客先常駐と派遣SEの違いは?|派遣の時間給は2〜3倍も高い?

客先常駐を辞めて、派遣を目指す若い人が増えています。なぜならば、多くの常駐SEは自分たちが「名ばかりの正社員」である事に気が付いているからですね。しかしながら、本当に正社員を諦めて派遣を目指すべきなのでしょうか?

  • 「時給換算すると700円を下回るが、派遣なら2千円で働ける…」
  • 残業代や賞与がないならば、派遣の方が待遇が良くないか…」
  • 「客先常駐は派遣と変わらない、都合の良い奴隷に思えるんだけど…」

結論から伝えると、常駐SEよりも派遣の方が明らかに待遇は良いです。

時間給だけを単純に比較すると、2〜3倍近く違います。しかしながら、派遣SEの方が待遇が良いからと、安易に派遣SEを目指すべきではありません。なぜならば、時間給は高いけれども、景気動向に雇用や給料が左右されるからです。30代後半で派遣やフリーランスを続けるのは難しいですね。

35歳を過ぎて正社員に戻りたくても、上流工程やマネジメントの経験がないと難しいですまた、派遣社員は社会的な信用が低く、住宅ローンや賃貸を借りられない問題もあります。

一般派遣の給与が割高に見える理由は、社会保障や労災(病気や怪我の保証)がなく、その分が上乗せされているからです。見かけ上の時給が高くても、安定した働き方ではない点に注意が必要ですね。

客先常駐に不満があるのであれば、純粋に常駐がない企業を目指すべきです。

派遣SEが魅力的に見えるのは、私たちが勤めている客先常駐に問題があるからです社内開発に転職すれば、私たちが抱えている常駐SEの問題をすべて解決できます。私は常駐SEを辞めて社内開発に転職して以降は、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。

配属される案件はすべて開発で、4年後には年収が520万円を超えました

ここでは、客先常駐と派遣SEの働き方の違いを紹介します。また、派遣SEのデメリットや向いている人の特徴についても紹介します。

客先常駐以外で働きたい人向け
  1. 客先常駐よりも、派遣SEの方が待遇が良いのは本当なの
  2. 客先常駐と派遣SEの働き方で、3つの違いとは?
  3. 時間給は高いけれど、派遣SEのデメリットや向いている人は?

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  1. マイナビ×IT受託・社内開発の案件に強い
  2. 社内SE転職ナビ異業種の社内SEを専門に扱う

1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。なぜならば、過去にマイナビを利用して客先常駐から社内開発に転職できたからです。長時間労働から逃れた上に、年収は4年間で300→520万円まで増えました。

業界経験が浅い常駐SEは、早めに行動した方が良いですね。

なぜならば、転職サイトの良案件は開発経験があるSEから順に埋まるからです。転職の開始時期が遅れると、必然的に売れ残りのブラックを引かされますこのタイミングを逃すと、次の半期に良い案件が市場に出る、4ヶ月後まで待つ必要があります。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

常駐SEが社内開発に転職できるのは人材不足の今だけです。2019年以降は、人材不足が解消される可能性は高いです。金融危機が再び発生する、日本政府が移民を受け入れる、外国人PGで人材不足を解消すると、常駐SEの需要は減りますね。

IT業界の転職有効求人は6.79倍ですが、2009年と同様に1倍を下回ると開発経験がある優秀なSE以外は転職できませんレポート:2019年1月)。

常駐SEの時間給は700円、派遣は2300円もある…

客先常駐の待遇があまりにも悪すぎるため、一般派遣で働いた方が良いと考えるSEが増えています。

Aさん)常駐SEは1437円だが派遣は2千円以上…

IT派遣 時給か社員か どっちがいいのでしょうか?

