客先常駐でテスターしかできない|評価だけを続けるリスクは?

客先常駐をしていると、自分が望む開発経験を積むのは難しいですね。常駐先では、他人が書いたコードの評価だけを押し付けられる事も多いです。

  • 「開発案件を求めて3回も転職したけれど、ひたすらテストだけ…」
  • 「他人が書いたコードの、単体テストだけを押し付けられる…」
  • 「手順書通りにひたすら評価する日々、スキルが積めない…」

私たち常駐SEは、配属先を自由に選択する権利がないですね。

そのため、保守運用、ヘルプデスク、テスターなど、業務経験が積めない職場で働く機会が多いです。1度でもテスト業務に就いたら、そこから抜け出すのは難しいですね。なぜならば、営業は過去の職歴から次の職場を探すからです。

開発案件を求めて転職しても、また同じような業務に就くのは偶然ではありません。

ここでは、テスターを長く続けることのリスク、それから客先常駐を脱出して社内開発で働く方法を紹介します。テスト業務から確実に逃れるためには、常駐以外で働くしか道はありません。

テスト以外で働くたいSE向け
  1. テスト案件にしか就けない、常駐SEの声は?
  2. 客先常駐で、テスターを続けるデメリットとは?
  3. テスターを避けるためには、社内開発で働く

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  1. マイナビ IT AGENT客先常駐から、社内開発の転職に強い
  2. 社内SE転職ナビ社内SE専門だが、求人数は673件だけ
  3. 『リクルート求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い

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<24年4月:求人数は下落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年2月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。

私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました

契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったですコロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。

客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。

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どの常駐先でも、テストしかできない…

 

Aさん)3回も転職を経験、ひたすらテストだけ

ITエンジニアとして3回転職をしましたが、いずれも不本意な職場に入ってしまい、これからのキャリア形成に不安を感じていますもともとは、web開発をやりたくてプログラミングを独学で学び、資格を取得したうえでIT業界に詳しいエージェントの紹介のもと転職したのですが、配属された仕事は本来の希望とは異なる職場が続いています。職歴の詳細は以下の通りです。

【1社目】証券会社内に常駐し社内システムの開発を行っている企業に内定をもらったが、配属1週間前に別の金融機関に常駐している(同じ会社の)別の開発グループに欠員が生じたため急きょそのグループに配属となった。そこではシステムリリースの手順書およびシステムマニュアルの作成・レビューをひたすら行い、開発には携わることなく、担当からマニュアルの内容を執拗に指摘されるパワハラに近い行為を受け続ける日々を送り、上司に開発をしたい希望が通らなかったこともあり2年あまりで退職。

【2社目】客先常駐をメインとしている大手人材会社の説明会に参加し、web開発を行っている案件を取り扱っていること、開発メインで仕事ができることについて説明を受け、転職の希望とマッチングしたこともあり採用試験を受けたのちに内定。しかし営業担当にはその希望はきちんと通っておらずweb開発とは関係ない金融の下請け企業に単独での客先常駐となり、テスト仕様書の作成・テスト仕様書にそった試験の再鑑をメインに実施営業に何度も希望の職場へ配属変え希望の連絡するも受け入れてもらえず、およそ2年で退職。

【3社目(現職)】今度こそweb開発の案件に入ることができたが、開発に携わることなくリリースに向けたテストをひたすらこなす状況が1年近く続けているまた、当初は同じ会社から4名で出向する予定であったが他の3人が面談で落ちたらしく私の会社からは自分のみの単独常駐。チームマネジメントは他の協力会社の社員が行っているため、責任者と話す機会がない。

こういった現状でほとんど開発に携わる機会がなく、スキルアップがほとんど望めないため、エンジニアらしいエンジニアの仕事が全く出来ず、最近になって「自分はこういった宿命なのだ」と諦めを感じるようになり、仕事に意欲を出すことができなくなってきました。

転職も検討しましたが、きちんとしたキャリアを積めなかったうえに、20代で3回も転職を繰り返している状況で希望の通る職場に移れる可能性は限りなく低いと思っております(一度、知人の紹介の企業に行きましたが、実際にこのような事を指摘されました)。来週に担当営業と面談の予定ですが、もしこのような状況が続くようであれば
エンジニアとして成長すること自体を諦め、別の職種に移ることも視野に入れたいと考えております。私が本来この業界に転職した際に望んだ開発エンジニアを目指すことは、もう無理なのでしょうか。なにかアドバイスを頂けたら幸いです。

