女性SEは、結婚、出産、子育てのタイミングで、働き方を大きく見直す人が多いですよね。結婚と同時に、客先常駐の将来性に疑問を感じる女性も少なくありません。
- 「妊娠の報告をしたら、毎日定時に帰宅できるだろうか…」
- 「産休や育児休暇は、本当に取得できるのだろうか…」
- 「子育てを両立するために、時短労働は受け入れてもらえるだろうか…」
結論から述べると、客先常駐を続けたまま産休を取るのは難しいし、子育てとの両立も現実的ではありません。
なぜならば、私たち常駐SEは他社の管理下で働くため、自社で社員のスケジュールを管理できないからです。HPを見れば育児制度があると言うが、産休や育休を取れる雰囲気はなく、時短を希望しても上司に断られます。
私の知り合いの女性SEは、職場復帰と同時に正社員からパートにされました。
20代で苦労して仕事を覚えたのに、キャリアを無駄にしたくないですよね。長くSEを続けたいのであれば、客先常駐ではない女性に理解がある職場で働きましょう。
ここでは、客先常駐で働く女性SEの状況や苦悩、結婚後も長く働ける方法を紹介します。
- 結婚や出産後に、客先常駐で働く女性の声は?
- 客先常駐は、女性に優しい職場ではない?
- 結婚や出産後も、長く働き続けるためには?
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- 『社内SE転職ナビ』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
- 『リクルート』求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い
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<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。
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なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
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客先常駐で働く女性の声は?
妊娠中や子育てがある女性SEは、客先常駐に対してどのように考えているのでしょうか。
Aさん)子育てでも時短が認められない
4月から1歳の子供を保育園に預け、フルタイムで働いています。
現在、正社員として働いていますが、育休復帰後の生活や待遇面で、パートや派遣に切り替えようか悩んでいます。私の会社は社員の殆どが客先常駐の為、私も時短勤務が認められず、フルタイム復帰になりました。勤務地は近場を希望しましたが、希望は通らず、帰宅が19時過ぎになります。
フルタイム(正社員)で頑張られてる方も沢山いらっしゃいますし、多くの方は昇給&賞与もあり、正社員を辞めるのは勿体ないと思われてるかと思います。
私の場合は、一応正社員ですが業績不振との事で6年間1度も昇給&賞与が無く、都内で年収240万円ととても低いです。残業代もつきません。(因みに育休復帰は今回が初めてで、会社としてもあまり制度が整っていません。)
また、育休復帰後に少しの間社内待機をしていたのですが、その時に社内業務をしている7人(営業と事務)だけは昇給&賞与がある事を知りました。更に、その人達が現場に出ている社員の悪口を言っていたり、社内イベントなども社内業務の社員だけで開催していました。
別に参加したいという訳ではないのですが、客先常駐の社員を同じ会社の社員と思わず、お金としか見てないのかな?と思ってしまいました。
また、復帰早々子供が2度も熱を出しお休みをしてしまい、社長からも「客先でこれじゃ困る」「正社員の自覚をもって」と言われてしまい、申し訳なさとちょっと腹が立つ、何とも言えない気持ちになってしまいました。
保育園の同じクラスのママは皆さん時短されていて、17時半までにはお迎えに来ていますが、うちの子供は1人で19時まで延長保育をしています。19時過ぎに帰宅し、夕食やその他家事をしてバタバタした生活をしていると、こんなに毎日追われた生活をしているのに、240万円て…って虚しくなってきます。
この先2人目も希望していますが、客先常駐という働き方だと勤務地も頻繁に変わりますし、2人の子育てをしながらだとちゃんとやっていけるか不安です。35歳で2人目を希望している時点で正社員の転職は難しいと思いますが、どうせこの先も240万円なら近場で派遣やパートに切り替えた方が時間にも心にも余裕が持てて良いのかな?と思ってきました。
派遣フルタイムだと年収も上がりますし、時短パートで年収が下がっても、時間に余裕が出来るので納得し問題ありません。皆さんでしたら、私のような正社員でも辞めるのは勿体ないと思い、続けますでしょうか?それとも派遣やパートに切り替えますでしょうか?