4月からIT派遣業務に転職する予定です。しかし前回色々とあり、別な会社で働くつもりです。そんな中に求人を探していると、時給制だと以外に高時給との頃が結構あり、こっちでもいいのかな?と考え始めました。どちらも善し悪しがあるかと思いますが、どっちの方がいいのでしょうか?実際に、正社員雇用でも未経験なら18万〜23万円前後が多いように思います。

仮に23万だとしても 200000÷20=11500円
8時間勤務として、11500÷8=時給1437円です。

時給制で募集しているのを見るとかなり低くても1500円前後、高ければ2000円、3000円とあります。一般的な会社であれば、勿論社員として入社した方が100倍もいいのは理解していますが、このit業界だと、名ばかりの正社員ですし、長年務めてもボーナスが高くなるわけでもなく、仮に出向先から戻り、次の現場が決まらなければ、正社員でも50パーセント近くに給与カットになるし、出向先が決まらなければ、自主退社をさせられるような感じてですし、正社員=安定でもないと思っています

出典:Yahoo知恵袋

単純に時給計算すると、客先常駐よりも派遣の方が高いです。

客先常駐の給与を23万円で計算すると、時給は1437円ですね。しかしながら、残業代が支給されない上に8時間では業むが終わらないため、実際には時給千円ですら下回ります。ある常駐先では毎日帰宅が12時を過ぎ、時給換算したら700円を下回りました

純粋に時給計算すると、派遣よりも給与は安いです。

Bさん)派遣は残業が出る上に時給が2100円…

ITの派遣社員ってどうですか?23歳男性です、現在は正社員でIT業界に勤務しています。月の給料は20万円でボーナス無し残業代無しです。福利厚生無し、一応交通費と社会保険は加入しています。勤務時間はフルタイム+忙しくない日でも最低でも1時間のサビ残があり、忙しい時期は深夜まで働いたり休日出勤を頼まれます親の親族が経営してる零細企業会社で、親の紹介で入社したのですが、経営が悪く、給料を滞納が毎月あり、今にも潰れそうです。

会社にお金がないとはいえ、特定派遣として客先に常駐しているのも強く不満です。派遣先で残業した分は私にではなく、なぜか会社が貰ってます(笑)。派遣先で出た残業代はどこに消えたんですか?と問い詰めても「君はまだ若いのだから、お金お金じゃなくて、経験を積みなさい、お金は将来自分に返ってくるから」と説得されました。

また残業代がでないのに残業してるのも馬鹿らしいので、毎日定時に帰っていたら「なんで残業しないの?チームの雰囲気が悪くなるでしょ?」と怒られました。私もなんとなくで入社しただけで特に強い思い入れはなく(特定派遣で派遣に出される前までは恥ずかしながら多少の忠誠心はありました)愛想をつかして強く転職を考えています。

その過程で見つけたのですがIT系の派遣って良くないですか

私はオープン系言語で実務経験が約二年ありますが求人を見る限り私のスキルでいけそうな仕事で時給1800円~2100円が一見してゴロゴロ転がってるように見え派遣は残業代がでる、煩わしい人間関係が無い、といったメリットも調べたら出てきました。

安定しない、ボーナスがない、交通費がでない等のデメリットもありますが、福利厚生や各種保険加入がある派遣会社もあるので正直23歳で時給1800円ならそこらへんのサビ残があったり、ボーナス満額支給されない正社員より派遣のほうが待遇いいですよね?

30歳ぐらいまでは派遣社員で働いてから、正社員に戻ろうかなと思っているのですがいかかでしょうか。やはり甘いでしょうか?また派遣は本当に残業代がでるのか、定時に帰っても怒られないのも本当なのでしょうか、経験者の方だけじゃなくて、IT業界で働いてる人ご意見お願い致します。

参考:Yahoo知恵袋

時給で計算すると客先常駐の方が低いですね。客先常駐では手取りが18万円以下、賞与や残業代を支給しない会社は多いです。

しかしながら、給与が高いからといって、派遣SEを目指すのが正解とは限りません。派遣SEの給与が高い理由は、派遣会社がリスクを負わないからです。厚生年金や労災などの税負担がなく、常駐先に契約解除されたらその時点で時給はゼロです。

経済危機が発生すれば、まず1番先に首を切られますね。

客先常駐よりも派遣が良いのではなく、正確に言うと私たちが勤めている会社に問題がありますね。派遣SEを目指すよりも、社内開発できる正社員を目指す必要があります。

Cさん)客先常駐は都合の良い奴隷と変わらない…

客先に常駐し、客先のシステムを使って、客先の仕事のお手伝いをする業務について違法性があるかどうか教えてください。責任者はいるが、客先から直接仕事の指示をされるのは当然で、支援業務」という名目上、客と仕事の境目が曖昧で、正直言って都合のいい奴隷状態です。

