客先常駐は日本だけの問題なのか?|米国で多重委託が消えた理由は?

IT先進国の米国と比較して、客先常駐化した日本を悲観に考える人は多いですよね。

  • 「日本のIT業界は、建築と同様に多重下請けで成り立つ…」
  • 「客先常駐って、米国や欧州にはなく日本だけの問題ですよね…」
  • 「なぜ日本は、労働者をないがしろにする会社が多いの…」

結論から伝えると、かつては米国でも客先常駐に近い形がありました。

元請けが大規模な案件を受注し、2〜5次請けに再委託します。一時的な需要増に対応するために、たくさんの有期雇用も使われています。多重請負構造+有期雇用(派遣)」は、日本と全く同じ構造ですよね。

では、なぜ米国社会で客先常駐は消えたのでしょうか?アメリカで客先常駐が消えたのであれば、日本社会からも消える日が来るのでしょうか?

ここでは、再委託が米国企業から消えた理由、日本のIT業界と米国、欧州諸国との違いを紹介します。それから、日本の客先常駐の今後についても紹介します。

客先常駐で働きたくない人向け
  1. 多重請負や多重派遣は、実は米国企業にもあった?
  2. 米国で再委託が消えた理由は?
  3. 日本の客先常駐はまだ恵まれている理由は?

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  1. マイナビ×IT受託・社内開発の案件に強い
  2. 社内SE転職ナビ異業種の社内SEを専門に扱う

1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。なぜならば、過去にマイナビを利用して客先常駐から社内開発に転職できたからです。長時間労働から逃れた上に、年収は4年間で300→520万円まで増えました。

業界経験が浅い常駐SEは、早めに行動した方が良いですね。

なぜならば、転職サイトの良案件は開発経験があるSEから順に埋まるからです。転職の開始時期が遅れると、必然的に売れ残りのブラックを引かされますこのタイミングを逃すと、次の半期に良い案件が市場に出る、4ヶ月後まで待つ必要があります。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

常駐SEが社内開発に転職できるのは人材不足の今だけです。2019年以降は、人材不足が解消される可能性は高いです。金融危機が再び発生する、日本政府が移民を受け入れる、外国人PGで人材不足を解消すると、常駐SEの需要は減りますね。

IT業界の転職有効求人は6.79倍ですが、2009年と同様に1倍を下回ると開発経験がある優秀なSE以外は転職できませんレポート:2019年1月)。

客先常駐は日本だけの問題なの?

客先常駐は日本だけの特殊な制度と考えている人は多いですよね。

その1:多重請負や多重派遣は米国にもある?

政府調達元請けの平均60.4%が下請け及び補給品に再投資され、それらのさらに平均83.2%が3次へ再投資、さらにその83.2%が再々投資、と繰り返される事により、初期調達額$369M(元請けのみ)は、上記再投資の構造より算出される係数2.06を乗ずる事により、$759Mと推計される。これは、中小ソフトウェア企業の売上高総計の2.3%にあたる。

参考:米国IT業界に過去あった多重下請構造、それが破壊された理由

客先常駐が日本だけの問題だと考えるのは、楽観的だとわかりますね。

アメリカのIT業界でもかつては、3次、4次と再委託されています。そして、再委託される過程で、有期雇用(派遣)のSEが大量に使われています。

しかしながら、アメリカで再委託が活発化していたのは、90年代半ばまでの話です。90年代後半からは、急激に再委託の構造が崩れます。下請け構造の下位に位置する企業は、業績不振に陥りました

なぜ、再委託で利益を得ていた下位企業が、赤字に陥ったのでしょうか。

その2:米国で再委託が消えた理由は?

