社内待機は何をしたら良い?|次の常駐先が決まらない原因は?

社内待機は、自社でやる事がなく精神的に不安定になりますね。今は給与が支払われていても、自宅待機だと給与は40%カット、翌月には解雇を通告される可能性もあります待機期間を少しでも減らすために、私たち常駐SEは何を勉強したら良いのでしょうか?

  • 「社内待機から2ヶ月経つのに、2社しか面接していない…」
  • 「まだ2年目社員なのに、社内待機から半年も経った…」
  • 「社内待機が続き、もう完全にモチベーションが湧かない…」

待機期間中は、資格や勉強よりも市場価値を上げる事だけに専念しましょう。

必死に資格取得や技術の勉強をしたところで、客先面談が優位になるわけではないからですそれよりも、具体的な成果物を制作した方が、面談を合格できる可能性は高くなります。また、市場価値を上げれば、客先常駐だけではなく転職市場でも需要が高くなりますね。

個人的には、面談先を客先常駐だけに絞る必要はないと思います。

客先常駐しかない会社で客先面談を待つよりも、転職サイトを利用して自分が働きたいと思う会社も同時に面接した方が良いですね待機期間中は1日12時間も自由に使えるため、客先常駐から社内開発に転職するのは難しくありません。

私も社内待機や自宅待機を経験した事があります。誰からも必要とされていない状況は、私たちが考える以上に精神的に辛いですよね。

ここでは、社内待機が長期で続く3つの要因と対策方法を紹介します。対策方法は、自分自身に要因があるのか、それとも会社に要因があるかで対策が変わりますまた、待機期間中は具体的に何を勉強すれば良いかも紹介します。

社内待機を終わらせたいSE向け
  1. 社内待機で仕事がない状況は、精神的に辛い
  2. 社内待機を命じられたら、常駐SEは何をすれば良いの?
  3. 社内待機は、社内開発に転職する最大のチャンス?

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  1. マイナビ IT AGENT客先常駐から、社内開発の転職に強い
  2. 社内SE転職ナビ社内SE専門だが、求人数は673件だけ
  3. 『リクルート求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い

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<24年2月:求人数は下落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年1月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、1月の有効求人倍数は『3.22倍→2.80倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。

私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました

契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったですコロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。

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なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。

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いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。

社内待機は精神的に辛い、もう会社を辞めたい…

客先常駐で働く以上は、私たちは社内待機を避けられません。社内待機によって、精神的に辛くなる常駐SEは少なくないですね。

Aさん)2ヶ月も待機が続くが面接は2社しかない…

もうすぐ35歳で、ブランク8年程から。文系IT未経験で客先常駐のIT業界に飛び込み入社後、2ヶ月待機中です年末は2度しか面談がありませんでした。過去には、非正規の接客の経験があるくらいです。業界知識やIT関連の知人も少なく、それでいて開発志望のため、客先が決まらず焦りやネガティブになって、資格の試験勉強もあまり進みません

自分で動けないのがストレスで、ハローワークの求人をチェックして、解雇された時の防衛戦を考えてばかりいます現在の会社は、面談が通って突破口ができるのを待つしかないと
思っているのですが、もし同じような経験を持つ方がいましたら、どのように乗り越えたり、工夫したのか教えてらえたらと思うのですが、どうでしょうか?

参考:教えて!goo

IT業界の派遣において、資格はアピールになりません。重視されるのは「使える人材かどうか?」だけです。待機期間が2ヶ月で2度しか面接がないならば、書類選考で落とされている可能性が高いですよね。

まずは、1日も早く現場に入ることを考えましょう。経歴書に記載できる経験さえ積めば、書類だけで落とされる事はなくなります。資格取得に貴重な時間を費やすよりも、転職活動して応募する企業の絶対値を増やしましょうハローワークよりも民間の転職サイトの方が求人は格段に多いです。

Bさん)2年目なのに社内待機から半年も経った…

現在社内待機中で心がぼろぼろになりそうです。

現在二年目の中小のSEです。もうすぐ社内待機になってから半年になります 依然は客先に常駐していましたが、体調を壊し(壊されたと言っても過言ではないです)一度休職してしまいました職場復帰したものの二ヶ月はリハビリみたいな感じだったんですが、三月からの案件はなくなり、四月からの案件は書類選考で落ちてしまいました。前回質問した際には、五月に案件が一個ありましたが、延長?みたいな感じで今はただ会社に行き、勉強している状況です(所謂社内ニートです)。仕事がいつ発生するか未定です。

