常駐SEで働いていると、誰もが1度や2度は突然の契約解除を経験します。熱心に常駐先で働くも、突然クビを切られると辛いですよね。そもそも、なぜ私たちは頻繁に契約解除されるのでしょうか。
- 「お客さん先に常駐しているが、今年の4月末に契約解除される…」
- 「試用期間があり、不適切な人材であれば即日解雇される…」
- 「愛想が悪い、暗い、コミュ力がないと言われ、2ヶ月でクビになる…」
常駐SEで働く限りは、突然の契約解除は誰にでも起こり得ます。
頻繁に契約解除される最大の理由は、契約更新が1〜2ヶ月毎に行われるからです。2009年の金融危機以降、契約更新がネックとなり派遣のクビを切るタイミングが遅れました。その教訓から、短期間でいつでも契約解除できるように準備しています。
その結果、プロジェクトが継続していても、人数調整で契約を切られる事もあります。
原則的には契約解除は誰にでも起こり得ます。しかし、高い頻度ですぐに契約解除される人材も多いですよね。彼らが契約解除される理由は、極端に対人能力が低いからです。毎日常駐先に出向し客先と顔をあわせる以上、コミュニュケーション能力は常駐SEの必須スキルです。
極端な言い方をすると、対人能力が高ければ常駐SEで生き残るのは難しくありません。
ただし、人と話すのが苦手だから、専門職を選んだ人は多いですよね。人と話すのが苦手な人は、客先常駐がない普通のIT企業を目指しましょう。社内開発は適材適所なので、対人能力が低くても専門知識を活かして活躍できます。
社内開発では対人能力は求められないし、ある日突然に契約解除される事もありません。専門知識を追求し仕事ができれば、会話が苦手でも上司から評価を得られます。私も対人能力が低くてこの世界に入ったが、社内開発に転職して以降は、順調に昇給し年収520万円を超えました。
ここでは、常駐SEが頻繁に契約を解除される理由を紹介します。それから、契約解除されないための対策方法についても紹介します。
- 常駐先に出向しても、すぐに契約を解除される?
- なぜ、常駐SEは頻繁に契約解除されるのか?
- すぐに契約解除されないための対策方法は?
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- 『マイナビ IT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
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<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
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いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。
常駐先に出向しても、すぐに契約を解除される…
客先常駐で働く限りは、突然の契約解除は絶対に避けられません。
Aさん)今年の4月末に契約解除された…
プロジェクト離籍での不安。今現在、首都圏のSI企業にてSEとしてお客様先にて常駐して勤務していますが、今年の4月末にて契約が解除されることとなってしまいました。契約解除後は本社勤務に戻ることになりますが、何があるのかよくわからず、毎日不安であまり食欲なく、心が折れそうです。
皆様はこのような状態になったときに、どのように対処していましたでしょうか?
参考:Yahoo知恵袋
客先常駐を続ける限りは、誰にでも突然の契約解除はやってきます。
人売りの会社では、本社に戻ってもやることはありません。遊ばせておくわけにはいかないので、資格やスキルの勉強をしろと言われます。そして、営業担当者が入れそうな案件を見つけ次第、次の職場の客先面談が始まります。
20代であればすぐに見つかるが、30歳を超えていると難易度が高くなります。社内待機でも常駐先が見つからなければ自宅待機があり、それでもなければ自主退職を勧められます。
Bさん)不適切があればすぐに解雇させられる…
転職したてについてです。今度の春ITの客先常駐の仕事に就きます。これから入社書類を書いて提出しますが、入社の誓約でどこの会社でも「試用期間中社員として不適格があれば解雇されても異議がありません」とか「実地期間の2週間に不適格があれば解雇されても異議がありません」みたいなニュアンスの項目があると思います。
これがプレッシャーで、それも経験の浅い或いはない業種で仕事について行けないとかで不適格と見做されたりと思ったりすると不安に思います。そこでですが、転職のこうした不安をどう乗り切れば良いでしょうか?転職で会社の社宅に転居するので尚更プレッシャーで退くに退けません。普通に真面目に仕事していればスキルレベルに関わらずとも乗り切れますでしょうか?宜しくお願いします。
