客先面談にまた落ちた|スキルが足りなくても合格できる?

客先面談を苦手にしている常駐SEは意外と多いですよね。客先常駐の面談では、高い専門知識やスキルを必要としないにも関わらず、意外にも落とされる人は少なくありませんでは、どうすれば私たち常駐SEは、客先面談をパスできるでしょうか?

  • 「客先面談を合格できず、2ヶ月も待機期間が続いている…」
  • 「未経験でIT企業に就職するも、3社受けてすでに2社落ちた…」
  • 「客先面談に確実に受かるためには、具体的に何をすれば良いの…」

結論から伝えると、客先面談をパスするのは難しくありません。

なぜならば、就活の採用面接と違い、客先面談は人材を採用する前提で面談するからです採用面接では長期雇用が前提なので、シビアに応募者を見ますよね。正社員採用と違い客先面談では、顧客はいつでも自由に契約解除できるため、よほど大きなNG理由がない限りは落としません

しかしながら、意外と多くの常駐SEが面接を突破できない現実があります。

客先面談を突破できないのは、スキル不足が原因ではありません。最大の理由は、本人にやる気や意欲が見られない、もしくは人間性に問題があると判断されるからです極論を言えば、ある程度のやる気や意欲をアピールでき、質問に受け答えできれば合格できます(簡単なようで意外と難しい)。

正社員の採用面接と違い、客先面談はハズレを引かないために行います

ここでは、客先面談に落ちる原因と4つの対策方法を紹介します。原因さえ正しく把握できれば、事前に対策を行うのは難しくないですね。また個人的には、客先面談に力を入れるよりも、客先常駐を脱出するために準備した方が良いでと思います。

客先面談は違法だし、客先常駐自体も偽装請負という違法行為だからです

客先面談に合格したい人向け
  1. 客先面談に、なぜか何度も落ち続けている
  2. 客先面談に落ちる3つの理由と、4つの対策方法は?
  3. 客先面談は違法だから、辞めた方が良いって本当?

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  1. マイナビ IT AGENT客先常駐から、社内開発の転職に強い
  2. 社内SE転職ナビ社内SE専門だが、求人数は673件だけ
  3. 『リクルート求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い

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<24年2月:求人数は下落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年1月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、1月の有効求人倍数は『3.22倍→2.80倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。

私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました

契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったですコロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。

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なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。

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客先面談に、なぜか何度も落ち続けている…

客先常駐では、高いレベルの専門知識やスキルを求めらません。しかしながら、何度も客先面談に落とされる人は、意外と少なくありません。

Aさん)初めての客先面談では何を話せば良いの…

社会人2年目のプログラマーです。今度初めて客先へ面談に行くのですが、集団面談のようで「自己PRを考えておいて」と言われました。経験も浅くあまり話せることがないのですが、プロジェクトの内容や使用したことのあるフレームワークなどを話せば良いのでしょうか?

すぐに終わってしまうような気もしますが、調べていると2~3分で終わってしまうのは印象が良くないと書いてあるのを見つけて、何を話せば良いか分かりません。また、こちらから何か質問をするべきなのでしょうか?

話したほうが良いこと、聞いたほうが良いこと等ありましたら教えてください。

参考:Yahoo知恵袋

客先面談で何を話せば良いか、不安に思う人は多いですよね。しかしながら、就活などの採用面接ではないので、難しく考える必要はありません。聞かれた内容を真面目に答えれば、高い確率で客先面談をパスできますね

自己PRや経歴に関しても、基本的にはあまり詳しくは聞かれません。そもそもですが、履歴書・スキルシートなどを用いた派遣労働者の特定は、労働者派遣法で禁止されています。あまり力を入れずに、軽い気持ちで参加する方が内定は得やすいですね。

Bさん)3社と客先面談してすでに2社も落ちた…

自宅待機を命じられて二ヶ月が経ちます。いまだに配属先が見つかりません。

私は4月にIT系(ネットワーク)会社に未経験で就職しました。いわゆる客先常駐型の業務を行う会社です。しかし、思うように客先常駐先が見つからず、もう二ヶ月間自宅待機をしております過去に三つの常駐先と、面談が組まれました(二つは落ち、一つは結果待ち)。