正直辛くなってきました。社内待機にしても長すぎますよね?もちろん仕事をふってくれる気配すらないです(他の社員は皆現場に入ってます)。最近何をやっても負のスパイラルが続くかのようにやることなす事うまくいきません。また精神的におかしくなりそうになってきます。転職も考え始めてますが、十分な経験もなく、現在したところでまたうまくいかないんじゃないかと考えてしまいます。

同じような経験をした方、第2新卒経験者、また人事担当者に聞きたいと思いますが、転職を考えた方がよろしいでしょうか?またこのように一度休職し、復帰したものの仕事がなく、十分な経験がなくても転職は平気なんでしょうかよろしくお願いいたします。

参考:Yahoo知恵袋

上司や営業担当者は、自主退職を暗に勧めていますよね。このままこの会社で働き続けたとしても、案件を紹介して貰える可能性はゼロです。解雇通告を受ける前に、転職活動を始めて社内開発に転職しましょう

うつ病による休職期間や、社内待機が半年以上続いている事を自分から話す必要はありません。だから、転職活動で不利になる事はないですよね。

Cさん)社内待機でもうモチベーションが湧かない…

新卒で入社し、私だけ社内待機。それはいいのですが、周りの声がうるさくてもう疲れました。モチベーションの上げ方教えてください。今年の4月SEとして新卒入社しました。(文系出身)。同期はすでに案件についたり常駐したりしているのに私だけ社内待機で自習と、システムの製品評価をしています。

ちなみに同期たちは皆それぞれ別々の事業部です。7月に部に配属されて2か月で、もう疲れました。製品評価はSEとして業務経験のうちに入らないし、資格の勉強として、SJC-Pの勉強をしながらプログラミングの復習をしていてそれは楽しいのですが、いつまでもこんなことをやっていてSEとして成長できるのかとずっと不安でした

眠いのを我慢して資格の勉強をしたり、モチベーションを上げるために、毎朝目標設定をしたりと、半分鬱な状態で必死にやる気が出るように努力をしていたのに、他の同期たちが案件についてるのに私はなんで、というコンプレックスに負けないようにしています…

もう疲れました。どうすればモチベーションが上がるのか、ちょっとしたことでもいいので
皆さんがどういう工夫をなさっているのか知りたいです。長々とすみませんでした。

参考:Yahoo知恵袋

社内待機は私たちが客先常駐を続ける限りは、絶対に避けられない事です。たとえ、1ヶ月後に常駐先が決まったとしても、半年後にはまた待機が始まる可能性があります

待機を避けたいならば、客先常駐がない社内開発に就職するべきです。社内待機中は自由に使える時間が多いため、社内開発に転職するのは難しくありません。仮に、次の常駐先が決まり転職しなかったとしても、企業研究や面接対策は無駄にならないですね。

私たち人間は、無理にモチベーションを上げる事はできません。楽しくない資格の勉強で意欲を上げようとしても、余計に精神的に辛くなるだけです

では、社内待機が長期間に渡って続く根本的な原因はなんなのでしょうか?また、私たちはどのように対策したら良いのでしょうか。

社内待機が長期で続く「3つの要因」と対策方法は?

自分自身に原因があり、社内待機が長期で続いてしまうケースもあります。しかしながら、会社要因で待機が続く場合には、全く別の対策方法が必要になります。

要因1:「スキル不足」で面談で落とされる?

客先面談で落ちないための対策は...
  1. 全体の流れを事前に把握し、本番では冷静に対処する
  2. まずは落ち着いて、相手の話を聞く事だけに集中する
  3. 技術やスキルよりも、誠実性をアピールする
  4. 必ず質問される内容を、事前に頭に入れておく

参考:客先面談にまた落ちた|スキルが足りなくても合格できる?

社内待機が続く原因のひとつは、面談で落とされてしまうケースですね。3回、4回と続けて落とされると、案件を紹介する上司や営業担当者もやる気をなくします。

スキルが足りていないから、客先面談で落とされる」と考える常駐SEは多いですよね。しかしながら、客先面談で落とされる原因は、実はスキル不足ではありません。

落とされる最大の理由は、本人にやる気や意欲が見られず、コミュニュケーションが苦手な人が多いです技術力やスキルの有無は、事前に過去の職歴や営業の話を聞けばわかります。わざわざ時間を取って面談しなくても、すぐにわかる事ですね。あえて、面談の時間を設けるのは、質問に対する受け答えで、私たちの反応や人間性を確かめたいからです

職歴やスキルをすぐに変える事はできません。でも、面接の受け答えや反応の仕方は今すぐに変えられますよね。

要因2:「営業に」やる気がなく面談まで進めない?

