仕事を楽しむ努力をしても、どうしても楽しめないと言う人も多いですよね。常駐SEは不本意な職場で働く人も多く、普通の企業で働く人よりも不満を感じやすいです。
- 「常駐先の仕事内容、人間関係、設計書、全てが合わない…」
- 「常駐先で働くのが辛い、どうしたら心から楽しいと思えるのだろうか…」
- 「プログラミングがやりたいのに、常駐先では雑用ばかりでうんざり…」
IT業界に限らず、心から楽しいと思える仕事を探すのは難しいですね。なぜならば、労働時間を対価にしてお金を得る仕事は、本質的には楽しいものではないからです。
私たちにできる事は、自分の適性や好みを深く知り、ストレスが少ないと感じる職場を選択するだけです。英語が心から好きな人は英語を話す仕事を飽きないし、プログラミングが好きな人は業務時間外でも新しいスキルを学びます。
個人的には、客先常駐の仕事で心から楽しむのは無理だと思います。
なぜならば、外部にアウトソースする性質上、付加価値の低い仕事しかできないからです。指示通り手を動かす工場の作業で、やりがいを求めるのは無理ですね。
IT業界で働くのであれば、プログラミングが楽しいと思えなければ続けられないですね。SEの適性を見るためにも、まずは開発できる職場で働く必要があります。
IT業界に限らずやりたいことがないと語る人は多いです。しかしながら、やりたい事は自然と見つかる物ではなく、私たち自身が内面と深く対話する事で見い出す物ですね。
- 客先常駐の仕事が、つまらないと感じる人の声は?
- 客先常駐の仕事が、つまらない根本的な理由は?
- プログラミング開発は、心から楽しめる仕事?
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- 『マイナビ IT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
- 『リクルート』求人数は多いが、未経験向けのブラックが多い
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。
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客先常駐の仕事が心からつまらない…
私たちは常駐SEは、仕事がつまらないと感じている人は多いですね。
Aさん)客先常駐にやりがいはあるのか…
SEやSlerで働いている人に聞きたいです。楽しいことは何ですか?客先常駐は必ずといっていいほどありますか?やりがいはなんですか?
今この業界を適正や技術の進歩に触れられるという点から志望を考えていたのですが、客先常駐をしなければならないという話を聞いて諦めようかと考えています。人と接する世界ですが客先常駐してしまうとその会社にいる意義が感じられず、一生涯それでいいのかと考えてしまい客先常駐したくないと思うようになりました。
客先常駐しないこともあるのでしょうか。それか客先常駐しないSEやSlerの企業はあるのでしょうか。
参考:Yahoo知恵袋
客先常駐以外にも、働く方法はたくさんありますね。私は常駐SEを辞めて、社内開発できる企業に転職しました。転職して以降は、全てプログラミングができる開発案件です。仕事がつまらないと感じる事は無くなりました。
Bさん)仕事内容、人間関係、全て合わない…
客先常駐のSEなんですけど、今の現場が非常に嫌です。仕事内容、人間関係、不親切な設計書、すべてが合いません。おまけに仕事量が多くて残業が毎月40〜90時間です。本当に疲れます。11月末まで常駐する予定ですが、もう限界です。SE自体、仕事内容が合わないしやりがいも感じないのでやめようと思ってますが、次の職が全く決まらなく迷走中です。
この場合、今はどうするべきなんでしょうか?ちょうど今、現場で人員削減の話も上がってるのですが、今すぐに上司にこの現場を離れたいというべきですか?それとも、これを機に退職してしまったほうがいいですか?