原因は未経験ゆえに、他の経験者が優先して採用されたとのことでした。私が未経験であることは自社の営業の方も分かっており、いわゆるポテンシャル枠での採用でした。なので、「未経験だから面談に数社落ちることは仕方がない、あまり自分を責めないでね。それをわかった上でこっちも採用したから」とフォローはしてくれます。

しかし、こうも自宅待機が続くと、最近はとても不安になっています。入社して、二ヶ月たつのに、案件の面談が組まれたのは三回だけ、このまま、配属先が見つからなければ3か月の試用期間で首になるんじゃないか、などネガティブになっています。また、私は某資格を取れば、面談も通りやすくなる、と言われ少し前に取得したのですが、面談が組まれることが増えるわけでもなく、取得前と比べ変化がありません。

一応、自宅待機でも給料は満額支給されており、会社の人たちもいい人ばかりです。だから本当は信頼したのですが、もうあまり信頼できずにいるのが現状です。この業界に入りたてなので、事情がよく分かりません。

参考:Yahoo知恵袋

客先面談で1社落とされる人は、次もその次でも落とされる確率が高いです。

自社の上司や営業担当者は、資格やスキル不足が原因で落とされると考えますしかしながら、実際には応募者の能力やスキル、資格の有無は関係ありません。常駐SEを受け入れる側は、すでにスキルシートを確認した上で面談の場を設けていますね。

資格やスキルよりも、人間性や誠実性をアピールした方が受かります。

Cさん)客先面談に合格したけど不安がある…

人生で初めて、仕事でお客様先に伺います。とあるIT企業に勤め始めた22歳の女性です。4月と5月は自分が勤める会社内でずっと研修を行ってきました。自分が入社している会社には正社員として雇われているものの、取引先のお客様の会社に入り込み、そこで仕事をしていきます。

要するに客先常駐型の仕事です。派遣という方が分かりやすいかもしれません。先日お客様先の会社の方と面談をし、私のことをとても気に入ってくださったそうです。2度目の面談は無しで、まずは1週間研修期間としてうちに来てくださいと言われ、月曜日に初めて仕事をしに出社します。

プログラマーとして入社したと言っても、文系の大学出身、2ヶ月しかプログラミングの勉強はしていないので、技術は皆無です。お客様もそれはご存知です。私に対して技術も知識も全く期待していないとは思います。技術面では期待していないものの、おそらく人柄ややる気などの面を考慮して気に入ってくださったのではないかと推測しています

ただ、1時間40分ほどの面談しかしていないのに、高評価をいただいたことがかなりのプレッシャーとなっています。私が働く予定の会社は社員に対する評価が厳しく、仕事ができないと判断されたら契約も容赦なく打ち切られるようです

下手に第一印象が良かった分、仕事ができないと「なんだ。良かったのは面談のときだけ?見かけ倒しか。」と思われやすいのではないかと不安です。頑張って、努力して、前向きにやっていくしかないのは分かっていますが、本当に不安です。失敗したり、仕事ができないやつだと思われたくないという気持ちが強いです。

社会人をなさっている皆様に、なにかアドバイスを頂きたくて投稿しました。どういう心持ちでお客様のところへ行けば良いのでしょうか?研修では、元気がよかったらそれだけで可愛がってもらえるとは教えられましたが、本当にそうなのでしょうか?

参考:Yahoo知恵袋

経験やスキルがある人材よりも、謙虚で誠実な人物が好まれますね。

仕事を教える常駐先の社員も、プライドが高い人物よりも人柄がいい人に仕事を教えたいですよね2ヶ月しかプログラミング経験がない人材だとわかった上で面談しているため、最初から高い専門性やスキルを求めていない事がわかります。

実は専門職の採用面接でも、最も重視されるのはコミュニュケーション能力です

実は私たちが考える以上に、客先面談を突破するのは難しくありません。なぜならば、就活などの採用面接と違い、客先面談は応募者を採用する前提で面接しているからです。

客先面談は応募者を採用する前提で面接している?

