常駐先との客先面談にまた落ちた|全体の流れと対策方法は?

常駐先に出向する前に、大概の職場では客先の事前面談があります。その客先面談で落とされるSEは少なくありません。

  • 「客先面談を合格できず、2ヶ月も待機期間が続いている…」
  • 「未経験でIT企業に就職するも、3社受けてすでに2社落ちた…」
  • 「客先面談に確実に受かるためには、具体的に何をすれば良いの…」

客先面談に合格するのは、実は意外と難しくありません。

なぜならば、長期雇用の正社員採用と違い、短期雇用の契約だからです。言い方は悪いですが、常駐SEを受け入れる側は、すぐに契約解除できるのでシビアに応募者を見ていません

それでも、客先面談に落ちるのは、常駐先が求める要望を満たしていないからです。

客先面談が重視しているのは、実は次の2つだけです。長期で継続して働いてくれる、且つ最低限の対人能力がある人材です客先面談でされる質問は、この2つを満たしているか知るために行われますね。

逆に言うと、これらを示せれば落とされる可能性も激減します

それでも落とされるなら、在籍する会社にも問題があります。客先常駐は信用が命なので、信用力が弱い会社の人材は無条件で落とされます。客先面談と同時進行で、他の会社の就活も検討しましょう

ここでは、客先面談の大まかな流れ、合格に必要な対策やコツ、それから客先面談で多い質問について紹介します。事前に何を聞かれるか把握する事で、本番でも冷静に対処できますね。通常の就活よりも、ハードルは低いです。

また、客先の事前面談は実や派遣法を犯した違法行為です。将来の事を真剣に考えるのであれば、この環境で長く働くべきではないですね。

客先面談に合格したい人向け
  1. 客先面談に、何度も落ち続ける常駐SEは?
  2. 客先面談の全体の流れ、受かるための対策やコツは?
  3. 客先面談で必ず聞かれる6つの質問と回答は?

▼▼客先常駐からの転職に強い大手2社▼▼

  1. マイナビ×IT受託・社内開発の案件に強い
  2. 社内SE転職ナビ異業種の社内SEを専門に扱う

1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。なぜならば、過去にマイナビを利用して客先常駐から社内開発に転職できたからです。長時間労働から逃れた上に、年収は4年間で300→520万円まで増えました。

業界経験が浅い常駐SEは、早めに行動した方が良いですね。

なぜならば、転職サイトの良案件は開発経験があるSEから順に埋まるからです。転職の開始時期が遅れると、必然的に売れ残りのブラックを引かされますこのタイミングを逃すと、次の半期に良い案件が市場に出る、4ヶ月後まで待つ必要があります。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

常駐SEが社内開発に転職できるのは人材不足の今だけです。2019年以降は、人材不足が解消される可能性は高いです。金融危機が再び発生する、日本政府が移民を受け入れる、外国人PGで人材不足を解消すると、常駐SEの需要は減りますね。

IT業界の転職有効求人は6.79倍ですが、2009年と同様に1倍を下回ると開発経験がある優秀なSE以外は転職できませんレポート:2019年1月)。

記事の内容を簡単に知りたい

客先面談に、何度も落ち続ける常駐SEは…

客先面談に落ち続ける人は少なくありません。面接に落ちる人は、IT経験がない未経験者、35歳以上で経験が浅い人が多いですね。

Aさん)客先面談で何を聞かれるかわからない…

客先常駐をしているシステムエンジニアの方に質問です。

少し前までニートだったのですが、内定が決まりました。SEの会社です。今度、客先面談に行くのですが、どういう事を聞かれるのでしょうか営業の方が言うには、アルバイト経験や、二ヶ月間通ったエンジニアスクールについて話すようなのですが。

参考:Yahoo知恵袋

客先常駐の面談は、通常の就活面談とは違います。

クライアントが知りたいのは、継続して働いてくれる人材かどうかです。そのため、技術に関する質問よりも、人間性や仕事に関する考え方を中心に聞かれます技術に関する事は、経歴書を見れば直ぐに分かりますね。