参考:Yahoo知恵袋

客先常駐では、私たちが望む仕事で働くのは難しいですね。手順書作成、テスト項目の作成、テストだけで転職を繰り返す常駐SEも少なくありません。

Bさん)入社して5年間、開発経験が積めない

IT系の企業で働き始めて5年目、院卒のため今年で29歳になる男です。同じ会社の同期と比較して明らかに技術・経験が不足している事から将来に不安があります。

入社2年目までは社内開発が中心の部署で働き、研修を終えた後は動作テストや比較的簡易な開発業務(既存システム機能修正や小規模なツールの開発)などを行ってきました。開発業務の実務期間は1年半ほどで、概ね期間相応のスキルだったかと思います。

ただし、3年目になって客先常駐(特定派遣)を主に行う部署に転勤となりました。転勤前の上司からの話では業務内容自体は大きくは変わらないとの事でしたが、実際に私が派遣される現場は「システム開発」ではなく「既存システムの運用」の現場がほとんどで、業務の大半は「手順書通りの定形作業の繰り返し」または「ドキュメント整理」などが占めます。また、特にここ2ヶ月は派遣先でずっと「メール番」と「書類整理(PC内ではなく紙の書類)」を行っています。

そのため、現在で入社5年目にも関わらずシステム開発の実務経験は2年もありません。※ちなみに派遣先は営業が勝手に決めるため、社員が選んだり拒否するような事はできません

ちなみに客先にほぼ一人で派遣されているため相談相手は無く、上司とももう2ヶ月ほど会っておりません。

今の会社は、社員のキャリアを考慮して異動や派遣を行ってくれるところでは無いため、このままでは「何処でも通用しない人間」になってしまうのではないかと不安です。また、特定派遣という働き方が続く可能性が高いことにも不安や悩みがあります。

ちなみに現在の待遇は以下のとおりです。

・手取:20万弱(これに残業代等が加算されます)
・残業:30~100時間/月(時期次第。稀ですが100hを超えた場合はサービス残業です)
・休日:土日祝+夏季休暇+年末年始(派遣先により休日出勤や夜間対応が頻発する事も。夏季休暇や年末年始休暇は別の時期にずらして取得する事も多いです)今の私にある選択肢としては次のいずれかかと思っていますが、皆様でしたらどれを選びますでしょうか。

(1)今の会社に残る
(2)システム開発中心の会社に転職を目指す
(3)IT業界自体に見切りをつけて別業界に転職を目指す

以上、よろしくお願いいたします。

参考:教えて!Goo

客先常駐の将来に対して不安を感じるSEは多いですね。なぜならば、専門職を選択したにも関わらず、実際には開発経験が積めないからです。SEで開発スキルが積めないのは致命的ですね

私も常駐時代は、1度も開発案件に就けませんでした。

Cさん)手取り18万円、テストだけをする日々…

私が配属されたのは、通信系のテストでした。主な業務は手順書の作成、テスト項目の作成、テスト実施、テスト環境の構築です。頭を使う作業はほとんどなく、1日に多くの項目を列挙し、それを消化するだけの毎日です。

通信系は高品質なシステムが求められるため、評価工程が全体の8割を占めます

自宅で開発の勉強がしたくても、家に帰宅するのは夜の12時を過ぎてから。土曜に出勤することもあるし、週末は気力が湧かず何もできません。

プライベートを犠牲にしても、銀行口座に振り込まれるのは18万円だけ。残業代は1円も支払われません。転職市場で評価される経験も積めないため、将来の不安だけが大きくなる一方です。

このままテストを続ける事に危機感を感じ、1年も経たずにこの会社を辞める事を決めました。では、客先常駐のテスターは、なぜリスクが高いのでしょうか?

客先常駐のテスターを続けるリスクとは?

私たち常駐SEは、テストだけの案件で働くべきではないですね。なぜならば、企業に都合の良いように使われるだけで、SEとしての経験を積めないからです。

その1:テスターを続けるリスクとは?

テスト業務で働くデメリットは...
  1. 単純業務しかできず、代わりの人材はいくらでもいる
  2. 地味な作業ばかりで、次第に労働意欲や情熱を見失う
  3. 正社員SEではなく、派遣やアルバイトでも変わらない
  4. 海外に評価を委託する企業が増え、すでに値崩れしている
  5. ただの評価実施者でも、常駐SEは長時間労働を強いられる
  6. テスターから、PGやSEへのキャリアパスはない

私たち常駐SEは、評価しかない案件は避けなければなりません。

なぜならば、評価は誰でもできるので、経験年数とともに市場価値が下がるからです。単純労働を何年続けても、客先から評価される事はないですね。テスターから、プログラマーやエンジニアになるキャリアパスはありません。

海外にテストを丸投げする企業も多く、すでに評価実施者の単価は値崩れしています。

その2:テスターでステップアップを目指すなら

全てのテスト案件が悪いわけではありません。本来テストとは、システム開発で重要なウエイトを占めます。品質管理のスペシャリストは、上流工程から携わりシステム要件通りに品質チェックを行います