採用面接と客先面談との違いは...
  1. 客先面談では、人材を受け入れる前提で面談している
  2. 正社員採用と違い、常駐先はいつでも契約解除できる
  3. 客先面談では、人材のスキルを見る事が目的ではない
  4. 加点方式ではなく、客先面談は減点方式で人材を見ている

就活の採用面接と違い、客先面談は人材を採用する前提で面談します

正社員採用の場合は、法律で解雇が難しく年単位で雇用関係を結ぶため採用に慎重になりますよね。しかしながら、正社員と違う常駐SEはいつでも契約解除できますそのため、よほど大きなNG理由がない限りは人材を断ることはありません。

自由に契約解除できるため、人材を採用する前提で面談します

しかしながら、意外と客先面談に合格できない人は多いですよね。しかも、1度落とされた人は、次もその次の面談も高い確率で落とされます。客先面談に落とされると「上司や営業担当者はスキルが足りていないから」と考えます。

しかしながら、客先面談後にスキル不足が原因で落とされる可能性は低いです。落とされる最大の原因は、本人にやる気や意欲が見られない、もしくは人間性に問題があると判断されるからです。

客先面談に落ちる原因は「やる気がない」から?

客先面談に落とされる理由は3つあります。

理由1:必要なスキルに達していない?

スキルが求められていない理由は...
  1. 常駐先の業務は、評価や資料作成など単純労働が多い
  2. 良い人材が欲しければ、好条件で経験者を採用する
  3. 応募者のスキルは、経歴書やスキルシートを見れば分かる
  4. 好条件の中途採用でも、スキルが高い人材を見つけられない
  5. 客先面談の目的は、ハズレを引かないために行う

客先面談では、スキル不足が原因で落とされる可能性は低いです。

なぜならば、客先常駐に求める短期雇用では、そもそもスキルが高い人材を求めていないからです。高スキルの人材が欲しければ、好条件で経験者を中途採用すれば良いですよね。評価、資料作成、サポートなど単純労働が多い現場では、「従順に手を動かしてくれる人材」を求めます。

客先面談の採用担当者は、事前にスキルシートをチェックしていますよね。

また、必要であれば私たちの上司や営業担当者からヒアリングすれば、整合性もある程度は取れます。その上で客先面談を設けるため、スキル不足で落とされる可能性は低いです。そのため、採用担当者が面談で見たいのは、私たちの人柄や受け答えの仕方だと分かります

そもそも論になると、条件が良い正社員採用でも良い人材を見つけられません。

採用担当で働いた経験があればすぐに分かるが、現場が求めるスキルに一致する人材を見つけるのは至難の技です。業界経験が長いSEならば、短期雇用の客先面談でスキルがある人材を採用できない事は十分に理解しています。

採用担当者は当たりを引くよりも、ハズレを引かないために面談の場を設けています。

理由2:本人にやる気が全く見られない?

客先面談で落とされる最大の原因は、本人にやる気や意欲が見られないからです

就活や転職の採用面接と違い、高いモチベーションで客先面談に望む人はいません。面談に参加する人の内心は、「IT企業に正社員採用されたのに、なぜまた面談をしなければいけないの?」ですよね。客先面談でネットを調べると、客先常駐の事前面談は違法だと分かります。

仕事内容や給与を選べる就活と違い、率先して常駐先で働きたい人はいません。

採用担当者から見た場合に「この人は会社から行けと言われただけで、うちの常駐先で働きたいとは1ミリも思っていないな」という事が直ぐに分かります。そのため、必然的に採用基準は、他社のためにも自発的に業務をしてくれる、もしくはモチベーション管理ができる人材が好まれます。

やる気の有無は、仕草や受け答えから簡単に読み取れます。だからこそ、1社目で落とされる人は、2社目も3社目も必然的に落とされます。

理由3:コミュニュケーション能力が低い?

コミュニュケーション能力が低いとは...
  1. おどおどして、相手の目を見て話すことができない
  2. 緊張していると、質問された内容に答えられない
  3. 何を伝えたいか分からず、極端に知能が低く見える
  4. 相手に質問できないため、作業指示を勝手に解釈する
  5. 簡単な作業を指示しても、教える側にストレスが溜まる

客先面談で落とされるもうひとつの原因は、コミュニュケーション能力が低いからです具体的にコミュ能力が低いとは、質問した内容に的確に答えられず、知能が低く見られる人材です。

コミュ力が低いと、他社で作業する客先常駐では致命的な問題になります。

なぜならば、常駐先の指示やマニュアルに従って、従順に作業する事が求められるからです会話のキャッチボールができないと、現場で支持された内容が理解できなくても質問しません。その結果、作業内容を勝手に解釈して、間違った理解で作業を進めます