明るく前向きな印象を与えられれば、高い確率で面接を通過できますね。

Bさん)待機から2ヶ月、3社面談して2社落ちた…

自宅待機を命じられて二ヶ月が経ちます。いまだに配属先が見つかりません。

私は4月にIT系(ネットワーク)会社に未経験で就職しました。いわゆる客先常駐型の業務を行う会社です。しかし、思うように客先常駐先が見つからず、もう二ヶ月間自宅待機をしております過去に三つの常駐先と、面談が組まれました(二つは落ち、一つは結果待ち)。

原因は未経験ゆえに、他の経験者が優先して採用されたとのことでした。私が未経験であることは自社の営業の方も分かっており、いわゆるポテンシャル枠での採用でした。
なので、「未経験だから面談に数社落ちることは仕方がない、あまり自分を責めないでね。それをわかった上でこっちも採用したから」とフォローはしてくれます。

しかし、こうも自宅待機が続くと、最近はとても不安になっています。入社して、二ヶ月たつのに、案件の面談が組まれたのは三回だけ、このまま、配属先が見つからなければ3か月の試用期間で首になるんじゃないか、などネガティブになっています。また、私は某資格を取れば、面談も通りやすくなる、と言われ少し前に取得したのですが、面談が組まれることが増えるわけでもなく、取得前と比べ変化がありません。

一応、自宅待機でも給料は満額支給されており、会社の人たちもいい人ばかりです。だから本当は信頼したのですが、もうあまり信頼できずにいるのが現状です。この業界に入りたてなので、事情がよく分かりません。

参考:Yahoo知恵袋

客先面談で聞かれる内容はある程度予測できます。事前にしっかりと準備する事で、合格できる確率は高くなりますね。また、客先面談で1番大切な事は、嘘をつかずに誠実に受け答えする事です

身だしなみに不快感を感じず、しっかりと受け答えができれば大概は合格できます。できないならば、会社側に問題があるかもしれません。別の会社に転職するか、もしくは客先常駐以外の働き方を検討する道もありますね。

Cさん)35歳で常駐先が決まらず2ヶ月も待機…

もうすぐ35歳で、ブランク8年程から、文系IT未経験で客先常駐のIT業界に飛び込み入社後、2ヶ月待機中です。年末は2度しか面談がありませんでした。過去には、非正規の接客の経験があるくらいです。業界知識やIT関連の知人も少なく、それでいて開発志望のため、客先が決まらず焦りやネガティブになって資格の試験勉強もあまり進みません。

自分で動けないのがストレスで、ハローワークの求人をチェックして、解雇された時の防衛戦を考えてばかりいます。現在の会社は、面談が通って突破口ができるのを待つしかないと思っているのですが、もし同じような経験を持つ方がいましたら、どのように乗り越えたり、工夫したのか教えてらえたらと思うのですが、どうでしょうか?

参考:終えて!Goo

客先面談にパスできないのは、年齢がネックになっているからですねIT系の客先面談で資格が重要視される事はありません。20代の若手ではないので、過去の業務経験を重視されますね。

不利な状況は変わらないため、できる限り多くの会社と面談した方が良いですね。在籍している会社に固執する必要はないので、選択肢を広く持つために転職活動も進めるべきです。どんな形でも良いので業界経験さえ積めれば、以降は必ず次の働き先も見つかります。

ここでは、客先面談の全体の流れと、合格するためのコツを紹介します。

客先面談の全体の流れは3つだけ?

客先面談は、「自己紹介」「配属先の紹介」「職歴やスキルの紹介」の流れで進みます。全体の流れを大まかに把握する事で、焦らずに冷静に対処できますね。

流れ1:「自己紹介」は簡潔にする

  1. とにかく簡潔に伝える事を心掛ける
  2. 対人スキルに問題なく、コミュニュケーションが取れる
  3. 必要以上に媚びたり、相手を不快にさせないこと

客先面談では、必ず自己紹介から始まります。

自己紹介で大切な事は、自分を語りすぎない事です。自身の人間性や伝わる事を2言、3言で伝えるだけで十分です。相手が掘り下げて知りたいと思えば、質問してくれるからです。逆に話し過ぎてしまうと、相手に不快感を持たれますね。

