拡大するが、不景気に陥ると選択と集中を選びます。最終的に、不得意な事業は切り離し、他社に売却しますね。

楽天やユニクロが内製化を勧める理由は、自社で内製化した方がメリットがあるからです。病院や保険を売る会社が同じ事をしても、マイナスの方が大きいですよね。そして、世の中の大半の企業は、後者の方が圧倒的に多いですね。

理由2:全業種でIT化が進んでいる

今後は大規模プロジェクトの開発は減ります。しかしながら、受託開発の需要が減る事はありませんなぜならば、IT化の重要度は今後も増し、システムを導入社したい会社は増え続けるからです。

IT化が進み、自動車や家電もソフトウェアを必要としています。病院でも電子カルテが導入され、保険業界でも人工知能の活用が進んでいます。

現実的に考えて、受託開発の需要がなくなる事はないですね。

理由3:自社開発はいつもリスクが高い

受託開発が衰退すると言われる背景に、WEB業界の躍進がありますね。華やかでクリエイティブなWEB業界にSEが流れ、地味な受託開発はオワコンと言われています

しかしながら、両者は役割が大きく異なります。受託開発は企業向けにシステムを開発し、WEB系はエンドユーザ向けに開発しますね。クライアントが違うだけで、どちらもシステムを開発します。

むしろ、IT化が進む事で両者の違いは無くなりますね。

WEB系でも収益を安定させるために、大手企業と取引しています。受託開発もリスク分散するために、エンドユーザ向けに自社製品を開発しています。私たちSEは、収益源をどちらか一方に絞る必要性はないですね

先見がある経営者ほど、同時進行で事業を進めます。

以上の理由から、受託開発がなくなる事はありません。しかしながら、SIer業界にある客先常駐は確実に消えると思っています。

客先常駐にある下請構造は間違いなく消える?

SIer業界にある客先常駐、多重下請け、多重派遣は近い将来確実に消えます。なぜならば、クライアントから見たときにメリットが何もないからです。

多重下請けのデメリットは...
  1. クライアントは、中間業者が儲ける事で無駄にマージン料を取られる
  2. 手を動かす労働者の意欲が低く、完成度の低い製品しか出来ない
  3. 依頼した会社は管理だけ担当し、システム開発の現場を知らない
  4. 開発現場を知らないと、回答を得るまでに無駄な時間を費やす

客先常駐にある多重下請けは、クライアントから見ても悪です。

たとえば、単価80万円の仕事が多重請負で流れ、最終的に40万円のSEが作業します。クライアントは、中間業者のために2倍払いますね。合理的に考えたら、最初から40万円で依頼した方が良いですよね。

現在のSIer業界は、多重請負の階層が深すぎて無駄が多いです。多重請負や多重派遣の原因となる、客先常駐は消えてもおかしくありません。客先に常駐しなくても、受託開発している企業はたくさんありますね。

私が現在働いている企業も、メーカーから依頼を受けて社内で受託開発します。

顧客データやセキュリティを理由に常駐を好むお客さんも多いが、システム開発とデータは明確に切り離すのが本来の正しい姿です。セキュリティ事故が発生するのは、分離が出来ていないからですね

もしも、今現在客先常駐で働いているならば、社内開発に転職する事を考えましょう。ここでは、社内開発に転職する方法を具体的に紹介します。

「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」

客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。

なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません

私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。

この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね

ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。

客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、ずは私たち自身が行動しなければなりません

私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています

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常駐SEを辞めて受託開発で働く方法は?

客先常駐を避けて受託開発に転職するには、企業の見分け方、求められるスキルを把握した上で企業を選ぶ必要がありますね。なんとなくで会社選びをすると、また同じような客先常駐のブラックに入社しますね。

方法1:受託開発のホワイト企業の見分け方は?

受託開発の見分け方は...
  1. 客先常駐比率が低く、社内開発が中心である
  2. 大手メーカーと直請けで直接取引している
  3. 要件定義から、設計、開発、運用まで一貫して請負う
  4. 受託開発の他にも、自社製品やサービスを開発している
  5. 特定の取引先に依存していない
  6. 事業部のトップが技術者出身である
  7. 積極的に、海外事業に投資している

受託開発を見分ける時に最も重要なのは、客先常駐の割合を見ることです。なぜならば、客先常駐の割合が少ない企業ほど、純粋に優良企業だからです。しかしながら、現実問題として客先常駐の割合がゼロの会社は、全体の7.7%しかありません。

私たちは、客先常駐の割合が30%未満の39.3%の会社を選ぶ必要がありますね。

客先常駐の割合が低い会社に入社すれば、結果的に労働時間が短い、直案件で単価が高い、設計や開発を経験できるなどのメリットがあります。

受託開発で働くのであれば、客先常駐が少ない会社を見分ける必要があります。

参考:受託開発のホワイト企業の見分け方は?|客先常駐の比率を見る

方法2:受託開発で求められるスキルは?