コミュ力が低いと、作業を支持する側にとって大きな負担ですよね。

しかしながら、コミュ障だからと悲観する必要はありません。なぜならば、パソコンに向かって黙々と作業するIT業界では、実は半数以上がコミュ障だからですまた、コミュ能力を改善しなくても、客先面談に合格するのは難しくありません。

なぜならば、落とされる原因がはっきりと分かれば、事前に対策するのも難しくないからです。逆に言えば、ある程度やる気や意欲をアピールでき質問に受け答えできる人材ならば、客先面談は簡単に受かります。

では、客先面談をパスするには、具体的にはどのような対策を取れば良いのでしょうか?

客先面談を確実に合格できる4つの対策方法は?

客先面談を確実にパスするためには、事前に対策する必要があります。

対策1:全体の流れを把握して慌てない

客先面談の全体の流れは...
  1. 自己紹介:まずは簡単にお互いを紹介する
  2. 配属先紹介:相手が配属予定の案件を説明してくれる
  3. 職歴紹介:スキルシートに沿って、職歴やスキルを紹介する
  4. 質疑応答:仕事内容やスキルなど、気になる点を質問できる

客先面談する際に1番重要な事は、事前に全体の流れを把握する事です。全体の流れがわかっていれば、私たちは慌てずに対処できますね。各流れの中で重要なのは次のポイントです。

  • 自己紹介とスキル紹介は、簡潔に伝えることを心掛ける
  • スキル紹介など、相手が話す内容に集中して耳を傾ける
  • 質問されたら、相手が聞いた内容をまずはシンプルに回答する
  • 興味がない案件でも、最低でも2つは質問を考えておく

自己紹介や職歴紹介で大切な事は、自分を語りすぎず2言や3言で終わらせる事です。なぜならば、相手が掘り下げて知りたい事は、こちらが説明しなくても相手から質問してくれるからですまずは、相手が何を知りたがっているか確認してから、話す必要がありますね。

絶対に合格したい人、過度に緊張している人ほど、必要以上に話しすぎる傾向があります。知りたくない内容を聞いている時間ほど、私たち人間にとって苦痛な事はないですよね

また、相手側から質問してくれたなら、まずは質問に対するシンプルな答えを話しましょう。採用する側に回れば分かるが、質問した内容に的確に答えられない人は意外と少ないです質問の答えから話す癖をつけると、相手が聞いた内容を簡潔に答えられますね。

Javaの経歴を聞かれたら「実務経験は1度もないです。けれども、独学だけれども少しだけ勉強していました」とだけ答えましょう。さらに突っ込んで知りたければ、相手側から質問してくれますね。

対策2:まずは落ち着いて相手の話を聞く

相手の話を聞く事の効果は...
  1. 相手が話す時間が増えるほど、面談をパスしやすい
  2. 自分の話を真摯に聞いてくれる人に、人間は好印象を持つ
  3. 自分が話す内容を考えながら聞くと、相手の質問に答えられない
  4. 相手が話しやすいように、適切な相槌や質問を入れる
  5. メモを取りながら聞くと、相手と目を合わせなくて良い

客先面談に受かる1番のコツは、黙って相手の話に耳を傾ける事です。

面談だから、自分が話さなければならないと身構える人は多いです。しかしながら、客先面談では自分が話す時間が減るほど、実際には合格しやすくなりますなぜならば、私たち人間は、自分が話す内容に真摯に耳を傾けてくれる人に好感を持つからです

コミュニュケーション能力が高い人材は、例外なく聞上手です。

自分が話す事ばかり考えていると、集中して相手の話を聞けません。的確に相手の質問に答えられない人を観察すると、相手の話を聞いていない事がよくわかりますなぜならば、相手の話を聞きながら、次に自分が話す内容を必死に考えているからです。

突然話を振られると、トンチンカンな回答をしていますよね。

相手が話し始めたら、メモを取るようにしましょう。メモを取ることで目線を落としながら相手の話を聞けます。相手の目を見なければ、コミュ障でもリラックスして話に集中できます。相手が話す内容に相槌したり質問を挟むことで、気持ちよく話させる事ができます。

相手が話す時間が増えるほど、面接をパスできる可能性は高くなります。

対策3:技術やスキルよりも誠実性をアピールする

参考:経済産業の「産学連携推進小委員会」の調査結果

エンジニアの採用面接で最も重視する項目は、実は「コミュニュケーション能力」が第1位です。実は「専門知識」や「新しい知識の対応力」よりも、コミュ力の方が重要視されますね。では、コミュニュケーション能力とは、具体的には何を見ているのでしょうか?