アドレスを頂けましたら幸いです。よろしくお願い致します。
参考:Yahoo知恵袋
結婚、出産、子育てのタイミングで、働き方を見直す女性は多いですよね。働き方を考える際には、人生で何を最も重視したいのかを考える必要があります。
フルタイムで働いて年収が240万円に満たないなら、正社員で働く意義や必要性はないですね。派遣で働いた方が、時間を調整できる上に給料も高いです。
Bさん)妊娠中で居辛さを感じる
妊娠中職場で居辛さを感じる
現在妊娠3ヶ月です。SEで正社員として働いています。妊娠を会社に報告した際につわりが酷かったので、残業はしないように仕事を調整してもらいました。しかし同じプロジェクトで仕事をしている先輩方は毎日夜遅くまで残業しており、非常に心苦しいです。。先輩方は大事な時期だから、と気遣ってくれるのですが、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
現在はつわりも軽くなってはきたのですが、まだ辛い状態が続いており、妊娠前と比べると疲れやすく、下腹部痛やお腹がはって苦しいことがあります。出産を機に退職することは決めており、上司にも報告ずみなのですが、詳しい時期はまだ未定です。
仕事も当然ながら重要なものは与えられず、やりがいもなく、お荷物になっていることが伝わってくるので、早く辞めてしまいたいという気持ちでいっぱいです。
更に今日、1年以上前人気やり終えた仕事で、客先でのトラブルが、理不尽にもすべて私が悪いことにされている、という報告をうけました。報告してくれた同僚は、私が悪くないことは明確だと言ってくれているのですが、それを聞いて仕事のやる気も失せてしまいました。。
職場の人との人間関係もあまり円滑にいっているとは言えません。
お金に関しては、主人の実家に同居させてもらってるので、住宅ローンや家賃などはなく、困ってはいません。仕事が憂鬱で仕方ありません。同じような境遇だった方、お話聞かせて頂けませんか。申し訳ないのですが、考えが甘すぎるのは自覚しているので、誹謗中傷はご遠慮ください。
参考:Yahoo知恵袋
客先常駐では、女性SEが理解を得るのは難しいです。
女性SEでも、男性社員と同じように深夜残業、徹夜、週末出勤を強要されます。上司も同僚も男性なので、特別な配慮を得るのは難しいですよね。自社のHPには、産休や育児制度ありと記載されても、実際に利用した人はいない職場も珍しくありません。
妊娠が発覚し上司に報告しても、激務のプロジェクトにアサインされる人もいます。
すでに退職を考えているのであれば、無理に働き続ける必要はありません。それよりも、職場復帰のために、育児休暇や時短で働ける職場を探した方がいいですね。
以上のように、結婚や妊娠、育児後の働き方で悩む女性は少なくありません。客先常駐で女性が働き続けるのは、現実的に難しいのでしょうか。
客先常駐は、女性に優しい職場ではない?
