客先常駐が心底疲れる8つの理由|常駐SEと社内開発の違いは?

客先常駐で働いていると、精神的に消耗する事は多いですよね。

  • 「常駐先では自社の社員は一人だけ、周りは全てお客様だ…」
  • 一生懸命頑張っても結果が変わらないなら、適当にやれば良いか…」
  • 「来月からまた職場が変わる、面談はもう良い加減うんざりだ…」
  • 「せっかくの定時退社日なのに、自社に戻って打ち合わせだ…」

客先常駐で働いていると、精神的に追い込まれる人は少なくありません。知り合いではないが過去に命を絶った人は何人もいるし、うつ病と診断され退職を余儀なくされる人を何百人と見てきました。

私自身も、鬱になり掛けた事は過去に何度もあります。

客先常駐で働く限りは、私たちが精神的に消耗するのは避けられないですねなぜならば、常駐SEを疲労させる原因がたくさんあるからです。

ここでは、精神的に疲れる理由を紹介します。また、常駐SEと比較して社内開発で働くことのメリットも紹介します。

常駐SEが疲れている人向け
  1. 客先常駐が、精神的に疲れる8つの理由は?
  2. 常駐SEから、社内開発に転職するメリットは?
  3. 常駐SEを辞めて、社内開発で働く方法は?

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  1. マイナビ IT AGENT客先常駐から、社内開発の転職に強い
  2. 社内SE転職ナビ社内SE専門だが、求人数は673件だけ
  3. 『リクルート求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い

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<24年4月:求人数は下落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年2月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。

私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました

契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったですコロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。

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なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。

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常駐SEが精神的に疲れる8つの理由は?

なぜ、客先常駐で働くと、私たちは精神的に消耗するのでしょうか?

理由1:常駐先では常に気を張るから疲れる

常駐先では、自分以外の社員は全てお客様ですね。そのために、常に気を張った状態で働かなければなりません。快く仕事を教えてくれる人もいますが、中には不親切で攻撃的な社員もいますよね

理不尽な扱いを受けても、相手に不快な思いをさせたら謝るのは私たち常駐SEです。

理由2:頑張らなくても評価は変わらない

客先常駐では、一生懸命に仕事を頑張ってもそうでなくても、私たちの評価は変わりません。なぜならば、仕事内容ではなくて、労働時間で評価されるからです。私たちの労働時間が長くなればなるほど、自社に入る報酬は増えます。

誰にでもできる仕事を、ミスが無いように淡々とこなす事が求められます。給与査定で仕事内容が見られる事はありません。

理由3:常駐先でたらい回しにされる

私たち常駐SEは、3〜6ヶ月毎に職場が変わります。最後までプロジェクトを完遂できるとは限らず、必要ないと判断されれば途中で契約を切られます

仕事があれば呼ばれ、仕事がなくなれば契約を切られ、私たちの存在意義を見い出すのは難しいですよね。都合の良い奴隷のように、現場をたらい回しにされます。

理由4:繰り返される面談にうんざり

常駐先が変わる度に、私たちSEは面談しなければなりません。まるで半年毎に就職活動をしている気持ちですよね。次の職場が決まらなければ、上司や営業から不機嫌な顔をされ、待機を命じられます

面接を断られる度に、自分たちが欠陥品のように感じますね。常駐先との面談は、労働法で禁止されています。面談ではなく取引先との「打ち合わせ」と言われていますね。

理由5:また、通勤時間が1時間増えた

客先常駐では、職場が変わる度に通勤時間が長くなります。なぜならば、大手クライアントの開発拠点は、人件費や土地が安い郊外が多いからです

職場が千葉県の我孫子でその周辺に引っ越しても、その3ヶ月後には神奈川県の久里浜、八王子に派遣される事もあります。両社は電車で2時間掛かりますね。

常駐SEを続ける限りは、ひとつの場所に定住するのは無理です。常に通勤は1時間以上を念頭に入れる必要があります。

理由6:自宅待機で給料が発生しない

客先常駐では、必ず数ヶ月の待機期間が発生します。待機期間が長くなると、社内ではなく自宅待機を命じられる事も少なくありません。なぜならば、自宅待機であれば合法で40%の給与カットができるからです。