テスト業務の悲劇は、客先常駐にありますね。評価項目だけを外部に丸投げする事で費用を低くできる反面、システム要件や背景を知らず手を動かすだけの評価実施者が増えます。

評価者のキャリアを目指すのであれば、上流工程から携われる品質管理者を目指しましょう。

テスターを避けるには、社内開発を目指す

手順書作成や評価実施者を確実に避けたいのであれば、客先常駐以外で働く必要があります。なぜならば、客先常駐を続ける限りは、配属先を選択できる自由がないからです。

仮に現職を辞めて他社に転職しても、過去の職歴から高い確率で評価者に付きます。

私が社内開発へ転職できた事で、テスト案件から逃れる事ができました自分が実装したプログラミングコードをテストする時はあるが、他人が書いたコードを理不尽に押し付けられる事はありません。

社内開発で働くと、いかに理不尽な仕事を丸投げされていたかがわかります。

開発経験がない常駐SEから、社内開発に転職するのは難しいと考えているSEは多いです。しかしながら、実際にはそれほど難しくありませんなぜならば、私自身も業務で開発経験が1度もない状態で、社内開発に転職できたからです。

社内開発に就けるかどうかは、行動するかしないかの違いだけでしかありません。

「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」

客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。

なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません

私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません

ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。

働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。

そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。

この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね

ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。

客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、ずは私たち自身が行動しなければなりません

私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています

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客先常駐から脱出できる3つの方法は?

客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。

方法1:IT業界を辞めて別の業種へ

客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね

経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。

仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。

1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できますキャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。

現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。

方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ

異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です

最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事ですなぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。

1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。

また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。

競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね

方法3:経験を活かして自社や社内開発へ

IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。

社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。

開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます

また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません

では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?

客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?

客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。

転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」

社内SE転職ナビの特徴は...
  1. IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
  2. 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
  3. 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
  4. 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
  5. スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
  6. 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない

公式サイト:『社内SE転職ナビ

社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね

しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります

確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。

評価:【社内SE転職ナビの評価】本当に客先常駐がない企業に転職できる?

転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」

マイナビの特徴は...
  1. 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
  2. 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
  3. 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
  4. ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
  5. 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
  6. 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
  7. 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い

公式サイト:マイナビ IT AGENT

「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。

個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです

私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。

次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。

2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。

入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています

上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。

IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。

私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。

評価:【マイナビIT AGENTの評価】本当に客先常駐から脱出できるの?

これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?

客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です

常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます

IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。

私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。

対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。

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  2. 社内SE転職ナビ求人数は673件と、ブラック率も高い
  3. 『リクルート異業種への転職は、キャリアを活かせない

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<24年4月:求人数は下落に転じる

参考:求人数は微減し、転職希望者数が増加(2024年2月)

24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています

転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。

そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。

日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。

金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。

私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました

契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったですコロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。

そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。

客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。

なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。

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いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。

まとめ:客先常駐でテストしかできない…

テスト業務で働くデメリットは...
  1. 単純業務しかできず、代わりの人材はいくらでもいる
  2. 地味な作業ばかりで、次第に労働意欲や情熱を見失う
  3. 正社員SEではなく、派遣やアルバイトでも変わらない
  4. 海外に評価を委託する企業が増え、すでに値崩れしている
  5. ただの評価実施者でも、常駐SEは長時間労働を強いられる
  6. テスターから、PGやSEへのキャリアパスはない

私たち常駐SEは、配属先を自由に選択する権利がないですね。

そのため、保守運用、ヘルプデスク、テスターなど、業務経験が積めない職場で働く機会が多いです。1度でもテスト業務に就いたら、そこから抜け出すのは難しいですね。なぜならば、営業は過去の職歴から次の職場を探すからです。

開発案件を求めて転職しても、また同じような業務に就くのは偶然ではありません。テスト業務から確実に逃れるためには、私たちは常駐以外で働くしか道はありません。

社内開発で働けば、他人が書いたコードのテストを丸投げされる事はありません。

1日でも早く行動に移した方が良い理由は?

参考:有効求人倍率とは何?最新状況や計算方法をわかりやすく解説!

2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね

しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。

20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています

自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。

2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。

常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからですIT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。

有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?

有効求人倍率が0.45倍に陥ると...
  1. 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
  2. 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
  3. 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
  4. 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
  5. 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
  6. その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
  7. 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる

私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。

転職活動で今すぐに必要なものは?

転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありませんまた、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。

履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。

マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。

登録から面談までの流れ
  1. 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
  2. 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる
  3. 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
  4. 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
  5. 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています

キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。

それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません

キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。

なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります

転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。

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