客先常駐で働いていると、炎上案件に配属される可能性は高いですよね。
- 「社内研修後に配属された職場は、死人が出るほど激務だった…」
- 「低賃金で帰宅は毎日夜の12時過ぎ、死にたいと思うほど辛い…」
- 「炎上案件への参加を断ったら、社内で嫌がらせされた…」
私たち常駐SEが、炎上案件に投入されるのは偶然ではありません。
炎上案件に投入させた方が会社側が儲かるからです。労働時間で常駐先と契約するため、社員が働けば働くほど、自社に入る売上は大きくなります。残業代を支払わなければ、超過分は全て会社の利益ですね。
そのため、自社の上司や営業担当者は、積極的に炎上案件に投入させます。
客先常駐で働く限りは、私たちは炎上案件を避けることはできません。この業界で長く働き続けたいならば、1日も早く会社を辞めましょう。命を削ってまで価値がある仕事は、この世の中には存在しないからです。
ここでは、常駐SEに炎上案件が多い理由、それから炎上案件に就いた際の対処法を紹介します。
- 炎上案件に投入された常駐SEの声は?
- 客先常駐で、炎上案件が多い3つの理由は?
- 炎上案件に就いた際の対処法とは?
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- 『社内SE転職ナビ』社内SE専門だが、求人数は673件だけ
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<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を狙っている人は多いが、その頃にはもう手遅れになる可能性が高いからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
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炎上案件に投入された常駐SEの声は?
炎上案件で働くSEは、心の病を患う可能性が高いです。
Aさん)死人が出るほど忙しい職場
SES企業ってどこも同じですか?お世話になります。職場のことで悩んでます。現在SES派遣でとある企業に常駐している者です。
最近、文系未経験で入社しました。求人には、まずは社内で研修、基礎を身につけて、その後レベルに合った現場に配属。と書いてありました。
しかし、実際は入社してすぐなんの研修もなしにいきなり現場へ。しかも、詳しくは書けませんが、そのプロジェクトは業界10年以上の方でも、付いていけません(難易度的に)と辞めていくような、さらに、死人がでるようなプロジェクトでした。
当然自分なんか付いていけるはずもなく、少しして担当に異動をお願いしました。担当は、わかりました。ただ、契約期間があるので、それが終わるまでは何とか耐えてほしい、と言ったので、朝食もろくに喉を通らないような状態でなんとか耐えてきました。
しかし、契約期間がもうすぐ終わるころ、再度担当と話をする機会があり、そこでは、もう少し続けてみよう。人間時には辛抱が大切だみたいな説教を受け、契約更新に持っていかれそうでした。
本当に汚いと思いました。直前までは、アメ(異動)をチラつかせ、まるでそんな話なかったかのように正反対のことを言い出す。そもそも求人も嘘だし。明らかに未経験者が入るような現場じゃない。日本のIT業ってこんなもんですか?あるあるですか?それとも私のわがままですか?