「客先」の取引先と電話対応する時も、客先の会社名を名乗り、対応します。何かを開発・または達成するということもなく、ただ客先で、客先の仕事を客先の人間と同じ部屋で一緒に仕事をするだけです。

ただ、仕事を貰っている?という認識なのかやはり立場が非常に弱いです。定義上、業務委託でも業務請負でもない謎の仕事に思えてきます。

客先にとっては、自社の社員を極力減らして、末端の作業を責任ごと全て丸投げできるという夢の様な下請け会社にも思えます。また、契約社員・派遣を雇って同様の作業をさせているので、派遣にとっては二重派遣にならないのかな、とも思います。

正式に客先とどのような契約を結んでこのような状況になっているのかは不明。これ以上の詳細を書けないので、この状況だけを見て法律上問題があるかどうか分かりますでしょうか。というか、この仕事ってなんなんでしょうか私は正社員ですが、友人に何の仕事してるの?って聞かれたときに、さぁ・・としか言い様がないです。

参考:Yahoo知恵袋

客先常駐を一言で表現すると、現代版の奴隷制度です。

正社員と言いつつも実際には派遣と変わらないですね。派遣を目指す若手SEが増えている理由は、派遣と変わらないならば、時給が高い一般派遣で働いた方が待遇が良いからです。時給2千円で契約し8時間労働すれば、月給は32万円になります。

客先常駐と違い、基本的に残業代は全額支給されます。

以上のように、客先常駐に不満を感じているSEは多いです。そして、彼らの派遣の時間給の高さ知り、派遣SEを目指す事を考えます。では、本当に派遣SEを目指すことが正解なのでしょうか。ここでは、客先常駐と派遣の働き方の違いを、具体的に紹介します。

客先常駐と派遣の働き方の違い3つとは?

客先常駐と派遣の働き方のメリットとデメリットを紹介します。

客先常駐 派遣
メリット
  1. 契約を解除されても、給与が発生する
  2. 正社員なので、社会的な信用は高い
  3. 社会保障、健康保険、福利厚生がある
  1. 契約次第だが、基本は定時退社できる
  2. 残業代は全額支給される
  3. プロジェクトを自分で選択できる
  4. 客先常駐よりも、時間給が高い
  5. 職場が合わないと感じたら、辞められる
デメリット
  1. 正社員だが、昇給や賞与は期待できない
  2. 出向先がなければ、社内や自宅待機がある
  3. 自宅待機は、合法で給与を40%カット
  4. 出向先を選択する自由がない
  5. ひとりで客先に出向させられる
  6. 時給に換算すると千円を下回る
  7. 炎上案件に投入されやすい
  8. 責任は重いのに、給与に反映されない
  1. 雇用が安定せず、定年まで働けない
  2. 給与は、景気動向に左右される
  3. 先輩や同僚が居らず、常に孤独である
  4. 交通費・賞与が支給されない
  5. 3年以上、同じ職場で働けない
  6. 社会的な信用が低く、住宅ローンや賃貸契約が難しい
  7. 社会保障、健康保険、福利厚生がない
向いている人
  1. マイホームを購入するなど、社会的信用が必要な人
  2. プロジェクトや就業場所に拘りがない
  3. 社会保障など税金関連を管理したくない
  1. 家事や育児がある人
  2. プロジェクトを自分で選択したい人
  3. 本業以外で、複数の収入がある人
  4. できる限り、高時給で働きたい人
  5. 毎日定時に帰宅したい人
  6. 将来的に、フリーランスを目指してる人

違い①:派遣の方が給料は1.5〜2倍高い

これはボックスのタイトルです。
  1. 厚生年金や労災など、金銭面の負担が小さいから
  2. 客先に契約解除されたら、給与を支払う必要がないから
  3. 正社員採用と違い、終身雇用や退職金がないから
  4. 短期契約が前提なので、人材不足では給与が上がりやすいから