客先常駐という働き方で、女性が理解を得るのは難しいですよね。
理由1:女性SEは結婚と同時に職場を去る
私が過去に働いていた客先常駐では、結婚と同じタイミングで職場を去る女性が多かったです。なぜならば、結婚後の妊娠や子育てを考えた際に、長く働き続けられる職場ではないからですね。
客先常駐では、私たちSEにプロジェクトを選ぶ権利はありません。
子育てがある女性でも、時短が認められるとは限らず、他の社員と同様に19時まで働かされます。残業は周りの社員の協力で、免除してもらえる程度ですね。
理由2:客先常駐で産休を取る女性はいない
会社のHPを見えると、産休や育児休暇があると記載されています。
しかしながら、実際に産休を取る女性社員はほとんどいません。なぜならば、自社の経営が自転車操業で成り立つので、申し訳ない気持ちになるからです。職場の空気を読む女性ほど、妊娠発覚とともに会社を辞めること考えます。
9割以上は産休を取らずに、退社を決断します。
理由3:産休を取れても職場復帰が難しい
客先常駐では顧客の管理下で作業するため、自社の都合でスケジュールを調整できません。現実的に考えて、子育てしながら職場復帰は無理ですね。
定時に職場を帰宅しても、子供を迎えに行き家に着くのは夜の7時を過ぎます。そこから夕食の準備を始め、家事が終わる頃には夜の10時。翌朝は6時に起きて、朝食の準備が始まりますね。
毎日時間に追われながらも、年収は300万円にすら届きません。
私が勤めていた客先常駐では、正社員で働いていた女性が職場復帰後にパート契約にされました。定時前に帰宅するならば、正社員と同じ給料を払えないと上司が判断したからです。
以上のように、客先常駐は女性に優しいとは言えません。
結婚や出産後もIT業界で働くのであれば、客先常駐以外の選択肢を考える必要がありますね。では、どうすれば私たちSEは、結婚後も続けられるのでしょうか?
結婚、妊娠後も長く働き続けるためには?
客先常駐では、女性SEが長く働き続けるのは無理ですね。
なぜならば、常駐先の管理下で働くため、自社でスケジュールを調整する事がそもそも無理だからです。客先に常駐しないのであらば、私たち常駐SEに存在価値はありません。
現実問題として、客先常駐では妊娠中に働き続けるのも難しいし、子育てを両立する事も無理です。
女性SEが長く働き続けるためには、次の選択肢を取る必要があります。
- 社内開発:スケジュールを社内で調整でき、福利厚生が充実してる
- 派遣SE:出向先や時短労働を選べる上に、常駐SEより時給は高い
- 外資系企業:日系企業よりも、ワークライフバランスが充実している
客先常駐で働き続ける意志がないならば、1日も早く退職を考えましょう。
なぜならば、産休や育児制度が充実した企業に転職したら、職場復帰する期間も給料を貰えますね。妊娠後に退職したら、給料は1円も支払われません。
では、これらの職場に転職するには、具体的に何をすれば良いのでしょうか。
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。
私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
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客先常駐から脱出できる3つの方法は?
客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。
方法1:IT業界を辞めて別の業種へ
客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね。
経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。
仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。
1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できます。キャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。
現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。
方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ
異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です。
最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事です。なぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。
1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。
また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。
競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね。
方法3:経験を活かして自社や社内開発へ
IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。
社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。
開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます。
また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません。
では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?
客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?
客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。
転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」
- IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
- 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
- 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
- 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
- スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
- 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない
公式サイト:『社内SE転職ナビ』
社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね。
しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません。「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります。
確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります。「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。
転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」
- 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
- 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
- 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
- ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
- 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
- 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
- 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い
公式サイト:マイナビ IT AGENT
「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です。親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。
個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。
私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。
「次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。
2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。
入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます。開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。
IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。
私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。
これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?
客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です。
常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます。
IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。
私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました。30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。
対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。
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24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
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まとめ:客先常駐の女性SEは結婚後も働ける?
- 結婚と同時に、女性SEは空気を読んで職場を去る人が多い
- スケジュール調整ができないため、常駐先で産休を取る女性はいない
- 産休を取れても、定時前に帰宅できないため職場復帰が難しい
客先常駐を続けたまま産休を取るのは難しいし、子育てとの両立も現実的ではないですね。なぜならば、私たち常駐SEは他社の管理下で働くため、自社で社員のスケジュールを管理できないからです。
HPに記載されていても産休を取れる雰囲気がなく、時短を希望しても上司に断られます。
そのため、最終的には女性が泣き寝入りする形で、職場を去る決断をします。私の知り合いの女性SEは、職場復帰と同時に正社員からパートにされました。
長くSEを続けたいのであれば、社内開発、派遣SE、外資系で働くことを考えましょう。福利厚生が充実し、ワークライフバランスを考える企業が多いので、女性でも長く働き続けられます。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。
それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。
キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています。
秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
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