仮に、今現場を離任できたとしても、次の現場に入れられる可能性が高いです。ご意見よろしくお願い致します。
参考:Yahoo知恵袋
客先常駐の全てが嫌になる時もあります。今の職場が好きになれなければ、まずは職場を変えるために上司に相談しましょう。会社を辞めるのは、次の転職先を見つけてからですね。
Cさん)SEの仕事に興味が持てない…
仕事のことでここ1年くらいずっと悩んでます。聞いてください。私は文系大新卒でSEになりました。今3年目です。2015年4月から今まで約2年半、3〜4箇所の現場に常駐しました。楽しかった現場もありましたが、SEの仕事そのものに正直興味ありまん。楽しかったのは速さと正確性が求められる打鍵と、単体テストでデータを手作成するときに、設計書や実装を見ながらSQLを組み立てたことくらいです。
4年目、5年目、と年次を重ねてきたら後輩もできて指導やら、的確な指示やら出さなければいけません。比較的、残業やパワハラも多く、ストレスを抱えながら働いてる人がたくさんいます。私は正直SEを5年後もやってるなんて想像もつきません。仕事の勉強も一生懸命にできてません。
ただ、SEが向いてるか向いてないか?で言えば、向いてないわけじゃないんです。そう言えるのは、吐いてないからです。学生時代に接客のバイトしてた頃は、ストレスでよく吐いてました。SEになってからは不眠症が悪化して睡眠薬や抗うつ剤を飲んでた時期もありますが、吐いてはないです。SEは、
・正社員
・手取り18〜25万(残業多い月は25いくときもある)
・ボーナス年2回で合わせて40万くらい
・稼働時間は月150〜200時間
・仕事内容が難しいつまらないやる気も出ないが、続けることで収入が上がる可能性も下がる可能性もある。(弊社は比較的新卒で長くいる人が評価されやすい風潮)客先常駐をやめればまだマシになるかな?と思ったこともありますが、結局SEの仕事自体つまらない。というか、頭悪いので考えることが苦手です。
SEは消去法で選んだ仕事です。営業は明らかに向いてないし、公務員は地元密着な印象が強く、土地に執着しない私には耐えれそうにありません。あと試験が難しい。SEは専門職だから手に職にもなると思ってましたが興味なさすぎていつまでも新人のようなスキルです。困りました。
SEは嫌だ、かと言って他にやりたい仕事がビジネスホテルのバイトで稼げないし手に職とも言えない気がします。我慢してつまらないSEに耐え続けるべきでしょうか。長くてすみません。読んでいただいてありがとうございます。
参考:Yahoo知恵袋
客先常駐では自分が望む仕事に就くのは無理ですね。テストが好きなのであれば、テスト専門のIT企業に就職しましょう。それでも、この業界の仕事が楽しめないのであれば、無理してSEを続ける必要はありません。
書籍を読む、友人に相談する、キャリアコンサルタントに相談するなど、深く自己分析を行い、ストレスを感じにくい職場を探すしかないですね。できれば会社を辞めずに、次の選択肢を見つけましょう。
会社を辞めてしまうと、生活費を稼ぐために職探しを始めるからです。
客先常駐がつまらないと感じる人は、まずは何に対してつまらないのか書き出しましょう。頭の外に書き出す事で、考えを整理でき可視化できますね。
客先常駐がつまらない4つの理由は?
客先常駐の仕事は、本質的につまらないものです。私は10年間この業界で働いていますが、客先常駐が好きだと答えた人を見たことがありません。
理由1:指示通りの単純作業がつまらない
客先常駐は、外部の労働者に仕事をアウトソースする性質上、付加価値が低い仕事が多いです。数百台にPCに環境構築する、手順書通りにテストをひたすら実施する、大規模プロジェクトでドキュメントを整理するなど、雑業業務が多いですね。
手を動かすだけの工場の仕事で、心から仕事を楽しむのは難しいです。
理由2:仕事内容が適切に評価されない
客先常駐では、私たちの仕事が適切に評価される事はありません。
自社で求められている事は、会社の売上を増やすために、1時間でも多く残業する事です。常駐先が求めている事は、手順書通りの仕事を短い時間でこなす事です。客先の社員は、私たちの給与を決める決定権はないですね。
上司から頑張れと言われた時は、もっと遅くまで残業しろの意味です。
誰からも評価されない仕事で、やりがいを感じる事はありません。
理由3:ユーザからの声が届かない
私たち客先常駐は、3次や4次請けで働きます。そのため、実際にシステムを利用するユーザの声が届く事はありません。仕様変更が頻繁に発生しても、変更理由すら聞かされず言われた通りに修正します。
誰のために作業するのか知らないままで、やりがいを感じる事はないですね。お客さんの感謝の声があるだけで、私たちのモチベーションは上がります。
理由4:常駐先から不当な扱いを受ける
常駐SEは、常駐先の社員から不当な扱いを受けることも多いです。周囲の社員が賞与の話で盛り上がったり、外部社員は社員食堂の利用を禁止されます。
また、こんな話を聞いた事もあります。
大きな地震が発生し避難する時に、非常階段は正社員から先に通しました。常駐先の建物はその会社で働く社員たちが負担しているからです。常駐先では、外部社員の命よりも正社員の命の方が優先されます。
このような扱いを受けていたら、仕事が楽しいと感じられるわけがないですね。
客先常駐の仕事は根本的につまらないものです。しかしながら、プログラミングは心から楽しいと感じているSEは多いですよね。そもそもモノ作りが嫌いな人は、この業界を選択しないからです。
プログラミングは純粋に楽しいと思える仕事?