丁度時期を同じくして、90年台半ばより、米国の元請けを行うような大企業(IBMやHPなど)は、本格的なインドオフショアを開始してます。IBMが1992年にIBMインドを設立。オフショア拠点として育成を開始してます。

米国で再委託が消えた理由は、インドを中心としたオフショア開発にあります。米国IT企業は90年代からインドに投資しています。

大きな契機となったのは、2000年問題です。この問題に対応するため、米国の大手企業はエンジニア不足に陥りました。そして、その受け皿となったのがインドです。2000年問題で高い評価を得たインドは、米国の大手企業からシステム開発やメンテナンスを請負います。

インド人が、高く評価された理由は2つあります。

  1. 多言語国家のため、教育水準が高い人材ほど英語が得意であること
  2. インドは数学に力を入れているため、プログラミングが得意であること

その3:日本社会はまだ恵まれている?

参考:激変するインドIT業界と日印連携

日本でもオフショア開発は進んでいます。しかしながら、米国に比べたらその割合はわずかですね。インドはソフトウェア開発大国ですが、開発拠点を占める日本企業の割合は4%だけです

私たち日本の労働者は、英語圏の米国よりも遥かに恵まれていますね。

90年代の米国のIT業界を想像してみましょう。地球の反対側には英語を流暢に話す8億人の大国があり、自国の労働者の10分の1以下の人件費で雇えることを。

2000年以降の日本は中国を中心にオフショアを始めました。しかしながら、中国人労働者が日本語を学ぶのは楽ではないですね。

日本は良い意味でも悪い意味でも、日本語の壁に守られています。日本の急激な経済成長で勢いをなくした米国企業は、生き残るために海外に進出するしか道はなかったと言えます。国内の労働者が大きな痛みを伴いながら、オフショア化を進めました。

その4:欧州諸国のシステム開発は?

欧州諸国も基本的には同じような構造で成り立ちます。

フランスやドイツなどの大国は、同じEU圏内の東ヨーロッパに業務委託します。東ヨーロッパは人件費が安く、EU圏内は関税も掛からないからです。

日本がアジアで、ベトナム、フィリピン、ミャンマーを使うのと同じ感覚ですね。

つまり、システム開発で合理化を進めていけば、必ず「多重請負構造+有期雇用(派遣)」に行き着きます。グローバル化社会では、有期雇用の受け皿は人件費が安い周辺国になりますね。同じ言語圏であれば、グローバル化は急激に加速します。

では、今後日本のIT業界はどのような道を辿るのでしょうか。

日本社会も米国を追従している?

日本のIT業界は、今後どのような道を辿るのでしょうか。

その1:外国人労働者が劇的に増える

日本社会も労働者不足に対応するために、移民を受け入れるのは間違ありません。欧州諸国で移民を受け入れているのは、外国人のためではありません。欧州諸国の人材不足に対応するためです。

日本は現在移民を受け入れていないが、すでに多くの外国人が国内で働いています。都内のコンビ二や飲食店では、すでに過半数が外国人ですね。

また、工場に技術者を派遣するために、たくさんの労働者が来日しています。私はシェアハウスに住んでいますが、派遣会社経由で中国人、インド人、ベトナム人、フィリピン人が来ています。

彼らはまず東京に集められ、その後全国の地方都市に派遣されます。IT業界では、外国人の派遣労働者を禁止しているが、近い将来間違いなく受け入れます。

移民を受け入れていないが、すでに近い状態は出来つつありますね。

その2:付加価値が高い仕事にシフトする

米国では付加価値の低い仕事は、90年代後半ですでに他国に奪われました。現在、生き残っているのは付加価値の高いSEだけですね。アメリカのIT企業が強いのは、生き残りをかけて競争社会を生き延びてきたからです。

日本でも外国人労働者が増えるに従い、付加価値の低い仕事は消えます。現在でも、手を動かすだけの労働者(客先常駐)の給料は、手取り15〜18万円だけですね。今後はもっと下がります。

プログラミングは、私たちSEの仕事のひとつの要素にしかすぎません。

プログラムは目的ではなく、ビジネスする手段ですね。付加価値が高い仕事とは、プログラミングを書くことではなく、ITの専門知識を用いて社会に価値を提供する事です。

その3:IT業界ではフリーランスが台頭する

現在アメリカのフリーランス人口は5,300万人です。これは、アメリカの全労働者の35%を占めます。2020年には、50%がフリーランス化すると言われていますね。

対して、日本のフリーランス人口は1,122万人、全労働者の17%です。(北米 – 2020年まで約50%がフリーランスに!?