入社したこと本当に後悔しています。最近は、誰も自分のことなんか知らない、どこか違う世界で生きていきたいと感じますし、信号を待っていると、トラック突っ込んでこないかなぁとか考えてしまいます。
参考:Yahoo知恵袋
Bさん)炎上案件を断ると嫌がらせされた
炎上案件への参加を断ったら嫌がらせを受けるようになりました。これはパワーハラスメントに当たりますか?現在大手 IT 企業の開発職に勤めている 20 台後半男です。
先月、所属している部署の案件が炎上し、40 代男性のベテランチームリーダーから火消し要員として参加を求められました。私は、既に彼から任されていた別案件が進行中だったのと、炎上中の案件については要求されるスキルセットが異なるので、参加しても火消しは務まらないだろうと考えた上で、これら二つの理由を口頭で伝え、断ろうとしました。
しかし、チームリーダーからはすぐに返す刀で「では君が参加しない方が状況は良くなると思っているのか」「君に拒否権はない」「会社に布団を敷いて泊まれば良い」
などと言われ、強引に参加を求められました。直属の上司に相談し、チームリーダーを交えてその場は引き受けない方向で納得していただいたのですが、その後から、チームリーダーからの嫌がらせを受けるようになりました。具体的には、
- 既に引き受けていた案件について、メールでの連絡や相談を無視する
- チーム全員のランチに私一人だけ誘わない
などです。後者については多少傷つく程度で済むのですが、前者は仕事の進捗に関わるもので、ひいては私の評価にも繋がるものであるため困っています。炎上案件を、既に引き受けていた別な案件を理由に断ったので、そちらがうまくいかないように妨害してるのではないかとも邪推しています。
参考:Yahoo知恵袋
自社の社員は、同僚なのだから協力してくれて当たり前という雰囲気がありますよね。でも冷静に考えて、他者が撒いたタネを刈り取るのは、苦痛でしかありません。
私も過去に、炎上案件に投入された事が何度もあります。
Cさん)1日に15時間以上拘束される
客先常駐で働き始めて1年が経った頃、通信系の炎上案件に投入されました。
夜11時まで残業し帰宅は日付が変わってから、という生活が6ヶ月続きました。残業代は1円も支給されないため、身を削って働いても手取りは18万円だけです。労働時間で割ると都内のアルバイトよりも低い時給ですね。
通勤時間を含めると、1日に15時間以上拘束されてました。ひとりで出向していたため、相談する相手は誰もいません。
ストレスが原因で耳鳴りが聞こえる、満員電車に乗ると心臓がバクバクする、身体が疲れてるのに布団についても眠れないなど、徐々に身体が異変を生じました。最終的に、精神的な限界を感じ会社を去る決断をします。
あのまま炎上案件で働いていたら、間違いなく心が壊れていたと思います。
以上のように、炎上案件で働くのは誰にとっても辛い事ですよね。では、なぜ私たち常駐SEは炎上案件に投入されるのでしょうか。
客先常駐で炎上案件が多い理由は?
客先常駐で働いていると、私たちは高い確率で炎上案件に投入されます。
理由1:炎上案件の方が自社が儲かる
常駐SEが炎上案件に投入されるのは、偶然ではありません。
炎上案件に社員を投入した方が、会社が確実に儲かるからですね。なぜならば、労働時間単位で報酬を得るため、労働時間が長い職場ほど利益が出るからです。
客先常駐の大半は、労働者に残業代を支払いません。みなし残業、年棒制、裁量労働制など、支払わない制度はたくさんありますね。
私たちの上司や営業担当者は、積極的に炎上案件にSEを投入したいと考えています。
理由2:訳あり案件以外で新規の現場に入りにくい
特別な理由なしに、常駐SEが現場に受け入れられる可能性は低いです。新規で入れる案件は、次のいずれかですね。
- 運用保守やヘルプデスク、評価など、正社員がやりたくない仕事
- スケジュールに大幅な遅延が発生し、急遽人材が必要な炎上案件
前者では経験を積めず人柱にされ、後者では忍耐力がないSEは退場させられます。客先常駐には、開発経験が積めて適度に忙しい仕事は存在しません。
理由3:大規模PJほど炎上しやすい
客先常駐の依頼元は、大手企業(大手通信会社、銀行大手、商社など)が多いです。大規模プロジェクトは、常に炎上リスクがあります。
- 複数社でシステム開発が行われるため、遅延するリスクが高い
- 複数社でサーバなどリソースを共有するため、融通が利かない
- 資金力が豊富な大手が多く、週末出勤や深夜対応が強要される
- 上流工程のSEは開発経験がなく、リスクを想定できない
- 途上国の労働者も多く、意思疎通が難しい
大規模プロジェクトで、予定通りに工程が進む現場を見たことがありません。下請け構造の上で働く人たちは、休日手当や深夜手当を貰えますが、実際に手を動かして働く労働者には、1円も残業代が支払われない現実があります。
では、炎上案件に配属される事が決まった場合、私たちSEに出来ることはないのでしょうか。
炎上案件に就いた際の対処法は?