総支給額を労働日数で割るため、月給20万円であれば8万円以下です。生活が成り立たないので、貯金を切り崩して生活しますね。

参考:客先常駐で初めての自宅待機|給与は40%カットされ手取は10万円

理由7:疲れても、帰社日の飲み会がある

客先常駐では、常駐先の業務以外で帰社日と飲み会が多いです。

離職率が高い客先常駐では、私たちに帰属意識を持たせるために必要だと考えているからです。水曜日は常駐先が定時退社日なので、毎週水曜に帰社日を設ける企業も多いです

仕事で疲れている上に、飲み会で余計疲労しますよね。年齢を重ねるごとに辛くなるので、結果的に20代しか職場に残らないですね。

理由8:偽装請負、多重派遣など違法行為を強要される

私たち常駐SEは、偽装請負や多重派遣という違法行為を強要されています。

特定派遣法が2018年に廃止されたが、今後も客先常駐の違法行為(グレー)は残り続けます。なぜならば、私たち労働者以外が得をする仕組みだからですね。

客先常駐が残り続ける理由は...
  1. 何年も前から、客先常駐ではすでにSES契約が主流だから
  2. 常駐SEは、大手企業に必要な仕組みだから
  3. 日本政府、大手企業、仲介業者、ブラックなど、労働者以外が得をするから

参考:特定派遣廃止後も客先常駐がなくならない理由|SEは搾取され続ける

大手企業は、景気に合わせて流動的に雇用を調整する必要がありますね。そのためには、誰かが犠牲にならなければなりません

私たちが精神的に大きく消耗するのは、違法行為を強要されているからです。違法行為の内容について、詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。

参考:客先常駐(SES契約)は法的にも違法|2年目以降はあなたも加害者

以上の事は、客先常駐特有の問題ですね。私たちが社内開発に転職すれば、これらのリスクを避けることができますでは、具体的にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

常駐SEから社内開発に転職するメリットは?

客先常駐から、社内開発に転職できたことで大きく人生が変わりました。具体的には次のメリットがありました。

社内開発のメリットは...
  1. 無駄な雑務業務がなく、社内の案件は全て開発案件に携われる
  2. 1次請けでSEの単価が高く、月80万円(常駐時代の2倍)で契約できる
  3. 月の昇給額は1万円、賞与は30〜50万円、年間の昇給額は40〜60万円
  4. 業務の効率化や改善を提案すると、上司から高い評価を得られる
  5. 月の残業は40時間未満、納期がない月は定時に帰宅できる
  6. プロジェクト毎に職場が変わらないため、通勤10分圏内に住める
  7. 平日もスキルや語学を学んだり、友人と食事に行く余裕がある
  8. 広いデスク、ハイスペックPCにモニターを2台使用できる
  9. 海外に開発拠点があり、海外勤務や海外出張が経験できた
  10. 帰属意識が生まれ、仕事のモチベーションに繋がった

1度でも社内開発を経験すると、客先常駐に戻ることは考えられないですね。

過去と現在の自分を見直してみても、現在の方が何倍も充実した生活を送っています。冷静に考えて、客先常駐に仕事のやりがい、ワークライフバランスを求めるのは現実的ではありません。

しかしながら、頭ではわかっていても実際に行動に移すのは難しいですよね。現状維持を続けるよりも、新しい環境に飛び込むのは精神的な苦痛を伴うからです。

行動に移せない人は、どうすれば良いのでしょうか。

客先常駐は嫌だけれど、行動に移せない?