IT業界では、間違いなくフリーランスが増えます。なぜならば、プロジェクト毎に人材が集められるIT業界では、フリーランスが本来あるべき姿だからです。

  1. 大規模プロジェクトでは、必ず有期雇用のSEが求められる
  2. 大手クライアントは、景気動向に合わせてSEを採用したいから
  3. フリーランスであれば、中間業者に摂取されないから

プロジェクト毎に人材が増減する中で、正社員制度を維持するのは合理的ではありません。技術力がある人材ほど、フリーで働いた方が見返りが大きいですね。

逆説的に言うと、外国人労働者が増える以上は、私たちは付加価値を付けて生き残る以外に道はありません。そのためには、私たちエンジニアは開発スキルが磨ける環境で働く必要がありますね。

エンジニアは、まず開発スキルを身につける

米国や欧州諸国と比較して、日本のIT業界は恵まれていると言えます。

日本が恵まれている理由は....
  1. 業界未経験者でも、簡単にIT企業に就職できる
  2. 人材を採用する企業が、未経験者を育ててくれる風潮がある
  3. 社内開発に転職すれば、まだまだ開発スキルを磨ける
  4. 法律の壁に守られているため、外国人労働者は簡単に働けない

米国やインドでは、エンジニアを専攻した学生でなければSEになれません。日本では未経験でも入社でき、運がよければ開発案件に付きキャリアアップを狙えます。

また、欧州諸国と違い法律上は移民を受け入れいません。

現在客先常駐で働いても、社内開発に転職することもできますね。私は業務で開発案件が1度もない時に、社内開発できる企業に転職しました。転職先は海外に開発拠点がある企業で、海外勤務や海外出張もできました。

今では、開発チームのリーダーで外国人プログラマーと一緒に働いています。彼らと協力して働くことで、高い利益率を上げています。

日本のIT業界が、米国化や欧州化する前に、1日も早く開発経験が積める企業で働きましょうここでは、社内開発に転職する方法を具体的に紹介します。

▼▼客先常駐は必ず脱出できる▼▼

私はこの業界で働く1人でも多くの人に、客先常駐を避けて働いて欲しいと思っています。なぜならば、私自身が客先常駐に何年も苦しめられたからです常駐先で働くSEがいなくなれば、客先常駐の仕組みは成り立たないですね。

私の常駐時代の辛い3年間は、他の人にも決して味わって欲しくありません。

1社目に入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。夜の11時過ぎまで働くも、残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円を下回る月もあります。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

一生懸命に働いても給料が増えないのは、過剰に中間摂取されているからです。

終電間際、ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、それでも行動に移す勇気がなく、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

その2ヶ月後に、私の人生は大きく生まれ変わりました。

現在私は、海外に開発拠点があり社内開発ができるIT企業で働いています。目標だった海外勤務も実現でき、年収は30歳手前で500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は朝が訪れる度に毎日幸せを感じています

私たちSEが、客先常駐を避けて働くのは難しくありません。

なぜならば、社内開発で働く事を最初から諦め、行動に移さないSEが多いからです。現状の仕組みや制度に不満を言うばかりで、具体的な行動に移すのは全体の1割もいないですよね。だからこそ、行動すれば確実に未来は変わります

私は実務の開発経験がゼロの時に、現在の会社に転職できました。現在も客先常駐で働き続ける元同僚と私の違いは、行動に移しかどうかだけですよね。将来家族ができた時に、自分の子供に勧められない働き方ならば、あなた自身も常駐先で働くのは辞めましょう。