流れ2:「配属先紹介」は聞き上手になる

  1. 配属先や案件の紹介が始まったらメモを取ること
  2. 興味がない案件でも、最低2つは質問を考える
  3. 相手が話す事に相づちを打ち、聞き上手に徹する

面談が始まると、配属先の案件を説明してくれます。業務に求められる経験やスキルを説明し、その後にSEの経歴を聞きたいからですね。

システムの概要や仕様、使われるOS、言語、DB、求められる役割(開発、評価、運用)を詳しく説明してくれます。メモを取り頷きながら、話を聞いた方が好印象ですねメモを取ることで記憶に定着でき、その後の職歴の説明がスムーズに行えます。

また、質問をメモする事で、焦らずに相手の話を聞けます。

流れ3:「過去経歴」は簡潔に答える

  1. とにかく簡潔に伝える事を心掛ける
  2. 配属先に求められるスキルに、フォーカスする
  3. 短い文章で、相手が質問したことをまず回答する

過去職歴もできる限り簡潔に話す事が大切です相手が深く知りたい箇所があれば、突っ込んで質問してくれるからです。相手が知りたくない内容を一方的に語ると、それだけでストレスですね。

面談の担当者は、すでに経歴書に目を通した上で話しますね。理想は、事前に配属先に関する情報を聞き、相手が知りたい事を中心に話します。余計な事は話さないように注意しましょう。

ここからは、面談に合格するための具体的な対策を紹介します。

客先面談の合格に必要な5つの対策とは?

客先面談を合格するのに必要な5つの対策を紹介します。

客先面談に合格するには...
  1. 落ち着いて、相手の話を聞くことに集中する
  2. 質問は常に短く、相手の答えに対して簡潔に述べる
  3. 技術面よりも、むしろ人間性や人格を重視する
  4. 嘘や見栄を張らずに、全ての質問に誠実に答える
  5. 身だしなみと会話ができれば、簡単に合格できる

対策1:落ち着いて相手の話を聞く

面接対策で1番重要な事は、相手の話を黙って聞く事です相手が話す内容が増えれば増えるほど、合格に近づけると考えましょう。なぜならば、人間は相手が話す内容ではなく、自分が話した内容だけを覚えているからです

相手に深い話をさせる時間が増えるほど、面接官の印象は強くなりますね。

緊張している人、プレッシャーを感じやすい人ほど、自分が話す内容に集中しますね。次に何を話すか頭の中が一杯だと、相手の質問を聞き逃したり、的外れな回答をします。質問した内容を的確に答えられない人は、対人能力が低いと評価されます。

面接が始まる前に、ゆっくりと深呼吸して相手の目を見ます。そして、相手が話している内容にしっかりと耳を傾けましょう。

対策2:質問は常に短く簡潔に答える

質問を簡潔に答えられない人も、高い確率で面接に落ちます。

例えば「簡単に経歴を紹介してくれますか?」と聞かれたら、どんなに長くても1〜2分にまとめるのが望ましいです。3〜5分掛けて説明する人は、必ず相手に不快感を与えます。

なぜならば、自分が興味がない内容を聞くほど、退屈な時間はないからです。

相手が深く掘り下げて知りたい事は、相手から質問してくれます。また、事前にスキルシートに目を通しているので、相手からしたら重複になりますね。強調したい内容だけを、事前にピックアップするべきです。

対策3:技術面よりむしろ人間性を重視する

参考:経済産業の「産学連携推進小委員会」の調査結果

技術系の面談でも、実はコミュニュケーション能力が最重要視されます。コミュニュケーションとはつまり、応募者の人間性や人格を見ています。

短期契約の雇用でも、一緒に仕事をしたいと思える人物でなければ、採用することは絶対にありません。経歴の中身を聞かれた時は、苦労話などリアルな体験談を話すと、相手に好印象を得られます

技術力が高くても、不誠実な人間とは働きたくないですよね。

対策4:嘘をつかずに全て誠実に答える

今回こそは、絶対に面談に受かりたい」気持ちが強いと、必要以上にスキルを盛ったり、明らかにわかる嘘をつく人もいますよね。採用する側に立てばわかるが、相手の嘘は話し方や目を見ればすぐに分かります。