コミュ能力とは、私たち応募者の人間性や人格、それから誠実さを見ています

採用する側の視点に立って考えれば、簡単に納得できると思います。会社で毎日8時間顔を合わせるため、一緒に働きたいと思える人物でなければ、私たちは一緒に仕事したくありません仕事を教える側からしたら、能力やスキルよりも、前向きで誠実に働いてくれる人に教えたいですよね。

経験豊富で淡々と経歴を話すよりも、謙虚な姿勢で誠実性をアピールする方が高い評価を得られます。経歴の中身を聞かれた時は、苦労話などリアルな体験談を話すと好印象を与えやすいです。技術が重視される専門職でさえ、人間性や誠実性が重要視される事を忘れてはいけません。

対策4:必ず質問される内容を頭に入れる

客先面談で質問される内容は...
  1. 「IT業界で、将来は何をやりたいですか?」
  2. 「常駐先から自宅まで、通勤はどれくらいですか?」
  3. 「残業時間が増えても、大丈夫ですか?」
  4. 「〇〇のスキルや経験はありますか?」
  5. 「年下に作業指示されても、大丈夫ですか?」
  6. 「他に質問はありませんか?」

参考:客先面談で必ず聞かれる6つの質問は?|模範解答と対策は?

採用面接と同様に、客先面談でも質問される内容は決まっています。

質問される内容を事前に用意すれば、本番でも焦らずに対処できますねまた、質問される内容には、必ず明確な意図があります。通常の採用面接とは異なる質問の意図を理解できれば、客先面談に合格できる確率も必然的に高くなります。

以上のように、客先面談の特性さえ理解すれば、私たちは簡単に面接をパスできます。

極論を述べると技術やスキルが低くても、相手の話を真摯に聞けて誠実性をアピールするだけで十分ですね。採用面接と違い減点方式なので、余計なミスをしなければ簡単に合格できます。

しかしながら、採用面談を合格した後も、長期で常駐SEを続ける事はお勧めしません。なぜならば、事前の客先面談は法律を犯した違法行為だからです。客先面談の対策する時間があるならば、客先常駐がない企業の採用面接に行く方が良いですよね

客先面談は違法だから辞めた方が良い?

事前面接、事前面談、職場見学、職場訪問とは、日本において、労働者派遣法と職業安定法で禁止している特定目的行為である。

派遣労働者を派遣先に派遣する行為は、派遣元による労働者の配置にほかならない。したがって、その派遣先に誰を派遣するかを決定するのは雇用関係のある派遣元である。派遣先が労働者の配置に関与しうる事前面接(顔合わせ、職場訪問、説明会)や、履歴書・スキルシートなどを用いた派遣労働者の特定は禁止されている

参考:事前面接(Wikipedia)

客先常駐で行われる事前面談は、派遣法で禁止されています。

労働者の特定が禁止される理由は、派遣先が人材の選別を行うと、実質的に労働者を採用する行為になるからです派遣元と派遣先で2重の雇用関係が生じるため、労働者派遣法第26条や職業安定法第44条に違反します。

派遣社員に対して、派遣元が職業能力以外で人材の選別を行う事は出来ませんだからこそ、客先常駐では「面接」ではなく、「面談」という言葉を使っています。

また、私たち客先常駐で働くSEは、派遣元である自社と雇用関係にある正社員ですね。客先に常駐して働く場合は、一般派遣ではなく、請負契約か準委任契約(SES)で締結します。成果物を納品する契約なのに、常駐先に人材を選別され、常駐先の指示で働くのはおかしいですよね

そもそも、事前面談は私たちSEから見たら意味不明ですよね。

なぜ、正社員として採用されたにも関わらず、他社の面接に行かなければいけないのでしょうか?面談と名前を付けていても、どう見ても面接と変わりません。面接に合格したら、毎日お客さん先に出向して、お客さんの管理下で働かされます。