営業にやる気がない時の対策は...
  1. 営業担当者に常日頃から、ビジョンや理想の職場話す
  2. 営業担当者だけでなく、上司を巻き込んで相談する
  3. 営業が魅力的だと感じる、自己PRや経歴書に書き換える

営業が積極的に行動してくれず、面談の段階まで進めない人も多いですよね。

営業担当者も自分たちのために仕事をしています。案件がすぐに決まりそうな人、普段から仲が良いSEに対しては、積極的に行動してくれます。しかしながら、経験年数が浅い新人SE、面談が決まっても落とされる人に対しては、自然と反応が遅くなります

なぜならば、営業はインセンティブが働く仕事だからですね。また、社員が100人を超える客先常駐では、待機中の社員は1人や2人だけではありません。

営業が動いていないと感じる人は、積極的に上司や営業とコミュニュケーションを取りましょう。営業の立場に立てば、素性が知らない他人よりも、親しい友人を助けたいですよね。将来のビジョンや理想の職場を事前に伝えていると、案件を見つけた時に優先して紹介してくれます。

お客さんに率先して提案したいと感じる、自己PRや職務経歴書があると好ましいですね。

参考:【例文あり】職務経歴書の書き方|客先常駐から社内開発へ

要因3:客先常駐の「ランク」が低く信用がない?

客先常駐のランクが低いと...
  1. 取引先とのコネクションが弱く、提案してもスルーされる
  2. 会社の営業力が弱く、案件を紹介してくれる営業がいない
  3. 案件を見つけても、3〜6次請の常駐先しかない
  4. 社内待機している社員が、全社員の2〜3割もいる
  5. 社内待機だけではなく、自宅待機で給与カットされている
  6. 常駐先が見つからないと、自主退職や解雇させられる

所属している会社の問題で、社内待機が続くケースもありますね。

客先常駐は、多重下請け構造で完全な縦割り社会です。そのため、多重下請けの下層に位置するほど、会社のランクが低く信用力がありません。そうなると、取引先とのコネクションが弱く、お客さんに人材を提案しても、経歴書すら見られずスルーされます

会社に問題がある場合は、私たちSEが努力しても変えられる問題ではありません

ランクが低い会社だと、社内待機で給与が満額支給されるだけでもラッキーです。大概の会社は、社内待機から自宅待機に切り替わります。自宅待機であれば、合法で社員の給与を40%カットできるからです(参考:自宅待機中の給与は月給20→8万円|解雇までの猶予期間は?)。

2ヶ月以上も待機が続くと、今度は自主退職や解雇を通告されます所属している会社に問題があると感じたら、転職も視野に入れましょう。

では、待機期間を減らすために、私たち常駐SEはどんな勉強をしたら良いのでしょうか?

待機期間を減らすために「何を勉強したら」良いの?

待機期間中に勉強すべき事は...
  1. 待機期間中は、市場価値が高める勉強に集中する
  2. 資格取得やプログラミングよりも、目に見える成果物を作る
  3. 例えば、JavaでスマホアプリやWEBサイトを開発する
  4. 客先面談を待つだけでなく、転職サイトを利用して就活する
  5. キャリアコンサルタントに、面接対策をしてもらう
  6. 待機期間中は、常駐SEを辞めて社内開発に転職するチャンス

待機期間中は、私たちは自由に時間を過ごす事ができます。

上司から「待機中は資格やプログラミングの勉強をしろ」と言われる人が多いですね。個人的には、待機中に資格取得の勉強には反対です。なぜならば、資格を勉強しても2〜3ヶ月では取得できないし、取得できても市場価値は変わらないからです。

待機期間を減らしたいならば、転職の市場価値を上げる事に時間を費やすべきです

具体的には、JavaでWEBアプリやスマホアプリを制作するなど。開発経験がないのは転職市場で致命的です。資格やプログラミングしても市場価値は変わらないけど、オリジナルアプリを制作できる人材の価値は高いですよね

自分の頭で考えてゼロから設計できる人材は、常駐SEだとほぼいません。

会社の業務時間を利用して、具体的なアプリを制作する事で、転職活動する際にも社内開発から内定を得やすくなります。むしろ、客先常駐しかない会社で客先面談を待つよりも、転職サイトを利用して自分が働きたいと思う会社に就職するべきです

1日に12時間以上も自由に使えるため、社内開発に転職するチャンスでもあります。

社内待機は「社内開発」に転職するチャンスになる?