なぜならば、相手が求めるスキルであれば掘り下げて質問しますね。

スキルがない場合は、ハッキリと答えた方が良いです。ハッキリと伝える事で、信用度が高まり、他に適切な人材がいなければ候補に上がります。

対策5:身だしなみと会話ができれば合格できる

通常の就活面談と違い、客先面談のハードルは高くありません。なぜならば、期間の定めがない正社員を採用するのと視点が大きく異なるからです。

極端な良い方をすると、身だしなみに不快感を与えず、会話のキャッチボールができれば面接に合格できます。客先面談で、高いスキルや能力を求める現場は少ないです。経験豊富な人材は、コストを掛けて正社員枠で応募するからです。

言い方は悪いですが、使ってみてダメなら契約解除すれば良いぐらいの気持ちです。

そのため、私たちSEも気軽な気持ちで面談に望む方が良いですね。肩に力が入っていると、硬くなりうまく会話する事ができません。

本番で緊張しないためには、事前に質問される内容に準備してから参加しましょう。

客先面談で必ず聞かれる6つの質問とは?

ここでは、客先面談で聞かれる質問を紹介します。面接官が必ずする質問の中には、必ず明確な意図がありますね。

質問1:将来は何をやりたいですか?

質問者の意図は...
  1. 配属先の仕事に、どれだけ適性があるだろうか?
  2. 途中で仕事を投げ出さずに、長期継続してくれそうか?
  3. 仕事に対して、どれだけ熱意を持っているだろうか?

正社員の採用面接でないにも関わらず、必ずこの質問を聞かれます。短期雇用の客先面談を受ける側から見たら、違和感やストレスを感じるのが正直な気持ちですが。

この質問の意図は、できるだけ長期で現場で働いて欲しいからです客先常駐は過酷な労働環境が多く、人材が定着しません。正社員と違い、数ヶ月で辞める常駐SEも多いですね。そのため、長く働いてくれそうな人材を重宝します。

ただし、配属先以外の仕事を述べるのは辞めましょう。

例えば、保守運用の案件にも関わらず、スマホアプリの開発をやりたいと述べるのは適切ではないですね。あくまでも、客先常駐の面談に来ている事を忘れてはいけません客先面談の仕事が合わないならば、事前に上司や営業担当を説得しましょう。

客先の面談に参加して、述べる事ではないですよね。大概の職場では、上流工程やマネジメントできる人材になりたいと答えるのが理想です。

質問2:通勤はどれくらい掛かりますか?

質問者の意図は...
  1. ストレスなく、継続して通い続けられるだろうか?
  2. 前日遅くなっても、翌朝遅れずに出社してくれるか?
  3. 出向先が郊外でも、文句を言わずに通勤してくれるか?
  4. 極端に遠い場所、2〜3時間掛けて通勤しないか?

客先が1番望んでいるのは、継続して長期で働いてくれるかです。そのためには、通勤時間が重要な要素になりますね。

また、客先常駐では出向先次第で、郊外の開発所やサーバー管理場所に出向します。通勤時間が長いことにストレスを感じる人は、客先常駐には向いていません。客先面談に受かりたい事が前提ですが、長期通勤はいかに苦でないかを伝えましょう

読書が好きなので、通勤時間は本を読んで過ごしますと答えるのが理想です。

質問3:残業時間が増えても大丈夫ですか?

質問者の意図は...
  1. ストレスや負荷が掛かっても、継続してやり遂げられるか?
  2. 納期直前の忙しい時期に、逃げ出さないか?
  3. 困難に直面した時でも、協力してくれる人材か?

現実問題として、客先常駐で残業が求められない職場はないです。運用保守やヘルプデスクは定時帰りはあるが、基本的には忙しい現場に投入されます。

注意して欲しいのは、ブラックに入社する事を進めたい訳ではありません。

IT業界に限らず、納期がある以上は繁盛記は避けられません。採用する側が知りたいのは、一生懸命に仲間と協力して現場を乗り切ってくれる人材かどうかです。常駐先の管理者も作業者も、トラブルなく作業を進めて定時退社したいのが本音です。

必要があれば残業も厭わず頑張ります、でも残業せず仕事が終わるように努力します」と答えるのが理想です。実際にどれだけ残業するかは、面談が終わった後に自社の営業に確認してもらいましょう。

許容できない時間であれば、辞退させてもらいましょう。

質問4:〇〇のスキルや経験はありますか?