受託開発で求められるスキルは...
  1. クライアントの要望を聞き、設計書に落とし込める能力
  2. 納期を守るために、スケジュールの作成や管理ができる能力
  3. 上流工程にシフトし、後輩や部下をマネジメントする能力

自社開発では高いプログラミング能力が求められるが、受託開発で求められるスキルは次の3つです。「要件定義や設計書」「スケジュール管理」「マネジメント管理」。プログラミングもできれば良いが、実は必須スキルではありません。

開発経験がなくても、順調に昇進しているSEはたくさんいます。

そのため、客先常駐から受託開発への転職も難しくありません。私は業務で開発経験が1度もない時に、社内で受託開発できるIT企業に転職できました社員が100人もいない中小企業ですが、海外に開発拠点があるため、開発経験を積んだ後に海外勤務も体験できました。

受託開発は、社外の仕事を社内に持ち込むだけなので、客先常駐からも転職しやすいですよね。

参考:受託開発で求められるスキル|自社開発に必要な能力の違いは?

方法3:受託開発の転職はエージェントが有利

自社開発系への転職は、エージェントを利用した方が良いです。なぜならば、エージェントを利用することで客先常駐を避けられるからです。エージェントに入社の条件を伝えると、リストアップしてくれますね。

例えば、SIer業界で社内開発ができる会社と伝えると、数社に絞って紹介してくれます。ゼロから客先常駐がない会社を自分で探すよりも、大幅に手間を省けますね。もちろん、客先常駐がない会社は人気が高いので、実際に入社できるかは全て私たち次第です。

また、エージェントを利用することで質が悪いブラックを排除できます。なぜならば、資金に余裕がないブラックや零細企業は、採用コスト(90〜120万円)が掛かるエージェントを利用できないからです。

受託開発を目指すのであれば、「社内SE転職ナビ」が1番お勧めです。なぜならば、転職サイトで唯一、社内開発を専門にしているエージェントだからです

社内SE転職ナビのメリットは...
  1. 業界唯一の社内SE、社内開発専門の転職サイトである
  2. 客先常駐から、社内開発に確実に転職できる
  3. WEB系よりも、安定した対企業向けの求人が多い
  4. ノルマがないため、無理に転職を勧められない
  5. 気軽に相談できるカジュアル面談がある

公式サイト:自社で腰を落ち着けて仕事がしたい方は【社内SE転職ナビ】へ

社内SE転職ナビを利用すれば、高い確率で社内開発に転職できます。社内SE転職ナビを実際に利用した評価を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

評価:【社内SE転職ナビの評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼

IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。

離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。

だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。

ブラックに就職する理由は...
  1. 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
  2. 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
  3. 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
  4. 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
  5. 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる

在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。

離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします

まとめ:受託開発はオワコンなのか?

受託開発が残り続ける理由は...
  1. 専門領域が深い分野では、アウトソースする方が利便性が高い
  2. 自動車業界、医療業界など、全業種でIT化が進んでいる
  3. WEB系の自社開発はリスクが高く、常に競争過多にある

結論から伝えると、受託開発が衰退する事はありません。

なぜならば、社会のIT化が進む限りは、企業の需要が減る事はないからです。現実的に考えたときに、システム開発を社内で内製化するのはハードルが高すぎます。また、WEB系の自社開発は競争相手が多く、常に利益を出し続けるのは難しいですよね

むしろ、IT技術が高度化し細分化する事で、受託開発の重要度は増しています。WEB業界は、華やかな職場を演じる一方で、熾烈な競争社会にありますね。

私はSIer系の受託開発に勤めているが、自社の売上は毎年増え続けています。売上に連動して社員の年収も順調に増えています。受託開発に転職してから4年後に、年収は500万円を超えました。

今後SIer業界は、偽装請負や多重請負などの悪い受託開発が衰退するのは間違いありません。しかし、SIerとしての役割を果たしている良い受託開発は、今後も残り続けます。

1日でも早く行動に移した方が良い理由は?

参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!

2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね

しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。

20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています

自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。

2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。

常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからですIT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。

有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?

有効求人倍率が0.45倍に陥ると...
  1. 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
  2. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  3. 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
  4. 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
  5. 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
  6. その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
  7. 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる

私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。

転職活動で今すぐに必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。

それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません

キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています

秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

 

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています

私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。

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