参考:Yahoo知恵袋
普通の感覚がある人なら、2週間でクビになる事はありません。
なぜならば、客先常駐で働くにあたり、高いレベルの技術が求められる事はないからです。2週間で会社が見たいのは、コミュニュケーションができる人材かどうかです。具体的には、日常会話レベルで普通のやり取りができるかです。
ブラックが多い客先常駐では、極端に対人能力が低い人も少なくありません。
Cさん)対人能力が低く2ヶ月で契約解除される…
技術職についていますが、客先常駐でいつもクレームがあり、すぐクビになります。クレーム内容は、愛想が悪い、暗い、コミュ力がない・・といわれどこの客先でもおなじ理由でいつも2ヶ月くらいで契約終了します。自分の会社には、人嫌いをなおさなきゃ次の客先がない、と言われています。
人と関わらなくていい(はいった当時は)、給与がいい、という理由でこの業界の技術者になったのに、コミュ力を求められるなんて、もう違う職種に言った方がいいかと悩んでいます。そのためにがんばって必死で勉強したのに・・・。
経験が長いため、技術はありますが、仕事は楽しくないし苦痛です。毎分のように時給換算して、お金のことだけを考えて働いています。勤務中はさぼる事で頭がいっぱいです(たぶんばれてる)。人と話すのが嫌で、話しかけられそうになると逃げてしまいます。一日中誰とも話たくないし挨拶もしたくない。しかししなければならないので仕方なくする。他人の顔もみることできません。毎日仕事にいくのが苦痛で仕方ないです。
自分で在宅ビジネスしようと思い、いろいろやってみた経験はありますが、ビジネス文章力がないことや、顧客や取引先とのやりとりがまめに丁寧にできず、相手を怒らせてしまったりして、失敗ばかりで消耗しあきらめました。
こんなわたしに向いてる仕事はあるんでしょうか?勉強は好き(工学系)なので、技術系で、給料がよく、ひとりでもできるような仕事(周りに人がいない)ってあるんでしょうか?ちなみに研究者とかは無理です・・経済的に苦しいので。
参考:教えて!Goo
対人能力が低い人は、客先常駐には向いていません。
なぜならば、常駐先に出向しクライアントと毎日顔を合わせ、要望通りに作業するからです。対人能力が低い人が技術職を選ぶのは間違っていません。私自身も人と話すのが苦手なので、就活でSEを選択しました。しかしながら、客先常駐は単純労働が多く、そもそも技術職ではないですよね。
対人能力に課題があるならば、客先常駐以外のIT企業に就職しなければなりません。社内開発では社内でチームを組むため、適材適所で人材を配置します。対話が苦手な人には、プログラミングの比重が高い仕事を任せてくれます。
SEを目指す人でも、技術志向が強い人は意外と少ないです。
以上のように、客先常駐では契約解除される人は少なくありません。そもそもですが、なぜ私たち常駐SEは頻繁に契約解除されるのでしょうか。
なぜ、常駐SEは頻繁に契約解除されるのか?
ここでは、契約解除されるデメリット、その対策方法について紹介します。対人能力に限界を感じているのであれば、スキルを磨くか社内開発に転職するしか道はありません。
その1:客先常駐は突然に契約解除される?
- リスクを取りたくない客先は、1〜2ヶ月毎に契約更新する
- 最長でもプロジェクト終了時には、契約解除される
- 正社員ではないから、使ってみてダメならすぐに契約を切れる
- 人と話すのが苦手で、技術職のSEを目指す人が多い
客先常駐を続ける以上は、誰もが突然の契約解除を経験します。
なぜならば、リスクを取りたくない客先は、1〜2ヶ月毎に契約更新するからです。つまり、常駐SEに過失がなくても、早ければ今月末に契約を切られる事もあります。また、私たちは正社員ではないので、使ってみてダメならば直ぐにクビを切れば良いと考えますね。
常駐時代に、プロジェクト期間が1年間の常駐先に配属されました。
毎日夜遅くまで働き過度期の開発期間が終わります。評価が始まり大量のバグを潰し、システムが安定し始めたタイミングで契約を解除されました。プロジェクトがまだ3ヶ月残っている段階です。定時に帰宅できると期待していたが、翌月からは自社に戻り次の常駐先の客先面談に追われます。
客先から見たら、仕事が忙しくなくなればもう用済みですね。
お客さんのためにどれだけ熱心に働いても、私たちはただの派遣です。契約更新が1〜2ヶ月毎にある以上は、いつでも契約解除される気持ちで準備が必要ですよね。
その2:契約解除されやすいSEの特徴は?