客先常駐を辞めて変わった事は....
  1. 年収300万円 → 転職して4年後に520万円に増える
  2. 賞与は10万円未満 → 年3回の賞与で140〜160万円
  3. 昇給額は年3千円 → 賞与も含めて年40〜60万円
  4. 1人で常駐先に出向 → プロジェクトは全て社内開発
  5. 実務経験に乏しく転職先がない → 面談で+50〜80万円で掲示
  6. 毎日11時まで残業 → 納期月以外は定時に帰宅できる
  7. 運用保守、評価、資料作成 → 開発経験を積み小リーダーもできる
  8. 35歳で職を失う → マネジメントを経験し定年まで働ける
  9. 生涯孤独かもしれない → 家族が出来て毎日幸せを感じる

個人的に1番のお勧めは「マイナビ×IT」です。私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐から脱出できるの?

常駐SEを辞めて社内開発で働く方法は?

客先常駐以外で働く選択肢はたくさんありますね。

社内開発が多い業種は...
  1. 自社製品やサービスを開発するWEB業界
  2. メーカーから1次請けで受託開発する企業
  3. 異業種(小売業、医療、商社)の情報システム部門で社内SE
  4. 対企業向けに、自社パッケージを開発・販売する企業
  5. 海外に開発拠点がある日系・外資系企業

それぞれ、メリットやデメリットがありますね。そのため、私たちは自分に合う働き方を見い出す必要がありますね。

方法1:自社開発が多いWEB系を目指す

WEB業界を目指す利点は...
  1. エンドユーザ向けのWEB業界は、自社開発が多い
  2. SNS、スマホ、広告業など、急成長する分野で働ける
  3. 実力主義のため、年齢を問わず高収入を得やすい
  4. 労働時間や服装など、自由なライフスタイルで働ける
  5. SIerに多いドキュメントや会議が少ない

自社開発が多いWEB業界は、高い確率で客先常駐から逃れられます。

しかしながら、WEB業界で働くデメリットは、競争相手が多過ぎて収益が安定しない事です。技術進歩やトレンドの移り変わりが早く、5年後の未来でさえ想像できません定年まで働き続けるのは難しく、2〜3年単位で会社を変えます。

またWEB業界は、SIer以上にブラックも多いので注意が必要ですね

スタートアップが多く、赤字経営のベンチャーが大半を占めます労働組合や36協定がなく、SIerの零細以上に劣悪な労働環境に陥りやすいですね。また、SIerと企業文化が大きく異なるため、過去の経験を引き継げない点も難点です。

WEB業界は、技術志向が強くリスクを恐れないSEが目指す場所ですね。

参考:【レバテックキャリアの評価 】本当にWEB系の自社開発に転職できる?

方法2:SIer系の受託開発を目指す

受託・社内開発を目指す利点は...
  1. 同業種のSIerなので、キャリアを活かして転職できる
  2. 仕事内容は常駐SEと同じ、開発案件を社内に持ち込むだけ
  3. 常駐SEと違い、上流工程から携われることができる
  4. 元請けが多く、SEの単価は80万円以上と高い
  5. 社内開発は、チームリーダやマネジメントも経験できる
  6. 市場価値を高められると、いつでも転職できる

客先常駐を避ける方法で、1番のお勧めは受託や社内開発です。

なぜならば、同業種内の転職なので、過去のキャリアを活かして転職できるからです。WEB業界や異業種の転職と比較して、少ないハードルで転職できますよね常駐SEと大きく違うのは、社内に開発案件を持ち込み、社内のリソースを使い開発するだけです。

私自身が社内開発に転職する事で、3年間の客先常駐から脱出しました。

社内開発に転職した時は、業務で開発経験が1度もない時です。それでも社内開発に転職できた理由は、企業が深刻な人材不足に陥っているからですWEB業界や異業種よりも安定しているSIer業界は、SEを育てる社風の会社が多いです。