派遣SEの給与が高い理由は、派遣会社がリスクを負わないからです。厚生年金や労災などの税負担がなく、常駐先に契約解除されたらその時点で時給はゼロですね。短期雇用では人材が集まらないため、給与を高く設定する必要があります。

単純に給料だけで考慮すると、客先常駐よりも断然高いです。

客先常駐の手取りは16〜18万円、賞与なし、残業代なしが大半を占めます。対して派遣で働いた場合は時給は2〜3千円、8時間労働で計算すると月給32〜48万円ですね。昇給や賞与はないが、残業代は全額支給されます。

金銭面だけで見たら、客先常駐で働くメリットはありません。

違い②:残業代は支給され定時に帰宅できる

派遣は残業代が全額支給される上に、毎日定時に帰宅できます。

しかし、客先常駐では定時に帰宅できる可能性はないです社員を働かせれば働かせるほど、派遣元も派遣先も徳をする仕組みだからです。常駐SEをしていると高い確率で、炎上案件に投入されます。なぜならば、炎上案件に投入した方が、派遣元は儲かるからです。

私はある常駐先で、帰宅するのが毎日夜12時過ぎでした。会社のために一所懸命に働くも、時給換算したら700円を下回りました

違い③:プロジェクトを選択する自由がある

派遣は自分でプロジェクトを選択する自由があります。

しかしながら、客先常駐では自由にプロジェクトを選択する自由はありません。開発経験が積めない望まない常駐先でも、上司に行けと言われたら拒否する権限はありません。その結果、長時間労働の炎上案件か、もしくは開発経験が積めない運用保守で働きます

開発経験が積めなければ、私たちは35歳で職を失います。

参考:客先常駐に将来性はない|35歳おじさんSEの末路とは?

以上を考えると、私たちは客先常駐を辞めて、本当に派遣で働くべきなのでしょうか。

派遣SEのデメリットや向いている人は?

客先常駐に問題意識を持ち、派遣SEを目指す人が増えています。

その1:派遣SEが増えている理由は?

派遣SEが増えている理由は...
  1. 深刻な人材不足で、短期雇用の時給が高騰している
  2. リモートや在宅など、自由な働き方を求める人材が増えている
  3. クラウドなど利用して、副業を得やすい労働環境がある
  4. 正社員で65歳まで、働き続けたいSEが減っている
  5. 企業に頼らずに、自分の力で生計を立てたいSEが増えている

派遣SEを目指す人が増えている最大の理由は、短期雇用の時給が高騰しているからです。

深刻な人材不足を理由に、「クリエイティブ系」「IT系」が平均時給が過去最高額を記録しています。IT系の平均時給は、時給2189円と最高額ですね。また、テクノロジーの進化やグローバル化が進み、リモートや在宅で働きたいSEも増えています。

現在のような不安定な社会では、ひとつの会社で65歳まで働き続けたいと考える人は減っています。

参考:クリエイティブ系・IT系が過去最高「2189円」(エンジャパン)

ただし、派遣SEにはデメリットもあるので、私たちは慎重に考える必要がありますね。

その2:派遣SEのデメリットは?

派遣SEのデメリットは...
  1. 雇用が不安定で、35歳を過ぎて働くのが難しい
  2. 時間給は、景気動向に大きく左右される
  3. 派遣法により3年以上、同じ職場で働けない
  4. 社会的な信用が低く、住宅ローンや賃貸を借りれない
  5. 社会保障、健康保険、福利厚生がないため、リスクが高い
  6. 契約を解除され、収入が発生しない期間がある
  7. 有給がないため、会社を休む度に給与を減らされる

常駐SEを辞めて、派遣SEを目指す人が増えています。

しかしながら、派遣SEにはデメリットがあるので注意が必要です。現時点で時間給は高いけれども、景気動向に大きく左右されます。また、雇用が不安定なので35歳を過ぎて働き続けられる保証はありません社会的な信用が低く、住宅ローンや賃貸を借りることも難しいです。

常駐先で契約を解除されると、収入が1円も発生しない月があります。正社員に戻りたくても、開発経験を積み上流工程ができる人材に成長してなければ難しいですよね

派遣SEのデメリットを考えると、向いている人材は限られます。

その3:派遣SEが向いている人は?