待機期間中は、客先常駐から社内開発に転職するチャンスでもあります。

なぜならば、1日に8時間を自由に使えるため、社内開発に絞って就活できるからです。企業研究や面接対策に時間を費やす事で、ブラックを避け易くなります。

日中は会社にいるから、転職活動に時間を費やす余裕はない」と考える人もいますよね。しかしながら、この考えはとても危険です。なぜならば、待機期間中はいつ解雇を通告されてもオカシクないからです。転職活動はリスクヘッジとしても必要です。

社内待機中でも、同時進行で転職するのは難しくないですね。

業務時間内には、企業研究や面接対策に時間を費やし、余裕があればオリジナルアプリも制作します。具体的な成果物があれば、自社開発や社内開発からも内定を得やすいからですJavaの勉強をしたいと話せば、上司は快く了承してくれますね。

業務時間外だけで面接を入れても、定時退社を利用して週に5〜8社は組めます。

もしも、転職活動中に常駐先が決まれば、無理に転職する必要はないですね。企業研究や面接対策は、客先常駐でも無駄になりません。長期雇用の採用面接よりも、短期雇用の客先面談の方が難易度は遥かに低いです。

月20〜30万円の給与を得られて、転職活動に時間を費やせる」と考えましょう。十分な時間を確保できる今は、社内開発に転職する最大のチャンスです。

ここでは、客先常駐から社内開発に転職する具体的な方法を紹介します。

「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」

客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。

なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません

私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。

この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね

ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。

客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、ずは私たち自身が行動しなければなりません

私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています

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客先常駐から脱出できる3つの方法は?

客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。

方法1:IT業界を辞めて別の業種へ

客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね

経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。

仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。

1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できますキャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。

現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。

方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です

最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事ですなぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。

1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。

また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。

競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね

方法3:経験を活かして自社や社内開発へ

IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。

社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。

開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます

また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません

では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?

客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?

客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。

転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」

社内SE転職ナビの特徴は...
  1. IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
  2. 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
  3. 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
  4. 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
  5. スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
  6. 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない

公式サイト:『社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね

しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります

確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。

評価:【社内SE転職ナビの評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」

マイナビの特徴は...
  1. 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
  2. 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
  3. 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
  4. ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
  5. 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
  6. 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
  7. 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い

公式サイト:マイナビ IT AGENT

「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。

個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです

私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。

次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。

2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。

入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています

上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。

IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。

私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。

評価:【マイナビIT AGENTの評価】本当に客先常駐から脱出できるの?

これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?

客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です

常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます

IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。

私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。

対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。

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<24年2月:求人数は下落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年1月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、1月の有効求人倍数は『3.22倍→2.80倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。

私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました

契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったですコロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。

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いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。

まとめ:社内待機中は具体的に何をしたら良いの?

待機期間中にすべき事は...
  1. 待機期間中は、市場価値が高める勉強に集中する
  2. 資格取得やプログラミングよりも、目に見える成果物を作る
  3. 例えば、JavaでスマホアプリやWEBサイトを開発する
  4. 客先面談を待つだけでなく、転職サイトを利用して就活する
  5. キャリアコンサルタントに、面接対策をしてもらう
  6. 待機期間中は、常駐SEを辞めて社内開発に転職するチャンス

待機期間中は、資格や勉強よりも市場価値を上げる事だけに専念しましょう。

必死に資格取得や技術の勉強をしたところで、客先面談が優位になるわけではないからですそれよりも、具体的な成果物を制作した方が、面談を合格できる可能性は高くなります。また、市場価値を上げれば、客先常駐だけではなく転職市場でも需要が高くなりますね。

個人的には、面談先を客先常駐だけに絞る必要はないと思います。

客先常駐しかない会社で客先面談を待つよりも、転職サイトを利用して自分が働きたいと思う会社も同時に面接した方が良いですね待機期間中は1日12時間も自由に使えるため、客先常駐から社内開発に転職するのは難しくありません。

私も社内待機や自宅待機を経験した事があります。誰からも必要とされていない状況は、私たちが考える以上に辛いですよね。客先常駐を続ける限りは、絶対に待機は避けられません。待機期間を作りたくないならば、社内開発できる企業に転職しましょう。

私は実務経験が1度もない時に、社内開発から内定を得られました。

1日でも早く行動に移した方が良い理由は?

参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!

2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね

しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。

20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています

自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。

2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。

常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからですIT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。

有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?

有効求人倍率が0.45倍に陥ると...
  1. 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
  2. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  3. 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
  4. 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
  5. 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
  6. その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
  7. 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる

私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。

転職活動で今すぐに必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。

それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません

キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。

コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています

秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。

 

会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています

私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。

コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています

公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)

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