危ない雰囲気を感じたら、常駐先を断るのがベストな手段です。しかしながら、炎上案件かわからないし、そもそも私たちには断る権限が与えられていないケースの方が多いですよね。
取り得る選択肢は少ないですが、次の対策は最低でも取りましょう。
- 身体が弱い事を伝え、残業できない理由を事前に伝える
- 休む予定がなくても、1ヶ月以上前に有給を申請しておく
- 最低でも、3ヶ月分の生活費を貯める
- 現場に投入される前から、転職する準備を粛々と始める
1度でも炎上案件に入ると、私たちは精神や身体が壊れるまで逃れられません。なぜならば、相手からは都合の良い人材だと認識されるからです。
自社の上司は継続して契約を取るために、必死に社員を耐えさせようとします。
炎上案件に限らず客先常駐では、最低でも3ヶ月分の生活費を貯めましょう。自己都合で退職した場合に、3ヶ月後に失業保険が得られるからです。突発的に会社を辞めても、6ヶ月間は生活が維持できると考えると、精神的に気持ちが楽になります。
また、いつでも会社を辞められるように、転職の準備も始めましょう。
具体的には、キャリアコンサルタントと連絡をとり、履歴書や職務経歴書を作成します。いつでも転職できる状態にしておくと、突発的に退職するリスクも減らせます。
いずれにしても、炎上案件に投入される会社で働き続けるのは無理ですね。
客先常駐では炎上案件は避けられない?
客先常駐という働き方では、現実的に炎上案件を避けるのは難しいですね。
SEを炎上案件に投入させる企業は、悪質なブラックだからです。たとえ今回乗り切れても、次もできるとは限りません。また、20代前半では耐えられても、年齢とともに身体に掛かる負荷も大きくなります。
炎上案件に投入されたくないならば、社内開発できる企業に就職しましょう。
私は、客先常駐から社内開発に転職したことで、長時間労働から解放されました。納期がない月は毎日定時に帰宅します。有給は取りたいタイミングで取ることができ、精神的なストレスからも解放されました。
開発経験を積むことで毎年順調に昇給し、転職してから4年後には年収が500万円を超えました。常駐時代を振り返って思うことは、年収300万円で社員を100時間も200時間も残業させるのは、頭がおかしいとしか思いません。
命を削ってまで価値がある仕事は、この世の中には存在しないですよね。
炎上案件で働きたくないのであれば、社内開発できる企業に就職しましょう。ここでは、客先常駐を避けて働く方法を紹介します。
「諦めなければ、必ず客先常駐から脱出できる」
客先常駐で働く多くのSEに、社内開発を目指して欲しいと思っています。
なぜならば、私自身が客先常駐やSESに長年苦しめられたからです。客先常駐では将来性がない上に、出向先や自社に都合良く使われ、需要がなくなれば切り捨てられます。常駐先で契約解除されたら、自社でも居場所を失い失業するしか道はありません。
私がIT未経験で入社した先は、社員を客先に常駐させるだけのブラックでした。毎日夜11時過ぎまで働くも残業代は1円も支給されず、時給に換算すると700円以下です。身体は疲れているのに、布団に入ると将来が不安で夜も眠れません。
ある仕事帰りの電車の中で、窓に映った惨めな自分の姿を目にします。家事と仕事を両立し苦労して育ててくれた母親の事を思い、自然と目から涙がこぼれ落ちました。しかしながら、臆病だった私は行動に移せず、転職できずに3年が経ちます。
働くためだけに社会から生かされている生活に嫌気が指していた時に、知人から転職エージェントを紹介されました。転職に前向きになれないながらも、半ば強制的に就職活動が始まります。
そして、その2ヶ月後に社内開発できる企業に就職し、私の人生は大きく変わりました。社内開発できる企業に入社後、転職してから4年後には年収500万円を超えました。決して大きな成功ではないが、家族にも恵まれ今は毎日幸せを感じています。
この知人のおかげで、自分を信じて行動すれば、必ず良い方向に進むことを知ります。未来は自分が思い描く事しか実現されないので、いま行動しなければ一生変わらないですね。
ぶっちゃけ、客先常駐を脱出するのは難しくありません。なぜならば、常駐SEの大半は飲み会で愚痴るだけで、実際に行動に移す人は全体の1割もいないからです。私たちが実際に行動に移せば、意外と簡単に社内開発に転職できます。
客先常駐で働くSEがいなくなれば、客先常駐やSESは潰れるしかありません。私が社内開発を勧める理由は、社員を常駐させるだけのブラックは潰れて欲しいからです。そのためには、まずは私たち自身が行動しなければなりません。
私は過去にマイナビを利用して、客先常駐から脱出して社内開発に転職しました。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
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客先常駐から脱出できる3つの方法は?