契約解除され易い常駐SEは、例外なく人と話すのが苦手なタイプです。
客先常駐では、高いレベルで技術力が求められる事はありません。なぜならば、外部の労働力に業務を委託するため、運用保守や評価など単純労働が多いからです。そのため、未経験者でも客先常駐の会社に簡単に入社できますよね。
常駐先で毎日顧客と顔を合わせるため、コミュニュケーション能力が低いと仕事ができません。人と話すのが苦手だから技術職を目指す人が多いが、客先常駐では完全にミスマッチですね。そもそも、客先常駐は専門職や技術職ではないですね。試用期間を設けたり、2週〜1ヶ月で契約解除するのは、対人能力の有無を見ているからです。
常駐SEで生き残るためには、まずは対人能力を身に付ける必要があります。
- 相手から待つのではなく、自分から人に話しかける
- 仕事以外で、相手が関心を持つ事を積極的に話す
- 理解が難しい、説明がわからないと感じたら積極的に質問する
- 相手のことを理解し、事前に質問を準備する
- 自分の弱い部分を、あえて人に説明し理解してもらう
その3:契約解除されたらどうなる?
- 翌月から自社に戻り、待機中に資格やスキルを勉強する
- 上司や営業が新しい職場を探し、客先面談に行く
- 次の常駐先が決まらないと、自宅待機をさせられる
- 自宅待機後も常駐先が決まらないと、自主退職を勧められる
客先から契約を解除されると、翌月からは自社に出社しますね。
待機期間中は資格やスキルを学びながら、同時進行で客先面談をこなします。社内待機で次の常駐先が決まらなければ、自宅待機が始まります。なぜならば、自宅待機であれば合法で給与を40%カットできるからです。自宅待機後も見つからなければ、待ち受けているのは自主退職です。
常駐先で仕事がないならば、社内の案件で働けば良いと考えますよね。
しかしながら、社外で仕事がなければ社内でも仕事はないです。なぜならば、1〜2ヶ月しか在籍しない人材にお願いできる作業はないからです。お願いする際にやり取りが増えるため、かえって仕事が増えます。また、基本的には常駐SEに社内の案件をお願いする発想はありません。
なぜならば、社外に出す方が経費を掛けずに確実に利益を得られるからです。そもそもですが、社内で必要とされる人材であれば、最初から社外に出向させないですよね。社外で仕事がなければ、社内で働けば良いと考えるのは甘いです。
短期間で常駐先を解除されると、経歴書の経歴が無駄に増えます。その結果、次の常駐先を見つけるのも難しくなります。
参考:自宅待機の給与40%カットは違法?|待機中は手取で6.4万円
すぐに契約解除されないための対策方法は?
- 最低限のコミュニュケーション能力を身に付ける
- 出向先に1人で常駐しないように、上司や営業に相談する
- 対人がどうしても無理なら、開き直って専門知識を身につける
- 客先常駐がないIT企業で、専門職としてSEを目指す
契約解除されないために1番重要なのは、コミュニュケーション能力です。
コミュニューケーションが苦手な常駐SEは多いが、意識して取り組めば割と簡単に克服できます。なぜならば、クライアントは最低限の対人能力を求めているからです。私たちは、コミュニュケーションのプロを目指すわけではないですね。自分から話題を振れるだけでも、周囲の反応や状況は大きく変わります。
自分から話題を振れない人は、ノートにメモを取り誰に何を話すか事前に用意しましょう。
対人能力がどうしても改善できないならば、専門知識を身につけて技術の世界で生きるしかありません。ひとつでも特出した能力やスキルがあれば、現場で重宝される人材になれます。私たちから話しかけなくても、相手から敬意を持って話しかけてくれますね。
ただし、対人能力や高いスキルを身につけても、契約解除の問題を完全に克服できるわけではないですね。契約更新が1〜2ヶ月毎にあるため、クビを切られる可能性は常にあるからです。契約解除を完全に避けるためには、客先常駐がない普通の企業で働く必要があります。
実は、契約解除は社内開発に転職するチャンスになります。
契約解除は、社内開発に転職するチャンスになる?