社内で開発経験を積んだ後は、海外の開発拠点も働かせてもらいます。経験がない当時の私に、プログラミング研修から始まり、システム開発、上流工程や外国人PGの管理など、様々な経験を積ませてくれた事に心から感謝しています。

しかしながら、社内開発にもデメリットはありますね。

異業種やWEB業界と比較して、客先駐のリスクをゼロにできないことです客先常駐の割合が30%未満の企業は39.3%あるため、私たちはこの4割の会社を目指す必要があります。

SIer業界で開発経験を積めたなら、その後に異業種の社内SE、WEB業界、フリーランスを目指すのは難しくありません。まずは、実務経験を積む事を1番の目標にしましょう。

参考:【マイナビ×IT の評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

方法3:異業種の社内SEを目指す

社内SEを目指す利点は...
  1. 大手が多く給与、退職金、手当など福利厚生が充実している
  2. 客先常駐の価格競争や、WEB業界の競争社会から逃れられる
  3. IT以外の別部門が利益を上げるため、プレッシャーが少ない
  4. 開発は外部に委託するため、納期やスケジュールは厳しくない
  5. 転職には向いてないが、定年まで働きやすい

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐を避けられますね。

しかしながら、社内SEのデメリットは、キャリアの形成ができない事です。入社した業種の特殊なスキルに依存しますね。また、外部のIT企業にシステム開発を外注するため経験を積めず、他社のスケジュール管理がメイン業務になります

キャリアが積めないのは、専門職にとっては致命的ですね。

社内SEは定年まで働く事を前提に就職します。しかし、経営が傾いた時に、1番最初に予算削減を検討される危険な部署でもあります。なぜならば、本業の利益に直接結びつかず、コスト部門だと考えられるからですね。

会社の経営が傾いた時に、人生設計を大きく狂わせるリスクがある点には注意しましょう。社内SEは、業種や会社選びが重要になります。

参考:【社内SE転職ナビの評価】|本当に客先常駐がない企業に転職できる?

▼▼退職後の転職活動は絶対に辞めましょう▼▼

IT業界で働いていると、次の就職先を決める前に会社を辞める人が少なくありません。毎日のスケジュールや納期に追われ、将来を考えるのが億劫になり、衝動的に逃げ出したくなるからです。

離職期間がある転職は、100%の確率でブラックに入社します。私は突発的に会社を辞めてしまい、次の職場が見つかるまで6ヶ月間の無職生活を経験しました。その後の就職先もブラックで、再び苦しめられました。

だからこそ、内定を獲得する前の退職は絶対にお勧めできません。

ブラックに就職する理由は...
  1. 働いていない期間は、企業から見たらマイナス要素しかない
  2. 問題がある人材と見なされ、ブラック以外で書類選考を通過できない
  3. 足元を見られるため、3年以上の経験でも1年目と同じ給与条件で掲示される
  4. 離職期間中の資格取得、スキルアップは一切評価されない
  5. 生活費を切り崩して生活するため、精神的に不安定になる

在職していれば、条件が良い企業から内定を得られなければ、転職しない選択肢をいつでも取れます。必要なスキルを習得して、1年後に再び就職活動に臨む事もできますね。

離職すると時間的な制限が生じます。離職期間が延びるほど、金銭面でも条件面でも不利になるので、事前にブラックだとわかっても就職せざる負えません。優良企業や普通のIT企業は、離職期間がある人材は書類選考で落とします

まとめ:客先常駐は日本だけの問題なのか?