派遣が向いている人は...
  1. キャリア志向が強く、自分でPJを選択したい人
  2. 家事や育児があり、フルタイムで働けない主婦
  3. 本業以外で別の収入源があり、毎日定時に帰宅したい人
  4. 経験を積んだら、将来的にフリーランスや独立したい人

派遣SEの特徴を見ると、万人向けの働き方ではない事がわかります。

あえて派遣SEを目指すのであれば、キャリア志向が強く自分でプロジェクトを選択したい人ダブルワークを目指していて、本業以外に別の収入源を作りたい人。もしくは、フルタイムで働けない主婦や子育てがある人材に適した働き方ですね。

10年前と違い、自立してお金を稼ぎたい若手SEは増えていますよね以上の条件に合う人は、派遣SEを目指した方が満足度は高くなりますね。

では、本当に正社員よりも派遣を目指した方が良いのでしょうか。

常駐SEより条件は良いが、派遣SEはリスクが高い?

客先常駐と比較すると、派遣SEが魅力的に見えます。

しかしながら、派遣SEの時給が高いからといって、派遣を目指すのは間違っています。なぜならば、客先常駐の待遇が悪いだけで、一般派遣が最適な働き方ではないからです。正しい言い方をすると、派遣SEが魅力的に見えてしまうほど、客先常駐の待遇が悪いだけですよね。

派遣SEはいつ首を切られるかわからず、リスクが高い働き方には変わりません。20代は良くても、35歳を過ぎると受け入れ先は激減します。35歳を過ぎても上流工程やマネジメントの経験がなければ、正社員で採用されるのも難しいですよね。

私たち常駐SEは、社内開発できるIT企業を目指す必要があります。私は客先常駐を辞めて、社内開発に転職したことで、次のように変わりました。

  1. 昇給額は月1万円、賞与を含めた年昇給額は40〜60万円
  2. 決算賞与も含めて年3回支給され140〜160万円
  3. 残業代は支給されないが、納期がない月は毎日定時に帰宅できる
  4. 経験年数に応じて役割があるため、定年まで安心して働ける
  5. 開発経験を身につけたら、上流工程やマネジメントも経験できる
  6. 社内待機や自宅待機がなく、必ず開発案件に就ける

客先常駐の問題は、社内開発に転職する事で解決できます。客先常駐に不満があるならば、派遣SEではなくて純粋に社内開発を目指すべきですね。常駐SEから逃れても、派遣ビジネスから逃れる解決策にはならないからです。

では、常駐SEを辞めて社内開発で働くには、具体的に何をすれば良いのでしょうか。

▼▼客先常駐は必ず脱出できる▼▼

私はこの業界で働く1人でも多くの人に、客先常駐を避けて働いて欲しいと思っています。なぜならば、私自身が客先常駐に何年も苦しめられたからです常駐先で働くSEがいなくなれば、客先常駐の仕組みは成り立たないですね。

私の常駐時代の辛い3年間は、他の人にも決して味わって欲しくありません。

1社目に入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。夜の11時過ぎまで働くも、残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円を下回る月もあります。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

一生懸命に働いても給料が増えないのは、過剰に中間摂取されているからです。

終電間際、ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

その2ヶ月後に、私の人生は大きく生まれ変わりました。

現在私は、海外に開発拠点があり社内開発ができるIT企業で働いています。目標だった海外勤務も実現でき、年収は30歳手前で500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は朝が訪れる度に毎日幸せを感じています

私たちSEが、客先常駐を避けて働くのは難しくありません。

なぜならば、社内開発で働く事を最初から諦め、行動に移さないSEが多いからです。現状の仕組みや制度に不満を言うばかりで、具体的な行動に移すのは全体の1割もいないですよね。だからこそ、行動すれば確実に未来は変わります

私は実務の開発経験がゼロの時に、現在の会社に転職できました。現在も客先常駐で働き続ける元同僚と私の違いは、行動に移しかどうかだけですよね。将来家族ができた時に、自分の子供に勧められない働き方ならば、あなた自身も常駐先で働くのは辞めましょう。