- 社内待機で通勤や勤務など、合計10時間を自由に使える
- 自由に使える時間が増えるため、転職に時間を使える
- 志望動機や企業研究など、十分な時間が確保できる
- 客先面談で練習しながら、転職の面談にも活かせる
- 十分な時間を確保できるため、社内開発に絞って就活できる
- 契約解除で仕事がなくても、転職に有利な在職中で活動できる
契約解除の最大のメリットは、転職活動に力を入れられる事です。
契約解除で社内待機が始まるため、自由な時間がたくさんあります。社内待機を利用して、転職活動に力を入れられますね。在職中の転職活動であれば、1日に1〜2時間もない中で企業研究しなければなりません。時間が取れない事で安易に就職先を決めてしまい、また同じようなブラックに就職する常駐SEは多いですよね。
待機期間中であれば、空いた10時間で転職活動に集中できます。
仕事がない状況は精神的に辛いが、転職に有利な在職中として就活できますね。自己PRや志望動機、企業研究に十分な時間を確保できるため、確実にブラックを避けて就職できます。
「月に20万円も給与が得られて、転職活動に時間を100%費やせる」と考えましょう。正直なところ、社内待機がある会社はかなりブラック度が高いです。たとえ次の職場を見つけられても、どのみち長くは持たないです。
将来のキャリアを考えるのであれば、早い段階で転職した方がいいですね。
私は待機や常駐先の放置期間を利用して、語学の勉強や転職活動に時間を費やしました。その結果、海外に開発拠点がある社内開発に転職します。転職してから4年後に年収が520万円を超え、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
社内待機は精神的に辛いが、考え方次第では2度とないチャンスにもなりますね。
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。
私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
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客先常駐から脱出できる3つの方法は?
客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。
方法1:IT業界を辞めて別の業種へ
客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね。
経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。
仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。
1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できます。キャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。
現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。
方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ
異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です。
最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事です。なぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。
1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。
また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。
競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね。
方法3:経験を活かして自社や社内開発へ
IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。
社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。
開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます。
また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません。
では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?
客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?
客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。
転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」
- IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
- 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
- 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
- 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
- スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
- 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない
公式サイト:『社内SE転職ナビ』
社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね。
しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません。「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります。
確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります。「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。
転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」
- 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
- 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
- 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
- ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
- 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
- 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
- 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い
公式サイト:マイナビ IT AGENT
「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です。親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。
個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。
私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。
「次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。
2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。
入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます。開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。
IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。
私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。
これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?
客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です。
常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます。
IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。
私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました。30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。
対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。
▼▼客先常駐からの転職に強い専門サイト3社は▼▼
- 『マイナビ IT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ』求人数は673件と、ブラック率も高い
- 『リクルート』異業種への転職は、キャリアを活かせない
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)
いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。
まとめ:常駐SEは突然に契約を解除される?
- 最低限のコミュニュケーション能力を身に付ける
- 出向先に1人で常駐しないように、上司や営業に相談する
- 対人がどうしても無理なら、開き直って専門知識を身につける
- 客先常駐がないIT企業で、専門職としてSEを目指す
常駐SEで働く限りは、突然の契約解除は誰にでも起こり得ます。なぜならば、契約更新が1〜2ヶ月毎に行われるからですね。2009年の金融危機以降、契約更新がネックとなり派遣のクビを切るタイミングが遅れました。その教訓から、短期間でいつでも契約解除できるように準備しています。
その結果、プロジェクトが継続していても、人数調整で契約を切られる事もあります。
原則的には契約解除は誰にでも起こり得ます。しかし、高い頻度ですぐに契約解除される人材も多いですよね。彼らが契約解除される理由は、極端に対人能力が低いからです。毎日常駐先に出向し客先と顔をあわせる以上、コミュニュケーション能力は常駐SEの必須スキルです。
極端な言い方をすると、対人能力が高ければ常駐SEで生き残るのは難しくありません。
ただし、人と話すのが苦手だから、専門職を選んだ人は多いですよね。人と話すのが苦手な人は、客先常駐がない普通のIT企業を目指しましょう。社内開発は適材適所なので、対人能力が低くても専門知識を活かして活躍できます。
社内開発では対人能力は求められないし、ある日突然に契約解除される事もありません。専門知識を追求し仕事ができれば、会話が苦手でも上司から評価を得られます。私も対人能力が低くてこの世界に入ったが、社内開発に転職して以降は、順調に昇給し年収520万円を超えました。
契約解除が怖いのであれば、最終的には社内開発を目指すしかありません。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。
それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。
キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています。
秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
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