客先常駐から脱出する方法は、大きく分けて3つあります。
方法1:IT業界を辞めて別の業種へ
客先常駐に疲れ切った人の中には、別業種で再スタートしたい人も多いです。でも、SEのキャリアを活かす方が、良い就職先に就ける可能性は遥かに高いですよね。
経験ゼロで新しい業種に入れば、年収250〜300万円で再スタートします。冷静に考えると、実務経験がない状態で異業種に飛び込めば、どの業種でも確実にブラックに就職します。ノルマがキツイ営業や飲食業、肉体労働の建築や工場は、IT業界以上にブラックな業種です。
仕事が楽な総務や事務職は、正社員ではなく派遣やパートしか募集していません。派遣やパートでは、今以上に将来が不安定になります。
1度でもIT業界で働きた経験があれば、私たちは未経験者ではなく経験者枠で応募できます。キャリアコンサルタントが提案する企業も、10倍以上に選択肢が増えますね。紹介してくれる企業は経験者向けなので、求人の質も以前より高くなります。
現実的に考えたら、現在のキャリアを活かさない手はないですね。
方法2:経験を活かして異業種の社内SEへ
異業種の社内SEを目指せば、客先常駐から逃れられます。しかしながら、社内SEはデメリットも多いため、私たちは十分に注意が必要です。
最大のデメリットは、特定の業界事情に詳しくなる反面、IT系の専門性が失われる事です。なぜならば、システム開発を外部委託するため、自社で経験やキャリアを積めないからです。社内SEの仕事は、社外のスケジュール管理と、社内の非IT管理部門のサポート業務です。
1度でも社内SEになると、一般的なSEのキャリアからは遠くなります。
また、本業が成長しない会社に就職すると、リストラの危険性も高いです。なぜならば、利益を上げない情報システム部門は、経営陣からコスト部門だと見なされるからです。定年まで働く前提で入社しても、経営方針が変われば真っ先に首を切られます。
競争社会から離れた社内SEにとって、外の世界で生き残るのは容易ではないですね。
方法3:経験を活かして自社や社内開発へ
IT業界で市場価値を高めたい人は、自社開発や社内開発を目指しましょう。社内開発とは、大手企業から依頼を請ける受託開発、自社製品やパッケージの開発や販売、スマホやソーシャルアプリの開発、コンサルタントやクラウド導入など、様々な働き方がありますね。
社内開発の最大のメリットは、経験と業界年齢に合わせてキャリアを積める事です。
開発案件では最新技術を学び、社内開発で経験を積めば上流工程からも携われます。設計やマネジメントを経験できれば、自身の市場価値を上げられますね。そして、専門知識や経験さえ積めれば、不景気を理由にリストラされても生き残れます。
また、専門知識や経験年数に合わせて、順調に収入も増やせますね。市場価値が高い人材になれば、フリーランスや在宅で働くのも難しくありません。市場価値が高い人材になれば、年収100〜200万円アップの転職も難しくありません。
では、客先常駐を脱出するには、私たちは具体的に何をすれば良いのでしょうか?
客先常駐から脱出できる転職サイト2社は?