客先常駐で辛いこと、社内開発のメリットを知っても、いざ行動に移そうと思うと重い腰は上がらないですよね。なぜならば、人間は現状維持に走る生き物であり、現状を変えるには大きな苦痛を伴うからです。

勇気を持てずなかなか行動に移せない人は、次のように考えてみましょう。

  1. あと3年我慢しても、状況が良くなることはない
  2. 偽装請負や多重派遣など、違法行為を強要されている
  3. 客先常駐には、明確なタイムリミット(35歳定年説)がある
  4. 炎上案件に投入されると、精神的に病んで失業する可能性がある

客先常駐では、今よりも状況が良くなる可能性は極めて低いです。

なぜならば、現在の契約が終わり職場が変わっても、上司や営業は過去の職歴を元に次の職場を探すからです。1度でも望まない仕事に就けば、その後も大きく変わりません。運用保守やヘルプデスクから、とつぜん開発案件に配属されることはありません。

私の初めての配属先は通信系の運用保守でした。上司に開発案件を希望したが、その次には通信系の炎上案件です主な仕事内容は、評価やドキュメント作成でした。帰宅が夜の12時を過ぎ、心を病み突発的に会社を去ります。

20代であれば、経験が積めなくても受け入れ先はあります。

しかしながら、20代後半、30歳を過ぎると徐々に常駐先は減り始めます。そうなってから、具体的な行動に移してももう手遅れですよね。

内的な要因以外にも、経済危機が訪れれば私たち常駐SEの過半数は仕事を失います。2008年には、たくさんの常駐SEが自宅待機になり、その後に失業しています。

では、社内開発で働くにはどうすれば良いでしょうか?

「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」

客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。

なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません

私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。

この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね

ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。

客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、ずは私たち自身が行動しなければなりません

私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています

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客先常駐から脱出できる3つの方法は?

客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。

方法1:IT業界を辞めて別の業種へ

客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね

経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。

仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。

1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できますキャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。

現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。

方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です

最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事ですなぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。

1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。

また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。

競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね

方法3:経験を活かして自社や社内開発へ

IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。

社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。

開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます

また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません

では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?

客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?

客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。

転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」

社内SE転職ナビの特徴は...
  1. IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
  2. 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
  3. 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
  4. 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
  5. スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
  6. 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない

公式サイト:『社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね

しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります

確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。

評価:【社内SE転職ナビの評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」

マイナビの特徴は...
  1. 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
  2. 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
  3. 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
  4. ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
  5. 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
  6. 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
  7. 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い

公式サイト:マイナビ IT AGENT

「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。

個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです

私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。

次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。

2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。

入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています

上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。

IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。

私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。

評価:【マイナビIT AGENTの評価】本当に客先常駐から脱出できるの?

これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?

客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です

常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます

IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。

私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。

対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。

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  3. 『リクルート異業種への転職は、キャリアを活かせない

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そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。

私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました

契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったですコロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。

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まとめ:客先常駐が心底疲れる理由は?

客先常駐が疲れる理由は...
  1. 常駐先では自社社員ひとり、周りは全てお客様である
  2. 仕事を一生懸命に頑張っても、そうでなくても評価は同じ
  3. プロジェクト毎に契約が切られ、現場をたらい回しにされる
  4. 契約が切られるたびに、繰り返される面談にもううんざり
  5. 職場が関東の郊外に変わり、通勤時間がまた1時間伸びた
  6. 自宅待機は給与が40%カットで、自主退職を勧められる
  7. 業務で疲れていても、帰社日や飲み会で毎週呼ばれる
  8. 偽装請負、多重派遣など違法行為を強要される

客先常駐で働いていると、精神的に追い込まれる人は少なくありません。知り合いではないが過去に命を絶った人は何人もいるし、うつ病と診断され退職を余儀なくされる人を何百人と見てきました。

それくらい、客先常駐の現場は過酷だからですね。私自身も、鬱になり掛けた事は過去に何度もあります。

客先常駐で働く限りは、私たちが精神的に消耗するのは避けられません。

将来のことを真剣に考えるのであれば、社内開発できる職場に転職することを考えましょう。勇気を持って行動しなければ、未来が変わる事は絶対にないですね。あなたが行動し続ければ、必ず望んだ未来が手に入ります。

1日でも早く行動に移した方が良い理由は?

参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!

2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね

しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。

20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています

自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。

2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。

常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからですIT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。

有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?

有効求人倍率が0.45倍に陥ると...
  1. 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
  2. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  3. 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
  4. 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
  5. 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
  6. その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
  7. 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる

私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。

転職活動で今すぐに必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。

それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません

キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています

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