質問者の意図は...
  1. 経歴にはないけれど、もしもそのスキルがあれば望ましい
  2. そのスキルに対して、どれだけ興味があるか知りたい
  3. 新しいスキルを学びたい意欲があるか

採用担当者は、経験がないスキルに対する反応が知りたいだけですね。

出来ないことを素直に「できない」と言える人材は少ないですできないと答えてくれる人材が欲しくて、あえて意地悪な質問する人もいますね。この場合は、経験がないけれども現時点で興味がある事を伝えましょう。

質問5:年下に作業指示されても大丈夫ですか?

質問者の意図は...
  1. 周囲と円滑にコミュニュケーション取れる人材か?
  2. 仕事を教える人が年下でも、嫌な顔せずに従ってくれるか?
  3. 古い考え方や体質を持った人材ではないか?

客先常駐に限らず、年下の先輩社員に仕事を教えてもらう機会は多いですよね。年齢に関係なく仕事を教われる人材は、対人能力が高いです。専門職ではプライドが高い人は多いが、年齢を重ねる毎に伸び悩みますね。

年下の教育担当やリーダーでも、貪欲に知識を吸収したい旨を伝えましょう。

質問6:他に質問はありませんか?

質問者の意図は...
  1. 配属先やチームに、本当に関心を持ってくれているか?
  2. ここまでの話で、どれくらい本気度があるか?
  3. 人の話をしっかりと聞ける人材か?

相手に対して、質問してあげるのは礼儀ですね。

質問がないというのは、説明された内容を正しく理解できたからではありません相手に対して興味がないことの現れです。気になる事を、都度ノートにメモすれば後からいくらでも出てきます。

逆にノートにメモがなければ、咄嗟に質問を聞かれても浮かびません。ノートにメモすることで、相手の話を集中して聞けますね。

以上が客先面談で必ず質問される内容です。聞かれる内容が事前に分かっていれば、冷静に対処できますね。長期雇用を前提とした就活と比較して、客先面談の難易度は低いです

言い方は悪いですが、客先はいつでも契約を解除できるからです。

また、個人的には客先面談に対しても良い印象を持っていません客先の事前面談は法律を犯した違法行為だからです。将来を真剣に考えるのであれば、客先常駐よりも社内開発で働ける職場を目指すべきですね。

客先常駐の事前面談は、実は違法だった?

派遣労働者を派遣先に派遣する行為は、派遣元による労働者の配置にほかならない。したがって、その派遣先に誰を派遣するかを決定するのは雇用関係のある派遣元である。派遣先が労働者の配置に関与しうる事前面接(顔合わせ、職場訪問、説明会)や、履歴書・スキルシートなどを用いた派遣労働者の特定は禁止されている

参考:事前面接(Wikipedia)

客先面談を受ける前に知って欲しい事ですが、事前面談は派遣法で禁止されています。

派遣先企業は、派遣元から送られる人材を選ぶ権利はありません。なぜならば、客先常駐はチームで納品を前提にした請負で、常駐先と直接契約を結ぶ一般派遣ではないからです。正社員として企業に就職したのに、常駐先毎に面接が行われる状況は不自然ですよね。

参考:客先面談(顔合わせ)は違法である|常駐SEは面談を辞退できる?

客先面談を設定された時に、実質的に私たちSEは拒否する権限はありません

しかしながら、本来の理想は、NOと言える環境がある事です。もっと理想を言えば、客先の事前面談がない企業が良いですね。面談がない企業は、正当な請負契約で受けている可能性が高いですね。

また、もっと理想を言えば、社内開発できる企業で働く方が良いですねすぐに客先常駐を辞める必要性はないが、未来に向けて徐々に準備するのが望ましいです。個人的には、客先面談に努力するよりも、転職活動を初めて就活面談に力を入れるべきです。

ここでは、社内開発で働くための具体的な方法を紹介します。

▼▼客先常駐は必ず脱出できる▼▼

私はこの業界で働く1人でも多くの人に、客先常駐を避けて働いて欲しいと思っています。なぜならば、私自身が客先常駐に何年も苦しめられたからです常駐先で働くSEがいなくなれば、客先常駐の仕組みは成り立たないですね。