客先常駐を脱出するには、「マイナビ×IT」と「社内SE転職ナビ」がお勧めです。
転職1:異業種の社内SEに強い「社内SE転職ナビ」
- IT経験者向けに、社内SEに特化した専門サイト
- 客先常駐から脱出して、異業種の社内SEに転職できる
- 他の経験者向けと比較して、知名度が低く利用者が少なすぎる
- 社内SE案件に絞られるため、求人数が673件と少なすぎる
- スキル次第だが、実は社内SE以外も紹介される
- 関東圏、関西圏以外では、求人がほとんどない
公式サイト:『社内SE転職ナビ』
社内SE転職ナビは、社内SEに特化した経験者向けの転職サイトです。他にない最大の特徴は、社内SEや社内開発を専門に扱い、確実に客先常駐から脱出できる事ですね。
しかしながら、他の転職サイトと比較して、知名度が低く利用者が少ない点に注意が必要です。また、社内SE案件に絞られるため、求人数が673件しかありません。「マイナビ×IT」も経験者向けで社内開発を中心に扱うが、求人数は2.8万件以上あります。
確実に客先常駐を脱出できるのは魅力だが、転職サイトの規模が少なすぎます。選択肢が少ないと、ブラックに就職する可能性も必然的に高くなります。「社内SE転職ナビ」1本に絞るのは、リスクが高いので避けた方が良いですね。
転職2:自社や社内開発に強い「マイナビ×IT」
- 大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイト
- 客先常駐から、自社や社内開発の転職に最も強い
- 自社や社内開発など、求人数は2.8万社以上もある
- ハイキャリア層ではなく、20〜30代の常駐SE向け
- 大手2社(リクナビ、DODA)にはない、中小の隠れ良企業を扱う
- 大手2社よりも、丁寧な対応で高評価を得ている
- 担当者が推薦状を書くので、書類選考の通過率が高い
公式サイト:マイナビ IT AGENT
「マイナビ×IT」は、大手マイナビが運営する、IT業界に特化した専門サイトです。他にない最大の特徴は、客先常駐から自社や社内開発、それから社内SEを目指せる事です。親切な対応の担当者が多く、転職経験がない初めての常駐SEにも向いています。
個人的な1番のお勧めが「マイナビ×IT」です。なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、客先常駐のブラックから脱出できたからです。
私が社内開発に転職できた時は、実務で開発経験が1度もない時でした。
「次もブラックに騙されて、客先常駐やSESに入社したらどうしよう」と不安しかなかったです。担当者は、客先常駐の経験しかなくても、必ず社内開発に就職できると声を掛けてくれました。「確実に社内案件に入れる保証がなければ、無理に転職する必要はないですよ」とも言ってくれました。
2ヶ月後に内定を頂いた先は、受託開発がメインのIT企業です。社員数が100名未満の中小企業だが、海外に開発拠点もある隠れ優良企業でした。
入社後に先輩社員から個別の社内研修があり、プロジェクト配属後も別の先輩が開発のサポートをしてくれます。それから、毎年40〜60万円ペースで順調に昇給し、4年後には年収が520万円を超えます。開発案件に就いた後も、納期がない月は毎日定時に帰宅しています。
上場企業や知名度がある大手はないが、私にとってこの会社は優良企業ですね。順調に昇給する上に残業も少ないため、今もこの会社でお世話になっています。
IT業界以外も広く扱う大手2社(リクナビ、DODA)と違い、IT系に特化したマイナビは求人の質が高いです。また、大手2社が扱わない隠れ優良企業が多いのも魅力です。機械的な対応にならざる負えない大手と違い、サポートが手厚い点もお勧めです。
私が客先常駐から脱出でき、社内開発に転職できたのはマイナビのおかげです。
これからも、常駐SEで働き続けるリスクとは?