客先常駐の仕事は嫌いですが、私はプログラミングが純粋に好きでした。
楽しい1:ゼロから新しいモノを創造する
システム開発は、ゼロから新しいモノを創造する仕事です。私たち人間は、新しいモノを創造する仕事に、本質的に楽しいと感じます。
プログラミング研修でWEBサイトを製作した時は、この仕事に就けて良かったと思える瞬間でした。3年間も客先常駐で働きこの仕事を辞めなかったのは、純粋にもう1度システム開発がしたいと思っていたからです。
楽しい2:新しい知識を吸収する
新しい知識を吸収するのは、子供から大人まで誰にとっても楽しい事です。最初は簡単なプログラミングコードだけでも、経験年数とともにできる事が増えますね。
C言語やJavaを覚える、WEBサイトやデスクトップアプリを開発する、スマホアプリをストアにリリースする、人工知能やクラウドなど新しい技術を学ぶなど、できることが増える連れて私たちは喜びを感じます。
学びがつまらないと感じるのは、単純労働が多く新しい知識を学ぶ時間がないからです。
楽しい3:利用者が喜び感謝してくれる
モノ作りで1番の喜びは、利用者やユーザからの感謝の声を聞けた時です。
納品先のお客さんが心から感謝を述べた時に、嫌な気持ちを感じる人はいないですよね。これまでの苦労を忘れるほど、大きな喜びを得ます。私たち人間は、お金のためだけに働いているわけではありません。
自分以外の誰かの役に立てた時に、社会に大きな意義を生きる意義を感じます。
楽しい4:レベルに合わせて給与が増える
新しい知識を吸収しレベルが上がると、私たちSEの給与も上がります。
私は社内開発に転職して以降は、年間で40〜60万円ペースで昇給しました。月の昇給額は1〜2万円、年3回の賞与は140〜160万円と業績に合わせて大きく増えます。
仕事で成果を出す見返りとして、上司から評価を得るのは嬉しい事です。さらに、昇給や賞与額など、具体的な数値で見えた方が喜びは大きいですね。来期のために新たに高い目標を設定し、意気込むことができます。
以上のように、システム開発やプログラミングは、楽しいモノだと思います。私たちSEが不満を感じるのは、客先常駐に問題があるからです。
現在の仕事がつまらないと感じるのであれば、まずは社内開発できる企業に就職しましょう。ここでは、具体的に社内開発で働く方法を紹介します。
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。
私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
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客先常駐から脱出できる3つの方法は?
客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。
方法1:IT業界を辞めて別の業種へ
客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね。
経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。
仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。
1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できます。キャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。
現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。
方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ
異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です。
最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事です。なぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。
1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。
また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。
競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね。
方法3:経験を活かして自社や社内開発へ
IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。
社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。
開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます。
また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません。
では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?
客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?
客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。
転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」
- IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
- 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
- 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
- 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
- スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
- 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない
公式サイト:『社内SE転職ナビ』
社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね。
しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません。「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります。
確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります。「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。
転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」
- 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
- 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
- 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
- ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
- 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
- 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
- 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い
公式サイト:マイナビ IT AGENT
「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です。親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。
個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。
私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。
「次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。
2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。
入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます。開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。
IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。
私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。
これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?
客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です。
常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます。
IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。
私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました。30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。
対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。
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- 『マイナビ IT AGENT』客先常駐から、社内開発の転職に強い
- 『社内SE転職ナビ』求人数は673件と、ブラック率も高い
- 『リクルート』異業種への転職は、キャリアを活かせない
※マイナビのプロモーションを含みます。
<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
公式サイト:マイナビ IT AGENT(無料サービス登録まで3分)
いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。
まとめ:客先常駐がどうしてもつまらない
- 指示通りの単純作業ばかりで、やりがいが感じられない
- 労働時間だけを見られ、仕事内容が適切に評価されない
- 3次、4次請けで、ユーザからの声が全く届かない
- 社員食堂の利用禁止など、受注先から不当な扱いを受けて辛い
IT業界に限らず、心から楽しいと思える仕事を探すのは難しいですね。なぜならば、労働時間を対価にしてお金を得る仕事は、本質的には楽しいものではないからです。私たちにできる事は、自分の適性や好みを深く知り、ストレスが少ない仕事を選ぶ必要がありますね。
IT業界に限らず「やりたいことがない」と語る人は多いです。しかしながら、やりたい事は自然と見つかる物ではなく、私たち自身が内面と深く対話する事で見い出す物ですね。
まずは、自分がやりたい仕事とやりたくない仕事を整理しましょう。
IT業界で働き続けたいと思うのであれば、まずは1度でもいいので開発できる案件で働きましょう。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。
それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。
キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています。
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