私の常駐時代の辛い3年間は、他の人にも決して味わって欲しくありません。

1社目に入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。夜の11時過ぎまで働くも、残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円を下回る月もあります。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

一生懸命に働いても給料が増えないのは、過剰に中間摂取されているからです。

終電間際、ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

その2ヶ月後に、私の人生は大きく生まれ変わりました。

現在私は、海外に開発拠点があり社内開発ができるIT企業で働いています。目標だった海外勤務も実現でき、年収は30歳手前で500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は朝が訪れる度に毎日幸せを感じています

私たちSEが、客先常駐を避けて働くのは難しくありません。

なぜならば、社内開発で働く事を最初から諦め、行動に移さないSEが多いからです。現状の仕組みや制度に不満を言うばかりで、具体的な行動に移すのは全体の1割もいないですよね。だからこそ、行動すれば確実に未来は変わります

私は実務の開発経験がゼロの時に、現在の会社に転職できました。現在も客先常駐で働き続ける元同僚と私の違いは、行動に移しかどうかだけですよね。将来家族ができた時に、自分の子供に勧められない働き方ならば、あなた自身も常駐先で働くのは辞めましょう。

客先常駐を辞めて変わった事は....
  1. 年収300万円 → 転職して4年後に520万円に増える
  2. 賞与は10万円未満 → 年3回の賞与で140〜160万円
  3. 昇給額は年3千円 → 賞与も含めて年40〜60万円
  4. 1人で常駐先に出向 → プロジェクトは全て社内開発
  5. 実務経験に乏しく転職先がない → 面談で+50〜80万円で掲示
  6. 毎日11時まで残業 → 納期月以外は定時に帰宅できる
  7. 運用保守、評価、資料作成 → 開発経験を積み小リーダーもできる
  8. 35歳で職を失う → マネジメントを経験し定年まで働ける
  9. 生涯孤独かもしれない → 家族が出来て毎日幸せを感じる

個人的に1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐から脱出できるの?

常駐SEを辞めて、社内開発で働く方法は?

IT業界で客先常駐を避ける方法は、大きく分けて次の3つがあります。個人的には、現職のキャリアを活かして、同業種内で社内開発を目指す方法が1番お勧めです。

現在のキャリアを活かすことで、確実に年収アップが見込めるからです

  1. リスクは高いが、自社開発が多いWEB業界を目指す
  2. 医療や流通業界など、異業種の社内SEを目指す
  3. SIer業界内で、受託や社内開発を目指す

方法1:リスクでも挑戦したいならWEB業界へ

WEB業界を目指す利点は...
  1. エンドユーザ向けのWEB業界は、自社開発が多い
  2. SNS、スマホ、広告業など、急成長する分野で働ける
  3. 実力主義のため、年齢を問わず高収入を得やすい
  4. 労働時間や服装など、自由なライフスタイルで働ける
  5. SIerに多いドキュメントや会議が少ない

自社開発が多いWEB業界は、高い確率で客先常駐から逃れられます。

しかしながら、WEB業界で働くデメリットは、競争相手が多過ぎて収益が安定しない事です。技術進歩やトレンドの移り変わりが早く、5年後の未来でさえ想像できません定年まで働き続けるのは難しく、2〜3年単位で会社を変えます。

またWEB業界は、SIer以上にブラックも多いので注意が必要ですね

スタートアップが多く、赤字経営のベンチャーが大半を占めます労働組合や36協定がなく、SIerの零細以上に劣悪な労働環境に陥りやすいですね。また、SIerと企業文化が大きく異なるため、過去の経験を引き継げない点も難点です。

WEB業界は、技術志向が強くリスクを恐れないSEが目指す場所ですね。

参考:【レバテックキャリアの評価 】本当にWEB系の自社開発に転職できる?

