客先常駐で働いていると、自然と帰属意識が薄れてきます。
- 「毎日客先で働いているから、自社の事は正直どうでもいい…」
- 「自社社員よりも、常駐先に親しみを感じる…」
- 「他社社員にこき使われるのではなく、純粋に同僚と一緒に働きたい…」
- 「飲み会や社員旅行で、帰属意識が生まれるわけがない…」
私たちは個人のためだけではなく、本心から会社や社会に貢献したいと思っています。しかしながら、客先常駐という働き方では、私たち常駐SEが帰属意識を持つのは無理ですね。
なぜならば、他社に毎日出向し、他社社員の下で働くからです。プロジェクト次第では、ひとりで出向する事も珍しくありません。このような働き方では、当然ですが私たちが愛社精神や所属意識を持つのは不可能です。
「我が社は、社員を大事にしてる会社だ」と言いながらも、目先の利益だけを追い求め、都合の良いように社員を使っているのは、誰にも目にも明らかですね。厳しい言い方をすると、労働力を提供するだけの派遣社員と変わりません。
ここでは、常駐SEの帰属意識が薄れると何が問題なのか紹介します。また、帰属意識を持って会社や社会貢献できる働き方も紹介します。
- 帰属意識を持てない常駐SEの声は?
- 常駐SEの帰属意識が低いと、何が問題になる?
- 帰属意識や愛社精神を持って働くには?
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- 『マイナビ IT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
- 『リクルート』求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い
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<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
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客先常駐では帰属意識が持てない…
常駐SEという働き方では、私たちが帰属意識を持つのは無理ですね。
Aさん)帰属意識は転職理由になる?
転職理由として、現在は客先常駐の仕事だが地元の企業で帰属意識を持って働きたいと言うのはありですか?ただ、次の会社も客先常駐が無いとは限りません。それともやりたい仕事だったと言うべきですか?
帰属意識が無い社員が会社に貢献できるとは思いません。ですから帰属意識のことで批判するような会社はお断りしますね。やりたい仕事はその会社の事業に置き換えて言うつもりです。
参考:Yahoo知恵袋
伝え方次第ですが、帰属意識は転職理由になりますね。
帰属意識とは、会社に所属して社会貢献したい気持ちの現れだからです。私たちは、生活費を稼ぐためだけに働くわけではありません。働く意義や生きる意義がなければ、自発的に行動できないですね。
Aさん)帰属意識が全く持てない
26歳会社員です。客先に常駐型派遣(派遣会社の正社員)の将来性について質問です。
常駐型派遣、今年で二年目になりますが、先が不安です…客先にしかいないので、まず帰属意識というんですか、そういうのが全く持てなくなりました。就職サポートに訪れたとき、常駐型派遣は長くもたないし、年齢で言うと30を越えると仕事もだいぶ減ってくるなど、先行きは明るくないから若いうちに早く転職したほうがいいと言われました。
たしかにそこから客先の正社員になった人いるって話を聞いたこともありませんし、40過ぎた人は数人しか見かけない気がします。多くの派遣会社から人がたくさん来てますが、小規模の場合だと一番最初に客先からいなくなるのではないか?とか考えてしまいます。今はこれでいいのかもしれませんが、先のことまで考えるとこの働き方でいいのかな?と思うこともしばしばあります。回答お願いします。
参考:Yahoo知恵袋
愛社精神を持てる会社に所属する方が、私たちSEは本来の力を発揮できます。将来も安定して働きたいと思うのであれば、客先常駐以外で働いた方がいいですね。
私自身も入社した当社は、人一倍愛社精神が強かったです。
Cさん)新入社員の4割が会社を辞める
高い意欲やモチベーションを持ってIT業界に就職しました。しかしながら、その企業は社員を外部に出向させるだけの典型的な客先常駐です。
大卒で入社した私は、会社のために利益を出したい、1日も早く出世したい、期待の若手になりたいと思い、毎日ワクワクしながら過ごしていました。
しかし、3ヶ月間の社内研修が終わり、配属先は通信会社の保守運用でした。毎日常駐先に出向するも仕事はなく、メールをチェックするだけで1日の作業は終了します。誰からも必要とされない状況は想像以上に辛く、生きる目的を失いました。
この職場は長くは続かず、1年後には不景気を理由に首を切られます。以降は、受け入れ先がなく一人で常駐先を転々とする日々が始まります。
気付いた頃には、入社した頃の意欲やモチベーションは完全に失せていました。
朝の満員電車にいる夢や希望のないただの社畜と変わりません。そして、会社に愛着を持つことができず、2年も経たない内に辞める決断をします。
同じように考える社員は多く、私が辞める頃にはすでに同期社員の4割が会社を去っていました。
以上のように、客先常駐という働き方では帰属意識を持つのは無理ですね。では、帰属意識が低いと、どのような問題が起きるのでしょうか?
常駐SEの帰属意識が低いと?