客先常駐を続ける最大のデメリットは、経験年数に応じて給料が増えない事です。
常駐SEの給料が増えない理由は、手順書通りのマニュアル作業、ドキュメント作成、運用保守、ヘルプデスク、評価など、単純労働ばかりで開発経験を積めないからです。短期間で常駐先が変わるため、運が悪ければプロジェクト毎にスキルがリセットされます。
IT業界で35歳定年説があるのは、実務経験を積めない常駐SEの働き先がなくなるからです。35歳を過ぎると、経歴書の年齢を見ただけでスルーされます。
私の新入社員時代の元同僚は、今も1社目の客先常駐で働き続けています。久しぶりに彼女に再会したが、8年間で30万円(年収300→330万円)しか増えていない事に衝撃を受けました。30歳を機に、契約解除が増え自宅待機も増えたと言います。
対して、3年目に転職を決意した私は、その4年後に520万円まで増えています。IT業界では、本人の能力や実力以上に働く環境が大事です。
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<24年4月:求人数は下落に転じる>
24年に入り、日本の雇用環境は急速に悪化し始めています。
転職大手DODAによると、2月の有効求人倍数は『3.22倍→2.67倍』に急落しています。下落に転じた理由は、これまでコロナを理由に転職活動を遅らせてきた人が今年の春採用に向けて遂に動き始めたことに加え、予想外に求人数が前月比で減少したからです。製造業の求人数の減少は、昨年10月から指摘されていました(参考:製造業の新規求人数は大幅減少が続く(2023-10))。
そのため、24年春採用は危機的な状況に陥る可能性が高いです。
日本製造業の不調の原因は、世界経済の需要の急落です。21年9月に中国不動産バブルの崩壊、22年2月はウクライナ紛争で欧州経済が危機に瀕し、24年現在も中東紛争が加わり厳しい状況が続きます。更には、23年まで唯一好調だった米国も、24年には景気後退に突入する可能性が高いです(参考:米国の景気後退が始まる2024年)。
金融危機が訪れると、08年と同様に多くの常駐SEが職を失います。
私自身も当時1年目で、常駐先から契約解除と解雇されました。
契約解除後に転職活動しても、より条件が下がる劣悪なブラックしか残っていません。私は半年後に運良く内定を獲得できたが、年収300万円以下で4年間も身動きできなかったです。コロナ過では在宅ワークに救われたが、世界的な景気後退では私たち常駐SEに逃げ道はありません。
そのため、23年に転職を逃した人は、今すぐに行動を開始してください。24年の春採用を待っていたら、もう手遅れになるからです。
客先常駐から脱出するならば、「マイナビIT」が1番お勧めです。
なぜならば、私自身がマイナビを利用する事で、4年前に客先常駐から脱出できたからです。社内開発に転職後の年収は4年間で300→520万円まで増え、契約更新や解除の不安から解放されました。
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いますぐ転職する意思がなくても、自分を守るために会員登録だけでも必ずしてください。会員登録や転職サポートは全て無料だし、事前に面談済みなら必要な時にすぐに案件を紹介してくれるため、常駐先で契約解除された時のリスクヘッジになります。
まとめ:客先常駐で炎上案件が多い理由は?
- 労働時間で報酬が決まるため、炎上した方が自社の売上が増える
- 訳あり案件以外で、経験が浅いSEが参加できる現場は少ない
- 大規模プロジェクトほどリスクが高く、炎上しやすい
私たち常駐SEが、炎上案件に投入されるのは偶然ではありません。
炎上案件に投入させた方が会社側が儲かるからです。労働時間で常駐先と契約するため、社員が働けば働くほど、自社に入る売上は大きくなります。残業代を支払わなければ、超過分は全て会社の利益ですね。
そのため、自社の上司や営業担当者は、積極的に炎上案件に投入させます。
客先常駐で働く限りは、私たちは炎上案件を避けることはできません。この業界で長く働き続けたいならば、1日も早く会社を辞めましょう。命を削ってまで価値がある仕事は、この世の中には存在しないからです。
社内開発で働けば、長時間労働と低賃金の問題から解放されます。
1日でも早く行動に移した方が良い理由は?