方法2:異業種に転職するなら社内SEへ

社内SEを目指す利点は...
  1. 大手が多く給与、退職金、手当など福利厚生が充実している
  2. 客先常駐の価格競争や、WEB業界の競争社会から逃れられる
  3. IT以外の別部門が利益を上げるため、プレッシャーが少ない
  4. 開発は外部に委託するため、納期やスケジュールは厳しくない
  5. 転職には向いてないが、定年まで働きやすい

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐を避けられますね。

しかしながら、社内SEのデメリットは、キャリアの形成ができない事です。入社した業種の特殊なスキルに依存しますね。また、外部のIT企業にシステム開発を外注するため経験を積めず、他社のスケジュール管理がメイン業務になります

キャリアが積めないのは、専門職にとっては致命的ですね。

社内SEは定年まで働く事を前提に就職します。しかし、経営が傾いた時に、1番最初に予算削減を検討される危険な部署でもあります。なぜならば、本業の利益に直接結びつかず、コスト部門だと考えられるからですね。

会社の経営が傾いた時に、人生設計を大きく狂わせるリスクがある点には注意しましょう。社内SEは、業種や会社選びが重要になります。

参考:【社内SE転職ナビの評価】|本当に客先常駐がない企業に転職できる?

方法3:キャリアを活かしてSIerの社内開発へ

受託・社内開発を目指す利点は...
  1. 同業種のSIerなので、キャリアを活かして転職できる
  2. 仕事内容は常駐SEと同じ、開発案件を社内に持ち込むだけ
  3. 常駐SEと違い、上流工程から携われることができる
  4. 元請けが多く、SEの単価は80万円以上と高い
  5. 社内開発は、チームリーダやマネジメントも経験できる
  6. 市場価値を高められると、いつでも転職できる

客先常駐を避ける方法で、1番のお勧めは受託や社内開発です。

なぜならば、同業種内の転職なので、過去のキャリアを活かして転職できるからです。WEB業界や異業種の転職と比較して、少ないハードルで転職できますよね常駐SEと大きく違うのは、社内に開発案件を持ち込み、社内のリソースを使い開発するだけです。

私自身が社内開発に転職する事で、3年間の客先常駐から脱出しました。

社内開発に転職した時は、業務で開発経験が1度もない時です。それでも社内開発に転職できた理由は、企業が深刻な人材不足に陥っているからですWEB業界や異業種よりも安定しているSIer業界は、SEを育てる社風の会社が多いです。

社内で開発経験を積んだ後は、海外の開発拠点も働かせてもらいます。経験がない当時の私に、プログラミング研修から始まり、システム開発、上流工程や外国人PGの管理など、様々な経験を積ませてくれた事に心から感謝しています。

しかしながら、社内開発にもデメリットはありますね。

異業種やWEB業界と比較して、客先駐のリスクをゼロにできないことです客先常駐の割合が30%未満の企業は39.3%あるため、私たちはこの4割の会社を目指す必要があります。

SIer業界で開発経験を積めたなら、その後に異業種の社内SE、WEB業界、フリーランスを目指すのは難しくありません。まずは、実務経験を積む事を1番の目標にしましょう。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

▼▼受託・社内開発ならマイナビ×ITがお勧め▼▼

  1. マイナビ×ITSIer系の受託・社内開発を目指すなら
  2. 社内SE転職ナビ異業種の社内SEを目指すなら
  3. レバテックキャリアリスクでもWEB業界を目指すなら

転職サイトの中で、1番のお勧めは「マイナビ」です。

なぜならば、社内開発・社内SEに強みがある転職サイトだからです客先常駐からの転職を最も得意としています。また、業界経験が浅い常駐SEに、1番バランスが良いのもマイナビです。レバテックと社内SE転職ナビは、業界経験が長い玄人向けで少しハードルが高いですね。

両社とも扱う求人が数百社と少なく、社内SEやWEB業界に偏るのが難点です

また、大手2社(リクナビやDODA)よりも親切な対応で高評価を得ています。IT系求人の質が高く20〜30代前半に限っていえば、大手総合転職サイト2社よりも良案件が多いです。私自身が、マイナビを利用して、客先常駐を逃れたので1番のお勧めです

必ず常駐SEを脱せられる訳ではないが、私たちの将来に可能性を感じられますね。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

まとめ:常駐先との客先面談にまた落ちた?