米国や日本の客先常駐は...
  1. 多重請負や多重派遣は、かつては米国のIT業界にもあった
  2. 米国の再委託が消えた理由は、インドのオフショア開発の台頭による
  3. 日本語の壁に守られるため、アメリカほどオフショアが進んでいない
  4. 欧州諸国も、東ヨーロッパにシステム開発を委託している

かつては米国でも客先常駐に近い形がありました。元請けが大規模な案件を受注し、2〜5次請けに再委託します。一時的な需要増に対応するために、たくさんの有期雇用も使われています。多重請負構造+有期雇用(派遣)」は、日本と全く同じ構造ですよね。

日本社会も、ゆっくりとしたペースだが米国の後を追従しています。近い将来、フリーランスが全労働者の半数を占め、国内では付加価値の高い仕事しか生き残られないですね

日本のIT業界が欧米化する前に、1日も早く設計、開発ができるSEを目指しましょう。まずは、開発業務で開発経験を積むことが必要です。

1日でも早く行動に移した方が良い理由

現在IT業界は、書類を送付すれば誰でも企業から内定を得られます。なぜならば、転職倍率が6.79倍を超え、過去に30年にないほど売り手市場が続いているからです。全業種の倍率は2.49倍なので、他業種として比較して3倍も求人が余っています

参考:転職求人倍率レポート(2018年4月)

しかしながら、この状況が続くのは長くても2019年までです。

なぜならば、景気サイクルは8年周期で周り、再び金融危機が発生するからです。2008年10月28日に6,994円を付けた株価は、2018年12月に最高値の24,270円まで回復しました。現在は一時20,418円(8月15日)まで落ち込みましたね

アメリカと中国の緊張が高まり、いつ米ダウ平均が暴落してもおかしくありません。アップル株はiPhoneの販売不振で暴落していました(232→142ドル)。一度不景気が発生したら、1週間も経たない内に株価は半値以下まで暴落します。

求人倍率が1倍を下回ると、客先常駐で働くSEの大半が首を切られます2008年の金融危機では、常駐先のフロアの空席が3分の1まで増え、半数以上の常駐社員が自社に帰らされました。

そうなる前に、私たち常駐SEは具体的な行動に移す必要があります。

有効求人倍率が1倍を下回ると...
  1. プロジェクトの予算が縮小され、労働者が市場に溢れる
  2. 客先常駐の半数以上は、翌月以降の契約を更新できない
  3. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  4. 不景気になると、優秀なSE以外は内定を獲得できない
  5. 転職エージェントに連絡しても、求人の紹介を断られる
  6. 少ない労働者で現場を回すため、今より労働時間が増える
  7. 失業を避けられても、転職の機会を失い次の5年間も同じ現場で働く
  8. 人件費が安い外国人を採用し、日本国内の開発が激減する
  9. 常駐先には、中国人、インド人、ベトナム人、フィリピン人が増える
  10. 都内で仕事が見つからず、地元に戻りアルバイトで生計を立てる

客先常駐の最大の問題は、開発経験が積めない事です。開発経験が積めないと、手を動かすだけの労働者と変わらないため、転職もできないですね。

専門スキルを身につけ必要な人材に成長できれば、リストラされる心配もなくなります。まずは、客先常駐を抜け出して1日も早く、専門スキルが磨ける社内開発に転職しましょう。専門スキルを身につけらば、将来の漠然とした不安もなくなります。

転職活動で必要なもの

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」事に自信を持てますね。

それだけ、IT企業は人材不足に陥っているからです。

もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。売り手市場なので、私たちが企業を選ぶ立場にありますね。カウンセリング、転職サポートはすべて無料なので、途中で利用を辞めても違約金は一切発生しません。

ただし、キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合う事でやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私は新しい道を歩み始めた事で、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

30歳時点で年収に200万円も差があると、残りの生涯年収で6000万円も違いますねブラックで働いている劣等感で家族を持つこともできず、一生涯孤独で生きていたと思います。

未経験者の市場価値は年齢とともに減少するため、将来動く予定があるならば景気が上向いている今行動した方が良いです2019年以降では、金融危機が発生しもう手遅れである可能性が高いです。

登録に必要な項目は少ないので、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

 

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。

マイナビは、社内開発や社内SE向けの求人を多数扱います。

公式サイト:SE・プログラマーの転職『マイナビエージェント×IT』

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