客先常駐を辞めて変わった事は....
  1. 年収300万円 → 転職して4年後に520万円に増える
  2. 賞与は10万円未満 → 年3回の賞与で140〜160万円
  3. 昇給額は年3千円 → 賞与も含めて年40〜60万円
  4. 1人で常駐先に出向 → プロジェクトは全て社内開発
  5. 実務経験に乏しく転職先がない → 面談で+50〜80万円で掲示
  6. 毎日11時まで残業 → 納期月以外は定時に帰宅できる
  7. 運用保守、評価、資料作成 → 開発経験を積み小リーダーもできる
  8. 35歳で職を失う → マネジメントを経験し定年まで働ける
  9. 生涯孤独かもしれない → 家族が出来て毎日幸せを感じる

個人的に1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐から脱出できるの?

客先常駐を辞めて、社内開発で働く方法は?

IT業界で客先常駐を避ける方法は、大きく分けて次の3つがあります。個人的には、現職のキャリアを活かして、同業種内で社内開発を目指す方法が1番お勧めです。

現在のキャリアを活かすことで、確実に年収アップが見込めるからです

  1. リスクは高いが、自社開発が多いWEB業界を目指す
  2. 医療や流通業界など、異業種の社内SEを目指す
  3. SIer業界内で、受託や社内開発を目指す

方法1:リスクでも挑戦したいならWEB業界へ

WEB業界を目指す利点は...
  1. エンドユーザ向けのWEB業界は、自社開発が多い
  2. SNS、スマホ、広告業など、急成長する分野で働ける
  3. 実力主義のため、年齢を問わず高収入を得やすい
  4. 労働時間や服装など、自由なライフスタイルで働ける
  5. SIerに多いドキュメントや会議が少ない

自社開発が多いWEB業界は、高い確率で客先常駐から逃れられます。

しかしながら、WEB業界で働くデメリットは、競争相手が多過ぎて収益が安定しない事です。技術進歩やトレンドの移り変わりが早く、5年後の未来でさえ想像できません定年まで働き続けるのは難しく、2〜3年単位で会社を変えます。

またWEB業界は、SIer以上にブラックも多いので注意が必要ですね

スタートアップが多く、赤字経営のベンチャーが大半を占めます労働組合や36協定がなく、SIerの零細以上に劣悪な労働環境に陥りやすいですね。また、SIerと企業文化が大きく異なるため、過去の経験を引き継げない点も難点です。

WEB業界は、技術志向が強くリスクを恐れないSEが目指す場所ですね。

参考:【レバテックキャリアの評価 】本当にWEB系の自社開発に転職できる?

方法2:異業種に転職するなら社内SEへ

社内SEを目指す利点は...
  1. 大手が多く給与、退職金、手当など福利厚生が充実している
  2. 客先常駐の価格競争や、WEB業界の競争社会から逃れられる
  3. IT以外の別部門が利益を上げるため、プレッシャーが少ない
  4. 開発は外部に委託するため、納期やスケジュールは厳しくない
  5. 転職には向いてないが、定年まで働きやすい

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐を避けられますね。

しかしながら、社内SEのデメリットは、キャリアの形成ができない事です。入社した業種の特殊なスキルに依存しますね。また、外部のIT企業にシステム開発を外注するため経験を積めず、他社のスケジュール管理がメイン業務になります

キャリアが積めないのは、専門職にとっては致命的ですね。

社内SEは定年まで働く事を前提に就職します。しかし、経営が傾いた時に、1番最初に予算削減を検討される危険な部署でもあります。なぜならば、本業の利益に直接結びつかず、コスト部門だと考えられるからですね。

会社の経営が傾いた時に、人生設計を大きく狂わせるリスクがある点には注意しましょう。社内SEは、業種や会社選びが重要になります。

参考:【社内SE転職ナビの評価】|本当に客先常駐がない企業に転職できる?