これは当然ながら法的にも認められていません(参考:客先常駐(SES契約)は法的にも違法)。

個人的には、客先面談に貴重な時間を費やすくらいならば、客先常駐から抜け出すために時間を使うべきだと思います。そもそもですが、私たちは常駐先に出向したくて、客先の面談に参加するわけではないですよね

客先面談よりも転職活動に力を入れて、社内開発できる企業に転職しましょう。ここでは、客先常駐から脱出するための具体的な方法を紹介します。

「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」

客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。

なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません

私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。

この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね

ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。

客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、ずは私たち自身が行動しなければなりません

私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています

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客先常駐から脱出できる3つの方法は?

客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。

方法1:IT業界を辞めて別の業種へ

客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね

経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。

仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。

1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できますキャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。

現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。

方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です

最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事ですなぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。

1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。

また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。

競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね

方法3:経験を活かして自社や社内開発へ

IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。

社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。

開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます

また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません

では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?

客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?

客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。

転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」

社内SE転職ナビの特徴は...
  1. IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
  2. 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
  3. 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
  4. 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
  5. スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
  6. 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない

公式サイト:『社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね

しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります

確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。

評価:【社内SE転職ナビの評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」

マイナビの特徴は...
  1. 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
  2. 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
  3. 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
  4. ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
  5. 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
  6. 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
  7. 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い

公式サイト:マイナビ IT AGENT

「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。

個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです

私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。

次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。

2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。

入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています

上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。

IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。

私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。

評価:【マイナビIT AGENTの評価】本当に客先常駐から脱出できるの?

これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?

客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です

常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます

IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。

私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。

対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。

▼▼客先常駐からの転職に強い専門サイト3社は▼▼

  1. マイナビ IT AGENT客先常駐から、社内開発の転職に強い
  2. 社内SE転職ナビ求人数は673件と、ブラック率も高い
  3. 『リクルート異業種への転職は、キャリアを活かせない

※マイナビのプロモーションを含みます。

<24年2月:求人数は下落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年1月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、1月の有効求人倍数は『3.22倍→2.80倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。

私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました

契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったですコロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。

客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。

なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。

公式サイト:マイナビ IT AGENT無料サービス登録まで3分

いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。

まとめ:スキルがなくても客先面談を突破できる

客先面談に受かる対策方法は...
  1. 全体の流れを把握する事で、本番も慌てずに対処する
  2. まずは落ち着いて、相手の話を聞くことに集中する
  3. 技術やスキルよりも、人間性や誠実をアピールする
  4. 必ず質問される内容を、頭に入れてから参加する

客先面談をパスするのは難しくありません。なぜならば、就活の採用面接と違い、客先面談は人材を採用する前提で面談するからです採用面接では長期雇用が前提なので、シビアに応募者を見ますよね。正社員採用と違い客先面談では、顧客はいつでも自由に契約解除できるため、よほど大きなNG理由がない限りは落としません

しかしながら、意外と多くの常駐SEが面接を突破できない現実があります。

客先面談を突破できないのは、スキル不足が原因ではありません。最大の理由は、本人にやる気や意欲が見られない、もしくは人間性に問題があると判断されるからです極論を言えば、ある程度のやる気や意欲をアピールでき、質問に受け答えできれば合格できます。

正社員の採用面接と違い、客先面談はハズレを引かないために行います

ただし、客先面談に突破できたとしても、客先常駐で長く働くことは勧めません。個人的には客先面談に費やす時間があれば、社内開発できる企業に転職する準備をするべきだと思います。客先面談は違法だし、客先常駐自体も偽装請負という違法行為だからです

違法行為に手を染めている企業で働いても、キャリアを積める保証はないですね。

1日でも早く行動に移した方が良い理由は?

参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!

2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね

しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。

20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています

自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。

2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。

常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからですIT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。

有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?

有効求人倍率が0.45倍に陥ると...
  1. 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
  2. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  3. 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
  4. 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
  5. 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
  6. その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
  7. 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる

私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。

転職活動で今すぐに必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。

それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません

キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています

秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

 

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています

私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。

コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています

公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)

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