客先面談に合格するには...
  1. 落ち着いて、相手の話を聞くことに集中する
  2. 質問は常に短く、相手の答えに対して簡潔に述べる
  3. 技術面よりも、むしろ人間性や人格を重視する
  4. 嘘や見栄を張らずに、全ての質問に誠実に答える
  5. 身だしなみと会話ができれば、簡単に合格できる

客先面談に合格するのは、実は意外と難しくありません。なぜならば、長期雇用の正社員採用と違い、短期雇用の契約だからです。言い方は悪いですが、常駐SEを受け入れる側は、すぐに契約解除できるのでシビアに応募者を見ていません

それでも、客先面談に落ちるのは、常駐先が求める要望を満たしていないからです。

客先面談が重視しているのは、実は次の2つだけです。長期で継続して働いてくれる、且つ最低限の対人能力がある人材です客先面談でされる質問は、この2つを満たしているか知るために行われますね。

逆に言うと、これらを示せれば落とされる可能性も激減します

ただし、個人的には積極的に客先面談に合格して欲しい訳ではありません。将来のキャリアを考えるならば、客先常駐は避けた方が良いからです。客先面談に時間を費やすよりも、社内開発で働ける企業の面談対策に力を入れた方が良いですね

1日でも早く行動に移した方が良い理由

現在IT業界は、書類を送付すれば誰でも企業から内定を得られます。なぜならば、転職倍率が6.79倍を超え、過去に30年にないほど売り手市場が続いているからです。全業種の倍率は2.49倍なので、他業種として比較して3倍も求人が余っています

参考:転職求人倍率レポート(2018年4月)

しかしながら、この状況が続くのは長くても2019年までです。

なぜならば、景気サイクルは8年周期で周り、再び金融危機が発生するからです。2008年10月28日に6,994円を付けた株価は、2018年12月に最高値の24,270円まで回復しました。現在は一時20,418円(8月15日)まで落ち込みましたね

アメリカと中国の緊張が高まり、いつ米ダウ平均が暴落してもおかしくありません。アップル株はiPhoneの販売不振で暴落していました(232→142ドル)。一度不景気が発生したら、1週間も経たない内に株価は半値以下まで暴落します。

求人倍率が1倍を下回ると、客先常駐で働くSEの大半が首を切られます2008年の金融危機では、常駐先のフロアの空席が3分の1まで増え、半数以上の常駐社員が自社に帰らされました。

そうなる前に、私たち常駐SEは具体的な行動に移す必要があります。

有効求人倍率が1倍を下回ると...
  1. プロジェクトの予算が縮小され、労働者が市場に溢れる
  2. 客先常駐の半数以上は、翌月以降の契約を更新できない
  3. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  4. 不景気になると、優秀なSE以外は内定を獲得できない
  5. 転職エージェントに連絡しても、求人の紹介を断られる
  6. 少ない労働者で現場を回すため、今より労働時間が増える
  7. 失業を避けられても、転職の機会を失い次の5年間も同じ現場で働く
  8. 人件費が安い外国人を採用し、日本国内の開発が激減する
  9. 常駐先には、中国人、インド人、ベトナム人、フィリピン人が増える
  10. 都内で仕事が見つからず、地元に戻りアルバイトで生計を立てる

客先常駐の最大の問題は、開発経験が積めない事です。開発経験が積めないと、手を動かすだけの労働者と変わらないため、転職もできないですね。

専門スキルを身につけ必要な人材に成長できれば、リストラされる心配もなくなります。まずは、客先常駐を抜け出して1日も早く、専門スキルが磨ける社内開発に転職しましょう。専門スキルを身につけらば、将来の漠然とした不安もなくなります。

転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」事に自信を持てますね。

それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。

もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。

ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私は新しい道を歩み始めた事で、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

30歳時点で年収に200万円も差があると、残りの生涯年収で6000万円も違いますねブラックで働いている劣等感で家族を持つこともできず、一生涯孤独で生きていたと思います。

未経験者の市場価値は年齢とともに減少するため、将来動く予定があるならば景気が上向いている今行動した方が良いです2019年以降では、金融危機が発生しもう手遅れである可能性が高いです。

登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

 

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。

マイナビは、社内開発や社内SE向けの求人を多数扱います。

公式サイト:SE・プログラマーの転職『マイナビエージェント×IT』

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です