方法3:キャリアを活かしてSIerの社内開発へ

受託・社内開発を目指す利点は...
  1. 同業種のSIerなので、キャリアを活かして転職できる
  2. 仕事内容は常駐SEと同じ、開発案件を社内に持ち込むだけ
  3. 常駐SEと違い、上流工程から携われることができる
  4. 元請けが多く、SEの単価は80万円以上と高い
  5. 社内開発は、チームリーダやマネジメントも経験できる
  6. 市場価値を高められると、いつでも転職できる

客先常駐を避ける方法で、1番のお勧めは受託や社内開発です。

なぜならば、同業種内の転職なので、過去のキャリアを活かして転職できるからです。WEB業界や異業種の転職と比較して、少ないハードルで転職できますよね常駐SEと大きく違うのは、社内に開発案件を持ち込み、社内のリソースを使い開発するだけです。

私自身が社内開発に転職する事で、3年間の客先常駐から脱出しました。

社内開発に転職した時は、業務で開発経験が1度もない時です。それでも社内開発に転職できた理由は、企業が深刻な人材不足に陥っているからですWEB業界や異業種よりも安定しているSIer業界は、SEを育てる社風の会社が多いです。

社内で開発経験を積んだ後は、海外の開発拠点も働かせてもらいます。経験がない当時の私に、プログラミング研修から始まり、システム開発、上流工程や外国人PGの管理など、様々な経験を積ませてくれた事に心から感謝しています。

しかしながら、社内開発にもデメリットはありますね。

異業種やWEB業界と比較して、客先駐のリスクをゼロにできないことです客先常駐の割合が30%未満の企業は39.3%あるため、私たちはこの4割の会社を目指す必要があります。

SIer業界で開発経験を積めたなら、その後に異業種の社内SE、WEB業界、フリーランスを目指すのは難しくありません。まずは、実務経験を積む事を1番の目標にしましょう。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

▼▼受託・社内開発ならマイナビ×ITがお勧め▼▼

  1. マイナビ×ITSIer系の受託・社内開発を目指すなら
  2. 社内SE転職ナビ異業種の社内SEを目指すなら
  3. レバテックキャリアリスクでもWEB業界を目指すなら

転職サイトの中で、1番のお勧めは「マイナビ」です。

なぜならば、社内開発・社内SEに強みがある転職サイトだからです客先常駐からの転職を最も得意としています。また、業界経験が浅い常駐SEに、1番バランスが良いのもマイナビです。レバテックと社内SE転職ナビは、業界経験が長い玄人向けで少しハードルが高いですね。

両社とも扱う求人が数百社と少なく、社内SEやWEB業界に偏るのが難点です

また、大手2社(リクナビやDODA)よりも親切な対応で高評価を得ています。IT系求人の質が高く20〜30代前半に限っていえば、大手総合転職サイト2社よりも良案件が多いです。私自身が、マイナビを利用して、客先常駐を逃れたので1番のお勧めです

必ず常駐SEを脱せられる訳ではないが、私たちの将来に可能性を感じられますね。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

まとめ:客先常駐と一般派遣の働き方の違いは?

派遣SEのデメリットは...
  1. 雇用が不安定で、35歳を過ぎて働くのが難しい
  2. 時間給は、景気動向に大きく左右される
  3. 派遣法により3年以上、同じ職場で働けない
  4. 社会的な信用が低く、住宅ローンや賃貸を借りれない
  5. 社会保障、健康保険、福利厚生がないため、リスクが高い
  6. 契約を解除され、収入が発生しない期間がある
  7. 有給がないため、会社を休む度に給与を減らされる

結論から伝えると、常駐SEよりも派遣の方が明らかに待遇は良いです。しかしながら、派遣SEの方が待遇が良いからと、安易に派遣SEを目指すべきではないですね。なぜならば、時間給は高いけれども、景気動向に雇用や給料が左右されるからです。

30代後半で派遣やフリーランスを続けるのは難しくなりますね。35歳を過ぎて正社員に戻りたくても、上流工程やマネジメントの経験がないと難しいですまた、派遣社員は社会的な信用が低く、住宅ローンや賃貸を借りられない問題もあります。

客先常駐に不満があるのであれば、純粋に常駐がない企業を目指すべきです。

派遣SEが魅力的に見えるのは、私たちが勤めている客先常駐に問題があるからです社内開発に転職すれば、私たちが抱えている常駐SEの問題をすべて解決できます。私は常駐SEを辞めて社内開発に転職して以降は、納期月以外は毎日定時に帰宅しています。