社員を外部に派遣させる企業は、帰属意識の重要性に気付いていないですよね。
その1:離職率が高く会社をすぐに辞める
IT業界の離職率は、意外と低く「10.2%」しかありません。
しかしながら、帰属意識が低い客先常駐とそれ以外の社内開発では、離職率に大きな違いあります。客先常駐の具体的な離職率はわからないですが、私が過去に在籍した2社では、3年も経たないうちに6〜8割が会社を去ります。
同期が10人いても、10年後に残るのは1人いれば良い方ですね。
社内開発できる企業では、3年経過して会社を辞めるのは2割だけです。社内で働くと社員同士で信頼関係が生まれ、長く勤めるほど働きやすい環境に変わります。
その2:社員のモチベーションが低い
帰属意識が低いと、社員の働く意欲やモチベーションは低いです。
私たち社員は、社会貢献したいと思い会社に就職先を探します。自分のためだけではなく、他人のために働いた方が満足感を得られると知っているからです。人間は働く意義や生きる意義を見い出しながら、成長する生き物ですよね。
常駐先に出向して労働力を提供するだけの働き方では、社会的な意義を見出すのは難しいですよね。客先常駐のSEは、植民地時代の奴隷と変わらないからです。
その3:社員同士が協力しない
帰属意識が高い会社は、社員同士が会社のことを考えて自発的に行動してくれます。社員同士で積極的に情報交換し、顧客のために何をするべきか話し合います。
客先常駐で同じことを期待するのは無理ですよね。私たちの多くは、月に1回しか出社しない本社をどうでも良いと思っています。常駐先でトラブルが起きても報告せず、営業すれば仕事が取れそうでも何も行動しません。
経営者が考える以上に、客先常駐の損失は大きいです。
では、私たち常駐SEが帰属意識を持つにはどうすれば良いでしょうか。
帰属意識を持って働くためには?
現状、常駐SEに帰属意識を持たせるために、たくさんの会社が様々な努力をしています。
- 常駐先の業務終了後に、月に1〜4回の帰社日を設ける
- 帰社日の会議後に、社員を集めて飲み会を開く
- 会社負担で、年に1〜2回の社員旅行を設ける
- フットサルやボーリング大会など、社内イベントを開催する
- 上司や先輩社員をひとり付けて、頻繁に情報交換する
これらの対策方法は、逆に私たちSEに負担を与えているだけですよね。
水曜日が常駐先の定時退社日だとしても、半強制的に会社に集められます。少しでも早く帰宅して疲れを癒したいのに、会議が終わり帰宅するのは夜の9時、飲み会に参加すると11時を過ぎます。
参加しなければしないで、後ろめたい気持ちがありますね。
社内イベントや社員旅行は、会社負担で行われます。つまり、私たち常駐SEが派遣して得られた報酬が勝手に使われます。帰属意識の対策は、逆に私たちSEを苦しめています。
担当直入にいうと、客先常駐で帰属意識を植え付けるのは100%無理です。なぜならば、私たちの働き方は派遣社員と変わらないし、厳しい言い方すると奴隷制度と変わらないからです。
帰属意識を持って働きたいならば、社内開発できる企業で働く以外にありません。当然ですが、社内開発では飲み会、社内イベント、社員旅行は自発的に行われます。仕事以外で交流したい人だけが利用するからです。
愛社精神や所属意識を必要としないならば、フリーランスを目指した方が合理的ですよね。フリーランスのマージン料は10%未満です。単価60万円であれば54万円得られますね。
客先常駐のように、ブラックや中間業者に搾取される心配はありません。
参考:客先常駐のマージン率は?|SES、一般派遣、フリーランス比較
では、私たち常駐SEが客先常駐を辞めて、社内で働くにはどうすれば良いでしょうか?
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。
私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
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客先常駐から脱出できる3つの方法は?
客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。
方法1:IT業界を辞めて別の業種へ
客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね。
経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。
仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。
1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できます。キャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。
現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。
方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ
異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です。
最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事です。なぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。
1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。
また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。
競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね。
方法3:経験を活かして自社や社内開発へ
IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。
社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。
開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます。
また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません。
では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?
客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?
客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。
転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」
- IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
- 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
- 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
- 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
- スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
- 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない
公式サイト:『社内SE転職ナビ』
社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね。
しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません。「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります。
確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります。「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。
転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」
- 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
- 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
- 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
- ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
- 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
- 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
- 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い
公式サイト:マイナビ IT AGENT
「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です。親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。
個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。
私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。
「次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。
2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。
入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます。開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。
IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。
私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。
これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?
客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です。
常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます。
IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。
私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました。30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。
対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。
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24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)
いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。
まとめ:常駐SEの帰属意識が低い問題は?
- 離職率が高く、社員の6割が3年以内に会社を去る
- 常駐先で働く社員の意欲やモチベーションは低い
- 次第に自社が無関心になり、社員同士が協力しない
私たちは個人のためだけではなく、本心から会社や社会に貢献したいと思っています。しかしながら、客先常駐では、私たちが帰属意識を持つのは無理ですね。
なぜならば、私たちは都合の良い奴隷と変わらないからです。
「我が社は、社員を大事にしてる会社だ」と言いながらも、目先の利益だけを追い求め、都合の良いように社員を使っているのは、誰にも目にも明らかですね。
愛社精神や帰属意識を持って働きたいのであれば、社内開発できるIT企業を目指しましょう。社内開発ではSEのモチベーションは高く、社員同士が協力し合い業務を行います。その結果、高い売上げや利益に貢献していますね。
社員に働く意欲がない会社で、利益を上げるのは現実的に無理ですよね。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。
それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。
キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています。
秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
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