2019年の有効求人倍率は、バブル期よりも高い「1.6倍」でした。また、IT業界は特に好調で、転職サイトが公表する転職有効求人倍率は「6.79倍」を記録しています(参考:転職求人倍率レポート)。書類を送付すれば、誰でも企業から内定を得られる状態ですね。
しかしながら、コロナウイルスの影響で、現状は大きく変わりつつあります。
20年3月以降の米国失業保険申請者数は、3月06日累計で「8,063万人」です(参考:新規失業保険申請件数3/06)。リーマンショックでさえ3月の失業者数は80万人だけでしたね。また、トヨタは来年4月期の決算で、営業利益が79.5%減少すると発表しています。
自動車業界が壊滅的な打撃を受けたら、日本の労働者市場は立ち行かなくなります。
2009年の金融危機の頃には、多くの開発案件が中止に追い込まれました。そして、たくさんの派遣SEや客先常駐が強制退場されています。私も当時若手社員で、常駐先から首を切られました。次の常駐先が見つからず、会社を首になった人もたくさん知っています。
常駐先の契約を切られてから転職活動を開始しても遅いです。その頃には、もう企業は新しい人材を募集していないからです。IT業界で居場所を失えば、飲食店、介護施設などの肉体労働に行く人も少なからずいます。
有効求人倍率が「0.45倍」になると、どのような状況に陥るでしょうか?
- 買い手市場から売り手市場に転落し、高条件で転職できない
- 求人数が3分の1以下になり、転職したくてもできない
- 求人倍率が0.45倍に陥ると、5年間は元に戻らない
- 予算縮小でプロジェクトが中止、常駐SEは強制退場される
- 次の常駐先が見つからず、上司から自主退職を勧められる
- その後に就職活動を開始しても、企業はもう人材を募集してない
- 転職エージェントに登録しても、求人の紹介を断られる
私たちに与えられている時間は、決して多くはないですね。
転職活動で今すぐに必要なものは?
転職活動を開始するに当たって、私たちが必要な準備は何もありません。また、私たちは全てのサービスを無料で利用できます。途中で就職を辞退しても罰金など一切ありません。
履歴書や職務経歴書は、キャリアコンサルタントと面談し転職の意思を固めた後に改めて準備すれば良いですね。面談することで進みたい方向性が決まり、その段階で具体的な準備を始めた方が手戻りが少ないです。
マイナビは、他の転職サイトにはない隠れ優良企業を多数扱います。私が社内開発ができる中小企業に就職できたのはマイナビのおかげです。大手リクナビやDODAだと、求人数が多いが優良企業は少ないのが難点ですね。
- 公式サイトから「無料転職サポート申し込み」を選択する
- 希望勤務地や個人情報を入力する(3分で登録できる)
- 担当者からメールか電話があり、面談日を指定する(平日夜や週末も可)
- 予約した日時に来社し、無料カンセリングを行う(所要時間は40分)
- 仕事が忙しく来社できない場合は、電話でも対応しています
キャリア面談後には、2万件ある求人から条件に合う企業を、20社前後紹介してくれます。紹介される案件に目を向けると「実務で1度も開発経験がなくても、必要としてくれる企業がたくさんある」と自信を得られます。
それだけ、IT企業は深刻な人材不足に陥っているからです。もちろん、働きたいと思える企業がなければ、無理に応募する必要はありません。
キャリア面談は身構える必要はないが、転職活動は慎重に行いましょう。
なぜならば、転職活動は私たちの人生を大きく変える、最初の大きな1歩になるからです。自分自身の内面と深く向き合うことでやりがいのある仕事を見い出し、新しい人生の再スタート切るためにあります。
転職活動で巡り会う会社は、入社するかは別にしてそれぞれ深い意味があります。
私自身は新しい道を歩み始めたことで、大きく生涯収入を増やすことに成功し、夢だった海外就職も実現できました。もしも、あの時に転職活動しなければ、私の年収は30歳でも300万円のままです。実際に、8年間働き続けている元同僚の年収は330万円です。
コロナウイルスの影響で、労働環境はめまぐるしく状況は変わっています。
秋採用で転職するには、今月中には既に動いてないともう手遅れです。登録に必要な項目は少なく、通勤中にスマホからでも簡単に面談を予約できます。
会員登録と面談の日程調整、それから面談して求人を紹介してもらうのは、全ての工程で1時間も掛かりません。後からキャンセルもできるので、会員登録だけでも先に終わらせた方が良いですね。マイナビは親切な担当者が多く、客先常駐から抜け出せるか不安を感じている人に向いています。
私自身が4年前に、ブラックを脱出できたのでマイナビが1番のお勧めです。
※コロナの影響で電話メール中心で転職活動の支援をしています
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