配属される案件はすべて開発で、4年後には年収が520万円を超えました定年まで安定して働けることを考えると、派遣SEよりも安心して働けます。

1日でも早く行動に移した方が良い理由

現在IT業界は、書類を送付すれば誰でも企業から内定を得られます。なぜならば、転職倍率が6.79倍を超え、過去に30年にないほど売り手市場が続いているからです。全業種の倍率は2.49倍なので、他業種として比較して3倍も求人が余っています

参考:転職求人倍率レポート(2018年4月)

しかしながら、この状況が続くのは長くても2019年までです。

なぜならば、景気サイクルは8年周期で周り、再び金融危機が発生するからです。2008年10月28日に6,994円を付けた株価は、2018年12月に最高値の24,270円まで回復しました。現在は一時20,418円(8月15日)まで落ち込みましたね

アメリカと中国の緊張が高まり、いつ米ダウ平均が暴落してもおかしくありません。アップル株はiPhoneの販売不振で暴落していました(232→142ドル)。一度不景気が発生したら、1週間も経たない内に株価は半値以下まで暴落します。

求人倍率が1倍を下回ると、客先常駐で働くSEの大半が首を切られます2008年の金融危機では、常駐先のフロアの空席が3分の1まで増え、半数以上の常駐社員が自社に帰らされました。

そうなる前に、私たち常駐SEは具体的な行動に移す必要があります。

有効求人倍率が1倍を下回ると...
  1. プロジェクトの予算が縮小され、労働者が市場に溢れる
  2. 客先常駐の半数以上は、翌月以降の契約を更新できない
  3. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  4. 不景気になると、優秀なSE以外は内定を獲得できない
  5. 転職エージェントに連絡しても、求人の紹介を断られる
  6. 少ない労働者で現場を回すため、今より労働時間が増える
  7. 失業を避けられても、転職の機会を失い次の5年間も同じ現場で働く
  8. 人件費が安い外国人を採用し、日本国内の開発が激減する
  9. 常駐先には、中国人、インド人、ベトナム人、フィリピン人が増える
  10. 都内で仕事が見つからず、地元に戻りアルバイトで生計を立てる

客先常駐の最大の問題は、開発経験が積めない事です。開発経験が積めないと、手を動かすだけの労働者と変わらないため、転職もできないですね。

専門スキルを身につけ必要な人材に成長できれば、リストラされる心配もなくなります。まずは、客先常駐を抜け出して1日も早く、専門スキルが磨ける社内開発に転職しましょう。専門スキルを身につけらば、将来の漠然とした不安もなくなります。

転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません

履歴書や職務経歴書を準備するのは、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後の話です。コンサルタントと面談することで、IT業界の中で目指す職種や方向性も決まります(最初から方向性がはっきりしている人はいません)。

その段階で書類を準備した方が修正する手間が省けますね。

はじめて経歴書を作成した時は、何を書けば良いのかわからず何度も消しては書き直していました。キャリアエージェントに相談すると、経歴書の書き方から添削まで優しく的確にアドバイスしてくれます

入力項目は7項目だけなので、通勤中にスマホからでも簡単に登録できます。

面談までの流れ
  1. 公式サイトから会員登録する(氏名や住所など5分程度)
  2. 会員登録完了後に担当者からメールが送られてくる(当日か翌日)
  3. 担当者とキャリア 面談を行う(面談場所は京橋や横浜など、電話でも対応可能)
  4. キャリア 面談時に、条件にマッチする案件を10〜20社程度紹介してもらう
  5. 転職活動する意思を固めた場合のみ、書類の準備を始める
  6. 2〜3ヶ月で内定を獲得し、就職先の企業と相談して入社日を決める

まずは、現在のスキルで社内開発できる案件を紹介してくれるか、だけでも相談してみましょう。社内転職ナビは、将来のキャリアを気軽に相談できる「カジュアル相談」があるので、軽い気持ちで相談できます。

面談は登録した当日や土日でも可能、電話やスカイプでも対応しているので、お昼のランチ休憩からでも相談できます。

公式サイト:顧客常駐はもう嫌だ!社内SEへ転職するなら【社内SE転職ナビ】

 

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